刺激


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前にも書きましたが、いろんなビールを飲むということは、本当に勉強になるわけです。特に、これはかなりの強力ラインアップ。

左から大下さんが持って来てくれた、箕面ビールのインペリアルスタウト、マイケルがインディアナ州のThree Floyds Breweryまで足を運んで買ってきてくれた、アメリカで一番人気のインペリアルスタウト「ダークロード」、ケテルさんのアルコール度数18%という高アルコールスタウト「Dark Horizon」(こちらは今年のWorld Beer Cupで金賞受賞)、そしてわれらが「たかしインペリアルスタウト」。

どれも個性的で、全然違うんだけど、どれもよかったです。(「自分で言うな」っていわれそうですが、まあご勘弁。)

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つくり手本人や、縁のある人達(なまたかしくんも含めて)と、特別なビールを飲めるというのは、非常に贅沢な経験です。

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この他にも、丹羽さんと飲む自然麦酒や、「箕面WIPA vs. House IPA」の直接対決とか...

こういう機会に刺激をうけて、またがんばろうと思うのです。


今週末、ジャパン・ビアフェスティバル横浜2008に参加しています!
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また、ビール(類)業界の数字に思う。


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ギャラリーの試飲コーナーにいつも飾ってあるポスター。モデルは北原三枝さん(=石原裕次郎さんの奥さん)。

モデルはもちろん、「レトロな感じがいい」「色合いがきれい」「(銀座と思われる)バックの雰囲気がいい」「額の古いでこぼこしたガラスがいい」と、いろんな人にいろいろにほめてもらいます。

これは昭和31年頃のニッポンビールのポスター。マークからもわかる通り、現在のサッポロビールです。なんと50年以上前。テクニカルカラーっていう手法でつくられたそうです。なにか品があって、僕も大好きです。

ところで、今年上期のビールの出荷量が前年比マイナス4.2%と、過去最低を更新したそうです。

なかでも、シェア第三位だったサッポロがサントリーに、ついに逆転されたとの報道が目につきました。あの「エビス」さえも、「プレミアムモルツ」に逆転されたそうです。

そんななか、皮肉だなあと思ったのがサッポロの往年の大黒柱「黒ラベル」。なんと、発売を開始した1977年以来初めて、キリンの「ラガー」を逆転したそうです。発泡酒、第三のビールをのぞいた「ビール」がマイナス7.6%と減る状況下、「ラガー」の減少幅が「黒ラベル」の減少幅より大きかったからだそうです。

「ビール」が「ビール類」全体の半分を割り込み、かつてシェア60%を誇った「ラガー」がここまで落ち込む中での「黒ラベル」の歴史的逆転。涙がでそうです。

バドワイザーがインベブの買収提案をうけいれることになり、世界のビール会社の集約は一層進んでいます。

こうした状況下、例えばサッポロビールは、さらなるシェア争いをするよりも、いっそ発泡酒、第三のビール(もしかしたら清涼飲料も)の製造を一切やめて、スリム化を計り、「本格的なビール」と「不動産事業」に特化するなんていうほうが、「芸術を理解する粋な旦那」みたいで格好いいのではと思ってしまうのは、僕だけでしょうか...
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世界征服!?


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ずっと交渉中との噂が流れていましたが、ビール業界世界第二位(首位とする報道も)のベルギーのインベブが、世界第三位、「バドワイザー」のアンハイザーブッシュに正式に買収の提案をしたそうです。

アンハイザーブッシュのアメリカでのシェアは48.5%とのこと。そんな巨大会社ですら買われるかもしれないというのは、さすがにびっくりします。提案されている買収総額も4.9兆円と、想像もつきません。

アメリカの象徴的な会社の一つですし、すんなりいくかはわかりません。仮に実現した場合、両社で世界シェアの1/4。現在世界トップのSABミラーとあわせて上位二社だけで43.9%を押さえるそうです。

多分さらに、寡占化が進みそうですが、いずれにしても、シェアを確保してすることは、「経費削減による合理化を進め、経営効率を高める」っていう方向性のようです。

株主ならともかく、飲み手としては経費削減だけならあまり興味ありません。「もっと美味しいビールが飲めるようになる」という話ではないからです。

もしSierra NevadaやStoneが買収されるとかいう話なら、味がかわったり、つまらなくなっては困ると心配しますが、バドワイザーとかなら正直どうでもいいかなという気がします。

