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どこいっちゃったんだろう?


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バブルがはじけてだいぶたってから友人に、

「日経平均って4万円とかだったのに、いまは半分以下。土地とかもすごく安いわけで、あのときのあのお金って結局どこいっちゃったんだろう?」

と聞かれました。当時、金融機関で働いていたぼくでしたが、突然の素朴な疑問に、うまくこたえることができませんでした。

そして、それからず~っと、「デフレ」という言葉を聞き続けたわけです。


それからしばらくたって、あらゆるものの値段が上がってきている一方での今回の金融の大混乱。

市場の力って、ここしばらくすごく素晴らしいものだと信じられてきたと思います。規制等は極力廃して市場が効率的に機能するようにすることが大事で、そうすれば間違わないと。

よく、テレビとかでは、「xxxという経済指標が市場の予想よりも良かったため、上昇しました」みたいな解説を耳にするのですが、実際現場に近いところにいた時でも、本当にそうだったのか、(少なくても僕には)あまりよくはわかりませんでした。唯一確かだったのは、「売り」より「買い」が多ければ上がり、少なければ下がるということくらい。

「売ってる人」より「買ってる人」の方が多いから値段が上がる
            ↓
     上がっているからには、価値があるはず
            ↓
         それなら買わなきゃ

みたいな感じのことも、実際多いわけで、上がっても下がっても、なんとなくそれらしい説明って後からどうにでも言えちゃう気がします。

「神の見えざる手」なるものは、多分最終的には歪みや行き過ぎを調整してくれるのでしょうが、その「手」がどのくらいこまめに調整をしてくれるかは、「神様」グリーンスパンにも見えていなかったようで、結局わからないって気がします。(効率的な市場のメリットはぼくも信じてますが、完全効率的だとぐちゃぐちゃになっちゃうから、いまいろいろばたばたとしているのも事実なわけです。)

世界のいろんなところで、あったはずのお金がなくなっています。本当にあったお金だったのかも、かなり怪しくなっています。

ここのところ、みんなで、中国やインドやいろんなところで、膨大な数の人たちが豊かになりつつあって、一方で資源は限られているから、足りなくなっちゃうんじゃないかといって、インフレの心配をしていたはずなのですが、う~ん。

どっちにいくんでしょうか。

神様は、教えてくれないようです、少なくともすぐには...
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空のご機嫌


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先週からはじまった稲刈り、続いています。

今日も、朝からあやしい雲行き。昼前には、雨が降り始めちゃいましたが、なんとか今日の分の収穫は間に合いました。

もうしばらく、空のご機嫌をみながらの作業が続きます。ご機嫌でいて欲しいのですが、今週はそうもいかなそうです。

23:59 | 自家栽培米 美山錦 / 金紋錦 / 山恵錦 / XX錦 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

野球と日本酒


08B060009.jpg(別にホークスファンではないのですが、王さん、本当におつかれさまでした。)

シーズン終盤になって、なんか野球が盛り上がってます。TVの放送も少なくなったり、大リーグへの選手流出があったりで、ずっとパッとしない印象だったのですが、セリーグの首位争い、両リーグの3位争いは、どうなるかわからない状況です。(でも、昨日の巨人阪神の首位攻防戦は、少なくても長野のTVではやってませんでした。)

クライマッックスシリーズなるものに関しては、賛否両論ある訳ですし、首位争いといってもちょっとしらけるという感じもあるのですが、広島が久しぶりに盛り上がっているのなんかみていると、これもありかなあと思います。

僕らの子供の頃なんていうと、いまさらいうまでもなく、野球ってとても大事でした。その後、娯楽の多様化等の要因もあってか野球人気も陰ってきて、最近では、巨人戦ですらTVでみるのが難しい状況です。

いつもの癖で、これって日本酒の状況みたいだなと思っちゃいました。不動の国酒だった日本酒も酒類の多様化、食生活の変化、携帯電話等もふくめて、消費の選択肢が増えたことなど、様々な要因で、長期低落傾向が続いています。

でも、野球に関しては、巨人戦の視聴率の低迷の一方で、パリーグ中心に地方での野球熱は逆に高まっているようです。東京圏と大阪圏に12球団のうちの10球団が集中していた時代から、札幌や福岡、仙台とかで野球が盛り上がる時代になっているのです。Jリーグの影響も大きかったのでしょう。

酒も、負けずに、がんばらないといけないと思います。特に大メーカーによる大量消費とは無関係な、ぼくらみたいな小さな田舎の酒屋にできることでも、お客様によろこんでいただけることもあるはずです。

そういえば、ビールも4大メーカーに集中している時代から、より個性のある多数の会社が支持される時代になるかもしれませんね!!!
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雪のたより~秋の晩酌


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なんか、いきなり寒くなりました。志賀高原の横手山頂でも、例年より早い(と感じる)雪が降りました。

ほんのひと月前、暑さで意識朦朧とか書いてていた仕込み後の片付けも、今日は汗をかく度合いが全然ちがいました。でもそのかわり、ちょっとの汗でも、すぐに風邪をひきそうです。

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そんな日の晩酌は、ポーターでスタート。

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そして、そろそろ出そうかと検討中の新製品候補の内緒の熟成酒。(もちろん、お燗で。)

秋の味覚ってよくいいますが、秋の酒の好みの変化も、やはりからだで感じるわけですね。

うまいのです。
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DNA ?


