02/08/2023(Wed)
「バレンタインのプレゼントを忘れた人」のために!?

来週出す黒いやつ。
二年ちょっとぶりです。
過去の記事をみたら、実はまだ三度目。
でも、ベースのビールは15年くらい前からつくってます。
時節柄、ほんとうならバレンタインデーにあわせるべきだったやつ。
味的にもばっちり。
でも、発売は翌日になる予定。
ははは。
だめですね。
でもね、今回のやつは、ぼくら的には過去最高の出来。
バレンタインデーのプレゼントを忘れたみなさんには、一押しです!
02/07/2023(Tue)
酒を楽しむ夜

この間、野村さんと飲んだのは THE FARMHOUSE。
みんなで、まずは Tap List から、DPAのスペシャルなやつや、One In A Thousand、Fresh Hop IPA、 Take Me Skiing なんかを、あれこれ楽しみながらのスタート。
写真撮らなきゃと思ったのは、ローストチキンのあたりから。

いつも、「最高の食中酒を目指す」なんて、書いてますが、やっぱり食べながらの楽しい酒は最高なのです。

せっかくの友に、ちょっと特別なビールをあけてみたり。

ぼくら、気づけば、飲まなきゃいけない秘蔵のコレクションが、いつのまにか充実してたりします。

途中から、ワインを飲むような感じで山伏に。
われながら、なかなかいいです。

これは、マイケルがもってきてくれたとっときの。
ヴィンテージは忘れちゃったけど、買えないやつ。
最近は、ピルスとかケルシュとか人気で、ハイアルコールのビールが形見狭い感じになっちゃってるけど、それは、こういうふうに飲んでないからじゃないかな。
やっぱり、深い時間に飲むこういうやつは格別なのです。

締めには、これまたやばいやつ。
他にも、cozy とかも空けながら。
一緒に飲んだ、うちの若いスタッフも、すごく楽しんでくれてました。
この間の Barbaric のみんなと飲んだ夜もそうだったけど、いい酒を飲みながら、うまいものを食べて、たくさん笑う。
これに勝るものはないかなと。
ビールだけじゃなくてもいいけれど、こんな風に飲む機会、もっと多くのひとと共有したいです。
バーでも、レストランでも、キャンプでも、もちろん家でもね。
02/04/2023(Sat)
ラガーについて

そろそろ今週リリースの PILS!? と HELLES!? が、みなさんのお手元に届きはじめる頃かな。
ご存知の通り、ぼくらはラガーはあまりつくってきませんでした。
クラフトビールの世界では、ラガーとか、ケルシュとかいったスタイルが流行ってます。
PIZZA PORT のマイクも、この間、テキサスから遊びに来てくれたYETI の Doc も、そんなスタイルが好きだっていってたな。
リフレッシングで、何杯も飲めて、強すぎない。
いろんな食事も邪魔しない。
もちろん、ぼくは大好きです。
ずーっと、
そう、大学生になって東京に出て、一人で昼間のラーメン屋(中野の大勝軒か渋谷の喜楽のどっちか)で、背徳感を感じながらビールを飲んだ時からかな。
でも、このスタイルは難しい。
あらが目立つっていうのが一番。
度数も低いし、繊細なバランス勝負なので、ちょっとした短所が致命傷。
クラフトビールのラガーで、本当に美味しいのって、いまだにそんなに知りません。
さらに、もっと難しいのが「飲んでもらう理由」。
大学生のころから日本のビールを愛飲していたぼくですが、その後アメリカで暮らしたりも。
もちろんアメリカのビールは飲んでました。
90年代初頭のニューヨークでは、バドとかクアーズとかがやっぱり主役。
コロナとか Rolling Rock とかみたいな軽いやつがオシャレなビールな感じで、もっと味のあるやつていっても、ハイネケンとかか、今思えばあまりコンディションのよくない BECK'S とかがせいぜいだったかな。
だから、
「日本のビールは美味い!」
って、思ってました。
(アメリカで飲める日本のビールは、現地生産のライセンス物で、結局「アメリカのビール」でした。)
そんなわけで、ぼくは日本の大手さんのビールはリスペクトしてます。
バブル崩壊後のデフレで、世界最高の酒税対策のために生まれたビールは、自分では飲まないけど、必要悪として、その技術力には敬意を表します。
まあ、なにがいいたいかというと、日本ではちゃんとしたラガービールがリーズナブルにいくらでも飲めるってこと。
そんななかで、いくらクラフトビール業界の世界的な流行りだからって、
「小規模だから」
っていうだけで、お客様に「飲んでもらう理由」をちゃんと提供できるのかっていうのは、ぼくにとって永年の課題なのです。
クラフトなラガーってだけでいいのか?
「クラフト」って名乗っただけで、なにがクラフトビールなのか、吉永小百合さんにはわかるらしいことが、ぼくには全然わかないのの、逆な感じ。
って、伝わらないかな!?
価格は、この「飲んでもらう理由」の、大きな部分を占めます。
安いからって、美味しくないものは飲みません(ぼくは税金対策系はダメです)。
でも、高くてそこそこのものは、2度飲んでもらえないかなと。
小規模だから仕方ない部分ってもちろんあるけど、それなら大手を飲むかな。
何度も書いてますが、北海道で飲む「クラシック」なんんて、最高だし。
そんなことを、ずーっと考えてきたので、大好きなラガーをなかなかつくれないでいたのです。
大手並みの価格は無理。
(でも、ぼくらなりには最大限値段もがんばってるつもりですが。)
「それじゃ、お前のビールを飲む理由は?」
モルトの味わい、ホップの香り、そして無濾過ならではの飲み味。
って、つもりなのですが、どこまで通じるかなあ。
大好きなのに、一番ハードルが高いやつ。
みなさんの、ご意見よろしくです!
02/03/2023(Fri)
レジェンドと再会の夜