日本の大手はどうなるでしょう?キリンの販売量は世界トップの1/6程度。利益率(額ではなく)は両社の1/3〜1/4の水準。

すごく大きいと感じる日本の大手でもこんな感じ。成熟して成長余地の少ない日本の、(相対的には)利益率の低い会社を買いたいかどうかわかりませんが、何が起きてもびっくりできないわけです。

最近、アサヒビールが、インベブと提携強化を発表しました。ベルギーのヒューガルデンやレフとかの日本での販売に力を入れるそうです。これも再編と関係なくもないかもしれません。(インベブのアメリカでの提携先がアンハイザーブッシュだったわけですから。)

僕は、世界征服とは無関係ですし、もちろん関心もありません。でも、原料の確保とかに影響がでてこないともかぎりません。それ以上に、この世から選択の余地が減っていくことは、いやあだなあと思います。
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そ、そ、そういう意味では...


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今日は、ずっと気になっていた日比谷で開催中のオクトーバーフェスト2008へ。

ちょっと肌寒い平日の昼間でしたが、大好きな富士桜さんのビールを目当てに日比谷公園に。こんな日に、きっといないだろうなと思っていた天通さんにも会えて、嬉しかったわけです。

いつものヴァイツェンはもちろん、限定のメルツェン、デュンケルヴァイツェンとどれも文句なしの旨さ。さすがです。

平日のこんな時間だし、人に会うこともないだろうと思っていたのに、予想以上にいろんな方々にお会いできたのも大収穫。

せっかくですし、次は、楽しみにしていた、ドイツビールを飲みます。ここは、ビールづくりを始める前に、何度も飲んだ尊敬する有名な銘柄です。

ところが、変なのです。樽の保管の問題なのか違和感を感じます。ぼくの舌がおかしいのかなと思い、そこであった知り合いの方々にも飲んでもらったのですが、同意見。

これでは、とても飲みきれません。でも捨てるのは忍びないですし、できれば(本来美味しいビールをつくる本国の)ブルワーに、状況が伝わればと思い、ビールがだいぶ残ったまま返却することに。(このイベントでは、グラスにデポジットをとっているので、返却時に1000円が返ってきます。)

たっぷり入ったビールを返すのを、申し訳なく思いながら、

「すみません、ちょっとコンディションが...」

といって返しました。

「えっ、すみません」みたいな反応を予想していたのですが、その場の若くて感じのいい男性は、明るく:

「そうですよね、寒いし、ビールって感じじゃないですよね」

「...」

仕方なく退散しました。

せっかくの素敵なイベントで、期待していたおいしいはずのビールでしたので、本当に残念でした。

でも、これは例外、いろんなビールを素敵な環境で飲めるこのイベント。夕方には、どんどん人も増えてきました。今週末で終わっちゃいます。

美味しいビール(特にあそこ)を飲みに、是非いってみて下さい!
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邪魔してばかり。


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先日、赤坂で開催された「長野の酒メッセ in Tokyo」が終わったあと、参加した玉村本店のメンバー3人で、日頃お世話になっているお店に、遅ればせながらお邪魔してきました。

一件目は、銀座の「Buldog(ブルドッグ)」さん。

平日にも関わらず、ゆったりした店内はとてもにぎわっていました。充実したゲストビールを、各自注文。ずっと立ちっぱなしだった僕らには、食事が充実しているのも嬉しかったです。

写真は店長の黒田さん。次々と入るオーダーで本当にお忙しそうなのに、気さくにいろいろお話していただき、ありがとうございました。ビールに詳しいお客さまももちろんですが、このお店がきっかけでビールに興味を持つ方が多いとのことです。すごく納得すると同時に、嬉しくなってしまいました。

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(ぼけぼけですが、クリックで大きくなります。)

Buldogで、偶然お会いしたのが、ハーヴェストムーンのブルワー、園田さんと桜井さんコンビ。いっしょにいた同僚が、ちょうど「グレープフルーツエール」を気に入って飲んでいたところに、隣の席に。

世界中を旅して、多分日本のブルワーの中でも、最もいろんなビールを(それも現地で)飲んで来た二人です。また、悪い癖で、邪魔だと思いながらも、ついいろいろ聞いてしました。

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その後、「3人でいくなら、電話しといた方がいいかも。私が電話してあげる。」と、園田さんに予約をしてもらっちゃって、向かったのが、八重洲のBACCHUSさん。以前うかがった巣鴨のO'CONNELLLさんの姉妹店。

