2007年 09月
30日(日)
29日(土)
28日(金)
27日(木)
26日(水)
25日(火)
24日(月)
23日(日)
22日(土)
21日(金)
20日(木)
19日(水)
18日(火)
17日(月)
16日(日)
15日(土)
14日(金)
13日(木)
12日(水)
11日(火)
10日(月)
09日(日)
08日(土)
07日(金)
06日(木)
05日(水)
04日(火)
03日(月)
02日(日)
01日(土)
09/30/2007(Sun)
縁喜の新定番、「辛口純米酒」 新発売!

先週予告しましたが、僕が勝手にとても期待している新商品、「辛口純米酒」を10/2、新発売します。
旨い純米酒を、毎日でも味わっていただきたい。その思いから一年以上かけて準備してきました。
玉村本店が、200年間こだわってきたのは、毎日の晩酌で飲んでいただきたい、「普段」の酒です。レッテルも、本当に定番に育って欲しいとの思いから、多分40数年ぶりに、伝統のデザインの新バージョンをつくりました。
長野県生まれの酒造好適米 新美山錦「ひとごこち」を65%まで精白し、志賀高原の湧水だけでじっくりと醸しました。辛口といっても、薄っぺらい酒ではなく、純米ならではの、しっかりとした味わいがありながらも、日本酒度+7まで、完全醗酵させることにより可能になった、切れ味が特徴です。晩酌の定番として,毎日でもお飲みいただきたいとの思いから、サイズは一升瓶のみ。価格にもこだわりました。冷やはもちろん、特にお燗でおすすめです。
どうぞお試しください!
09/25/2007(Tue)
クラフトビア・フェスティバル

今度の日曜、9月30日に、第二回のNippon Craftbeer Festivalが開催されます。(写真は去年のイベントで、スピーチするヤッホー・ブルーイングの石井さん。)
去年に続いて、僕も、轟君と一緒に参加します。志賀高原ビールは、自家栽培のホップ信州早生を、収穫直後、生のままで仕込んだ「DPA Harvest Brew」と、今年バージョンの「House IPA」の二種類を持っていきます。どちらも、今回が初のお披露目で、果たして皆さんに気に入っていただけるか、ちょっとドキドキしています。
ブルワー主催の本イベント、去年も、“Fans Meet Brewers”というスローガンのもと、ほとんどの会社のブルワーが参加しました。大勢の方々ともお会いでき、とても楽しかったのですが、僕ら自身、まだ駆け出しで、こういうイベントに参加した経験が乏しく、顔見知りの方も少ないということと、根が恥ずかしがり屋なことも手伝って、ついつい「壁の花」と化していた時間もありました。(人相が悪いからという理由でないといいのですが。)
当日、見かけたら、どうぞ(可愛そうだと思って!?)お気軽に、お声をおかけください。皆さんのご意見、ご感想など、いろいろうかがえればとおもいます。
多くのみなさんとお会いできるのを、楽しみにしています!
09/23/2007(Sun)
東洋一の平和観音!?

ビール工場のすぐそばからの景色。右下に見えるのが、世界平和観音です。
高さ25mのブロンズ製。第二次大戦で、先代の青銅製のものが武器製造のために供出され、立て直されたのが1964年。
子供の頃から、「東洋一の平和観音」というフレーズを耳にしてきました。確かに、金属製の観音像としては、東洋一だとのことです。
東洋一の観音像が、なぜ世界一の観音像ではないのか。今でも不思議に思っています。
09/21/2007(Fri)
灯台下暗し

親父(=社長)にいわれるまで気がつかなかったのですが、美山錦の田んぼの色は、普通の米のそれと、だいぶ違います。写真でわかりますか?真ん中の色の濃い田んぼが、我が美山錦。近くで見ているだけではわからなかったのですが、ちょっと赤身がかっている感じです。散歩の途中、遠くから見て,気がついたとのこと。

ちょっとわかりにくいですが、近くから見るとこんな感じ。手前が美山錦、そのむこうが通常の米です。
灯台下暗し、っていうやつですか。
09/20/2007(Thu)
ふさわしい服装

