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夕食会のホストをする。


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今回の Mondial de la Bière 中、もうひとつ、お務めがありました。

フェスティバルの3日目の金曜に、「Beer and fine dining」というテイスティング・イベントを兼ねた夕食会が行われたのですが、テーマは日本。

日本のビール(と酒)を、和食のフルコースと一緒に味わうというイベントの、ホストの役目です。

結構今回のフェスティバルでも目玉のイベントです。

写真は、前菜。

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料理は、Fairmont, The Queen Elizabeth という、ジョン・レノンとオノ・ヨーコの「ベッドイン」でも有名なホテルの料理長によるコース。

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これがその日のメニューです。料理だけでなく、組み合わされるビールもそれぞれ書かれています。

これは、日本を発つ前にメニューをもとに僕が選んだものです。

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前菜を食べながらのカクテルを終えて、各自着席。

ぼくは簡単なスピーチ。

で、スープが、なんとこれです。

味噌汁が、手にナプキンをかけた給仕さんたちによって、丁寧にサーブされていきます。

「味噌汁にあわせるビールって?」、と最初メニューを見た時に悩んだんですが、やっぱりこれでしょう。ベタにいきました。

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僕のテーブルは、ブルワー中心。Dieu du ciel! のヘッドブルワー Jean-François(左)と、昨日も登場の、Le Trou du Diable の Andre。

二人が飲んでいるのが、縁喜 純米吟醸 金紋錦。

この日は、うちの酒があわせて三種類出されたのですが、カナダでは、まだ飲める日本酒も相当かぎられているとのことで、本当にビール以上に (!?)好評でした。

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メインは鴨の照り焼きとエビの天ぷら(っていうかフリッター)。

写真にはないのですが、この鴨の照り焼きと富士櫻麦酒のラオホとの組み合わせは、沢山の人に絶賛されました。

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これがデザート。

「スイート寿司マンゴーソースとわさびアイスクリーム」っていうメニューを見せられても、どういうものがでてくるか想像できませんでしたが、こういうことです。

ハーヴェストムーンのケベック産のメープルシロップをタップリ使ったメープルボックは、やはり相当注目を浴びていました。

というわけで、日本人として、「これが和食か?」という個人的な疑問も感じましたが、ビールと食事との相性もふくめて、みんあとても楽しんでいたようです。

まあ、ぼくは飲み物を選んだだけなのですが、いろんな感想をもらったり、多くのビール関係のプロにも誉めてもらったりで、ほっとしましたし、うれしかったです。

今回のフェスティバルに、日本のビールが初参加し、その実力を楽しみながら確かめてもらうには、いいイベントだったと思います。

こういうのも面白いですね。
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日本のビール @ Mondial de la Bière


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今回のモントリオール・ビア・フェスティバル、日本のクラフトビールは初参加。(そういえば、アサヒとサッポロのブースもありました。)

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ヨーロッパやアメリのビールと一緒に、二か所ある"PETIT PUB"というブースで提供されます。

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今回はベアード・ビール、富士櫻高原麦酒、箕面ビール、イクスピアリ・ハーヴェスト・ムーン、盛田金しゃちビール、ブルーマスター、そして志賀高原ビールの7社が参加。

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美山ブロンドが、Dogfish HeadとMikkellerにはさまれて並んでたりしたわけです。

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ジャッジ等々で忙しくて、お客さんの反応を充分聞けたわけではないのですが、たくさんの方にポジティブなコメントをもらいました。

(たしか)木曜の午後には、売り切れるビールも。

ほとんどの人にとって、全く新しいビールだったはずですし、楽しんでいただけたんじゃないかと思います。

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こうして世界のビールと同じ土俵にならんで、初回の物珍しさだけでなく、ちゃんと実力で継続して選んでもらえるように、もっともっとがんばらないといけないなあと思うのでした。
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Luc !!!