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ビジネス書なるものを、ほとんど読まなくなった僕ですが、一年以上前に読んですごくいいなと思ったのが、「社員をサーフィンに行かせよう―パタゴニア創業者の経営論」という本。

よくある成功話だろうと思いながらも、パタゴニアというブランド/会社には何となく興味を感じていたので読んだわけなのですが、創業者が好きなもの、信じる事が、そのまま会社の理念となり、それにともなって会社が育っていく様子が、とてもすがすがしく、またアウトドア衣料と酒という違いはあるものの、同じ嗜好品を扱う会社を経営するものとして、すごく共感でき、参考になる本でした。

そんなパタゴニアのお店が、先日、たまたまセールをしていたので、ふらっと立ち寄りました。仕込みの時にちょうどよさそうな薄手のダウンベストを発見。モスグリーンの色合いも気に入り、試着してみます。

近くにいた店員さんにサイズの話をすると、

「ベストはからだにフィットしないと保温性が損なわれます。このサイズは、お客様にはちょっと大きすぎるので、おすすめできません。」

とのこと。実は、僕もちょっと大きいかなと思っていたのですが、小さいサイズは在庫がありません。この色が欲しかったので、「だいぶ安くなっているしいいかな」と妥協しちゃおうかと思っていたところでした。

でも、いくら僕が欲しそうにしていても、その店員さんはダメだといいます。売れるんだから、「大丈夫ですよ」とか言っちゃったほうが楽なのに。

結局、説得されてサイズのある写真の色にすることにしました。

聞いてみると、その店員さんは、ヨーロッパの雪山に何年もこもっていた本格派。経験的に機能の部分には強いこだわりがあったようです。

本当にアウトドアを愛する社員を雇い、その人達の声を生かしながら製品をつくるという話が、建前じゃなく実践されているのには関心しました。

自社の製品に自信をもち、その製品が一番生かされるように真剣に販売するって、すごい事だなと思います。

玉村本店も、こうでありたいと思っちゃいました。
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空フェチ ?


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以前、森谷 修さん(新刊も絶好調のようです)の暗室教室にいってみたって書きましたが、その後、いそがしかった8月をのぞいて、毎月一回参加しています。

上達してるかどうかは別にして、とにかくプリントするのが面白くて、毎回、一日中熱中しています。

一緒に参加される方々の写真にも、すごく刺激をうけるのですが、みなさんの撮る写真に一貫性があるのにくらべて、ぼくのはバラバラ。テーマとか作風とか、まるでないなあと感じていました。

ところが、先日いわれたのが、

「空がポイントの写真が多い」

ということ。

そういえば、そうかもしれません。確かに、撮っている場所もばらばらで、それがメインの被写体とは限らないのですが、結果的には空の存在感の大きい写真が多いかも。

無意識で撮っている結果ではあるのですが、一貫性のなさを感じていたもので、ちょっとうれしかったです。

この秋の空もそうですが、空そのものは地上の様子に関係なく、あくまでも空なわけなんですが、関係ないはずの地上との組み合わせによって印象がだいぶ違うのも、なんとなく面白いです。

んっ、違うか。

よく考えたら、空って、その場所の気候や地形で違ってるはずですよね。そう言う意味では、ビールや、酒みたいかも...

とにかく、これからもあんまり意識せずに、気になったものを、だらだらと撮っていればいいやとも思っています。
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Harvest Aleのボトル、販売開始です !


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お待たせしました。Harvest Ale ボトルでも発売です!

自家栽培したアメリカ品種のホップ二種類を、生のままで大量につかって仕込んだHarvest Ale。おかげさまで大好評です。(商品の詳細についてはこちらもご覧ください。)

ラベルは、相変わらずの簡易版。色気がなくてすみません。

生樽は、予約分も含めて既に完売状況。樽だけでも終わっちゃいそうだったのですが、ボトルをお楽しみのお客様の声も多く、販売することに。でも、量は、だいぶ限られちゃいました。

そういうわけで、自分で売れる量もそんなにありません。ネットでの販売は、限定200本。大変申し訳ないのですが、お一人様6本限定とさせていただきます。(ある程度、いろんな方にお飲みいただきたいもので...)

