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12 | 2008/01 | 02

実は...


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ずっと「酒ができるまで」が続きましたが、そうしてつないでいる間、ちょっと暖かいところに行ってきました。

ブログには載せずにすませようと思ってはいたのですが、ネタ不足で、そうもいかないというわけです。

昨日までとだいぶギャップもありますし、日本は「ちゃんと」寒かったようなので違和感もあるでしょうが、ご容赦ください。
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しばらく続いた「酒ができるまで」も、ひとまず、今日が最後です。


仕込みが終わって、しぼる前の状態を醪(もろみ)と呼びます。タンクの中で、麹による糖化と、酵母による醗酵がくり返されるわけです。

醪を均一にするために、櫂入れを行うのですが、仕込んだ酒が増えてくると、この櫂入れをしなくてはいけない本数も増え、結構大変です。タンクからは、醗酵による炭酸ガスがでていますし、万が一足をすべらして、タンクに落ちたら命にかかわります。

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以前も書いたことがありますが、ここからは毎日、表面の泡の様子を観察したり、温度、成分等の分析/記録したり、味をみたりしながら経過の管理をしていきます。

状況に応じて、温度を上下したり(といっても冷蔵設備はないので、自然に頼る部分大です)、必要な場合は汲み水をしたりしながら、一月から長い時では二月近く醗酵が続きます。

その間の管理、そしてしぼるタイミングの判断が、杜氏の大事な仕事です。

杜氏の最終判断で、醪はしぼられ(=酒粕と分離され)、やっと酒が出来上がるわけです。

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仕込み


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酒の仕込みは、酒母と麹に、掛け米(=蒸米)と水を加える作業です。

三段仕込みといって、「添(そえ)」「仲(なか)」「留(とめ)」と、一日毎に、量を増やしていきます。「添」と「仲」の間には、「踊り」といって、酵母を増殖させるために一日間を置きますので、一つの酒の仕込みには、4日かかるというわけです。(その前に、酒母をつくるのですが、その日数は数えていません。)

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仕込みの度に、米を蒸すわけですが、段階的に仕込みの量が大きくなりますので、例えば一番大きな仕込みの時などは、蒸した米を冷却する作業を延々と1時間半ほどくり返すことことになります。

仕込みが大きくなると、放冷機横の、太いホースのようなものから、タンクに、適温に下げた掛米を送ります。

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こちらが、送られた側。中身が均等に混ざるように、櫂で混ぜ続けます。この作業も、米を冷ます時間と同じだけ続くわけです。

酒母づくり(「もと」をたてると言います)から、仕込みまで、毎日、何本もの仕込みの作業が重なってきますので、計画づくりだけでも大変です。蔵人たちは、仕込みがはじまると、風邪をひいている暇もありません。


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酒母


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階段を上って向う先は、酒母室。酒の母とかいて「しゅぼ」と読みます。

最初は少量の酵母を、米と麹と水を加えた、いわば「小さな酒の仕込み」のなかで、増殖させたものが酒母です。

この酒母(の中で増えた酵母)が、その後の、より大きな仕込みで、働いていくわけです。

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糖を、酵母がアルコールに分解することで、出来るのが酒です。昨日触れた麹が、米のでんぷんを糖にかえる一方で、酵母がその糖をアルコールに分解していきます。

ワインでもビールでも、通常、糖化が終わった液体に酵母を加えて発酵をさせるのに対して、麹と酵母が一緒に働きながら、糖化と発酵をくり返しながら、20度近い、醸造酒としては世界でも最も高いアルコール度数が達成されます。ちょっと、専門的ですが、これを並行複式発酵とよびます。

日本酒の醸造技術が、高度だといわれるのも、この発酵の方法によります。温度や、濃度をコントロールしながら、発酵と糖化の両方を同時に最適化していくからです。
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麹づくり


