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花の季節


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桜はさすがにもう終わりですが(といってもこの写真は一週間ちょっと前)、まわりでは、桃や梨なんか、それと菜の花あたりで花盛りです。りんごもそろそろ。

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ちょっと遅い春。

これからいろんな色が楽しめます。(っていいながら、写真はモノクロですが。)
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掘り起こす


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昨日の続き。

元気に育つホップ達。

この日のたかしくんは、例の勝負つなぎ

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で、この日の仕事ですが、きれいに育ってきたホップたちを掘り出して、丸刈りにするのです。

いくら可愛くても、甘やかしちゃいけません。

まずは、鍬をいれます。

大事な株を傷めそうで、最初はおそるおそるなのですが、なにせ200以上もあるので、だんだんに大胆に株ぎりぎりに鍬を入れていくように。

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ある程度まで掘ったら、今度は手で掘り起こします。

白く見えているのは、生えてきた地下茎。

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ここまで裸にするには結構な時間と労力。

最初の数株をやった時点で、一同「本当に、これ全部やらないといけないのか」と、絶望的な気分になったのですが、だんだんにコツをつかむもので、すこしずつ早く上手になるのでした。

またつづきます。
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散髪前


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写真は、先週はじめのホップ畑。

すごく元気に育っています。

ところが、このあと、このホップ達はバッサリと切られる運命に。

何をしたかは、また後日。
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金紋錦の実力


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シリーズ最後は、

金紋錦純米 無濾過生原酒

これは、唯一、このために新しく開発した酒です。

木島平村だけでつくられる希少な酒米、金紋錦。完全有機肥料と減農薬でつくられる特別栽培米です。

その金紋錦を65%精白して醸したのがこの純米酒(1,570円、900ml)。

いままで、去年の全国新酒鑑評会で金賞を受賞した大吟醸など、50%以上の高精白の酒にだけつかってきましたが、山田錦を親にもつ幅のある味わいを、もっと気軽に楽しみたいと思っていました。

味の方は、やはり3種類の中で一番しっかりしています。

僕と親父のお気に入りはこれ。

まだちょっと固いという声もありますが、経験上も、熟成とともに味わいが増してくるタイプ。今後も楽しみです。

「生」というと冷やで飲むべしと思われる方も多いかもしれませんが、これなんか特に適度にお燗していただいても美味しいと思います。

ところで、このシリーズですが、一般的な720mlではなく900mlサイズにしました。王冠が一升瓶と共通ということもあって、日本酒らしい雰囲気で気に入っています。

やはり目指したのは、新しい晩酌酒。

気軽に飲んで欲しいという意味で、冷蔵庫に入りながらも、タップリしたサイズにしたかったのです。

食中酒、晩酌酒として、可愛がってもらえたらうれしいです。
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夏はWheat Ale!


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毎年好評の玉村本店の夏のビール、Wheat Ale、先日書いたとおり、ちょっと早く今年も発売です。

色は曇りをおびたブロンド。小麦のビールでよくイメージされる白っぽい色よりは、オレンジがかっています。去年よりも、ちょっと余計にオレンジです。

小麦麦芽からくる口当たりの柔らかさと、マリスオッターの味わい。真っ白な泡が印象的で、すっきりとしていながらも、上品な甘みを感じます。

昨年までのアメリカンホップに加えて、ことしから自家栽培の信州早生を使用。ふんだんに使ったホップによる、柑橘系の香りが特徴です。色のイメージもあるのか、オレンジのような香りは、去年と比較してもより強く感じていただけると思います。

アルコール度数は5.0%。例のNot So Mild Aleをのぞけば、全ラインアップの中で最も低い度数。ついついおかわりしたくなる爽快なビールです。

人気の小麦系ビールですが、よくある普通のビールじゃなく、あくまでも「志賀高原ビールらしく」いきたいと思ってつくりました。ホップが効いたウィートっていうのは、スタイル的に邪道でも、今年もこれでいきます。

自分たちでは、いい感じに進化したと思っています。

どうぞお楽しみ下さい!

(夏の間、継続して販売出来るようにと思いますが、限定醸造のため、欠品の場合はご容赦ください。)

Wheat Wine of Shiga Kogen の弊社販売分はおかげさまで販売予定数量に達して完売しております。どうもありがとうございます!

いつもお世話になっているお酒屋さんでも販売していただいていますので、引き続きよろしくお願いします。
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強敵


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元BUAISO君が玉村本店に入社したいと言ってきたのが去年の春。採用の予定がなかったので、すぐに返事が出来ずにいた時期の話。

なかなか決まらずに、BUAISO君は、やきもきしていたはずです。

そんなとき轟君に、

「今度うちに、イセキ君いていう新人が入ったんだけど、文句もいわずに黙々と仕事をして、すごい助かっているんだ。」

と言われて、BUAISO君、相当焦ったそうです。

ISEKI君が、新しく買った耕耘機だと気づくまで。

ひどい奴です、轟君。
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土日は「うしとら」でビールと日本酒!