この他にも、志賀高原ビールをお取り扱いいただいている酒屋さん中心に販売予定です。玉村本店レベルでは在庫があまり残ってはいないのですが、ビアパブさんや、酒屋さんでは(たぶん)まだまだです。

見かけたら、よろしくお願いします。

玉村本店のHPはこちらからどうぞ。
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FresHop2008 あとわずか !


08N090016.jpg今夏のホップの収穫では、かなり活躍してくれたマイケル。)

去年に引き続き、川崎 鷺沼のSal'sさんで、「FresHop2008 」志賀高原トコトン飲み比べ第2回というイベントが開催されます。

「なんで鷺沼?なんで志賀高原?」といいながらの去年のイベントだったのですが、志賀高原ビールだけではたして成立するのかという事前の心配を裏切って大盛況。本当に楽しかった。本当にうれしかった。

でっ、今年も開催です!

「去年いったし、志賀高原ビールも結構いろんなところで飲めるから今年はいいや」なんていわれるんじゃないかと、またまた心細くなっていたのですが、申し込み状況(そう事前申し込み制です)は、だいぶ好調なようでひと安心。

08N090006.jpg(写真も、真剣に撮ってました。なんかロックな感じ。)

ビールのラインアップがどうなるか、あらためて考えてみると、好評のHarvest Aleと今年版のHouse IPAに加えて、生ホップで仕込んだHarvest Brewバージョンの定番がたぶん二種類デビュー。それに、熟成版のあれやこれ?そしてみんなで収穫した今年のホップをランドルをつかってのあれ... んっ、結構すごいかも!!!

まだ確定してませんが全9種類(もしかしたら10種類)、僕自身、結構飲むのも楽しみになっています。

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(収穫を終え、玉村本店の事務所ですっかり和む二人。なんか、自分の家みたいです。)

当日は、もちろん轟君と僕も参加します。たくさんの方々とお会いできるのを楽しみにしています。

50名限定のイベント、残りもだいぶ少なくなってきているようです。お早めに!(本人達、アメリカに買い出し旅行中ですが、申し込みは受け付けてます。)
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コメ


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事故米が不正に流通していた問題で、今日、製品の自主回収をした焼酎会社の一面広告が新聞にでていました。

当事者ではないので、なにがおこったのか本当のところはよくわからないわけですが、ひどい事件だなあと思いながら読んでいた文章で、びっくりした点が。

それは、芋焼酎につかわれているという米の価格です。文中には、一般的につかわれているという「組合米」なるものの価格が1kgあたり80-85円。今回問題になった米も1kgあたり73円~100円前後なので、そんなに安いわけではないとのことです。

えっ、と思いました。1kgで80円 ということは、一俵(=60kg)で4,800円。僕らが日本酒づくりにつかう酒造好適米は、一俵あたり2万円前後、高いものは3万円にも近い価格ですし、その他の一般米でも、1万円をくだることはありません。これは玄米での価格で、それをさらにだいぶ精米して使うわけです。

ですので、焼酎に使われる米の「一般的」価格がこんなに安いと知って、びっくりしたわけです。(ちなみに、別の話ですが、当該焼酎を紹介するWeb等のページで、麹米には、「国産米を使用」という表記を何度か目にしたのも気になります。)

ぼくは焼酎の製法をよく知っているわけではないので、きっと芋焼酎の麹に使われる米の量って多くないんだろうなと思ったものの、気になったので調べてみました。すると、麹の比率はどうも一般的には20%前後、芋の使用比率が高いとうたっているものでも、16-7%のようです。

つまり、芋焼酎の2割くらいは米でつくられているということ。

焼酎づくりに使われる麹は、黄麹、白麹、黒麹とあって、それぞれの個性が味を左右するとは、よく聞く話です。先日、ある方の講演で、「焼酎は黄麹、白麹、黒麹というわかりやすいアピールができているのにくらべて、日本酒はわかりづらくてダメだ」という話を聞かされ、うれしくない思いをしたのですが、その「売り」である麹に使われ、原料の約2割をしめる「米」の品質の重要度とは、いったいどのくらいなのでしょうか。

同じ、米で酒をつくるものとして、考えさせられました。

誤解のないようにしたいのですが、僕は決して芋焼酎に文句があるわけではありませんし、むしろ、時にはおいしく飲んでいます。醸造と蒸留、酒の生まれてきた歴史や風土も違うのですから、違いがあっても当然ですし、無駄に高級な原料をつかう必要もないと思います。

