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今年も終わりです。


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酒の仕込みも一段落。ビールの方も、IPAの仕込み、ポーターの瓶詰めで今年の仕事もおしまい。年末で配達の方は相当ばたばたですが、うれしい悲鳴ってやつです。

世の中、インフレを心配していたはずがすっかりデフレ。政治も経済もパッとしない年の瀬です。

でも、前も書きましたが、予想もしないような悪いことが起こるなら、予想もできないいいこともあるかもしれません。

できることをやりながら、楽しくゆっくり、いいことを待ちましょう。

みなさん、今年も一年お世話になりました。

良いお年を!
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玉村本店の2008年


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2008年もいろいろあった玉村本店。自分の頭の整理もかねて振り返ってみます。

- ビール醸造開始後、最短のタイミングで永久免許を取得

- ノルウェーのKjetilさん、StoneのGregさん等、海外のブルワーとの交流。

- Takashi Imperial Stout 発売、大好評!

- 全国新酒鑑評会で金紋錦では、はじめての金賞受賞

- ホップ畑をふやして、アメリカンホップへの挑戦を本格的に開始。雪の中の大工事

- たかしくんが、腰、膝を痛めて(おまけに肋骨も骨折)長期戦線離脱。復帰して大安心。

- BUAISOな新人入社。呪いに苦しむ。

- ホップの収穫、たくさんの仲間にもたすけてもらって、楽しかった。収穫も倍増!

- Harvest Ale を含む、全5種類の Harvest Brew(収穫仕込み)。

- 自家栽培の美山錦、地力の向上もあって、豊作。

- 横浜ビアフェス、Craft Beer Festival等、各種イベントで今年もたくさんの方々と交流。

- 関東信越国税局酒類鑑評会「燗審査の部」で金紋錦 純米吟醸が優秀賞を受賞!

その他、地味ですが、社内のコンピューターシステムを一新したり、相変わらず真剣に普段の酒をつくったりしました。限定ビールだけでなく、定番のビールも、ホップの使い方や酵母など、密かに大幅に進化しています。

あっ、そういえばこのブログもまだ毎日続いています。(結構、こういうふうに一年を振り返るには重宝しますね。)

あと2日。もうひと頑張りです。
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水によわいのです。


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山育ちなので、「水」をみると、ついついシャッターを押しちゃうんです。
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ラ・カシェットのクリスマス・パーティー


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もう一週間ほど前になりますが、神楽坂のラ・カシェットさんのクリスマスパーティーにお邪魔してきました。

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みなさんすごく楽しそうでした。志賀高原ビールからは、IPAが参加。普段は飲みやすいビール主体のラ・カシェットさんなのですが、好評でうれしかったです。

途中、国産ビール、発泡酒、第三のビールのブラインドテイスティングというアトラクションに挑戦したのですが、笑っちゃうほど当たりませんでした。一応、「無理に全部はずすのも難しくて緊張した」と言ってはおきましたが。

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オーナーの樋口さん。

美女二人は、樋口さんの娘さんです。とにかく、スタッフのみなさんの雰囲気がよくて、楽しいお店です。やはり人柄ですね。

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サンクトガーレン岩本さん、ハーヴェストムーン園田さん、ロコビア鍵谷さん、そして写真には写っていないのですが、富士桜の天通さんと、ブルワーも参加。この翌日も、いろいろなブルワーが参加したそうです。

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印象的だったのは、パーティーの参加者の多くの方々が「このお店でビールに興味をもった」「樋口さんにビールの美味しさを教えてもらった」と言っていたこと。

やっぱりこういう素敵なお店のおかげで、ビールを好きな人が増えているんだと思います。

この写真、樋口さんが園田さんに伝えようとしていたのは、ビールの魅力についてじゃなかったような気が... 娘さんたちが監視していたので、もちろん問題ありませんでしたが。

これからもよろしくお願いします!
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おじさんだけじゃない!


