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06 | 2007/07 | 08

自己責任は?


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こんな表示が気になってしまう僕は、おかしいでしょうか?鳩のフンによる被害に遭わないようにという、親切心からのメッセージなのでしょうが、どうも、こういうものが煩く感じてしまうのです。もし、この表示が必要なら、「カラスの糞で衣類が汚れることがあります。ご注意ください。」という看板は、いったいいくつ必要になるのでしょうか?

僕も、カラスの糞の被害にあったことはあります。でも、それが人生だと思います。もちろんとても嫌でしたし、被害にあったことで、学習もしました。でも、もう絶対被害に遭わないという自信はありません。

ちょっと大げさですが、生きていく為には、自分で危険を理解したり、感じたりしながら、そのリスクを回避する努力をしないといけないのではと思います。なんでも、人に「危ない」といってもらえるんだ、と思うようになる方が危険だと、僕は思います。

(お酒のラベルの表示に関しては、国税庁により、表示すべき内容から、文字の大きさにいたるまで細かく定められています。原材料や、製造時期、製造者といった、それなしには消費者が知り得ない情報を、正確に記載するのはとても大事なことだと思っています。それが、ジュースとかではなく、清酒やビールであるということを、誤解なく伝えることも大事だと思います。念のため。)
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ホップ栽培責任者


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写真は、玉村本店の大番頭「たかしくん」。子供の頃から、周りの大人が「たかしくん」と呼んでいたので、ぼくもそのまま呼んでいました。他の人からは、「たかしさん」「たかし」「たかし兄い」等、いろいろ呼ばれていますが、僕にとっては、年上なのに、いまだに「たかしくん」のままです。ちなみに、「たかしくん」のことを社長だと思っている人も多いです。

玉村本店のような小さな会社では、一人が何役もこなさないと回りません。ですから、肩書きとかは存在しないのですが、みんなが実質上、いろんな「なんとか責任者」です。

「たかしくん」の最新の「肩書き」が、「ホップ栽培責任者」です。ホップづくりを思いついてから今日まで、畑づくりから始まって、草刈りや消毒までの日々の世話を、全て先頭に立ってやってくれています。まさに、自分の子供の事のように、毎日の天気や、虫がついたかどうか心配してくれています。

栽培責任者は、今,最初の収穫の準備で頭が一杯です。(「たかしくん」の武勇伝はきりがないので、またそのうち。)
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お隣さん


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以前も書きましたが、ホップ畑の隣はリンゴ畑です。畑に行く途中で撮ったのが、この写真。こちらもだいぶリンゴっぽくなってきています。
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伊東深水


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二階のこのコーナーは、だいたいいつも、伊東深水の作品が展示されています。伊東深水は、美人画が圧倒的に有名です。(女優の、朝丘雪路さんのお父さんでもあります。)でも、我が家にある作品は、戦争が終わる頃、長野の小諸に疎開していた際のスケッチや、従軍画家として描いた、戦中のインドネシア等のアジアのスケッチなどがほとんどです。

今回の作品も、長野の風景なのですが、ちょっと珍しい展示になっています。ただ一見しただけですと、いつものスケッチなのですが、これらの絵が描かれた日付が、ちょうど終戦の昭和20年8月15日をはさんでの一週間なのです。

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終戦の日の作品。

僕の生まれるずっと前のことですが、そういわれてよく見てみると、なんとなく。その頃の日々の気分が感じられる気がします。お越しいただく機会がありましたら、どうぞご覧になってみて下さい。
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飲み比べ


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ギャラリーでは、縁喜のほとんどの種類を無料で試飲していただけます。同じ蔵元の酒でも、飲み比べてみると、本当にいろんな違いがある事を感じていただけると思います。

精米歩合による違い、美山錦、金紋錦、ひとごこち(新美山錦)という米による味の違い、生酒や長期熟成酒。なかなか比較して飲み比べていただく機会もないかと思います。是非、ゆっくり味わってみて下さい。(ドライバーの方には、ご遠慮いただけなくてはいけませんが。)

樽生のビールも一種類ですが、試飲いただけます。
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ギャラリー