と、ここまで書いてきて、今回の問題で日本酒メーカーの名前もでたのが気になって、少し調べました。「国産」という偽の産地証明書があったという報道もありますが、「仕入れのときは1ミリ程度に細かく砕かれた「破砕米」と呼ばれる状態」だったとの記事もあります。

こうみてみると焼酎だけの話じゃないですね、やっぱり。でも、すくなくても玉村本店では、「破砕米」なるものは一切使わないですし、(大手メーカーでは事情がちがうのかもしれませんが)一般的/伝統的に日本酒の醸造につかわれる米じゃないと思うのです。

別に技術革新がダメだというつもりはありませんし、結局飲んでうまいかどうかです。でも、誤解を生むようなことはダメだと思います。

結局、日本酒にしろ焼酎にしろ、つくり手の姿勢と、それを正しく伝えるというあたりまえのことが、重要なんでしょうね。
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田んぼの看板


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美山錦を育てている田んぼに、看板が立ちました。

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そう、ことしも特別栽培農作物の認証がとれたということです。

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せっかく看板をもらいましたが、今週からもう稲刈りスタートです。
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頼りになるもの


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金融の大混乱。いやあ、本当にすごい一週間でしたね。

経済への影響はもちろん、より直接的には、かつていた業界ですし、まだたくさんの知人も働いているわけで、本当にどうなるのか、まだまだ心配です。

それにしても、格付けってなんなのかと、あらためて思わせられます。信用力を判断するために、みんなが頼っていたはずの格付け。破綻したリーマンは、破綻直前の最後の最後までA2/A(Moody's/S&P)。米政府による救済がきまったAIGはAA/Aa2。ちなみに、わが日本国は、ムーディーズによると、リーマンと同じA2、S&Pの方は、リーマンよりも高いけどAIGよりも低いAA-。

まあ、いままでも悪くなりはじめてから、あわてて格下げが続くという事はあったわけですけど、それにしてもなあと思います。

不動産やクレジットリスクの証券化/スワップとかも、この格付けという制度に相当依存していたわけなのに、あっという間にこの大混乱。

砂上の楼閣って、このことでしょうか。

第三者の評価っていうのは、非常に便利だし参考になるわけで、頼れるにこしたことはないのですが、こういう状況をみると、やはり自分で感じたり判断したりする力って本当に大事だと思います。

受賞歴とかは、選択の参考にはなるけど、本当にうまいかどうかは自分で判断しなきゃダメなように...

賞味期限とか、表示に頼るだけじゃなくて、安すぎるのではと疑ってみたり、においをかいでみたりしなきゃいけないように...

それまで想像できなかったようなことがおこると、何を信じていいんだと思うわけですが、逆に考えると、そんなことおこりっこないとあきらめていたり、想像すらしなかったことも実現するかもしれないわけで、どうせならポジティブにいきたいものです。(根拠なしですが。)

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自家栽培米 美山錦 92%使用!?


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昨日も書きましたが、今年から「ひやおろし 吟醸生詰」でつかう美山錦は、全量自家栽培になりました。

試行錯誤をくりかえしながらも、年々、品質も向上していると感じている思い入れある米です。(もちろん、自分でつくっているので、出所にも120%の自信ありです。)

ただ、ちょっとややこしいのですが、使っている美山錦は全量自家栽培米でも、酒全体での使用率は約92%。

そのわけは、仕込みのサイズにあります。この吟醸、小さなタンクでの仕込みです。そのため、酒母(=酵母を増やす行程)を、大吟醸と共用しているのです。そう、今年の国新酒鑑評会で金賞を受賞したあの大吟醸です。

ですので、酒母の分だけ、大吟醸と同じく、木島平村産 金紋錦を39%まで精白した米をつかっているというわけです。

ワインとかなら、「シャルドネ」とか「メルロー」とかいった単一品種を名乗ることが、他の品種の使用が一定比率以下なら許されるのですが、税務署によると、日本酒の場合は、今回みたいに9割以上使っていて「自家栽培米美山錦」ではなく「自家栽培米美山錦使用」と記載しても、だめなのだそうです。

例えば、裏ラベルに美山錦92%、金紋錦8%の表示をしてあっても、表の肩張りにも「自家栽培米美山錦使用」だけではだめで、さらに「自家栽培米 美山錦92%使用」といちいち書かなくてはいけないとのこと。

「自家栽培米 美山錦92%使用」って、書いたラベルを貼るかどうかは、検討中です。もちろん、せっかくの「自家栽培した特別栽培米」だっていう付加価値をアピールしたいのですが、ご覧になったかたに、なぜ92%なのか、いちいち上に書いたような事を説明することもできないわけで、わかりづらいなら、泣く泣くアピールするのをあきらめようか、どうしようかと...