隠れ家のようなお店の中は、こちらもたくさんのお客さんで、とてもにいい雰囲気です。カウンターの中の三浦さんは、本当にてきぱきとした見事な仕事ぶり。こちらも、ゲストビールが充実。つまみのセンスもすばらしく、本当に楽しめました。お忙しいのに、相手をしていただいちゃって、申しわけなく思っています。

いつも思うのですが、やはり、こういう素敵なお店があって、ビールと出会う方も増えていくのだという、当たり前のことを、改めて感じるわけです。

どちらも本当に、いいお店です。みなさんも、是非どうぞ!
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日・米ビール(+不本意ながらビール類)業界の現状確認


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ホップ畑の話は、一休み。

時々書いてますが、日米のビール(およびビール類)業界の新しい数字が出たので、例によって現状を確認してみます。

まずは、日本の今年1-3月の数字から。

(オリオンビールを含む)大手5社合計の出荷量は前年同期比2.6%減。ビールが同4.9%減、発泡酒が同4.5%減となったのに対し、第3のビールは同5.8%増と前年を上回ったとのこと。「低価格ビールへのシフトが鮮明になっているが、市場全体は値上げの影響を受けて3年ぶりにマイナスに転じた。」ともあります。

ビール系飲料全体に占める酒類別の構成比は、ビールが49.0%、発泡酒が25.9%、第3のビールは25.2%。

本当のビールは、ついにビール市場全体の半分を切ったというわけです。あいかわらず、麦芽をつかっていないような「ビールじゃない」ものも、ビール飲料(「新ジャンル」とかいう言葉にも違和感を覚えます)とひとくくりにしたり、本当のビールを半分も売っていない会社を「ビール会社」と呼ぶのも、いかがなものかと思っちゃいます。

市場の地盤沈下は、本当に値上げだけが理由なのでしょうか?

次にアメリカの2007年の統計(興味のある方はこちらをどうぞ)。

市場全体は1.4%増。そのうちクラフトビール業界は、数量で12%増、金額で16%増と市場全体を大幅に上回る伸びが続いています。中でも規模の小さいマイクロブルワリーは、21%増。市場全体に対するクラフトビールのシェアは、数量で3.8%、金額で5.9%。

以前も書きましたが、日本のクラフトビールの市場シェアは、2005年時点でおよそ0.2%。アメリカの1/15〜20とかです。

別に、日本もアメリカみたいになるはずだと言い切るつもりはありませんが、日本のクラフトビールにもまだまだ可能性は大きく開けていると思います。

日本のビール類が、価格だけが勝負の、牛乳や卵みたいな、スーパーの特売品みたいになっている様な状況下、ビールの文化を育てていくのは、ぼくらクラフトビール業界の役割かもしれません!?


ああ、そういえば、現在発売中の雑誌「料理王国」5月号のビール特集で、志賀高原ビールの「Miyama Blonde」も紹介していただいています。本屋さんで、見かけたら、ご覧ください。
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通ずる思い


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Stone Brewing の創業者にしてCEO、Greg Koch氏。

来日中の、グレッグさんと、会って、おまけに一緒に食事をする機会がありました。

ストーンといえば、まだ創業12年目にして、すでにアメリカでも有数のブルワリーで、うちなんか比べ物にならない規模です。まあ、メジャーリーグの中心選手と、日本の入団したての新人の初対面みたいな感じ。うちのビールなんて飲んだことないだろうなと思いながら自己紹介すると、「志賀高原IPA、この間飲んでうまかったよ」といってくれて、素直にうれしかったです。

その後、いろいろ話をしていて印象的だったのが、「クラフトビールをつくっている会社は、商売敵とかじゃなくて、一緒においしいビールを普及させるための戦友みたいなもの」という発言。実際、ストーンでは、自分のレストランの30以上あるタップのうちのかなりの部分を割いて、他社ビールをゲストとして常時提供。他社のビールを卸として販売する事業もしているそうです。

アメリカでは、以前も書きましたが、クラフトビールは,市場全体の約5%(金額ベース)を占めていて、まだ伸びています。特にストーンのある西海岸なんかでは、その比率はもっと高く、当然同業との競争も激しいはずですが、それでもこういう言葉が、平気に出てきます。