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以前も書きましたが、ワインなどのように、すでに原料が醗酵に十分な糖度を持っている(=甘い)のならいいのですが、酒やビールなどの、穀物で造る酒の場合、糖化という行程が必要になります。

ビールの場合は、麦芽の中の酵素の働きで、でんぷんを糖化するのですが、酒の場合、この糖化の役割をするのが、麹(こうじ)です。

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蒸して、麹室(「こうじむろ」と読みます)に「引き込んだ」米に、種麹(たねこうじ)というものを加え、適切な温度管理をしながら麹菌を増殖させ、麹室でおよそ48時間かけて糖化に最適な麹をつくります。

大規模な仕込みでは、自動製麹機と呼ばれる機械が使われることも多いのですが、玉村本店では、全量、箱麹法と呼ばれる、古くからの箱を使っての麹づくりをしています。この方が、手間はかかりますが、より均一ないい麹が出来るからです。

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麹室では、「切り返し」「仲仕事」「仕舞仕事」とよばれるように、一日のうち、何度か蔵人が手をいれたり、箱を積み替えたりしながら、温度を調節します。

麹室の温度は30度前半。0度に近い、室の外との温度差は非常に大きいので、そこを何度も出たり入ったりしながらの作業は、身体にこたえます。

蒸米の状態、麹室に引き込んだ時の温度、その後の作業といった様々な要素が、麹の出来に影響します。味、菌の繁殖具合(破精(はぜ)といいます)を判断しながら、いい麹づくりの追求が、毎日続きます。
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蒸して、冷やして


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米を蒸しています。

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この蒸気が蔵中に立ちこめて、一面靄のなかです。

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蒸し上がった米の状態を確認。握った感じ、食べてみた感じといった、五感で出来映えを判断し、次の蒸しにフィードバックしていきます。

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蒸し上がった米を、放冷機へ。熱々の米を、今度は、適切な温度まで冷やします。

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むらなく適温に持っていくために、全ての蒸米を、このように手を入れながら均等に、目的の温度まで冷やしていきます。

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こうして、適温になった米が、麹づくりや、仕込みに使われます。
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大事な作業


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よく、いい酒をつくる上での要素を、重要な順番に、一に「麹(こうじ)」、二に「もと(酒母)」、三に「つくり」といいます。もちろん、間違いではないのですが、その前に最も重要な要素だとわれわれが考えるのが、原料の処理です。

原料の処理ってなんなのかっていうと、まあ、「おいしいご飯の炊き方」みたいなイメージです。

米の状態や、精米歩合、その日の温度や湿度、つくろうとする酒の種類等に応じて、その後の過程で、必要とされる米の状態を考え、それを実現するためにさまざまな調整をするわけです。

まず最初は、洗米と浸漬。いい蒸し上がりにするために、ストップウォッチで秒単位で計測しながらの作業です。(暗い所の作業なので、ボケボケの写真ですみません。)

いい蒸し上がりのためには、適切な吸水がなによりも重要ですので、真剣な作業です。蒸し上がりの結果に応じて、この吸水の度合いを微調整していくのが、経験と勘です。

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まずは、米について


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日本酒の原料はもちろん米。だいぶ前にも書きましたが、玉村本店では現在「美山錦」、「金紋錦」、「ひとごこち(新美山錦)」という三種類の長野生まれ、長野育ちの酒米だけで「縁喜」をつくっています

酒米は、通常の飯米にくらべて、贅沢に外側を削ります。普通の酒でも3割、大吟醸のような高級酒では外側の6割以上を削ってしまい、残った米の真ん中の部分だけをつかいます。

これは、米の外側に、酒の雑味の素となる脂質やタンパク質といった成分が多く含まれるためです。

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それなら削れば削るほどいいかというと必ずしもそういうわけではありません。そばにも、真っ白な更科そばと、色の濃い田舎蕎麦があって、それぞれに良さがあるように、酒にも、精米歩合に応じた味の良さがあります。