もちろん、いまは例の事故米の問題等で、表示の問題が重要なのもわかっていますが、それにしても、ぼくらは決して表示でお客様をだまそうとも思ってませんし、自家栽培米以外の部分は、むしろより高級な酒なわけですし、ちょっと複雑な心境です。

とはいえ、酒そのものは、昨日も書きました通りの自信作。金賞受賞の大吟醸と同じ酵母で、こちらが先にデビューです。

長々書きましたが、とにかくお飲みいただきたいわけです。はい。
23:59 | 縁喜 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

ひやおろしの季節です。


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なんか、イベントが続いた事もあって、ビールのはなしばかりでしたが、酒もおいしい季節になってきました。

ことしも、「ひやおろし 吟醸生詰」発売です。

50%まで精白した美山錦(+正確には39%精白の金紋錦)を、長期低温で醗酵させた吟醸酒を、冷涼な酒蔵のなかでひと夏熟成させ、出荷時の熱処理をしない,生詰めでおとどけする「ひやおろし」。

秋をむかえ、山から涼しい風がふきおろしてくる季節に、飲み頃をむかえた酒ということです。

縁喜の看板商品、「自家栽培米 美山錦 純米吟醸」につづき、今年から、この「ひやおろし 吟醸生詰」の美山錦も、自家製のビール粕堆肥をつかい蔵人自らが育てた、特別栽培の米です。

わけあって、自家栽培米 美山錦の使用比率は約92%なのですが、それについては,また明日にでも。

吟醸ならではの香りとキレに、熟成によるまるさが加わり、本当にいい出来だと思います。縁喜のラインナップのなかでは、もっともすっきり感のある酒でもあります。

今年の「ひやおろし」、どうぞお試しを!

玉村本店のHPは、こちら
23:59 | 縁喜 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

シリーズもの


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地下鉄の浅草駅で思わず撮ったこの広告。

前に触れたこれに続くシリーズものです。

なんか、すきです。

まあ、こんなポスターを、いちいちつくらなきゃいけないのも、どうかとは思いますが。
23:59 | なんか気になるもの | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑

オクトーバーフェスト@両国ポパイ


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今週から、両国のポパイさんでオクトーバーフェストが開幕。

週替わりで、いろいろなビール会社のビールがフィーチャーされるのですが、今年は志賀高原ビールをトップバッターの一社にご指名いただきました!

DPA、ペールエール、ポーターの定番に加えて、Craft Beer Festivalでも好評だった、Harvest AleとHouse IPAという全五種類。

志賀高原ビールが、樽生でこれだけ揃うのは、まだまだなかなかありません。

みなさん、この機会に、どうぞお試し下さい!
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Nippon Craft Beer Festival


IMG_2372.jpg(会場にむかう吾妻橋にて。イベント中に撮った写真が、まだ仕上がらないので...)

日曜日、先週の横浜ビアフェスにつづいて、Nippon Craft Beer Festivalに参加してきました。

今年で三回目のこのイベント、今回は参加ブルワリー6社ふえて24社に。ほとんど全ての会社のブルワーが参加しました。

会場で、大勢の方々とお話できたことはもちろん、これだけたくさんのブルワーのみなさんと会って、話をして、刺激を受ける事が出来るという意味でも、いつもながら楽しいイベントでした。

もうひとつうれしかったのは、40以上のビールのなかから、Harvest Ale が、投票により3位に選ばれた事。もちろん、どれもレベルの高い美味しいビールばかりでしたし、スタイルもいろいろなので、順位づけすることには、それほど意味がないかもしれませんが、それでも、たくさんのみなさんに支持していただけたということは、やはり純粋にうれしいのです。ここに写真が。イベントもよろしく!)

お越しいただいたみなさん、そしてたくさんのスタッフやボランティアのみなさん、本当にどうもありがとうございました!
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散歩の季節


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イベントも終わって、ちょっと一段落。

夏の間は、いろいろバタバタ忙しかったり、暑いこともあって、カメラをもってふらっと散歩なんてのからは、すっかりご無沙汰でした。

ちょっと涼しくもなりましたし、そろそろ、どうでもいい写真を撮りにでかける季節です。
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またひとつ


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またひとつ歳をとりました。(人生も、そろそろ1/3に近づいてきました!?)

この一年、何があったかなあと思いながら、このブログをさかのぼってみます。結構、いろいろありましたね。

まあ、基本的にはゆっくり楽しくやっているんですが、時々、こんなことでいいのかと思う事もあります。

それなりに頑張っているつもりでも、頑張ればいいってものでもないわけで、時々立ち止まって考えてみる事も大事だなあと思います。

そういう意味で、もうめでたいとかいう歳ではないのですが、こういう節目があるっていうのも悪くないかもしれません。(「節目じゃなくても、いつも止まってるじゃねえか」という声も聞こえる気がしますが...)