メルシャンで玉村本店を担当してくれている平戸さん。新志賀高原ワイン誕生の立役者で、社員同様に、頼りにしている大事なパートナーです。
これは、ホップの収穫の様子を、現場まで見に来てくれた時の写真。
僕は、会社勤めを辞めて玉村本店に入社して以来、すっかりスーツを着なくなりました。これでも、金融機関に勤めていましたから、十数年以上も、ほぼ毎日ダークスーツでした。でも今では、年に数回着るかどうか。普段は社員全員、カジュアルな格好です。
スーツ姿が似合わない風景もあるんです。
09/19/2007(Wed)
カラダで覚える

今日の仕込みも無事終了。実は秘密があります。
先月末の仕込みの時のこと。ちょっとしたトラブルで、100℃の麦汁を長靴にかぶってしまい、足の甲を火傷しました。たいしたことないかと思ったのですが、そうでもなく、しばらく靴がはけなかったりで、いまだに直りきっていません。ビールづくりも、気を抜くと結構危ないと再認識しました。
痛い目にあった直後、足を冷やすために長靴に水をいれながら、このトラブルの解決方法を思いつきました。気がついてしまえば何でもないことだったのですが、これを気がつくまでに三年かかったわけです。
この工夫を取り入れて以来、絶好調。
たまには、痛い目に会わないといけないということかもしれません。
09/18/2007(Tue)
サービス?(2)

昨日の続きです。
新宿駅で。(クレジットカードで払いたかったので、窓口での会話。)
「大宮経由で、長野まで新幹線自由席お願いします。」
「乗車券は、こちらからでよろしいですか?」
「はい」
「お一人様でよろしいですか?」
「はい」
「片道でよろしいですか?」
「はい」
わずらわしい。(僕だけでしょうか?)
確かに、もしかしたら大宮まで定期券を持っていて、乗車券は大宮からでいい人もいるかもしれませんし、もしかしたら、どこかで連れが待っているのに、人数を言い忘れたのかもしれませんし、もしかしたら帰りの切符も必要なのかもしれません。
でも、僕には、それは特殊なケースだと思えますし、もし例えば二人分だったら、二枚と言う責任はこちらにあり、わざわざ確認して欲しくはないのです。
次の機会、今度は、いちいち相づちを打つのも面倒なので、間違えないように、
「大宮経由で、長野まで新幹線自由席、片道一枚、乗車券は新宿からお願いします。ああ、乗車券も片道。」
と言いました。これで完璧と思ったのですが、
「本日分でよろしかったですか?」
「…」
敵は上手です。多分、次回は「大人」だということも、付け加えなくてはいけないと思っています。(身長181cm、白髪も多いですが。)
09/17/2007(Mon)
サービス?

本屋での出来事。僕は、文庫本2冊と、新書2冊を購入。レジでは、「社員」という名札を付けた感じのいい男性が応対してくれました。
店員: 「カバーはおつけしますか?」
僕: 「はい、お願いします。」
店員: 「袋に、お入れしますか?」
僕: 「はは、はい。お願いします。」
四冊買ったのですが、カバーをしてもらったし、資源の無駄をなくすということもあるでしょう。この質問は、まあ、納得です。
気になったのは次です。レジから打ち出されたレシートを手に、
店員: 「レシートは、お要りようですか?」
僕: 「はあ?」
レシートは、確かに要らないことが多いです。でも、レジの横にはご丁寧に、「不要レシート入れ」なる箱までが用意されています。要らなければ、自分でそこに入れればいいと思います。余計なことを聞かずに、黙って渡して欲しかったです。
その店員さんは、終始感じがよかったですし、多分、(レシート不要の人も多いので)サービスで聞いたのはわかるのですが、なんか、すごく違和感を感じました。こんなことが気になる僕は、少数派なのでしょうか?
「レシートは必要なしで、よろしかったでしょうか?」
って言われなかっただけ、まだ幸せだったと思うことにします。
09/14/2007(Fri)
ひやおろし発売中!