求める酒をイメージし、米の品種や精米歩合を決定します。そして、それぞれの組み合わせに応じて最良の酒をつくるのが、腕のみせどころです。
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酒ができるまで


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書こう書こうと思いながら、ブログで書いていなかったのが、酒ができるまでについてです。

日本酒の醸造って、他の酒に比べても意外に複雑で、うまく説明できるかどうか。ちゃんと順を追って紹介するのも大変だなあと思いながら、ここまで来てしまいました。

そんなこと言っている間に、つくりの時期も終わってしまいます。

まあ、教科書でもないですし、そんなに厳密でなくてもいいかということで、みなさんに、なんとなく雰囲気だけでも伝わればということで、これからしばらく、ちょっと書いてみることにします。

興味をもっていただけるかどうか、自信がありませんが、しばらくお付き合いください。
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なにを計るか?


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最近の新聞で、「フランス政府が国内総生産(GDP)に代わって国の経済成長を計る新しい指標づくりに着手する。国民の生活の質を数値化するのを目標に、ノーベル経済学賞受賞のジョセフ・スティグリッツ氏やアマルティア・セン氏らによる委員会を発足させ、1年半かけて編み出す」という記事を読みました。

経済学の基礎的な考え方に、「経済主体は、合理的に行動する」という前提があります。要は、「みんな、自己の利益を最大化するように行動する」ということです。

僕自身、もちろんこの考え方を否定するつもりなどないのですが、この「自己の利益」というものを計る「ものさし」が、はたしてお金だけでいいのかなと、よく考えます。

僕も、一応、経営者のはしくれですし、お金が大事じゃないなんて言うつもりはありません。でも。他にも大事なものもいろいろあると思うのです。なのに、特にこのごろ、「お金」で計れる利益だけを最大化するのがあたりまえみたいな雰囲気に、違和感を感じているのです。

ヒマラヤの仏教国ブータンでは、国王の提唱で、GDPよりもGNH(国民総幸福量: Gross National Happiness)の方が大事だという考えが、国是になっているとのこと。「幸福」をどう定義し、測定するのかは、よく知りませんが、なんか魅力的です。

仕事をかえる度に収入が激減しているにもかかわらず、楽しそうにしている自分の「合理的でない」行動を、「合理的に」説明するための言い訳が欲しいだけなのかもしれません。

どんな指標が出来上がるのか、ちょっと楽しみです。
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うれしかったこと


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先日、ご注文をいただいたお客様のメールで、

「ゲレンデでIPAを飲めるのがあまりに素敵過ぎて、去年から志賀高原にうかがっています。」

というコメントをいただきました。

志賀高原ビールがきっかけで志賀高原に来ていただける方がいるなんて、最高に嬉しいことです。

(本当に、どのゲレンデでもIPAを飲んでもらえるんですが、それは地元のみなさんのサポートのお陰です。)

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写真に写らない男


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この写真をみて、「やっと登場か」という地元のみなさんの声が聞こえるようです。

「たかしくん」並の強力キャラクターとして、早く紹介したくて仕方なかったのですが、なにせ本人がカメラを向けると意識をしちゃって、なかなか載せようという写真が撮れません。

ちびまる子ちゃんにでてくる、「たまちゃんのお父さん」みたいだといわれながらも、こちらも真剣です。

本人が、自分はこうあるべきというイメージを、ちゃんと持っているんだと思います。普通に撮ると、こんな風になっちゃいます。(はい、かなり「いかつい」です。)

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とっておきの話を披露するためにも、もっとがんばって撮らないといけません。
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姿勢


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ぎっくり腰は、完全に直っています。重いものも持てるようになったのですが、腰をやった大勢の先輩方によると、油断すると再発の可能性が高いということで、気をつけないといけません。