9/14、クラフトビアフェスティバルに参加です!
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空気に違い


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つい撮った横浜の夜景。

海のない田舎で育ったせいか、こういう景色、反応しちゃいます。

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ちょっと湿度を感じる空気も、こういう場所だと逆にいい感じ。

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玉村本店を訪ねてくれる方々の多くが、ぼくらにとって何気ない田舎の景色をいいといってくれるのと、ある意味共通する感覚なんでしょうか。
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高望み?


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総裁選候補者なる5人が出そろって、TVにでているのを、何とはなしに見ていました。

まあ、司会のキャスターの質問のせいもあるのでしょうが、「今は、弱っているから薬をだします」、「当面は、値上げしません」、「無駄を減らします」、「みんなに優しくします」みたいな話ばかり。

「このままでいくとお金がたりないから、将来税金を上げないといけない。でも、今はみんな弱っているので、逆にお金をみんなのためにつかいます。(もうすぐ選挙だし、すぐに税金上げるっていうと嫌われちゃうし…)」

それはそれでわかるのですが、なんか物足りません。(消費税を上げる上げないっていう議論もすごく大事だとは思いますが、その前にもっと大事な事があるんじゃないかと思います。)

会社でも、ムダがあれば減らすのは当たり前ですし、コスト削減とかいう財務面の話だけなら(まあ傷みは伴うので楽でないのはわかりますが)正直、誰でも思いつきます。

いくら経費を削減しても、いくら目先の元気のために薬を飲んでみても、それだけで元気で魅力的な会社や人にはなりません。

玉村本店は、本当に本当に小さい会社です。でも、経営者のはしくれである僕としては、値上げとか、コスト削減とかももちろん大事なことですが、それ以上に、時代の変化にあわせて、どういう価値を提供していく会社にしていくかを考え、実現していくことが、一番の仕事だと思っています。

「どうなりたいか」、「どうなるべきか」のイメージと、そこに到達するための道筋を示さないから、実現に必要な努力や痛みもちゃんと説明できないのではないでしょうか。だから、目先の耳障りのいい話に終始して、結局何もかわらないような気がしちゃうんです。

小さい会社と違って、一国の将来の話ですから、もちろんず~っと難しい事なのはわかっています。でも、その国のリーダーになる人には、その難しい要求に応えて欲しいのです。

酔っぱらいの戯れ言でした。失礼!

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今年版 House IPAも持っていきます!


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横浜ビアフェスが終わったばかりですが、今度の日曜は、浅草(すみだリバーサイドホール)で、Nippon Craft Beer Festival が開催されます。

今回3回目のこのイベント。各社のブルワーが勢揃い。今回から参加の会社も増えて、全24社。このイベントでは、ぼくらはビールをサーブしません。その分、開場で多くのみなさんと、ゆっくりお話できるのを楽しみにしています。

持っていくビールは2種類。横浜でも大好評だったHarvest Aleに加えて、熟成中とお伝えした、今年版のHouse IPAをお披露目します。(ちょっとした手違いで、刷り物にはDPA Harvest Brewとなっちゃっていますが、House IPAが正解です。)

今年のHouse IPA、アルコール8%。いままで以上にホップの個性を強調しようと、昨年までのHouse IPAよりもだいぶ淡い色合い。アルコール度数もわずかですが、下げています。マリスオッター100%のボディーに強烈なホップの香り。IBUは、一応95ってことにしときます。

つくった僕が、当初だいぶ心配になったくらいの苦さですが、いまではそれなりにいい感じになっていると思っています。食事と一緒にも楽しめて、ぐいぐいいけるハイアルコールビールをめざしました。(といっても、調子に乗るともちろん酔いますので、ご注意を!)

なんでも最近、低アルコールで苦くない、飲みやすいビールがどんどん発売されているとのことですが、そんなの知ったこっちゃありません。全く正反対のビールですが、好きなんです。こういうのが!

自家栽培のアメリカン・ホップを生で仕込んだHarvest Aleと、強烈なHouse IPA。あんまり普通じゃないけど、すごく面白いコンビだと思います。

今回も、越後屋と僕が参加。うろうろしているので、是非お声をかけてください。開場でお会い出来るのを楽しみにしています!

(チケットは、まだ手に入るようですので、上記HPから、各販売店までお問い合わせ下さい。)
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横浜たそがれ?