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わが家の人気メニューに「トマトとオレンジのサラダ」というのがあります。

まあ、たんに皮をむいたオレンジとトマトにオリーブオイルと塩を少々してあえただけの簡単なものです。サラダというよりも、デザートっぽいせいか、娘達はいつも取り合いです。

けんかにならないように、「オレンジ X 個(=切れ)、トマト Y 個、スープ(=汁)Z 杯ね」などと、平等になるように自分達でいいながら、順番に分けあっています。自分が先に食べ終わるのが癪なのか、食べるペースまで相談して合わせています。

そんなことをしていて、最後のスープを、一緒に飲み終わった瞬間。二人同時に、

「プハーッ」

と、まさにおっさんがビールを飲み干した直後のような声(or 音)をだしたので、思わず笑っちゃいました。

別に教えたわけでもないのですが、どうも、これは「おじさんだけの特徴(もしくは特権)」ではないのだと、認識しました。

みんなにとって、「おいしい時」の音なのだと。
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Bar Shanks


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ブログで紹介するのが遅くなっちゃったのですが、新宿からほど近い場所に、志賀高原ビールを樽とボトルで常時飲める素敵なお店があるんです。

小田急線参宮橋の駅のすぐそばにある、「Bar Shanks」さんがそのお店。

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写真のH賀さん。修行僧のような(なんていうと怒られちゃうか)風貌ですが、バーの業界では、将来を嘱望される若手だそうです。

本格的に修行をした、本格的バーなのですが、単なる本格的バーに飽き足らずにいろいろな挑戦をしています。

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その象徴がここの名物、ハンバーガー。

モノクロで雰囲気が伝わるか不安ですが、とにかくすごいボリューム。そしてうまいのです。ボリュームはあるのですが、けっしてくどくなく、むしろ上品な感じさえします。

本格バーにハンバーガーなんて邪道だという外野の声などものともせずに、こだわって、勉強のためにアメリカまで食べ歩いた末に完成したハンバーガー。決して広いとは言えない店で、自分でスモークをしたりしたオリジナルな味です。

このハンバーガーが、きっかけになったのか、今ではビールの品揃えも充実。その過程で、志賀高原ビールと出会っていただいたというわけです。

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こちらが、パートナーのK良さん。写真がぼけてて申し訳ないのですが、笑顔が素敵です。こちらも実力は折り紙付き。この季節だけと言う「完熟トマトのブラッディメアリー」をいただいたのですが、すごく美味しかった。糖類をまったくつかわないのに、ビールでもつくれそうなくらいの甘み。そしてちょうど良くバランスした酸味。驚きました。

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二人とも、すごく熱心で、H賀さんは先日、志賀高原ビールの仕込みを見に来てくれました。「見に来た」といっても、数時間とかではなく、本当に朝の7時の仕込み開始から、最後の最後まで。

K良さんも、お店の冬休みを利用して、もうじき同様の「仕込研修」の予定です。

若くて、好奇心旺盛で、かつ実力のあるこのお店。二人の人柄や、細かいところまで行き届いたサービスと技術、そしてもちろんお酒のセレクション。

いい店とめぐりあって、幸せです。

みなさんも、是非いってみてください。きっと気に入るはずです!(12/28-1/5はお休みです。)
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作用と反作用


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だいぶ痛めつけられていますが、この傷の分だけ、相手(=たぶん車)も傷ついているはずです。

怒ったり、文句をいったりするのも同じで、言っただけ嫌な気分になったりもします。

まあ、事なかれ主義っていうのも困りますが、楽しくやるにこしたことはありませんね。

(気のせいか、「どの口が言うか!」という轟君の声が聞こえるような気がします。)
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クリスマスプレゼント


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ジェフリーディーヴァーの「クリスマスプレゼント」面白かったなあ。関係ないけど。

小学校一年生のうちの娘達。まだちゃんとサンタさんを信じています。

あれやこれや真剣に悩んで、今年もサンタさんに欲しいものの絵を書いたお手紙を書きました。

サンタさんは、ちゃんと欲しいものを届けてくれるはずです。

そういえば、ぼくもサンタさんを信じていた頃、親に「欲しいものを神様におねがいしたら」といわれて、12月になると毎日のように(だったと思うのですが)お願いしていました。

「なにをお願いしたの?」と聞かれて、親にも教えたプレゼント。結構ちゃんと届いていた気がします。

ただ、ぼくがお祈りしていたのは、神棚にむかってだったのですが...