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築約100年の酒蔵の一部を改装して、ギャラリーとして公開をはじめてからおよそ10年経ちます。僕の子供の頃は、物置だった二階をきれいにし、昔ながらの梁などは、そのまま拭いただけなのですが、昔の木造の建物って,いいなと思います。一階の石臼は、昭和の半ば頃まで、酒米を水車で精米するのに使っていたものです。

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展示の絵の多くは、我が家を訪れた画家の作品です。戦中から戦後にかけて、疎開をしていたり、田舎に画室を構えていたり、食料を調達にこられたりといったことで、多くの画家の方々が身近におられました。じいさんや親父が、絵が好きだったり、画家の方々に酒の好きな方が多かったりで、京都の画家の方を中心に、福田平八郎、山口華楊、小野竹喬、上村松篁、秋野不矩、奥村厚一といった方々などとの親交がありました。

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志賀高原に上る途中を、外れてすぐではあるのですが、カーナビに頼っても迷ったなんていう方もいらっしゃいます。確かに、ちょっとわかりづらいかもしれません。そんな時には、お気軽にお電話ください。

梅雨が開け、志賀高原もいい季節になります。お近くにいらした際には、どうぞお立ち寄りください。
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米の方の途中経過です。


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自家栽培の美山錦も、ホップほど劇的ではありませんが、順調に育っています。

ここ数日、ずっと草取りをしていました。特別栽培農作物に挑戦してから、一番負担の増えたのが、この草取りです。

最初の年にビール粕肥料を作った際、畑で刈った草を、よかれと思って混ぜたのですが、これが裏目に出ました。雑草の種も混ざってしまい、草取りの負担が増えてしまったのです。去年の肥料づくりは反省を生かしていますし、去年からの草取りで、だいぶ雑草も減ってはきたのですが、まだまだです。

毎日4-5人で10日近く。地味ですが、とても大事な作業です。
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シアトル


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セーフコフィールドの正面にある、Pyramid Alehouse

シアトルは、イチロー選手や城島選手の所属するマリナーズの本拠地でもあり、日本でも有名ですが、人口では約56万人。長野市(38万人)の約1.5倍にすぎません。

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瓶詰め機を見せてもらった、Hale's Ales Brewery and Pub

シアトルのあるワシントン州は、ホップの産地もほど近く、アメリカでもオレゴン州などと並んで、クラフトビールが最も盛んな地域です。シアトル市だけで、実に15以上ものビール会社があります。もちろん、周辺人口の違いもあるとは思うのですが、例えば長野市と比べて考えると、すごい数です。

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有名なPike Place内にある、Pike Brewing

スーパーとかに行っても、地元を中心に、クラフトビールが本当に沢山おいてあります。全米のクラフトビールのシェアが金額ベースで約5%と、以前書きましたが、シアトルあたりでは、10%を軽く超えているともいいます。

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おばあちゃんでも、IPAってなんなのか知っているという話です。うらやましい。日本もそのうちに、そうなってほしいと本当に思っています。(「IPAを知っているおばあちゃん比率」は、日本では、志賀高原がトップクラスだとは思いますが!)
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ハーレム


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元気な蔓が横に茂ってくると同時に、小さな花たちが沢山ついてきました。ビールに使うのは全て雌花(めばな)です。ホップは、株が雌雄別です。したがって、雄花と雌花を収穫の時に選り分けるのではなく、雌花だけが咲くわけです。

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赤ちゃんのような花達のほとんどは、まだ小指の頭くらいの小ささです。めしべだけが目立つ段階で、毛花とも言うようです。写真だとちょっとわかりにくいかもしれませんが、下から見上げると、小さな白い花が、星のようにたくさん咲いています。

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その後、めしべの部分は枯れて、根元から成長し、松ぼっくりみたいな、鞠花に成長していきます。様子は、日に日に変わり、日当りのいい所の株などは、もうだいぶ、鞠花が育っています。

収穫が、いつになるかまだわかりませんが、もうあと、ひと月くらいのはず。収穫や仕込みの段取りは、ホップ次第です。
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口は禍のもと