今日はちょっとだけ宣伝です。
暑かった夏も終わり、長野では、朝夕など、ちょっと肌寒さを覚える日も増えてきました。ちょっと温度が下がってくると、「日本酒が飲みたい」と思うようになるのは。僕だけではないと思います。
冬に仕込み、春にしぼった酒は、志賀高原の麓の涼しい蔵で熟成を重ねます。「秋上がり」という言葉がありますが、いい日本酒は、夏をこえて、味になめらかさや深みが増し、飲み頃を迎えるといいます。
この「秋上がり」した酒を、その味わいを最大限楽しんでいただくように、通常行われる出荷時の火入れ(熱処理)をせずに、生詰めしたのが「ひやおろし」と言われる酒です。
縁喜の「ひやおろし」は、美山錦を49%まで高精白して、長期の低温発酵で,じっくり醸した吟醸酒です。玉村本店のラインナップの中でも、もっともすっきりと、キレのいい酒ですが、熟成による丸さが加わり、本当においしくなっています。
食べ物がおいしくなるこれからの時期に、ぴったりの酒です。どうぞお楽しみください。
http://www.tamamura-honten.co.jp/shop.htm
09/13/2007(Thu)
区切り

ひとつ歳をとりました。
五年ぶりに運転免許の更新にも行ってきました。お参りとか何もしていないけど、厄年というやつも、今年が最後のはずらしいです。
もう、めでたくもない歳ではありますが、区切りにはなった気がします。
ちょっとは新しい気分で、がんばろうと思っています。
09/12/2007(Wed)
やだくなる

うちのあたり(長野では結構広範囲?)で、みんなが方言とも思わずに口にする言葉に「やだくなる」というのがあります。「やだ」もしくは「いやになる」なら標準語だと思いますし、意味は、まさに「いやになる」なのですが。
ちょっとしか違わないのですが、やはり「やだくなる」の方が気分が表せる感じがするのだと思います。
結局、「やだくなった」ということかなと、今日のニュースを聞いて、感じました。
09/11/2007(Tue)
相談相手

ビールづくりで、悩んだり、課題に直面したとき、良く話をするのは、うちの酒「縁喜」の杜氏です。
ビールと日本酒。つくり方も原料も、全然違う部分はあるのですが、やはり同じ酒。直接「こうすればいい」というアドバイスはないですが、真剣に自分の問題に取り組んだ経験から、「日本酒の場合はこういう原因が考えられます、とか、こうします」といってもらう中で、大きなヒントを得ることがあります。
ちょっと違う分野のやり方が、参考になることは多いです。
明日は、早速、今日の会話で思いついたアイディアをもとに、大(中?)実験をしてみます。
09/10/2007(Mon)
テイスティング

ビールのテイスティングは、必ず複数でするようにしています。その日の体調等の影響があるのか、同じビールでも、例えば、朝と夕で味の感じ方が違ったりするからです。
もちろん、みんなの意見が必ずしも一致する訳ではないのですが、ずっと一緒に飲んでいると、だいぶ、お互いの感じ方を共有できるようになってきた気がします。
相手の違う意見に抵抗を感じながらも、もしかして自分の感じ方に狂いがあるのかと、考え直すこともしょっちゅうです。
絶対的な味覚の基準を持つのは、難しいことです。
人の機嫌だって、毎日違うように、ね。
09/09/2007(Sun)
自分たちの飲みたい酒 (by ego-brewer)

「自分たちの飲みたい、個性ある食中酒」。これが、うちの目指す酒です。
よく、そう言っているのですが、下手をすると、独りよがりになりそうでもあります。これがうちの味だ、といって、まずい酒を出し続けるようでは、勿論だめです。
以前も書いたのですが、酒やビールのような嗜好品の場合、最初に「これ」というものを、提案をしていく責任が、僕らつくり手にはあると思っています。
でも、その商品に対しての、お客様のご意見は、大事にしたいと思っています。
ひねくれものなので、頑固に変えない部分はあるでしょうが…
09/08/2007(Sat)
白髪

白髪が多いです。
なんか、苦労してるみたいですが、そんなことはありません。勤め人だった頃よりも、大幅に睡眠時間は長いですし、満員電車にものりません。目覚まし時計で起きるのも、仕込みのある日くらい。好きなことをしていますし、ストレスもあまりためこまないタイプだと思うのですが。
結局多分、遺伝です。
カミさんが、白髪を一本見つけたと、騒いでいます。僕の場合、見つけて抜いていられたのは、ずいぶん昔のことです。
09/07/2007(Fri)
台風、通過。

大風、通過しました。
幸い、美山錦にも、ホップ棚にも被害がなく済みました。ご近所のリンゴなどの果樹も大丈夫だったようです。
この時期の台風は、一年の収穫を台無しにしてしまいかねないので、本当に心配です。
稲刈りは、今月末の予定。いい米が無事、出来ることを祈ってます。
09/06/2007(Thu)
やっと、三周年!