今朝、娘一号が、めずらしく夜中にトイレにいかずに朝おきて「ああ、今日が明日だったらよかったのに」といいます。イブの夜、サンタさんにばったり会ったらどうしようと心配していた自分のことを思い出しました。

メリークリスマス。
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新酒できました! 「上撰本醸造しぼりたて生酒」発売開始です。


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今年の最初の酒、出来上がりました。

上撰本醸造のしぼりたて生原酒。割水も、一切の火入れもしない、出来たそのままの酒です。

今でこそ珍しくない生酒ですが、親父(=社長)によると、製品化したのはだいぶ早い方だったそうです。

吟醸とかいった特別な酒に関しては奥手で、普通の酒ばっかりつくっていた酒屋としては意外な感じもするのですが、

「そのままのうまさ」

を飲んで欲しかったというのが、きっかけだったそうです。

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というわけで、登場以来、「縁喜」のなかでも根強いファンの多い季節の一番人気の酒です。

さて、今年の酒ですが、9号系酵母の、けっして華やかすぎないものの豊かな香り。生原酒ならではの甘みと味のふくらみを感じるのですが、キレはよく、高いアルコール(今年は18.8度)を感じさせない飲みやすさで、あいかわらず「あぶない」お酒に仕上がっています。

年末、年始、リラックスしてお酒を飲める時期には最適です。

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一本一本手詰めして、一枚一枚ラベルを貼った、今シーズン最初の酒。

720ml 1,120円です。

おいしい食事、楽しい会話といっしょに、お楽しみ下さい。


玉村本店のHPはこちら。(まだ更新が間に合っていないのですが、上撰本醸造生原酒をお選びいただければ、「しぼりたて」をお届けします。)

同時に今年の酒粕もできています。ご注文のお客様には、若干ではありますが、酒粕もサービスします。この機会にどうぞ!
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今年も出来ました!


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今年も出来ました!

っていっても、この写真じゃ、何のことかわからない方も多いのでは。

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そう、たかしくんがかけている、この杉玉です。

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左が新しいの。右は、この一年頑張ってくれた杉玉です。

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忙しい年末、仕事の合間をみて真剣につくってくれた、たかしくん。

つくりかたの詳細は、去年の記事を参照ください。

ちなみに原材料、志賀高原の入り口からとってきた杉の葉っぱです。

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「あんまりうまいと、買ってきたとかいわれちゃうから」といいながらも、完成度にはこだわりが。

実戦配備はしたものの、まだまだ完成度を高めようとしているようです。

必死に今日に間に合わせたのには理由があります。

そう、酒屋にとって「新酒できました」のサインがこの杉玉なのです。

というわけで、出来ました。

おまちかねの、あれも!

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年の瀬


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年の瀬って慌ただしいですね。

仕事がバタバタするうえに、大掃除に年賀状。やることだらけです。

今年は、おまけに世の中の先行きも不透明。

流されないように、元気にいきましょう!

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作品


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伊藤若冲の大作屏風がみつかったと今朝の新聞がつたえています。若冲は。最近ブームの感もありますが、親父がもともと大好きだった江戸時代の画家。

なんでも、いまだに埋もれた作品が次々と発見されているようです。

関係ありませんが、写真の落書き。

落書きを誉めるのもなんですが、うまいなあと関心することがあります。

ある意味、こういうのも立派な作品だと思うのです。

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これも同じ人の「作品」じゃないかと思うのですが、ちがうかな?