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ビアフェス初日が終わり、横浜の夜景をみながらたそがれる越後屋。(ほおの上にあざがありますが、自転車で転んだだけで、別に本当に打ちのめされたわけではありません。)

開場早々、すぐお隣の富士桜麦酒のブースには長蛇の列。そこより奥の僕らのブースには、ダムでせき止められた水のごとく、人もなかなかまわってきません。

まあ初参加なので当然ですが、グラス片手に、ちょっと遠巻きに「ここの飲んで大丈夫かしら」的な視線で近寄ってきて、結局そのまま通り過ぎちゃうお客さんも多数。

やはりまだまだです。

でも、結局「どこでつくっているか」「いつからやってるんだ」と聞かれながらも、ほぼ絶え間なく飲んで頂きました。忙しかったです。おかげさまで。

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多分、事前から志賀高原ビールを知っていた方々は多くて2-3割。たくさんいらしてくれた、以前から応援して頂いているみなさんには大感謝です!

そして、ある意味では、今回はじめて志賀高原ビールを飲んだというお客様が本当にたくさんだったのも大収穫。それも、一度飲んで頂いた多くの方が「うまい」「お前らが一番」といってリピートしてくれたのには、とても勇気づけられました。

日曜日、時間が遅いので、あまるだろうなと思いながら、生ホップをつかったちょっと特別版のIPAを開栓したのですが、あっというまに完売。別に宣伝したわけでもないのに、あまりの反響に、かなりびっくりしました。こんなホッピーなビールなのに、大丈夫なんだと。それも支持してくれた人の中の女性比率も本当に高かったのには、驚きました。

まだまだですが、こうして少しずつでも志賀高原ビールを飲んでいただく機会がもてればと思っています。

当日、お越しいただいたみなさん、本当にありがとうございました & これからも宜しくお願いします!

それから、本当にすごいイベントを支えていただいた沢山のスタッフ & ボランティアのみなさん、大変お世話になりました。どうもありがとうございます。

(それにしても、越後屋、格好つけすぎ。リラックス!)
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横浜ビアフェスいってきました!


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土曜、日曜と、横浜ビアフェス2008にいってきました。

玉村本店からは、越後屋こと轟、BUAISOな新人、そして僕の三人。

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会場の、大さん橋ホールは、こんな感じ。広くてゆったり出来るイベントだと聞いていましたが、確かに納得。ガラス張りの壁のむこうには海が広がり、開放感があります。

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おとなりは、富士桜高原麦酒さん。写真には写っていませんが、もう片方は南信州ビールさん。なにせ初参加、強豪にはさまれて、心配になります。

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見掛けに似合わず繊細な作業をする、富士桜のスター天通さん。

いやあ、このあと、事前の不安すら遥かに凌駕する差を見せつけられることになるとは...

恐れ入りました。

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開始時間のだいぶ前から、蒸し暑い外には、長蛇の列。

そして、開幕するわけですが、写真をとっていられたのは、ここまで。

あとで聞くと、初日だけで(たしか)3,800人と、前年を大きく上回る来場者。広いと感じた会場も、あっという間に、たくさんの人にうめつくされちゃいました。

つづく。
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野望その後(2)


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自分たちだけの品種をいつか、という野望について書きましたが、ひさしぶりにその続編。

写真が、種から育てたもの。どうみても、ちゃんとホップです。

まあ、今年は種をまいたのも遅かったし、株を育てるだけかなあと思っていたのですが、ここまで育ちました。

そして、片方にはちゃんとした花が。そこまで育つのは、うれしいのですが雌花では品種改良のためのお婿さん候補にはなりません。でも、隣のもう一株はどうも様子が違います。

僕たち、ホップの雄株の特徴がよくわかっていないのですが、希望は捨てていません。

相変わらず、無謀な夢は細々と続いてます。
23:59 | ホップづくり | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

蕎麦屋めぐり


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そば大好きです。

長野には、本当にたくさんの蕎麦屋があります。親父に連れられ、いろいろいきました。新潟との県境の山の中など、本当に辺鄙な場所にも、いろいろうまい蕎麦屋があるのです。

写真は、僕らのお気に入りの蕎麦屋のそば。

東京とかにも、おいしい蕎麦屋はたくさんありますが、一番の違いは、量。

写真じゃうまく伝わらないと思いますが、これが特盛。親父にはちょっと多過ぎ。僕にも十分な量です。店構えや、薬味は、都会の蕎麦屋ほど繊細だったりおしゃれだったりしませんが、そばそのものの味は負けません。

そして、これがなんと750円。東京あたりの蕎麦屋では、もり一枚じゃたりなくて2-3枚頼まないといけないので、平気で2-3,000円とかいっちゃいますので、大違いです。

そばのうまいまずいって、本当に微妙なものだと思うのですが、それでもはっきりとした違いがあるんです。

新しい蕎麦屋が出来たりすると、すぐにまた二人で足を運びます。蕎麦屋めぐりも、楽しいもんです。


今週末、ジャパン・ビアフェスティバル横浜2008に参加しています ! 蕎麦屋めぐりならぬ、ビール屋めぐりをいっぺんにするチャンスです。
23:59 | 雑文 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