思い出したのは、ビール事業を開始して間もなくして、沼津のベアードのタップルームにお邪魔した時、ブライアンが、「おいしいビールをつくっている限り、みんな仲間だ」と、全く同じことを言っていたこと。

日本では、クラフトビールの存在感は、アメリカに比べてもまだまだなわけで、僕らも,出来るだけがんばって、市場全体の拡大に貢献しなきゃと、改めて思ったわけです。
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「糖質ゼロ」


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「糖質ゼロ」の発泡酒が好調だそうです。先行したアサヒのスタイルフリーが大ヒットし、今春、他の大手三社が一斉に追随。「糖質ゼロ」戦争勃発なんていう記事を目にします。

「メタボ」なんて言葉が、説明不要で使われる時代、確かに、健康志向のニーズにマッチしたんでしょう。ビール(+ビール類)市場が縮小すなか、数少ない有望商品で,競争が加熱するのは理解できます。

メタボを気にしなくてはいけない僕ですが、例によって、この流れには違和感を覚えています。もちろん、どの商品も、糖質/カロリーを抑えながらも、おいしいものをつくるべく高い技術力を生かして商品を開発しているのだとは思いますが。

糖質ゼロ商品のカロリーは67-84kcal(350ml一本あたり)。通常のビールが150kcal前後。(ちなみに、ごはん一膳220kcal前後。)これをどう考えるかは、まったくもって個人の価値観によります。

まあ、日本の大部分のビールは、「現在の味覚のトレンドであるすっきりした飲みやすさ」っていうのにあわせた(!?)淡白な味ですし、どうせそんなに変わらない味なら、健康にいい方がいいというのは、よくわかります。

でも僕は、おいしいと思えない「それ風」のものじゃなく、本当においしいと思えるものを飲みたいんです。確かに、量は考えないといけません。おいしいビールやお酒を飲むために、ちょっと余計に歩くとか、他を減らすとか、なんとか工夫します。(まあ、それが難しいのも事実ではあるのですが。)

油分ゼロのラーメン、ダイエットうなぎ、ささみだけの焼鳥屋、赤身だけの焼肉屋、揚げない揚げ物… 仮に、現在の「技術力」と「マーケテエィングの力」の結果として、そうしたものが出てきたとしても、僕は遠慮しておきます。

ところで、ダイエットコークでダイエットに成功した人に会ったことがないのは僕だけでしょうか?


今日は、これに関係して(いるかもしれない)、最近気になった記事をおまけに載せておきます("more..."をクリック)↓
続きを読む
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「反転」攻勢


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昨年の春、一番搾り以来、17年ぶりの主力ビールとして、鳴り物入りで登場したキリンのザ・ゴールド。

個人的には、大手メーカーのビールの中では、一番搾りが比較的好きだったり、発泡酒や第三のビールではなくて、チェコの麦芽や、ザーツホップを贅沢につかったオールモルトビールに力を入れるということもあって、どうなるか、結構注目していました。

キリンの営業マンが、自信をもってうまいというので、楽しみに試飲してみたのですが、サントリーのプレミアム・モルツなんかと比べて、「あれ,意外に地味な味だな」というのが正直な印象でした。でも、「とりあえず、一杯ではなく、二杯目、三杯目も飲み飽きない」というコンセプトだということで、そんな感想を持つ自分の方が、市場のニーズをわかっていないってことかなあと思っていました。

オダギリ・ジョーを起用して、大々的にTVCMも流して、出だしこそ好調だったようですが、途中、年間販売数量を当初の800万ケースから、600万ケースへ下方修正。

玉村本店は、業務用の酒屋として、志賀高原のホテル等を中心に、長年大手メーカーのビールを売ってきました。志賀高原ビールが、キリンビールの売上を上回るようになったのも、まだ最近の話です。

そんな業務用の酒屋としては、正直、一番搾り、ラガー、クラシックラガーに加えて、このザ・ゴールドをどう売るべきか、正直戸惑いました。営業の方は、「全部お願いします」というだけです。当初、缶のみの販売でしたし、結局これは、業務用はあまり意識していないんだろうなということで、いまだにほとんど扱いがありません。