三年前の9月7日に、玉村本店は、ビール醸造の本免許を取得しました。ですので、やっと三周年。
いろいろなことがあったので、あっという間というよりも、やっと、という感じです。小さかった頃の方が、一年が経つのが、ゆっくりと感じられたように。
写真は、その年の9月17日。はい、
最初の仕込みは、9月21日。あっ、T(=車x3)は、まだ入社していません。
09/05/2007(Wed)
「だから鷺沼! だから志賀高原!」

今日は落書きじゃないマイケルさん。(全く関係ないけど、大好きだったMichael Breckerを思い出し、涙。)
「何で志賀高原?なんで鷺沼?」先日のSal’sさんでの「FreshHop2007」で、僕が何度か口にした台詞です。マイケルさんのブログでも同じ話題が触れられていますが、僕も、もう一度書いておこうと思います。(恐ろしい事に、YouTubeで、イベントの様子が観れます。)
今回のイベント、きっかけは、ホップ、そしてランドルです。その辺の事は、先日書きました。Sal’sさんは、アメリカのHoppyなビールの品揃えでは、ちょっと他にないくらい充実しています。自分たちでも、どんどんアメリカのブルワリーに出かけていき、取材をしたり、人気があるビールを仕入れてきてしまいます。僕も飲んだ事のない、日本では普通には飲めないようなビールが、当たり前のようにメニューに載っています。
そんなSal’sさんが、ビールを本格的に扱いだして、まだ3年くらいとのこと。ちょうど僕らがビールをつくり始めた頃です。初めて日本のクラフトビアを扱うと決めてから、最初に気に入った富士桜さんのラオホを扱うために、いきなり二度も、ブルワリーに直談判にったそうです。
店の大部分は、手作り。お金をだして、誰かにやってもらうという感じは、全くなく、1999年のオープンから、多分ずっと変わり続けてきたと思われる空間は、何とも言えない、いい雰囲気と居心地の良さです。ビールのサーバーも手作り。今回のイベントのために、タップを増設したのも自分たちです。

YU-KIさんの料理も、本当においしい!かげの大黒柱?
このように、今回のイベントで初めて知ったり感じたことも多いのですが、いつも強い好奇心を持って、自分たちの好きなもののために、どんどん行動をおこしていく。面白そうだと思ったら、計算できないことなんかがあっても、お金なんかかけずに、できることからやってみて、とにかく自分もまわりも楽しんでしまう。
好きなビールのタイプはもちろん、そんな姿勢に共通点を沢山感じました。というわけで、イベント前には、ホップ、ランドルのことばかりが頭に浮かんでいたのですが、もしかしたら、もともと感じる部分がお互い、あったのかもしれません。

「だから鷺沼! だから志賀高原!」
09/04/2007(Tue)
夏が終わって

忙しかった夏が終わって、やっとほっとしています。
今まで、あまり夏にビールを売る力がなかったのが、今年は予想以上に好調で、そのうえホップの収穫も、去年とは比較にならない忙しさ。やっと収穫が終わると、今度はなくなってしまったビールたちを慌てて仕込みました。(在庫が切れてしまわないといいのですが、ちょっと心配しています。)そして、Sal'sさんでのイベント。
ばたばたしたけど,記憶に残る夏でした。(ゆっくりするのはいいけど、ブログねたには困るなあ。)
09/03/2007(Mon)
FreshHop2007 @ Bar Sal's 、楽しかったです!