刺激


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前にも書きましたが、いろんなビールを飲むということは、本当に勉強になるわけです。特に、これはかなりの強力ラインアップ。

左から大下さんが持って来てくれた、箕面ビールのインペリアルスタウト、マイケルがインディアナ州のThree Floyds Breweryまで足を運んで買ってきてくれた、アメリカで一番人気のインペリアルスタウト「ダークロード」、ケテルさんのアルコール度数18%という高アルコールスタウト「Dark Horizon」(こちらは今年のWorld Beer Cupで金賞受賞)、そしてわれらが「たかしインペリアルスタウト」。

どれも個性的で、全然違うんだけど、どれもよかったです。(「自分で言うな」っていわれそうですが、まあご勘弁。)

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つくり手本人や、縁のある人達(なまたかしくんも含めて)と、特別なビールを飲めるというのは、非常に贅沢な経験です。

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この他にも、丹羽さんと飲む自然麦酒や、「箕面WIPA vs. House IPA」の直接対決とか...

こういう機会に刺激をうけて、またがんばろうと思うのです。


今週末、ジャパン・ビアフェスティバル横浜2008に参加しています!
23:59 | ビール全般 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

半信半疑


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横浜のビアフェス。どうも人気が高いみたいで、チケットの売れ行きもいいようです。

でも、なにせ初参加。どのくらいビールを持っていけばいいのかわかりません。主催の方々に伺って、「このくらい」といわれた量が「えっ、そんなに」って量です。

でも、とにかくよくわかりませんので、いわれた通り本日ビール発送しました。

本当にこんなに飲んでいただけるのか、すごく自信がないのですが、送り返さなくていいよう、みなさんたくさん飲んでください
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Harvest Ale 出来ました ~ 横浜ビアフェス デビューです!


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仕込みの日の様子について以前書きましたが、自家栽培のホップをつかったHarvest Brewシリーズの第一弾が出来ました。二年目のアメリカンホップ二種類を初めてつかった限定ビール、「Harvest Ale」です。

スタイルは、ペールエールってことにしておきます。(だいぶガイドラインからははずれているようですが。)色は、赤に近い琥珀色。アルコールは6.2%とやや高め。仕込み当日に収穫したホップを、畑からそのまま乾燥もせずに運んで生のまま仕込みました。収穫直後に使うことによって、通常なら失われやすい繊細な成分も、ビールに閉じ込められたはずです。

IBUは60くらいと、ほぼIPA並み。自家栽培のセンテニアルとウィラメットを、通常の4-5倍量 アロマホップとして使用しました。

口に含むと、ほのかなモルトの甘さと同時に繊細でいながらも、生ホップならではの「青さ」を感じる、さわやかな香りが広がります。ボディとホップ、どちらが勝つか仕込んでみるまでわかりませんでしたが、しっかりとした苦みが、ボディに負けずにバランスしているのではと思います。(「お前らのビールは、そういいながらいつも苦いんだよ!」という声もあるかもしれませんが...)

この Harvest Aleに、その他の定番ビールを加えた全5種類をもって、今週末の土・日に開催される、ジャパン・ビアフェスティバル横浜2008に参加します。

横浜のこのイベントは、すごくいいと、みなさんに誘っていただいて初参加です。どんなイベントか、ぼくらも非常に楽しみにしています。志賀高原ビールを、定番からHarvest Aleまで、樽でいっぺんにお飲みいただけるのもめったにありません。

ぽつんと、寂しくしているかもしれないので、可愛そうだと思って是非飲みにいらしてください。 もちろん、僕も轟君も両日ともずっと参加しています。

当日、お会いできるのを楽しみにしています!
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世襲のせい?


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昨日は、ちょっと外出していたので、前に書いてあった内容でUPしたのですが、たまに「政府」なんて書いたら、ちょうど話題の日。

まあ、政府に頼っても仕方ないという意味では、タイムリーだったのかも。すくなくても「気になる季節」だったことは間違いありません。

前の方、今度の方、(おまけに昔の殿)...

世襲や、(育ち)がいけないという声も聞こえてきます。

確かに、プライドがあったり、「やってられない」気になるのもわかる気がします。

でも。(まだ継いでませんが)同じ世襲でも、会社を投げ出すわけにはいかないんですが...
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気になる季節


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政府の総合経済対策により、小麦価格の値上げ幅が圧縮されるとのことです。とはいえ、また10%程の値上げが見込まれるとのこと。

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ホップや麦芽の価格がどうなるか、そろそろ気になる季節です。こちらは政府の支援は期待できないのは、もちろんわかっていますが...
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