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「口は禍のもと」と言いますが、僕はあまり後先の事を考えないで話をしてしまう方です。多分、どちらかというと毒舌の方にも入るかと思います。相手の反応や、考えられるリスクなんかを、先回りして考えて、余計な事は言わない。そういうのが、「大人」なのかもしれませんが、僕にはできません。

裏表なく、思った事を言うというのが、相手の時間も無駄にしませんし、逆に失礼でないと思っています。よく、海外の人とは、考え方が違うから、話し方も変えなくてはいけないなんていうことを言う人もいます。外資系の会社に12年も勤めて、たった一年でしたがアメリカでも暮らしました。英語は下手でしたが、自分が考えている事をそのまま伝えようとすれば、別に話し方なんて変えなくても通じます。

普段、よく冗談を言うのですが、なれない人には、冗談に聞こえないらしいというのは、ちょっと問題です。先日のT(=車x3)君の件なんて、全くの冗談なのですが、真剣に心配してくれた人も沢山いたようです。

やはり、もっと「大人」にならないといけないのかもしれません!?
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今日は、うちのホップ畑


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先週末のホップ畑です。台風前の、夕方です。

昨日のアメリカのホップ畑ほどではありませんが(あちらは収穫直前)、我が畑のホップたちも、だいぶ成長してきました。大げさでなく、日に日に成長するのが実感できます。上への成長を止めた事で、横への成長が加速しています。

「下の方は、ろくなホップができない」との先生のアドバイスで、手で届くくらいの高さまでは横芽を摘んでいます。ですから、ちょっと頭でっかちな感じです。

蔓が絡みついている収穫線をつるすワイアも、重そうにしなってきました。去年は、まだすかすかでしたが、今年は、本当に反対が見えないくらいに茂ってきました。大違いです。
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アメリカのホップ畑


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写真は、瓶詰め購入旅行の際、シアトルに戻る途中で撮影したもの。データによると、8月26日ですので、収穫間近です。この時点では、ホップをつくるというのは、将来の夢でにすぎず、いつ実現できるか全くわかっていませんでした。ハイウェイのそばに、畑があったので、よってみただけです。

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今見ると、ホップ棚のつくりは、何となくうちのに似ているなとも思います。(でも、でかい!)畑の密生の度合いは、去年のうちのホップ畑とは大違いです。今年は、少しは近づくと思うのですが、どうでしょう?
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50年


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僕は、勿論オードリー・ヘプバーンにリアルタイムで憧れた世代ではありません。でも、街のウィンドウにこの写真を見つけたとき、思わず気になり撮ってしまいました。

「ローマの休日」が1953年、「ティファニーで朝食を」が1961年。およそ50年も前です。それなのに、こんなに多くの人を引きつける魅力。

酒やビールでも、50年後にも、うまいと言ってもらえる定番をつくれたら最高ですが、ものすごく高いハードルですね。
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百聞は一見にしかず


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一昨日の続きです。

瓶詰め機のメーカがあるのは、シアトルから250km程内陸に入ったパスコというところ。空港について、市内のブルワリーで食事。たまたま、そこも同じタイプの機械を使っていたので、話を聞くことが出来ました。

その日は、ホップの産地として有名なヤキマという所で、ホップ会社も訪問して、そのままパスコの近くで宿泊。翌日、まずメーカーの工場で簡単に話を聞いてから、近くのマイクロブルワリーに。実際の瓶詰めを見せてもらいます。

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機械は、ベルトコンベアもなく、空気圧だけで動くシンプルな構造。見た目も、結構ちゃちです。簡単な構造ゆえに、部品の交換や修理等、部品さえあれば結構自分達で出来そうだという点は納得。スピードは十分、でも、使い方は、実際にこうして見て、調整法を教えてもらわなければ、難しかったと思いいます。

結局、購入を決意し、日本に届いたのが11月の終わり。(最初の仕込みの瓶詰めには、間に合わなかったので、その時は、手詰め機で二日がかりでした。)この瓶詰め機での最初の瓶詰めは、自分で翻訳したマニュアル片手に、アメリカで聞いた事をもとに四苦八苦。なんとか無事に終わった時は、本当に安心しました。