Bar Sal’s さんでの、玉村本店・志賀高原ビールとことん飲みくらべ祭り『FresHop2007』、無事終了しました。
はじまる前は、正直、うちのビールだけで、本当にイベントがなりたつのかなと心配していたのですが、想定外(?)に沢山の方々が来てくれました。全部で6種類のビールがあったのですが、合計100Lもの樽が、6時前には全て空いてしまいました。これだけの種類を、全部樽で飲んでいただいたのも、初めてだったので、楽しんでいただけたとしたら、すごく嬉しいです。
当日の目玉、収穫したばかりの信州早生を、ランドルを通して加えたのは。これまた自家栽培の酒米 「美山錦」をつかったMiyama Blonde。こちらも、本当に効果がでてくれるのか、心配していたのですが、うちのホップの香りの特徴が思いのほか、しっかりでていました。手前味噌ですが、Miyama Blondeとのマッチングも良かったと思っています。(ただ、あまりの人気で、連続してのサービングとなったタイミングでは、ビールとホップとが接触する時間が短すぎて、効き方がやや弱くなってしまったようです。)
「マスカット」とか「青いバナナの皮」とか、僕らが感じていたのと同じような印象が、飲まれた方の口から聞けて、なんか、安心しました。(飲んだり話したりに夢中で、ちゃんと写真を撮ってなかったのですが、上の写真、ピッチャーに入っているのが、ランドルからでてきたばかりの、Miyama Blondeです。わかるかな?)

藤原ヒロユキさん、マイケルさん、T(=車x3)と。
本当に大勢の方々とお会いして、いろんなお話が出来て、すっかり楽しんじゃいました。特に、富士桜の天通さん(僕の尊敬するブルワーのひとりです)が、大事なイベントのあと、わざわざ御殿場から駆けつけてくれて、感激でした。天通さんが着いた頃には、残念ながら、ほとんどビールが終わっちゃっていたのですが、イベントの後の打ち上げで、いろいろな貴重なビールを飲みながら、ゆっくり話が出来てよかったです。
来て下さった皆さん、本当にありがとうございました。これからも、皆さんに楽しんでもらえるようなビールをつくっていきたいと思いますので、よろしくお願いします!

それから、マイケルさん、YU-KIさん、楽しいイベント、本当にありがとうございました!(写真、しつこい?)
09/02/2007(Sun)
Harvest Brew(収穫仕込)

Harvest Brewっていうのは、去年考えた、(多分)うちだけの言葉です。ホップを収穫して、それを、そのまま使って仕込んだビールという意味で使っています。
キリンで、「一番搾りとれたて生ホップ」(でしたっけ)という、製品がここ数年でています。これは、通常、保存のために乾燥するホップを、乾燥せずに凍結し、その後粉砕して仕込むというのが、「売り」です。玉村本店のHarvest Brewは、乾燥も凍結もせず、そのままの状態で使います。
アメリカでは、収穫直後に、FedExで直送したり、ハーレーでエスコートしたりしてそのまま仕込むビールがあります。でも、うちのホップ畑は、ビール工場からほんの数分です。収穫の朝から仕込みを開始し、摘んだばかりのホップは、そのまま釜に直行です。そういう意味では、もしかしたら、収穫から仕込みまで、世界最短かもしれません!?
写真が、一回分の収穫量です。ホップは水分含有量が多いので、乾燥により重量が大幅に減ります。ですので、その分を勘案し、通常の乾燥されたホップに比べて、4-6倍を使ってみています。これだけで、およそ8kg。これを、アロマホップとして、煮沸の最後に投入しています。先日も書きましたが、今年は、去年に比べて大粒で、香りも強い気がしています。
ホップの香りや、苦みは、非常に繊細で、貯蔵により徐々に失われるといわれます。それならば、収穫直後に仕込むことにより、ホップ本来の香りが、最大限生かされるのではと期待しています。
野菜でもなんでも、とれたてには、とれたての魅力がある、というのが経験的には明らかです。(ホップも野菜!?)
この、Harvest Brewが、単なるセレモニーに過ぎないか、それとも、本当に貴重な仕込みなのか。お試しいただけるのは、10月頃からになる予定です。
09/01/2007(Sat)
来年のお楽しみ

写真は、海外から取り寄せて、今年新たに挑戦した品種のホップです。信州早生よりも一月ほど遅れて届いたため、もともと今年は、実験と、来年のための株づくりが目的でした。
二品種試したのですが、ひとつは写真のようにまずまず順調に育っています。もうひとつは、大きくはなったものの花の咲き方はだいぶ遅れていて,数も少ない状況です。
やはり、気候との相性は、あるようです。もちろん、実験は今後も続きます。新品種でビールをつくれるかどうかは、来年のお楽しみです。
「玉村本店・志賀高原ビール とことん飲みくらべ祭り『FresHop2007』at Bar Sal's」、本日開催!
| ホーム |