とりあえず、一番気をつけているのが姿勢と歩き方です。

腰を痛める前は、今考えると、腰がやや後ろに倒れ、その分上半身が前屈みで右肩下がり。歩く時は、足よりも身体から歩くような感じ。もともと、姿勢も歩き方もあまりほめられたものではありませんでした。

腰が痛かった時に感じたことをベースに、重心を意識して腰をまっすぐに、背中から首を伸ばし、歩く時は、とにかく足から。つい足を組む癖も直そうと思っています。

姿勢を意識するようになって、今まで、正しい姿勢を維持するために本来使うべき筋肉をつかっていなくて、それらが弱かったんだという気がします。まだ、馴れないのと楽じゃないのとで、意識しないとすぐ前の姿勢に逆戻り。

それから、首をまっすぐにすると、なんだかずいぶん背(181cmです)が高くなったような気がして、いろんなものとの距離が遠くなったような感じがして違和感があります。こちらも、馴れるしかありません。

だいたい、この姿勢が正解なのかどうかわかりませんが、少なくとも前よりはいいはずです。これを機に、なんとか直してみようと思っています。

僕を見かけて、変な格好をしていたら、どうぞご指摘ください。

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神様、仏様、酵母様


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今日は、ウィートエール以来、ほぼ半年ぶりに新しいビールを仕込みました。

多分今までで一番売る自信がないのですが、ずっとつくりたかったビールなので、とにかくつくっちゃいました。

いろいろなビールをつくった経験にも乏しく、試験醸造もしないぶっつけ本番なので、事前にはかなり準備をします。

例によって、いろんなビールを飲んだり、情報を集めたりして、つくりたいビールのイメージをつくります。イメージしたビールをつくるために、モルトの配合やホップの種類、投入するタイミングなどなどを決めてレシピをつくります。

これは、いわば、ビールの設計図。原料の種類や量の他に、温度の管理、仕込みの手順とタイミングを決めたものです。色や糖度、アルコール度数、香りや苦み等を想定しながらつくります。

このレシピを何十回と書き直し、半年近くも準備して臨んだ今日の仕込みですが、やはり、どんなに準備しても現実はなかなかその通りにいきません。

仕込みの最中、分析を繰り返しながら、イメージに合わせて再計算。ばたばたしながら微調整します。

結果として、ほぼ想定通りに仕込めたのではと思います。新しいビールを作るのは楽しいのですが、気を張っているので、いつもより疲れました。

僕らができるのは、ほぼここまで。「あまり普通じゃないビール」をつくったつもりなのですが、「かなり普通じゃないビール」や「なんか普通なビール(この可能性は低い)」になってしまうかもしれません。

ここから先は、神様、仏様、酵母様です。

結果を一番楽しみにしているのは、多分間違いなく僕自身です。
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でっ、どこ?


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年末の某忘年会(@東京)での出来事。

「でっ、志賀高原って結局どこ?」と、まじめに聞かれました。スキー人気全盛のころなんか、こんな質問を受けることもなかったのですが、最近では仕方がないようです。

ちょっと前まで、長野県の北部、長野市から北へ30-40kmくらいとか言っていたのですが、その時は、面倒なので、草津の反対側(←裏側とは言いたくない)と説明してみました。

質問した本人は、わかったようなわからないような顔をしています。すると隣にいた人が、東海道とか琵琶湖とかぶつぶつといいながら、「ああそれで滋賀なんだ」ときました。

違います。それは滋賀県の草津市。僕が言ったのは温泉で有名な群馬県の草津町の方。

気が滅入ります。もっとがんばらないと…


ああ、ちなみに玉村本店の前のこの道は、旧草津街道です。

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記念撮影


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ばたばたしていて、あまりちゃんと対応できなかったのですが、帰り際、仕込みが終わったところで記念撮影。

ほんのわずかの訪問ですが、あっという間にみんな大下香緒里ファンです。

たかしくんまで、こんな顔。(以前の写真と比べてみて下さい。)