その後、500mlのボトルが追加されましたが、個人的にどこかの飲食店でボトルを見たこともなく、自社での販売もほとんどなくて、なんか二千円札みたいな印象です。

そんな話をキリンの関係者としていたところ、ちょっといいづらそうに、「実は、今度、リニューアルをするんです。」とのこと。

「何が変わるの?」と聞くと、「色です。今までの白とゴールドの配色が反対になります。反転攻勢ということで。」

17年ぶりの主力商品のてこ入れ策が、パッケージの色を「反転」させるということだと気かされ、ちょっと力が抜けました。味の方も変わるのでしょうし、見た目が変わらないと、それも伝わらないのでしょうが。

その後、HPで内容を確認すると、パッケージ以外に、チェコ産麦芽の使用比率を高めるとあります。炭酸ガスを高める一方で、苦みを減らし、「現在の味覚のトレンドであるすっきりした飲みやすさも向上」(←志賀高原ビールはトレンンド逆行!)し、「平日に、麦芽100%のリッチなビールを。」というコピーで、今までよりも幅広い年代からの支持獲得を目指すとのことです。

新たな、CMキャラクターは、竹野内豊とのこと。

うーん、どうせならこちらも(反転して)、

ジョー・オダギリでいって欲しかった…
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う〜ん...


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いつもいくスーパーで見つけた張り紙ですが、あまりに気になってパチリ。

先日の新聞によると、ビール大手四社はそろって増益。ただ、国内のビール事業は原料高の影響などにより、収益は悪化。値上げで今後の増益を目指すとあります。

日本のビールとビール類業界(と書かないと不正確なのが気に入りませんが)は、ある意味すでにキリンとアサヒの二社が市場の3/4を占める、寡占みたいな状況です。それでも成熟市場で成長にかげりがみえる一方で競争が激しく、国内ビール会社の収益性は、海外大手と比べても低いそうです。

現在は2月にキリンが先行して値上げ、3月からはアサヒも続くことになっています。スーパーでの特売にもこの値上げが影響しているわけですが、考えてしまいます。

18週しか特売を許さないなら、それ以外の週は売らないというこのスーパーに対して、それでも構わないからその18週は特売価格で提供するっていうのは、ありなんでしょうか?それなら、特売中のスーパーを渡り歩いたら、結局いつも特売ってことでしょうか?

このスーパーは、毎日低価格(Every Day Low Price)を標榜しているのですが、それならメーカーも特売をなくして、(特売価格ほどではないでしょうが)もう少し安い価格を毎日提示できないものなんでしょうか。

先行して値上げをしたことに伴うメーカーにとっての痛みと、少しでも安いものを提供したいという小売側の思惑は、ともに理解できるのですが...


それよりなにより、ちょっとくらい高くても「一番搾り」が飲みたいとかいう声に対して、「それなら他へどうぞ」と自信をもって言われてしまうという事態はいかがなものなのでしょうか?

あくまでも価格ありきで、銘柄は二の次っていう意味で、本当に牛乳や卵みたいなものだということでしょうか?(牛乳や卵でも、最近はどんな製品かを気にするようになってきていると思うのですが。)

確かに、「一番搾り」がなきゃ、「スーパードライ」でいいか、っていう気になるのもわかるような気がしますし、そもそも「新ジャンル」なんていうのは、どれがどこのメーカーのものなのかもわかりません。

消費者でもあり、メーカーでもあり、ビールを愛するものとして、複雑な気分です。あまねく大衆のニーズに応えるということは本当に大変なことだと思います。

僕らは、小さくても、「これ」じゃなきゃだめだといってもらえる商品をつくっていかなきゃと、改めて思いました。

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くるまとビール


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昨年2007年の国内の新車販売が、6.7%も減って25年ぶりの低水準という記事を読みました。

若者の車離れ、賃金の伸び悩み、公共交通の充実と維持コストといった社会構造や消費者心理の変化が一つの要因とのこと。首都圏の二十代のうち、車に興味があるのは53.5%と、五年間で20.6%も下がっているとあります。ゲームや携帯、ファッションと、他に関心が分散しているとの分析です。

もう一つの要因が、消費者不在の性能競争と、合理化の副作用で、没個性な車が増えたとのこと

僕自身、物心ついた頃から大のくるま好きで、小さい頃は、助手席で飽きもせずすれ違う車の車種を言い続けていました。大きくなってからも車雑誌を読みあさり、車自体の情報はもちろん、中古車の相場まで熟知していたものです。当然、自分の車にもこだわってきました。

ところが、ここのところ、急激に車への興味を失いました。車雑誌さえ三年くらい全く買っていません。なんか、欲しい車がなくなったのです。(若いふりをしている訳ではありません。)