以降、コツをつかむまでには、正直結構苦労もしました。小さなトラブルに何度も見舞われたり、自分達なりの小改造もいろいろする事になりましたが、今ではとても頼れる相棒となっています。1タンクの瓶詰めを3時間くらいで終える事が出来ています。

いろんな人に「やめとけ」とまでいわれた機械ですが、へそ曲がりな性格で、本当によかったです。
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一難去ってまた一難


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今回の台風は、ホップづくりをはじめて以来最大。収穫前の七月で、ホップもだいぶ育って来ているので心配していました。もともと、台風の被害のあまりない地域ですし、ももなどの果樹に比べたら、多分被害の心配は少ないとも言われました。それでも、伊勢湾台風での被害が、長野の農家がホップづくりを断念するきっかけの一つになったという話もあって、やはりどきどきでした。

結果は、心配した様な風雨に遭う事もなく、一安心。ところが、台風の次は、すぐに今度の地震です。玉村本店のある山ノ内町も大きく揺れました。蔵の中で作業をしていた人間は、「壁が落ちるかと思った」というくらいの揺れを感じた一方で、ホップ畑で作業していた人間は、全く地震に気がつきませんでした。結局、幸いなことに、蔵も、ホップ畑も無事でした。

自然の前では、自分たちにできることなど、本当に限られているなと感じます。被害に遭われた皆様には、心からお見舞い申し上げます。
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瓶詰め機


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直営のレストランを持たない玉村本店では、当初から樽よりも瓶の比率が圧倒的に高くなると見込んでいました。開業にあたって、醸造設備を中古で揃えた中に、瓶詰めの機械も含まれていたのですが、手詰めで一時間あたり150本前後しか詰められません。

一つのタンクを詰めるのに、二日もかかる計算です。とてもそれでは追いつかないということで、瓶詰め機の購入を検討しました。ところが、調べてみると、国内では手詰めタイプが主流で、それ以上の能力のものを探すと、途端に数千万円になってしまいます。

困っていると、米国のマイクロブルワリーで広く使われている機械が、比較的リーズナブルに買えることがわかりました。ところが国内では、この機械に関して、使いづらいということで、いい評判が聞こえてきません。「やめた方がいい」とまで言われました。それでも、数千万円も出すわけにはいかないので思案していると、この機械を紹介してくれたアメリカの会社の方が「一度アメリカに来て、実際の瓶詰めの作業をみたり、トレーニングを受けて、納得してから買ったらいい」とのアドバイス。

すぐに、手配をお願いして、シアトルに向かったのがビール醸造の本免許がおりる直前の2004年8月の終わりでした。
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ダンゴムシ


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写真、気持ち悪かったらごめんなさい。(手は、ブログ初登場の我が娘です。)

娘が幼稚園からダンゴムシを見つけてきて、飼い始めました。

それで思い出したのが、大学の時に一番印象に残った授業のこと。生物の時間だったのですが、何時間も続いたのがダンゴムシの観察です。

シャーレーに折り曲げた白い紙を敷き、その上にダンゴムシを歩かせます。紙の折り曲げた所にくると、ダンゴムシは向きを変えます。課題は、その様子を,出来るだけ詳しく書く事。

「ダンゴムシは、(紙の)壁を見ると、乗り越えられないので,向きを変えます。」なんて書くと、やり直しです。「ダンゴムシは本当に壁を見たのか?」、「乗り越えられないと判断したとどうしてわかる?」

事実だけをもとに、ダンゴムシの動きを客観的に説明する。意外に難しく、イライラしながらの授業でしたが、自分の主観と客観をしっかり区別するという訓練として、とても勉強になりました。

法学部政治学科なのに、一番印象に残ったのがダンゴムシでいいのかどうかは、聞かないで下さい。
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最大の関門


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もしかすると、ビールづくりで一番気を使うのが瓶詰めかもしれません。