若冲とかも、その時代にしては、パンクな感じだったんじゃないかと思うのです。(パンクっていっても、ものすごくうまいけど。)晩年は仏教に深く帰依していたということですが、それでも精神はパンクだったりしたんじゃないかと...
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遊び場


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酒蔵の中の通路。

壁の右側が、先日書いた、ギャラリー二階からみえる酒蔵です。

すごく子供の頃、ここで自転車の練習をしたり、サッカーをしたりした、遊び場でもありました。酒が苦手な人は、蔵に入っただけでもうダメなんてこともあるみたいですが、もちろん平気でした。

子供の頃から、酒屋になるためのトレーニングをしていたというわけではありません。
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祈醸祭


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今年も、酒づくりの安全と、いい酒ができることを願って、祈醸祭をしてもらいました。

昨年も書きましたが、祭りといっても、蔵の中を神主さんにお祓いしてもらうという感じのほうが、イメージしていただきやすいかもしれません。

およそ四十年もお世話になった神主さんにかわって、今年から新しい神主さんが祭りを取り仕切ってくれました。

毎年のことですが、ちょっと気が引き締まる思いです。
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ちょっとの違い


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単なるゴミバケツも、色だけで、ちょっといい感じだったりするから不思議です。

ちょっと変えただけで効果のあること、考えてみなきゃ。
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視点


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この写真、撮ったのは僕ですが、本当は、ほぼ娘の写真です。

この花を通り過ぎようとしたら、娘が僕に「かわいいから撮って」といったのです。

写真って、ちょっと真面目に撮るようになってまだ数年。実は、その前は、「シャッター押せば、誰にでも撮れる」的に、ちょっと軽く考えていた部分もありました。

でも、こうして自分が反応しなかったものも、案外悪くないことに気がついたりします。

どれを撮るか、いつ撮るか、どこまでを撮るか、カラーかモノクロか、フィルムかデジタルか... 本当にたくさんの選択肢のなかから、結果的にどれを選択するか、撮る人次第ってことなんだと、あらためて思うわけです。

ビールづくりも、考えてみたら同じで、選択に次ぐ選択の結果です。「自分たちが飲みたいビール」をつくるといつもいっていますが、「自分らしさ」が「ひとりよがり」ではもちろんダメです。

そういう意味で、一緒につくっている仲間や、飲んでいただいているみなさんの意見は、すごく参考になりますし、刺激にもなります。でも、あんまり人のことを聞き過ぎちゃうと、よくわからなくなっちゃいますし、八方美人になってしまって、つまらないものになっても困ります。

だから、最後の判断は、あくまでも「わがまま」にすることにしています。

(出来上がったものへのご意見は、もちろん謙虚に聞こうと思っています、念のため。)
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Good to hear from you ! (その2)


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NYの友人から、たぶん10年ぶりくらいにメールが届きました。90年代の初め、1年だけNYで勤務したのですが、その時の同僚です。またこのあいだと同じ先輩が、僕の連絡先を伝えてくれのです。(K高さん、ありがとうございます!)

NY勤務とかいっても、当時の僕の英語力は本当にひどいものでした。(いまでもたいしたことありませんが。)それなのに、どういうわけか全員アメリカ人の部署で、おまけにお客さんもほとんどアメリカ国内の会社という環境に放り込まれました。一年が終わって、ボスに「お前は生き残った」といわれて、ほっとしたのを覚えています。

そんなわけで、なんか、言葉のしゃべれない赤ちゃんんみたいな状況だったのですが、仲間はみんなよくしてくれました。その中でも、すごく世話になったのが、メールをくれたジョージ。

彼は、大リーガーを目指して3Aまでいったのですが、メジャーをかけた最後のスプリングキャンプで夢かなわず。20代半ばにして、投資銀行に。転身後、金融の世界でしっかり成功しているのですが、こういうキャリアってアメリカならではですね。とにかく、すごいいいやつなんです。

二人でいった香港の出張の帰りに、名古屋で中日/阪神戦を観戦したことがあります。試合後、(みなさんの記憶にあるかはわかりませんが、)大学時代一緒にクリーンアップを組んでいたという阪神のパチョレックと、マイナー時代ルームメイトだった中日のアンダーソンと一緒に、なんかふつうのまちの中華料理屋で食事。その夜は、アンダーソンの家に泊めてもらったのも、ちょっと不思議で、いい思い出です。

聞けばそんなジョージも二児のパパ。元気そうでうれしいです。

東京かNYか。まだ先になりそうですが、再会がすごく楽しみです。
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酒蔵


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ギャラリーの二階からのぞいていただける酒蔵。

いつもは、静かにタンクがならんでいるだけです。

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酒づくりをしている、この時期、タイミングによっては、こんな感じで作業しているところを、ご覧になることもあるかもしれません。

これは、三段仕込みの最後、「留め」の作業中。掛米を撹拌しているところ。

ギャラリーにお立ち寄りの際は、のぞいてみてください。
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こんなはずじゃ...