やはり、つくり手の魅力が、箕面ビールの人気につながっているんだなと思いました。

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会話


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本酒も大好きという大下さん。ビールの勉強をした醸造試験場で、自分で日本酒の醸造をした経験も。


昨日の続き。

せっかくわざわざ大阪から来てくれたので、仕込みの合間、渋温泉まであわただしく蕎麦を食べに出かけました。

蕎麦を注文して、ちょっと落ち着いて考えてみると、自分よりも10歳以上も年下の女性と二人だけで食事をした記憶なんて、ほとんどありません。そんなことを考えながら、口から出た言葉は、

「ところで、煮沸ってどのくらいしてますか?」

色気もなんにもありません。なにせ、大先輩ですので、聞きたいことがたくさんあります。例によって質問攻めです。(考えようによっては、共通の話題があってよかったのかもしれません。)

いろいろ話をしているうちに、ひとつ大きなヒントをもらいました。早速その日の仕込みで実験です。現時点でまだわかりませんが、かなりの効果があるのではという確信のようなものがあります。

蕎麦をとても気に入ってもらえたようでしたが、僕の方も大収穫です。
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訪問者


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もう10日ほど前になりますが、年明け早々、大阪からこんな人が訪ねてきてくれました。

降り積もった雪をものともせず、どんどん進んでいくのは、箕面ビールの醸造長、大下香緒里さんです。大下さんのつくるビールは、大阪では圧倒的な存在のクラフトビールで、WIPAなど注目のビールを次々と送り出し、いろいろなイベントでお会いしても、いつも大人気の実力派ブルワーです。

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大下さんは、ぼくよりもずっと若いのですが、ビール醸造では大先輩です。当日は、仕込みと瓶詰めを同時並行でしていたのですが、その様子や、ホップ畑、酒づくりの様子まで、みていかれました。(参考にしてもらえることがあったかどうかは、自信ありません。)

こんな山の中までわざわざ一人で出かけてきて、いろいろなことを吸収しようとする好奇心と行動力。

見習わなくてはと思いました。
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「成人の日」で思ったこと


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14日は成人の日。そういえば、今年は平成二十年です。

平成になったのは、社会人になって一年が経とうとした時。ですから、もうじき二十年。ある意味では、社会にでてから「成人」になっちゃうだけの時間が経過したわけです。

最初の会社に12年、次が3年、そして玉村本店がやっと4年。足して20年にならないですが、その他は充電(=ぶらぶらしていた)期間です。

それぞれの会社は全く違う業界で、職種も度々変わりましたし、一年だけでしたがNYでも働きました。この道一筋二十年というわけではありませんでしたし、立派な「成人」といえるかどうかも自信はありませんが、まあいろいろ、あまり普通じゃない、いい経験をしてきたと思います。

これからは100年くらい、玉村本店でいこうとは思っています。(みんなに邪魔だと言われたら考え直しますが。)

娘に、「お父さん、鼻に白い毛がある」といわれたのが、一番最近「大人」になった実感をした出来事だったのですが(情けない!)、今日は、ある意味、気持ちを新たにこれからもがんばろうと思いました。
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どうでもいい話。

先日、娘1号が笑いながら「お父さん、おかお」と足の指を見せてくれました。

たしかに、顔に見えます。ついパチリ。

ちなみに、かゆくはないそうで、もう顔は消えちゃっています。
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横井弘三


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これも、現在ギャラリーに展示中の絵です。

作者の横井弘三は、華々しくデビューして、一時は「日本のルソー」ともいわれたそうですが、その後、画壇と決別し、どちらかというと不遇の晩年を長野で過ごした画家だそうです。

その横井さんが、若い頃に面識があった母方の祖父と、長野で偶然再会し、それがきっかけで祖父の家に立ち寄った際に書いたのがこの絵です。三姉妹、むかって右が私の母親。(本当は、双子の叔母がいるので四姉妹なのですが、たまたま昼寝をしていたとかで、絵には描かれていません。)今となると貴重な経験で、この絵を描いてもらった記憶は、しっかりあるとのことです。