ビールの瓶の中身を、他の空瓶に移してみていただければわかるのですが、泡がたってしまい、うまく移せないと思います。ビールのような炭酸飲料の場合、この炭酸をコントロールする必要があります。具体的には、あらかじめ瓶の中に炭酸ガスをいれて、流れ込むビールよりも、ほんの少しガス圧の高い状態にします。それから、少しずつこのガスを逃がしてやることで、ビールが泡立たずにゆっくりと流れ込むのです。

もともとのビールのガスの状態、温度など、様々な条件が影響します。中身の量を一定にし、品質劣化の原因となる酸素を入れず、清潔には万全を期す。一本一本を目視で確認しながら、品質保持に不安のあるものは、取り除きます。

要冷蔵での取り扱いをお願いしているとはいえ、瓶詰めのミスは許されません。地味ですが、ビールづくり以上に味に影響する可能性があると思っています。(まずいビールを瓶詰めでおいしくはできませんが、おいしいビールをまずくするのは簡単です。)

ちょっと過剰とも思えるくらいに、神経質にやっています。
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星一徹ではありませんが…


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写真は、多くのビール好きの方には、今さら説明をするまでもない、両国「ポパイ」のマスター、青木さん。

「ポパイ」さんの「地ビール100選」というイベントが、きっかけとなり、志賀高原ビールを扱っていただくようになったのが、僕らが醸造を開始して半年ほど経った2005年の春です。

なにせ、始めたばかりの無名のビールでしたので、こんな有名なビールパブで扱ってもらえることになって、大変嬉しかったのを覚えています。「ポパイ」で、はじめて志賀高原ビールを飲んだという方も多く、本当に感謝しています。

青木さんには、本当にいろいろなことを教えていただきました。味に関して、ご意見をいただき、それがきっかけとなって、試行錯誤をしたのは、一回や二回ではありません。もちろん、自分達なりにいつもベストを尽くしてビールを造っているのですが、青木さんのような経験ある飲み手の方に、的確な指摘をいただくと、(その時は)悔しいのですが、なんとかしなくてはという気にさせられます。

なんとか、指摘いただいた点を改善しようと、ずいぶん勉強もしましたし、いろいろ試しました。まだ合格ではないかもしれませんが、その度に、自分達なりにも進歩できたように感じています。

まだ「大リーグボール」は投げられませんが、これからもよろしくお願いします!(もちろん、星一徹と飛雄馬ほど、年は離れていませんので、念のため。)

長野県限定ですが、本日 7/13 SBC 信越放送の「キャッチ!」という番組で、志賀高原ビールがちょっと取り上げられます。17:15頃の予定ですが、生放送なので多少の前後があると思います。T(=車x3)の勇姿を見てやって下さい。
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「ビール」離れ or「 ビール類」離れ?


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先日のエントリーと似ていますが、ご容赦を。僕にはとても気になることなのです。

大手ビール会社の今年上半期のビール系飲料の出荷量が発表されました。前年同期比で-1.9%。統計をとり始めた1992年以来最低とのこと。

全体の53.9%を占めるビールの出荷量が-2.8%、同25.6%の発泡酒が-2.7%。対して、シェア20.5%の第三のビールは+1.5%。「特に、若者のビール離れが深刻である」という「業界関係者」のコメントが記事にあります。

これだけを見ると、第三のビールのような、「ビール風飲料」ではなく、「ビール」離れが一番深刻というように読めますが、本当でしょうか?

確かに、「ビール」の落ち込みは数字的に一番大きいです。でも、サントリーの「プレミアム・モルツ」のような「高級ビール」(定義はよく知りません)は、40%増です。「量が少ないので、大勢には影響ない」と、記事には書かれていますが、僕にはそう思えません。

「牛肉コロッケ」なのか、「牛肉コロッケ」なのか。食べてもよくわからないような状態が、問題の元凶なのではないでしょうか?くり返しますが、ビール類のうち、「ビール」は53.9%です。「たとえ麦芽を使ってなくても、飲んでも大して変わらない。それなら安い方がいい。」という人が約半分もいるという状況なのです!

