04/21/2009(Tue)
「縁喜の生」のスタンダード

写真は、今回の三種類で一番スタンダード(900ml 1,260円)な、
上撰本醸造 無濾過生原酒
です。
実はこの酒が、このシリーズを発売するきっかけです。
縁喜の「生酒」は、長年の大人気商品です。この酒は単純に「上撰本醸造しぼりたて生原酒」の無濾過版。
ギャラリーをお訪ねるお客様などに、「昨日、宿で飲んでうまかったあの酒はあるか?」とお尋ねいただく頻度が一番高いのが上撰の生酒なのです。
純米吟醸クラスの香りのいい生酒は、よくありますが、ぼくらがこの酒の魅力として感じるのはやはり「味」です。
よく酒でもビールでも、熱処理で味が変わるかという議論があります。
「そんなに変わらないし、保存性を考えれば熱処理をした方がいい、という意見もありますが、ぼくらは、
「全然違う」
と思います。
原酒であるということもあるのですが、やはり生ならではの味わいは明らかに感じます。
限定で無濾過版をだしてきた美山錦や金紋錦の純米吟醸の火入れ版と無濾過版とをギャラリーなどで、飲み比べてもらってきましたが、みなさんに違いを実感していただきます。
最近多い外国人の方々などでも、この違いははっきり感じていただけるようです。
もちろん、品質保持のために、保存は要冷蔵でお願いしないといけない手間はあるのですが、それを補う味わいがあると思います。
「味」が持ち味とはいいましたが、ひとごこちを100%使用したこの酒、9号酵母の食事を邪魔しない心地よい香りと、本醸造ならではの切れ味も兼ねそろえています。
縁喜の「生」のスタンダード。
幅広い食事とご一緒に、気軽にお楽しみいただきたいと考えています。
玉村本店のHPはこちらから。
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comments
生酒と火入れ酒が変わらないはずありませんよね。。
ただ過度の熟成はキレを失うので、ほどほどの時期までに
飲むようにしています。魚を食べる土地柄だからでしょうか。
火入れも生も、持ち味を活かすのは飲み手ですね。
おっしゃるように飲み頃ってありますよね。今回の三種類もそれぞれ適当な熟成の度合いは違いそうです。お楽しみいただければうれしいです。
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