息子からみても、なんとなくこんな顔をしていたんだろうなと思うのですが、本人は、なんか「子供っぽくない」とかで、いまいち不満気です。

まあ、そういえば、女性に、自分の写真を気に入ったと喜んでもらった経験があまりありません。そういうものなのでしょう。
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空の写真って、つい時々撮っちゃいます。でも、よく考えてみると、ほとんどの場合、撮っているのは雲です。

いっくら気持ち良くても、雲一つない快晴の空って、あまり撮ろうと思いませんでした。でも、空気の乾燥した冬の青空って、特別な気がします。

この写真も、結局、月と山を撮ったみたいですが、本人としては空(もしくは空気)自体を撮ってみたつもりなのです。
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春?


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写真は、年明け早々。

こんな立派なつららは、もう溶けちゃいました。今日は、春のように暖かい一日でした。手も冷たくなくて、仕込みには快適なのですが、逆に暑くて汗をかく場面も。

年初の忙しい時期が終わり、志賀高原を訪れるお客様の数も減っているので、こんなに春みたいになっちゃうと、もう冬が終わりみたいで不安になります。

やっぱりいくら手が冷たかろうが、真っ暗な早朝に起きるのがつらかろうが、冬は冬らしくないといけません。

スキーシーズンは、まだまだこれからです!
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くるまとビール


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昨年2007年の国内の新車販売が、6.7%も減って25年ぶりの低水準という記事を読みました。

若者の車離れ、賃金の伸び悩み、公共交通の充実と維持コストといった社会構造や消費者心理の変化が一つの要因とのこと。首都圏の二十代のうち、車に興味があるのは53.5%と、五年間で20.6%も下がっているとあります。ゲームや携帯、ファッションと、他に関心が分散しているとの分析です。

もう一つの要因が、消費者不在の性能競争と、合理化の副作用で、没個性な車が増えたとのこと

僕自身、物心ついた頃から大のくるま好きで、小さい頃は、助手席で飽きもせずすれ違う車の車種を言い続けていました。大きくなってからも車雑誌を読みあさり、車自体の情報はもちろん、中古車の相場まで熟知していたものです。当然、自分の車にもこだわってきました。

ところが、ここのところ、急激に車への興味を失いました。車雑誌さえ三年くらい全く買っていません。なんか、欲しい車がなくなったのです。(若いふりをしている訳ではありません。)

技術開発が進むところまで進み、消費者のニーズにできるだけ応えようと各メーカーが努力した結果、同じような車ばっかりになっちゃった気がします。もちろん、性能的に不満とかはないのですが、だからこそ、今の車で十分で、買い替える意欲もわきません。快適装備や、安全性能を重視するが故に、重量も増え、大きく重い車ばかりです。(僕は、小さくて軽い車が大好きです。)

なんか、ビールの業界とも似ている気がします。若者が離れているということや、大手メーカーのビールが、ほとんどの人に受け入れられ、品質も高いが、目をつぶって飲んだら、どこのブランドのものか区別できないという点で。

メーカー別のシェアも気がついたらスズキとダイハツの軽自動車メーカーが3位、4位。軽自動車は、さしずめ発泡酒や第三のビールってところでしょうか。

日産「GT-R」や、レクサスみたいな高級車には人気があるようですが(こちらは、プレミアムビール?)、小さい車好きの僕にとっては、重厚長大的な印象で、興味がわきません。

志賀高原ビールは、イギリスのバックヤードビルダーのつくる、小さなスポーツカーみたいな感じで行きたいと思います。エアコンもラジオもついてないし、絶対的なスピードは速くないけど、とにかく走って楽しいみたいな。
23:00 | ビール全般 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑


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年末に四半期毎の、ギャラリーの展示替えをしました。今回は、全体にやはり冬らしい作品が多いです。