どうやったら沢山売れるか?→安くすればいい→どうやって安くするか?→(他のコストは減らせないので)酒税を減らせばいい→どうやったら酒税を安くできるか?→(酒税の高い)ビールじゃなくて(酒税の安い)ビールにすればいい…

こんな事をしている間に、ビール系飲料の半分はビールじゃなくなってしまいました。若い人は、本当においしいビールを飲んだ事があって、ビール離れをしているのでしょうか?志賀高原ビールは、大手メーカーのビールよりも、「濃く」て「苦く」て(ちょっと)「高い」です。でも、若い人に飲んでもらっても「おいしい」といってもらえる事が多いです。

企業を維持、成長させるためには、沢山売る事は大事です。でも、肝心の売っているものの価値を大事にしないと、いけないと思います。僕も、企業経営者ではありますが、同時に一人の酒好きとして、酒という文化を大事にしたいとも思っています。
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沈思黙考


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関税割当制度というものがあります。国内の産業を保護しながら、一定の範囲内で輸入品の関税を引き下げるという制度で、ビール会社の場合、この制度を利用すると、麦芽の輸入にかかる関税を免除してもらえます。

そのために、ビールの販売状況や、今後の計画、麦芽の使用見込等を記載した書類をつくり、国税庁に提出しなければいけません。これが、とても面倒なのですが、意外にいい面もあります。

所詮、まだ三年目の事業に関して、半年、一年先を予測するというのは簡単でありません。しかし、この書類づくりは、結局ある意味、半年毎に事業計画づくりをつくり直す(もしくは見直す)ことになっています。原料の調達の量や時期、商品構成や、販売の方法が正しいかどうかなど、いろいろ考えさせられます。

最初に勤めていた会社で、新しい分野をまかされて、どうすればいいかわからないでいた時に、ある先輩が「ビジネスプランをつくるといいよ。」といってくれたのを思い出します。計画をする事自体も大事ですが、それをつくるために、いろいろ調べたり、真剣に考えたりする事によって、何をするべきかが見えてくるという意味です。

正直、その時は、あまりちゃんと出来なかったのですが、今は、この作業が、結構役に立っていると思っています。
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いつか言ってみたい!


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メルシャンの藤野さんと、志賀高原ワインの次期ヴィンテージのテイスティングをしていて、シャルドネが、ここ数年、特によくなったという話題になりました。

藤野さんいわく、「2005年から、きいろ香の研究を生かして、XXXXXを使わないで、シャルドネを育てるようにしたんですよ。」とのこと。(細かくは、ここでは書けません。ごめんなさい。)

以前も書きましたが、「ワイン」の方々は、やはり農業と醸造の距離が近いとは思っていましたが、品質がよくなった原因を、原料のぶどうを栽培する方法にまで遡って説明されると、あらためて、参りましたという感じです。

縁喜も、「自家栽培の美山錦のつくりかたを、△△△△△に、かえまして」なんて、いつか言ってみたいと、本当に思っています。

志賀高原ワイン 長野シャルドネ2005 お試しください!
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こころざし


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写真は、メルシャンの藤野さん。国産ファインワイン部の部長として、シャトー・レイソンでのワイン造りや、シャトー・マルゴーとの技術交流、ボルドー大学との共同研究などを通じ、勝沼ワイナリーの人々とともに、シャトーメルシャンを牽引してこられた方です。

2004年、志賀高原ビールの販売開始とほぼ同じ頃、この志賀高原ワインを、長野さんのメルロー、シャルドネ100%使用にグレードアップしてリニューアルしたのですが、それを可能にしてくれたのも藤野さんです。

以来、ヴィンテージが切り替わる毎に、試飲のサンプルをテイスティングしながら、次の志賀高原ワインを話し合ってきました。写真は、先日、次期ヴィンテージの試飲の際に撮ったものです。(場所は、どこかの飲み屋ではなく、我が家の座敷です。)