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一昨日の朝4時半。ボイラーに火を入れるために工場に向う空に、赤い大きな月。

思わず、カメラをとりにもどり撮ったのがこれ。

もっと、大きいはずだったのに、こんなはずじゃ...

仕込みの準備をして数分後。レンズを替えて、大きく取り直そうと思ったのですが、もうほとんど山に沈んじゃってました。

冷静に考えれば、月が大きくなるわけはなく、全くの錯覚だったはずなのではあるのですが、あの月は確かに大きかったのです。

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売りたくないビール


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スキーシーズンの準備も一段落して、昨日は新しいビールに挑戦してみました。一年近く考えていたビールです。

このあいだのTakashi君の反省もふまえて、あさ5時スタート。

途中、案の定難航し、四苦八苦。当初の想定を多少修正しなくてはならなかったのですが、なんとか納得いく結果になったと安心しかけた土壇場で、ホップが詰まって大トラブル。すべてが「まぼろし」もしくは「骨折り損のくたびれ儲け」に終わりそうで、心底焦りました。

こういう想定外のトラブルって、あってほしくないのですが、たまに起こってしまうのです。慌てながらも、慎重に状況判断して、対策をしないといけないのですが、昨日のは手強かったです。

何とか、最悪よりもだいぶいい結果にはなったのですが、「幻のビール」的な量になっちゃいました。まあ、もともと自分たちの勉強的な意味での挑戦でもあったので、よしとしないといけません。

片付けが終わったのは22時過ぎ。轟君いわく、

「このビール、(もったいなくて)売りたくないですね。」

確かに、同感です。

でも、そういうわけにはいかないんですがね。

苦労した分、一層、愛着がわきそうなビールです。
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自虐的なポスター


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アメリカのクリスマス商戦が相当厳しいとは聞いていますが、それにしても、このセーター、寒いのかなあと思うのはぼくだけでしょうか。

ヒートテックが必要かも!?
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新酒、もうちょっとです。


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タンクのなかは、今年最初にしぼる予定の酒です。冷房設備の発達もあって、いまでは年中酒づくりも可能なのですが、玉村本店では、昔ながらの寒づくりのみ。今年の酒づくりも11月に入ってから始まっています。

密閉タンクのビールとちがって、酒の場合、開放タンクで発酵の様子がみえるのですが、だれもいない酒蔵で、静かにぶくぶく発酵している様子は、ちょっと神秘的で、ついつい見とれてしまいます。

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杜氏によると、去年よりもちょっと暖かい日が続くものの、経過は順調とのこと。

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毎日、分析を続けていくのですが、今の調子だと、しぼるのは来週の終わりくらいになりそうです。

毎年のことではあるのですが、出来上がりが楽しみです。
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一番大事にしている「普段の酒」


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縁喜の一番スタンダードな酒(昔でいうなら二級酒、最近では佳撰っていうところも多いですが)は、本醸造です。

本醸造とは、「原材料に米、米麹、 醸造アルコールのみを使用し、精米歩合70%以上、麹の使用割合が15%以上で、香味、色沢が良好なもの」と国税庁の「清酒の製法品質表示基準」で定められています。

これ以外の酒は、「普通酒」といわれ、例えば醸造アルコールの使用量が基準より多いもの、糖類を添加したいわゆる三増酒などが含まれます。

玉村本店の旧佳撰は、もともと糖類の添加がないのはもちろん、醸造アルコールの使用量も、上記の本醸造の基準にだいぶ近かったのですが、「普段の酒」をもっと良くしたいという思いから、普通酒を本醸造に格上げして三年目になります。(価格は据え置き。)