コロナ前以来、やっとこの人と飲みました。
そう、Bar Sal's と apart の、マイケル。
「初めてあったのいつだっけ?」
とか言いながら飲み始め。
このブログの記録によると2007年らしい。
まだ、マイケルさんって書いてるね。
Tap Takeover 的なイベントもはじめてはここだったような。
「何で志賀高原?なんで鷺沼?」
なんていってたこのころ、三笘選手はこのあたりでサッカーしてたのかな。
いまは亡き 渋谷 Craftheads は、もは伝説的名店。
いちはやく、アメリカの尖ったビールを日本にもってきたという意味で、確実に日本のクラフトビール界のレジェンドだと思ってます。
彼のおかげで、Nogne Ø、Hair of the Dog、Pizza Port、Cambridge, Jester King などなど、いろんなブルワリーとも出会うことに。
一緒に海外にも何度も行ったな。

そんな野村さんとの夜は、やっぱり楽しかった、
酒はいいね。
02/01/2023(Wed)
SHIGA KOGEN PILS!? & SHIGA KOGEN HELLES!? 新バッチ、ボトルも発売です!

SHIGA KOGEN PILS!? & SHIGA KOGEN HELLES!? 新バッチ、ボトルも発売です!
まずは、業務用から発売開始です。
弊社 Web 販売の開始は、いつも通り、本日19時とさせていただきます。
(発売開始前までは、HP上では「売り切れ」表示となりますが、ご了承ください。)
どちらも1バッチ分です。
飲み比べも是非!
昨日発売の樽生も、好評販売中です。
どうぞよろしくお願いします。
01/31/2023(Tue)
SHIGA KOGEN PILS!? & SHIGA KOGEN HELLES!? 新バッチ、樽生から同時発売です!

さて、
SHIGA KOGEN PILS!?、樽生から発売です!
「お前にそれは求めてない」シリーズ(?)第二弾。
うれしいことに、ヘレスが好評で、地味につくりつづけているのですが、そうなるとやっぱり挑戦したくなるのがピルスナー。
まあ、古くは DPL、苦いラガー、そして最近の Fresh Hop Pils と、何度か挑戦してきているのですが、今回は正統派な感じで、あらためてやってみました。
ホップは、ザーツとテトナンガーに、ぼくらの信州早生。
どちらかというと、ジャーマンピルスナーって感じかな。
今回も、ヘレス同様、デコクションとクラウゼニングという伝統的な手法で、まじめにつくりました。
でも、「らしくない」っていわれそうだから、やっぱり "!?" はつけときます。
5.0%、IBU28。
いつも通り無濾過ですが、明るいブロンド。
クリアな飲み口ながら、モルトの味はしっかりめ。
ヨーロッパのアロマホップ特有のキラキラした感じに、レモンやライムのようなフルーティーさに、針葉樹や青いハーブのようなニュアンス。
キリッとドライな飲み口。
IPA とかと比べると、ホッピーではないですが、いい感じなバランスに仕上がったと思います。
食事との相性もいいと思います。

そして、
SHIGA KOGEN HELLES!?、新バッチも、樽生から同時発売です!
あらためて書くと:
"5.0%、IBU15。
志賀高原流といっても、かなりスタイルに忠実にまじめにつくりました。
アメリカンホップとかはつかわずに、ドイツの伝統的アロマホップと自家栽培の信州早生のみ。
ホップの量も決して多くはありません。
モルトの配合には、ぼくらなりにひとひねりしていますが、基本はドイツ産のピルスナーモルトが中心。
もちろん、今回は、にせものではなくて、ちゃんとラガーです。
デコクションとクラウゼニングという、伝統的なドイツの製法仕込みました。"
地味に人気なので、再登場です。
今回は、うちのピルスはもちろん、大手メーカーや、他のクラフトビールメーカーのラガーと飲み比べてみましたが、これが面白かった。
キリッと爽快なピルスナーの良さはもちろんあるけど、モルトの味わいを楽しめて、かついくらでも飲めるヘレスの個性はかなり面白いなと再確認。
案外、こういうビール、世の中にないかもです。
"PILS!?" も "HELLES!?" も1バッチずつ。
どちらも、仕込みから60日以上、しっかりラガーリングしてのリリースです。
ボトルの発売は、もう少しだけお待ちください。
晴れたゲレンデや、スキーあとの暖炉の前とかで飲んだら最高だろうなぁ。
もちろん、飲み比べもおすすめです。
ご感想、おきかせいただけるとうれしいです。
どうぞよろしくお願いします!