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藤野さんは、一見、もの静かな紳士なのですが、ワインに対する情熱はものすごく、話し始めるとなかなか止まらないほど、熱い方です。メルシャンというと、大メーカーのイメージをお持ちの方も多いでしょうし、事実大会社なのですが、シャトーメルシャン自体は、いわゆる「マス」の商品ではなく、日本を代表する高級ワインとして、国際的にも高く評価されています。シャトーメルシャンに携わるみなさん一人一人が、こだわりを持っていいワインを追求されていて、大企業というよりも、本当にワイン好きの集まりという感じがします。

藤野さんとお話をしていて、いつもすごいなと思うのは、目標の高さです。「世界で認められる日本のワイン」を常に志してやっているということが、お話をするたびにひしひしと感じられ、本当に刺激になります。数々の受賞歴や、パリの三ツ星レストランのメニューへの採用、甲州きいろ香の開発といったすばらしい成果の理由が、この志の高さにあると思っています。

お会いするたびに、見習わなくてはと思わされます。
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Fuller's


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ずっと飲んでみたかったビールです。

エールの文献などで、必ず登場するのが、このフラー社のビールです。とても有名なのに、今まで日本では飲むことができませんでした。イギリスに行ってでも、飲みたいなと思っていましたが、また僕のビールの学校がやってくれました。Kさんの働きかけがきっかけとなり、日本への輸入が始まったとのことです。

早速入手したのは、London Pride 、ESB、Golden Pride、London Poreter、Discoveryの5種類です。いずれも、さすがエールの本場を代表するビールらしく、きれいで、モルトの風味がしっかりとした、すばらしい出来です。どれも甲乙つけ難いのですが、個人的には特にGolden PriceとLondon Porterが特に印象に残りました。

特に、パブ/バーなどで、ビールを主として飲むには、最高のビールだと思います。日本でこういうビールが買えるようになったということは、うれしいと同時に、刺激にもなります。

とても気に入ったのですが、では、志賀高原ビールも、こうしたビールを目指すかというと話は別です。ぼくらは、「個性ある食中酒」として、日本の食(必ずしも日本食のことではありません)を意識しながらビールをつくっています。こういうすばらしいビールのいい点は、参考にしながらも、自分達なりのビールでいこうと思っています。
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経過報告


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一週間ほど前の写真です。

二年目の株が、とても元気だと先日書きました。約50くらいある去年の株のほとんどが、棚の一番上に届き、去年はあまり必要なかった作業をすることになりました。(去年は、収穫時期に、やっと元気な10株程度が、一番上に届く程度でした。)

まず、一番上に届いた蔓を、今度は横に這わせます。ある程度絡まったところで、頭を切っていきます。こうすることで、今度は、上に育つ代わりに、横に成長していくわけです。横に伸びていく蔓は、上半分程度はそのままに、下の方の横芽はとってしまいます。下の方は、元気がいいので、勿体ない気がするのですが、日照の問題や、病気への対策もあるようです。

ホップの先生のアドバイスをもとにやっているのですが,なにせはじめての経験ばかりで最終のイメージが出来上がっていません。その分、楽しみでもあります。

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STYLE SELECTION FEST @ポパイ


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日曜日に、両国「ポパイ」で「STYLE SELECTION FEST」が開催されたました。特定のスタイルのビールだけを集めて飲みくらべるというイベントで、昨年の「ペールエール」に続き、今年は「ポーター&スタウト」でした。

同じスタイルのビールを一度にいろいろ飲めるというのは、なかなかないので、いい勉強の機会です。最近、関係を心配されている(!?) T (=車x3) 君と一緒に参加してきました。

志賀高原ビールは、いつものポーターを出品。それを含めて、ポーターが4種類と、スタウトが8種類。通常のポーター、スタウトから、各社の限定商品まで。どれも個性があり、飲み手として純粋に楽しめました。

志賀高原ポーターは、最初からの定番商品です。どちらかというと、個性を追求してしまう志賀高原ビールのラインナップの中では、ホップもロースト香も強調しておらず、あえて「黒いビールなのに、意外に、飲みやすい」というイメージでつくっています。

昨日、バランスについて書きましたが、「意外に飲みやすいのが個性」というのは、作り手としては時に心配になります。いい機会なので、いろいろなビールと飲み比べたり、他のブルワーさんも含め、皆さんの意見を聞いたりしながら、自分たちのポーターを考えることが出来ました。