本醸造以上の酒(=上記の「清酒の製法品質表示基準」を満たす、純米酒や吟醸酒等)を「特定名称酒」と呼びます。したがいまして、縁喜はすべて特定名称酒というわけです。

醸造用アルコールを嫌い、純米酒でなければだめだという酒ファンの方もいらっしゃいます。確かに、良く出来た純米酒はいいものですし、玉村本店でも力を入れています。でも同時に、きちんとつくった本醸造も、美味しいのです。

ずっと地域の方々に支持されている味(もちろん価格も)を大事にしたいということもあって、全量を純米酒にはしていません。

ただ、「醸造アルコール」にもいろいろな種類があるのですが、縁喜では「米アルコール」だけを使用しています。以前、いろいろなアルコールを比較してみたのですが、僕らとしては「米アルコール」が一番いいと判断しました。新酒の段階で、以前はアルコールのちょっと固い感じがあったのですが、米アルコールに変えてから、味の「まるみ」が向上し、効果を実感しています。

大吟醸とか純米吟醸とかいう高級酒ももちろん美味しいのですが、毎日の晩酌で、食事のお伴として楽しめるスタンダードな酒の良さを、もっと大事にしたいと僕らは考えます。

そんな思いが、より多くのみなさんに伝わればと思いながら、一番普通の酒を真面目につくっています。
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すごく「残念」というわけでもなくなっちゃった、「残念」なニュース


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永遠の名車、世界のベストセラー 「Super Cub」。やっぱり、これはすごいなあ。

ホンダのF1撤退。「走る実験室」であり「会社のDNA」でもあるレースの最高峰から去るというのは、とても残念なニュースです。

でも、車が、急激に売れなくなったというの事実ですし、現在の状況の下では、やむを得ない決断だったと思います。

先ほど、「残念」だと書きました。でも、小学生の頃からF1に興味を持ってきて、本田宗一郎氏を尊敬し、はじめての自分の車にもホンダを選んだ僕ですが、現在の、その「残念」の度合いは、意外にもそれほどではないのです。

「走るくるま」に対する世の中の期待が、以前に比べて萎えているように感じる現在、「走る実験室」としての意義もそれほどでもないように思っていました。ホンダ自体も時代に上手にあわせて、「走るくるま」の会社から「ファミリーのためのくるま」の会社にかわってきていたという印象です。(もちろん、悪いわけではありません。)

F1自体も、高度にシステム化が進み、車ごとの個性も(すくなくても、見た目では)あまりないように感じています。「レース戦略」の重要度は増したかもしれませんが、コース上でドライバーが競い合うという要素が低くなってしまった気もします。

オールホンダのチームができた時には、すごく期待をしましたが、佐藤琢磨がチームを離れて以来、ぼくのホンダへの期待と愛着の度合いは大幅に下がりました。

「世界経済」、「環境」といった面で、F1というもの自体が、明らかに岐路に立っていると思います。僕のF1に対する関心も、佐藤琢磨がどうなるか次第です。

「DNA」だったはずのF1から撤退するということは、新たなDNAを探さないといけないということでしょうか。先ほども書きましたが、「走る」ということの価値が全体的に低下している今、やはり「環境」とかいう方向に向うのでしょうか。

「くるま」への関心を失った「元くるま小僧」が、真剣に欲しくなるような、「くるま」がでてくることを期待しています。

すごくシンプルで、とってもライトウェイトな、地球にやさしい四駆がいいかなあ。もちろん、格好いいやつ。
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発想する力、実現する力



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写真は、この前の旅行でいってみた、スパリゾートハワイアンズ(=旧常磐ハワイアンセンター)。子連れの旅行でどこがいいかと考えていたら、友人に勧められました。なんでも、週末は予約もとりづらいくらいの人気だそうです。ぼくらは平日にいけたので、ゆっくり楽しめました。

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昔から名前は聞いていたのですが、「ハワイもどきなんて」と食わず嫌いでした。ところが、巨大な温泉施設で一日中水着で泳いだり遊んだりで、子供達も大満足。ハワイアンのショーも本格的で楽しめました。