個人的に、一番好きなのが、一階にあるこの大きな絵。我が家との親交も厚く、生前は親父(=社長)も随分お世話になった、奥村厚一さんの作品です。

なにがいいか、うまく説明は出来ないのですが、なんだか好きなのです。京都出身の画家ですし、多分京都の風景だと思われるのですが、羽のような大きな雪の感じも、乾いた雪の降る、うちの方とはだいぶ違った印象です。

23:14 | ギャラリー玉村本店 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

表情


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タンクで醗酵中の「自家栽培米 美山錦 純米吟醸」のもろみ(=しぼる前の酒)です。写真では多分うまく伝わらないと思うのですが、小さな泡がプクプクと現れては消えていきます。

とても静かなのですが、やはり何か生きているようで、見ていて飽きません。

仕込みから、このタンクの表面の泡も日々変わっていきます。その状態を観察するのも、糖度や成分を分析したり、味見をするとの同じくらい大事です。

こうした数字に表れない部分を、的確に判断をしていくのが、杜氏の経験とセンスです。
22:30 | 縁喜 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

久しぶりのホップ畑


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久しぶりですが、近況報告を。

秋に蔓を落としたホップですが、今は、雪の下です。これで大丈夫かと思いますが、ゆっくり睡眠をとって春に備えてくれているはずです。

行ってみると、とても静かですけど、晴れている日にはあったかそうにも見えます。

(写真は年末。今は、もっと深い雪の下です。)


21:01 | ホップづくり | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

実戦配備


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そういえば、まだ、完成した杉玉、お見せしてませんでした。

訪ねてこられたお客様に、出来映えをほめられて、たかしくんもとてもうれしそうでした。

新酒も好評です!
21:00 | 玉村本店 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

もうフル稼働です


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正月三日ですが、朝から仕込み中。

志賀高原ビールが一番売れる12月の需要を、読み違えました。ビールが足りなくなっては困るので、急遽計画を前倒して、今日からフル稼働というわけです。

まあ、うれしい悲鳴というやつですから、文句は言えません。
12:00 | 志賀高原ビール | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

30組しかありませんが / House IPA 三年セット 発売です!


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志賀高原ビールも三年がたちました。自分たちが飲みたいとの思いで、最初の限定ビールとしてつくったHouse IPAですが、最初の年に醸造したものが、ほんの少しですが残してありました。ホップをふんだんに使ったアルコール度数8%のこのビールが、時間の経過とともに、味にどんな変化がでるかも楽しみにしてはいたのですが、初年度は、一仕込みだけ。それも、発売から一月ほどで完売してしまいましたので、とっておけたのは、ほんの少量です。

先日、そのうちの一本を飲んでみたのですが、ホップの個性はまだしっかりと感じられる一方で、熟成により味には丸みが増して、とても美味しくなっています。こればっかりは、歳月だけが可能にする特別な味わいのビールです。

新年ですし、お年玉って程ではありませんが、この貴重な House IPA 2005を、2006そして2007との3本セットとして30組限定で販売します。この機会に、3年分の飲みくらべを、どうぞお試しください。

価格は、送料込みで2,800円(330ml x 3、化粧箱入り)です。30セットに達した時点で販売終了とさせていただきます。また、大変申し訳ありませんが、お一人様1セットに限らせていただきます。セットだけの販売ですので、バラ売りはご容赦ください。また、お近くで、発送の必要のない場合は、2,300円です。

ご注文は、以下のメールアドレスまで、お名前、ご住所、お電話番号をお知らせください。また、このセットと同時に、他の商品をご購入いただく場合は、追加の送料は一切かかりませんので、あわせてどうぞ。(お支払い方法、配送等に関しましては、通常どおりです。詳細に関しましては、お手数ですが弊社HPをご参照ください。)

ご注文先:
ego-brew@zau.att.ne.jp

玉村本店のHPはこちら
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