技術開発が進むところまで進み、消費者のニーズにできるだけ応えようと各メーカーが努力した結果、同じような車ばっかりになっちゃった気がします。もちろん、性能的に不満とかはないのですが、だからこそ、今の車で十分で、買い替える意欲もわきません。快適装備や、安全性能を重視するが故に、重量も増え、大きく重い車ばかりです。(僕は、小さくて軽い車が大好きです。)

なんか、ビールの業界とも似ている気がします。若者が離れているということや、大手メーカーのビールが、ほとんどの人に受け入れられ、品質も高いが、目をつぶって飲んだら、どこのブランドのものか区別できないという点で。

メーカー別のシェアも気がついたらスズキとダイハツの軽自動車メーカーが3位、4位。軽自動車は、さしずめ発泡酒や第三のビールってところでしょうか。

日産「GT-R」や、レクサスみたいな高級車には人気があるようですが(こちらは、プレミアムビール?)、小さい車好きの僕にとっては、重厚長大的な印象で、興味がわきません。

志賀高原ビールは、イギリスのバックヤードビルダーのつくる、小さなスポーツカーみたいな感じで行きたいと思います。エアコンもラジオもついてないし、絶対的なスピードは速くないけど、とにかく走って楽しいみたいな。
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ロンドン...


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前も書きましたが、いろんなビールを飲むのが何よりも勉強になります。そこで、思い切って足を伸ばすことに。

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やはり、霞がかかったような空気感が違います。

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んっ、見覚えある顔。

えっ、ロンドンじゃなくて鷺沼?
靄じゃなくてBBQの煙?

続きは、また明日。
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アイドル!?


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ストロングエールフェストでの一枚。写真は、いわずと知れた博石館ビールのブルワー、丹羽さん。

今回も、スーパーヴィンテージ(アルコール度数14.3度)をカスクで熟成したものを持ってこられたのですが、うなるような出来映え。

丹羽さんは、こういうアルコール度数の高いスーパービールの他に、天然酵母のビールをつくると決め、独自の試行錯誤で見事に実現してしまうというように、まさに天才的ブルワーです。特に酵母の使い方は、今の僕なんかでは足下にも及びません。

クラフトビアフェスティバルの時のトークイベントで、新しいビールをつくるとき「自分の造りたいものをつくるので、あらかじめ手本とするビールやスタイルなんてない」というコメントを聞いて、本当に格好いいと思いました。

この日も、例によっていろいろ質問攻めにしてきました。かなり刺激を受けて、自分でもまたいろいろやってみたくなってしまっています。

つくるビールのスタイルもちがいますし、先ほどの丹羽さんの言葉にしたがえば、丹羽さんみたいなビールをつくりたいと思った時点で「負け」みたいなわけですので、僕も自分らしいビールを目指してがんばります。でも、人と違うことを勇気を持ってするというチャレンジ精神は、見習いたいと思っています。


今日はおまけに、もう一枚↓
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富士桜高原麦酒DAY @ Bar Sal's


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日曜日、先日も書いたとおり、富士桜高原さんのビールを飲みに、鷺沼のSal'sさんに行ってきました

飲めたビールは8種類。早速、ブルワーの102さん(こう書くらしいです)に、注いでもらったりしながら、完全制覇です。全部、ドイツスタイルなのですが、それぞれ個性的で、本当に楽しめました。定番のヴァイツェンは、いつもながらの美味しさですし、個人的には、ラオホボック、森のヴァイツェンが特に好きでした。あっ、ヴァイツェンボックも、それからチョコレートウィートもよかった、なんて言っていると、結局全部になっちゃいます。

これだけ種類があっても、志賀高原ビールとは一つもスタイルがかぶりません。さすがの完成度で、「自分ならこうつくる」なんて、思えません。当分、ドイツスタイルには手を出さないと、また思いました。

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途中、恒例の、マイケルさんと102さんによるトークライブ。つくるビールのタイプは違いますが、尊敬するブルワーの思いや考えが聞けて、とても参考になりました。(引っ張りだされて、しゃべってしまったのが余計でした。失礼しました。)

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前回のイベントなどでお会いした方にも沢山声をかけていただき、ひとりで行ったのに、ぼーっとする暇もなく、すっかり楽しめました。

楽しいイベント、美味しいビール、どうもありがとうございました!
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いかないわけにはいかない


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紅葉ならわかるけど、なんで桜?

