03/03/2009(Tue)
「農業」

最近「農業」という言葉、以前よりもよく耳にする気がするのは気のせいでしょうか。
「食の安全」、「食料自給率」といった深刻な問題として取り上げられるという面もそうですが、「自己実現」、「自然へのあこがれ」、「楽しみ」といったポジティブな面での関心も高まっているように感じます。
ぼくらも、農業との関わりを深めることで、改めて「醸造=農産物の加工業」という当たり前のことを再認識しました。
全部の原料を自分たちだけではつくれないわけで、「必要なものが欲しくても手に入らなくなってしまうリスク」や、「農業の後継者の問題」なんかを考え、心配に思います。
一方、必ずしも楽な仕事ではないのですが、単純に外でからだを動かす楽しさや、どきどきしたり失敗したりしながらも収穫をむかえたときのうれしさ、そして刻々と変わっていく季節なんかを感じることなど、多くのよろこびを感じます。
単なる憧れとか、一過性の流行とかで関心が高まるのは、どうかなあとも思いますが、楽しみながら真剣に取り組むには、非常に価値があると思います。時代にも、日本にも、すごく合っていると思いますし。
大きな問題を考えていると、自分だけでは解決できなそうで、人頼みにして思考停止となりがちですが、あんまり深く考えず、すこしずつでも「遊び」を増やしながらなにかが変わればいいなあと思います。
いつも思いますが、「とにかくやってみること」と「ちゃんと続けること」が必要かと。
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comments
うちの息子は4月から高校へ入学します。普通科ではなく専門学科(植物クリエイト)です。まだ、訳がわからないと思いますが、3年間学ぶことによって何かがえられるのでないでしょうか。醸造には興味があるようです。おやじは只のサラリーマンですが、違う道を歩むかもしれません。
植物クリエイトって学科があるんですね。
息子さんのつくるお酒、飲めるかもしれないっていうのも、楽しみですね。
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