スタウトや、より高アルコールのスタウト・ポーターにも、ずっと興味があるのですが、未だにつくったことがありません。将来のために、飲み手の皆さんが、スタウトとポーターにどういうイメージを持っていて、どういうものを好んでいるのかについても、結構しつこく聞いてしまいました。

結局、最後は自分の好みでつくってしまうのですが、おかげで、いろいろ考えるところがあり、とてもいい勉強の場でした。当日お会いした皆さん、ポパイの皆さん、本当にありがとうございました!
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バランス


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「バランスいいね」と言ってもらうと、嬉しい反面、ちょっと心配にもなります。バランスの悪い、飲めないようなビールでは困るのですが、もしかしてバランスがいいというのは「つまらない」と紙一重ということではと思うのです。「いい人だけど...」って感じでしょうか。

志賀高原ビールは、無難な万人受けするビールよりも、「個性ある食中酒」を目指しています。写真のテーブルではないですが、ちょっとハラハラするけど、なんとかバランスもとれているという感じで行きたいと思います
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「農」と「食」の距離


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醸造と農業の距離が、いつの間にか離れていたと、先日書きました。その後、思ったのですが、これは醸造だけではないですね。

人間にとって、とっても大事な「食」。1960年代くらいまで、身の回りの食材を、家庭で料理して食べるというのが当たり前だったのですが、70年代には外食、80年代には中食ということば一般化し、現在では食に関する支出の40%以上が、外食や総菜等,家庭以外で調理される食に、費やされているとのことです。

家で料理する割合が減ると同時に、食材も、スーパーや、外・中食産業等、大規模な流通に依存する部分が増えました。今や、日本はもとより、世界中の様々な食材が、季節に関係なく豊富に手に入ります。とても便利なことですが、一方で、食の安全とか食料自給率とか食育とか、食に関する問題への懸念や関心も高まっています。

僕自身、食べることは大好きで、よく自分で料理もします。年をとってきたせいかもしれませんが、最近、シンプルだけど、とれたてのものを、おいしいと感じることが多くなりました。家でとれたり、近所の方にいただいたりする、何気ない野菜など。今の季節なら、志賀高原でとれる,
たけのこ(ネマガリダケ)などです。季節を感じ、つくられた場所や、人の顔が浮かぶ食というのも、やはりいいものです。

日本は、国土の70%が山林で、残りの平地では、工業化が急速に進んだわけで、農地も限られます。残念ながら、身近な食材だけで生きていけるわけにはいきません。でも、だからこそ、「農」が身の回りに感じられるということは、ありがたいことだと実感するこのごろです。
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気がつくようになったこと(2)


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ホップづくりをはじめて、頻繁に畑に行くようになったのですが、その度に、花や草木などの様子が、刻一刻と変わっていることに気づかされます。

小さい頃から,この地で育ったのですが、子供の頃は、いわゆる「現代っ子」(もう死語?)で、自然といっても、カブトムシとかクワガタくらいにしか関心がありませんでした。知らなかった・気づかなかったことが、こんなにあるんだと、今更ながら感じる毎日です。

筋金入りの田舎者になるためには、まだまだ修行が足りません。
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悪い兆候?


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娘を風呂に入れようとしていると、もう一人の娘が電話の子機をもってきて、「お父さん電話」といいます。(二人とも五歳です。)

電話の相手は、一緒にビールを醸造しているT(or 車 x 3)君。要件がすんで、「ところで(うちの娘は)、ちゃんと電話とった?」と聞くと、「ええ、もう立派なものでした」とのこと。今まで自分から電話にでたことなんてなかったので、ちょっと娘に感心しました。

風呂に入りながら、その娘に聞くと、「なんにもお話していない。ただ、電話が鳴ったから、もってきただけ」といいます。全然「立派なもの」ではありません。

信頼するパートナーが、本当のことを言えないというのは、あまりいい兆候ではありません。志賀高原ビールの危機かもしれません!?
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