その理由は、こちら

富士桜さんのビールは、僕らのビールとは全くといっていいくらいスタイルが違うのですが、毎回飲むたびに、本当にきれいでおいしいと思っています。ヴァイツェンとか、あまりにおいしすぎて、自分たちではつくる気になれません。(少なくても今の所は。)クラフトビアフェスティバルで飲んだラオホボックにも参りました。そんな富士桜高原麦酒を、一度に7種類も飲みくらべられるとは!

おまけに、場所は、Sal'sさん 。9月のイベントで随分お世話になっていますし、この組み合わせで、いかないわけにはいきません。

ひとりのビール好きとして、とても楽しみにしているイベントです。皆さんも是非どうぞ。日曜日にお会いしましょう!
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商売敵?


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左からブルワーズ副代表、いわて蔵ビールの佐藤さん、大山Gビール 岩田さん、箕面ビール 大下さん。

クラフトビアフェスティバルの魅力は、実際にビールをつくるブルワーたちと、直接会えるということだと思います。実は、これは、僕にとっても非常に大きな魅力です。他のブルワーの皆さんは、もちろんある意味「商売敵」ではあるのでしょうが、実際にはそういう意識は(少なくとも僕には)全くありません。

むしろ、大好きなビールをつくる仲間という意識です。もちろん、だれよりもいいビールをつくりたいと思っていますし、そういう意味ではライバルではあるのですが、「おいしいビールをもっとたくさんの方々に飲んで欲しい」という思いを共有しているせいか、みんなとても仲良くやっています。

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この写真は、カラーの方がよかった。残念。サンクトガーレン 岩本さん、藤原ヒロユキさん、博石館 丹羽さん、富士桜 宮下(天通)さん。

僕らが一番新参で、そういう意味ではみなさん大先輩ばかりです。(僕の方が、歳を食っているというケースが多いですが。)まだ、数回しか会っていないのに、なんかもっとずっと前から知り合いのようです。こんな僕らを、ちゃんと相手していただいて、本当に感謝しています。

ビールづくりのヒントをもらったりすることも多く、勉強になることが多いです。今回みたいなイベントで、みんなのビールに刺激をうけ、もっとがんばろうといつも思います。

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右から二番目が、伊勢角屋の中西さん。

まだまだ小さいクラフトビールの業界ですが、いいライバルと仲良く、でも真剣に競い合って、大きくしていきたいと思ってます。
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シアトル


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セーフコフィールドの正面にある、Pyramid Alehouse

シアトルは、イチロー選手や城島選手の所属するマリナーズの本拠地でもあり、日本でも有名ですが、人口では約56万人。長野市(38万人)の約1.5倍にすぎません。

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瓶詰め機を見せてもらった、Hale's Ales Brewery and Pub

シアトルのあるワシントン州は、ホップの産地もほど近く、アメリカでもオレゴン州などと並んで、クラフトビールが最も盛んな地域です。シアトル市だけで、実に15以上ものビール会社があります。もちろん、周辺人口の違いもあるとは思うのですが、例えば長野市と比べて考えると、すごい数です。

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有名なPike Place内にある、Pike Brewing

スーパーとかに行っても、地元を中心に、クラフトビールが本当に沢山おいてあります。全米のクラフトビールのシェアが金額ベースで約5%と、以前書きましたが、シアトルあたりでは、10%を軽く超えているともいいます。

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おばあちゃんでも、IPAってなんなのか知っているという話です。うらやましい。日本もそのうちに、そうなってほしいと本当に思っています。(「IPAを知っているおばあちゃん比率」は、日本では、志賀高原がトップクラスだとは思いますが!)
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「ビール」離れ or「 ビール類」離れ?


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先日のエントリーと似ていますが、ご容赦を。僕にはとても気になることなのです。

大手ビール会社の今年上半期のビール系飲料の出荷量が発表されました。前年同期比で-1.9%。統計をとり始めた1992年以来最低とのこと。

全体の53.9%を占めるビールの出荷量が-2.8%、同25.6%の発泡酒が-2.7%。対して、シェア20.5%の第三のビールは+1.5%。「特に、若者のビール離れが深刻である」という「業界関係者」のコメントが記事にあります。

これだけを見ると、第三のビールのような、「ビール風飲料」ではなく、「ビール」離れが一番深刻というように読めますが、本当でしょうか?