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今回モントリオールで、一番お世話になったのが彼、Luc Lafontaine。

地元モントリオールの Dieu Du Ciel という会社のブルワーです。このDieu Du Ciel (フランス語の発音は僕には難しいのですが、「デュー・ドゥ・シエル」って感じ)は、カナダはもちろん、アメリカなどでもそのビールの個性と品質で高い評価をされています。

例えば、アメリカのビールの評価サイト Beer Advocate の Top Beers on Planet Earth というランキングで、Dieu Du Ciel の Pèchè Mortel というコーヒをつかったインペリアル・スタウトが、総合の16位(もちろんカナダのなかでは第1位)だったりするのです。

そもそも、今回のモントリオール・ビア・フェスティバルへの参加のきっかけは去年にさかのぼります。

フェスティバルの会長以下の主要メンバーが来日して、いくつかの醸造所を訪ねてまわったのです。うちにもはるばるきてくれたのですが、彼らを連れてきたのが Luc。

大の日本好きで、蕎麦やうどんも打つくらいの相当な日本通。毎年結構な期間を日本で過ごしているようです。聞いてみると元々はミュージシャン。バンドのベーシストとして、日本をツアーしたこともあるとか。

カナダへのビールの輸出は、意外に面倒だったのですが、それをまとめてくれたり、輸送の運賃を航空会社に掛け合ってくれたりしたのも彼。

Mondial de la Bière に日本のビールが参加できたのも本当に彼のおかげなのです。

開業11年目という Dieu Du Cielですが、現在はもともとのブルーパブの他に、数年前に大きい工場をつくり二か所で醸造しています。Lucはブルーパブの方のブルワー。ただでさえ週に平均3度は仕込むというのに、この週はフェスティバル関連の仕事も加わり相当な忙しさ。

にもかかわらず、時間をつかって僕に、いろんな人や、素敵なビールを紹介してくれました。

彼がいなければ、こんなに楽しめませんでした、本当に。

Thank you, Luc !
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会場 ~ モントリオール気質?


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Mondial de la Bièreの会場は、ウィンザー駅。

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現在は、主要駅としての機能は他に譲ったみたいですが、立派な建物です。

中にはいると、ガラス張りのコンコースと、オープンエアの部分とに、沢山のブースが並ぶ素敵な空間です。

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フェスティバルは入場無料。

でも、クーポン制なので、飲み放題ではありません。

それなのに、とにかくすごい人気です。

特に若い人が大勢楽しんでいるのが印象的でした。

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去年の入場者数は、およそ75,000人とのこと。

今年も、初日の速報値で前年比120-130%とかいってました。

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写真は、たしか水曜か木曜の午後。

かなりの人ですが、これでもまだ序の口。

金曜の夕方には、入場するための長蛇の列。2時間待ちとかだったようです。

身動きできないくらいの混み具合なのですが、これがモントリオール気質なのか、決して押し合ったりせずに、みんなリラックスしてビールを楽しんでいるのでした。

混雑はもちろん嫌なのですが、こんなにストレスの少ない人混みを経験したのははじめてでした。
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Mondial de la Bière


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で、「野暮用」の中身ですが、6月の3-7日に開催された、「Mondial de la Bière (=モントリオール・ビア・フェスティバル)」への参加です。

今年で16回目というこのイベント。

地元ケベック州のビールはもちろん、ドイツ、イギリス、ベルギー、アメリカなどはもちろん、イタリアや北欧も含め、450ものビールが集まる国際的なビアフェスティバル。

今回、はじめて日本のクラフトビール7社が参加

そんななか、どういうわけか僕にお声がかかったわけです。

参加の7社のなかでも、一番歴史も浅い新参者なのですが、せっかくご招待いただいたので、僭越ながら(でも遠慮なく)行ってきました。

写真は、オープニングのセレモニー。

日本のビールが初参加ということで、ちょっと話をさせられました。

モントリオールのあるケベック州はフランス語圏ということで、セレモニーは全てフランス語で進行。多くの人が英語も話すということで、ぼくは英語だったのですが、なにせ前後の話が理解できず、ちょっと面食らいました。

いろんなビールが飲めて、いろんな人に会えるのもいい経験になるかなあと、出不精の自分に鞭を打って出かけたのですが、結果は想像以上。

すごく収穫があったのです。

備忘録も兼ねて、このブログでだらだら書いていきますので、しばらくお付き合いください。
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