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ぼくは「フラガール」という映画は観ていないのですが、炭坑産業が斜陽化する中、苦しみながら生まれたのがこのリゾートだそうです。

それにしても、「炭坑」から「ハワイ」という発想もすごいと思いますし、何十年がかりでここまでのものを実現してきた力もすごいと思います。なんでも、年間160万人以上もの来場者があるのだそうです。(志賀高原全体の観光客数が年間約260万人。)

「酒離れ」とか、「スキー離れ」とか、「不景気」とかを、嘆くだけじゃなくて、何かを考え、実現するという努力することは大事だなあと思いました。
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ちょっと怖い!?


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街で若い女性が、すごい集中して写真を撮っています。なんの変哲もない階段の隅っこを、時間をかけて。

なんか、ちょっと怖いなあと思ったのですが、こんな写真を撮った自分を思い出し...
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たかしくん家の漬け物


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たかしくんが、もってきてくれた自家製の漬物。(たかしくん自慢の、美人のおくさんは、料理もすごく上手なのです。)

白い方は、「大根の志賀高原ビール漬」。本人曰く、まだちょっと浅漬け気味だそうですが、薄味のなかにしっかりと旨味があって、美味しいです。

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とにかく美味しかったのがこちら。干した大根を醤油漬けにしたものなのですが、これが最高。ご近所の名人に、やっとのことでつくり方を教えてもらった秘伝の漬け物だそうです。

これはやっぱり酒でしょう。

「これさえあれば、いくらでも飲める」

たかしくんの言う通り。

杯が、いつのまにかすすんでいるのでした。
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フル稼働です。


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ふつう、ビールって夏売れるらしいのですが、スキーシーズンの地元での販売の比率が大きいぼくらは、シーズンインにむけて今が一番忙しい時期です。

現在、ビール工場のタンクがすべてビールで一杯。次を仕込むために、あわてて出来上がっているビールを詰めるという作業が連日続いています。

こんなに売れるかなあと時々心配になったりして。

スキーに来て、たくさん飲んでください!
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ちょっとマイナーチェンジ


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ブログを始めて以来、約一年半。一度もかえていなかったレイアウトをちょっと変更してみました。

いままでのレイアウトだと、縦構図の写真以外が、いまいち使いづらかったので、もう少しシンプルにしてみました。

いいなと思うテンプレートが見つかったので、それを使わせてもらうことに。素人が手探りでカスタマイズしてますので、どこかへんだったり、ご覧の環境でデザインが崩れてたりするかもしれません。

ご意見、ご指摘あればよろしくお願いします。
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蔵元だよりできました!


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毎年二回発行している、玉村本店の「蔵元だより」ですが、新しい号ができました。

玉村本店の近況や、製品のご案内をしたパンフレットです。いつもこれをつくるのが、結構大変で、時期がくると気が重くなります。でも、その作業をするうちに、自分たちの現状の整理もできたりして結構プラスにもなっています。(がんばってくれたみんな、ご苦労様!)

玉村本店のことをすでに知っていただいている方々はもちろん、はじめてのお客様にも知っていただきたいことを書いているので、いつもと同じような内容も多くなってしまうのですが、新商品や季節のギフトのご案内、製品ラインアップのご紹介といった意味でも、お読みいただけるとうれしいです。

この「蔵元だより」にあわせて準備した商品も多いので、なんだか毎日宣伝みたいで恐縮なのですが、今年の全国新酒鑑評会で金賞を受賞した「金紋錦 大吟醸」と、同じく関東信越国税局 酒類鑑評会で優秀賞を受賞した「金紋錦 純米吟醸」ともに、受賞酒が発売になっています。こちらも、どうぞよろしくお願いします。

いつもお世話になっているみなさんには、既にお手元に届いていると思いますが、もしまだだったり、新たにご興味のある方には、HPの方からPDFファイルでご覧いただけます。郵送もいたしますので、ご希望の場合は、どうぞご遠慮なく、お申し付けください。

玉村本店のHPはこちら
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