確かに、「ビール」の落ち込みは数字的に一番大きいです。でも、サントリーの「プレミアム・モルツ」のような「高級ビール」(定義はよく知りません)は、40%増です。「量が少ないので、大勢には影響ない」と、記事には書かれていますが、僕にはそう思えません。

「牛肉コロッケ」なのか、「牛肉コロッケ」なのか。食べてもよくわからないような状態が、問題の元凶なのではないでしょうか?くり返しますが、ビール類のうち、「ビール」は53.9%です。「たとえ麦芽を使ってなくても、飲んでも大して変わらない。それなら安い方がいい。」という人が約半分もいるという状況なのです!

どうやったら沢山売れるか?→安くすればいい→どうやって安くするか?→(他のコストは減らせないので)酒税を減らせばいい→どうやったら酒税を安くできるか?→(酒税の高い)ビールじゃなくて(酒税の安い)ビールにすればいい…

こんな事をしている間に、ビール系飲料の半分はビールじゃなくなってしまいました。若い人は、本当においしいビールを飲んだ事があって、ビール離れをしているのでしょうか?志賀高原ビールは、大手メーカーのビールよりも、「濃く」て「苦く」て(ちょっと)「高い」です。でも、若い人に飲んでもらっても「おいしい」といってもらえる事が多いです。

企業を維持、成長させるためには、沢山売る事は大事です。でも、肝心の売っているものの価値を大事にしないと、いけないと思います。僕も、企業経営者ではありますが、同時に一人の酒好きとして、酒という文化を大事にしたいとも思っています。
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Fuller's


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ずっと飲んでみたかったビールです。

エールの文献などで、必ず登場するのが、このフラー社のビールです。とても有名なのに、今まで日本では飲むことができませんでした。イギリスに行ってでも、飲みたいなと思っていましたが、また僕のビールの学校がやってくれました。Kさんの働きかけがきっかけとなり、日本への輸入が始まったとのことです。

早速入手したのは、London Pride 、ESB、Golden Pride、London Poreter、Discoveryの5種類です。いずれも、さすがエールの本場を代表するビールらしく、きれいで、モルトの風味がしっかりとした、すばらしい出来です。どれも甲乙つけ難いのですが、個人的には特にGolden PriceとLondon Porterが特に印象に残りました。

特に、パブ/バーなどで、ビールを主として飲むには、最高のビールだと思います。日本でこういうビールが買えるようになったということは、うれしいと同時に、刺激にもなります。

とても気に入ったのですが、では、志賀高原ビールも、こうしたビールを目指すかというと話は別です。ぼくらは、「個性ある食中酒」として、日本の食(必ずしも日本食のことではありません)を意識しながらビールをつくっています。こういうすばらしいビールのいい点は、参考にしながらも、自分達なりのビールでいこうと思っています。
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牛肉コロッケとビール


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食肉偽装の問題が毎日のように報道されています。牛肉といいながら、豚や鳥の肉を混ぜるのみならず、豚の心臓を混ぜたり、家畜の血液で着色して牛に見せたり、水で増量したりとのこと。

偽装というのは言語道断ですが、もし今回の問題が、例えば「牛肉コロッケ」という偽装ではなく、「牛肉風コロッケ」だったらどうだっただろうかと考えてしまいます。

現在、いわゆるビール系飲料市場のおよそ半分は、発泡酒や、「第三のビール」と呼ばれる雑酒です。これらは、麦芽の使用量を大幅に落とすか、全く使わずに、エンドウや大豆を原料につくられています。

偽装ではないので、今回の問題と一緒にしてはいけないのですが、最近のTV等の広告では、ちょっと見ただけでは、我々でも、それが本当にビールなのかビール風飲料なのか区別がつきません。

こうしたビール風飲料が、広く受け入れられている理由は、味に大差ないなら、ビール「風」でも、安ければいいという人が多いということでしょう。とすれば、もしかしたら「牛肉風コロッケ」にも市場の支持があるのかもしれません!?

「麦芽増量しました」みたいな商品も出てきて、広告を見ると、なんだか頭が混乱します。「牛肉を増量した牛肉風コロッケ」みたいなものでしょうか。

玉村本店のビールは、「牛肉コロッケ」とは、明らかに味の違う、本物の「牛肉コロッケ」であり続けたいと思っています。
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