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この土日は、東京 下北沢の「うしとら」さんで、日本酒とビールのイベントが開催されます。参加するのは、大山Gビール/久米桜酒造さん、いわて蔵ビール/世嬉の一酒造さん、オゼノユキドケ/龍神酒造さん、そして玉村本店の四社です。

写真は、そのイベントのついでに(といっても東京と長野を日帰りで往復なのですが)、大山Gビールの田村社長、醸造責任者の岩田さん、営業の椙原さんの三名(と、たかしくん)。

今シーズンから、ホップづくりに挑戦されるということで、見学にこられたのです。

見学の成果はいかに?

結構いい時期にお見えになったと思うのですが、それについては後日また。

ところでこのイベントですが、玉村本店からは:

Wheat Ale(自家栽培 信州早生使用・新発売)
DPA(自家栽培 信州早生使用)
Miyama Blonde(自家栽培 信州早生使用)
Wheat Wine of Shiga Kogen (自家栽培 カスケード・信州早生、美山錦使用)
Takashi Imperial Stout (自家栽培 センテニアル、美山錦使用)
美山錦 純米吟醸 無濾過生原酒(自家栽培 美山錦使用)
金紋錦 純米無濾過生原酒(契約栽培米・新製品)


というラインアップ。IPA系とかはないですが、結構強力だと思います(自分でいうのもなんですが)。自家栽培の原料を使っている商品も、結構増えたなあと、今更ながら感じます。

他社さんのビールも面白そうなのが並んでいますし、特によその日本酒の方は、あまり飲んだことがないので、僕自身、飲み比べるのが楽しみです。

僕もどちらかの日、お邪魔します。是非、飲みにいらしてください。

会場でお会いするのを楽しみにしています!
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日本酒の守備範囲


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こちらは、

特別純米 無濾過生原酒

ひとごこちを59%まで精米した、人気の特別純米酒の無濾過版(1,400円、900ml)です。特別純米は、個人的にぼくの定番晩酌酒でもあります。

今回の、玉村無濾過生原酒シリーズは、吟醸や純米吟醸といった高級酒ではなく、定番酒クラスです。

普段お飲みいただきたいという意味で、もちろん価格という要素もあるのですが、それだけではありません。

ぼくらは、酒の善し悪しは、精米歩合等のスペックだけではないと思っています。

先日も書きましたが、ぼくの大好きな蕎麦に例えた場合、確かに高級で真っ白な更科蕎麦もいいのですが、素朴でまさに蕎麦の色をした田舎蕎麦もいいものです。

ぼくは、どちらかというと田舎蕎麦の方が、蕎麦らしい味がする気がして好きです。

酒も同じ。

高精白することで雑味が減って、香りがたってくるという面はもちろんプラスです。一方で、香りはそこそこでも、酒本来の味を感じるという点では、やはりこのクラスの酒に良さを感じるんです。

食生活の多様性がすすみ、食卓にのぼる料理の種類も劇的に増えています。和食のみならず、イタリアンから中華、エスニック料理までと、日本人の食卓程、国際性が豊かなところは世界的にも他にはないのではと思います。

それとともに、食事も、より旨味(油っぽさも)のある、しっかりした味わいのものが増えてきたようにも感じます。

そんななか、日本酒以外の酒が、食との相性で選ばれる頻度も高くなってきたのは、ある程度仕方ないことかもしれません。

従来の日本酒のよさは、もちろん失われたわけではありません。でも、ちょっと物足りなさを感じることもあるのではと思います。特に、お燗をして酒を飲む機会が減ってきたのも、この「もの足らなさ」につながっているのではと思うのです。

無濾過生原酒は、度数も高く「生」ですから、味がしっかりしています。

その分、冷やで飲んでいただいても、しっかりした料理との相性がいいと感じます。

魚の煮付け、豚の角煮、うなぎ、かつおなどなど。

これから夏にむかって、食べたくなるような料理との組み合わせを是非お試しいただきたいと思います。

無濾過生原酒で、日本酒の守備範囲が広がると思うのです。

まあ、焼酎や、端麗な酒の方がいいという方もいらっしゃると思います。どちらがいいかは好みの問題で、スーパードライがいいか、志賀高原ビールがいいかみたいな話だと思います。

ぼくは、もちろん「負けない味のある酒」の方を選びます。
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Wheat Wine of Shiga Kogen発売です!


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おまたせしました。

Wheat Wine of Shiga Kogen

ボトルで発売です!

ラベルにもある通り、単に"Wheat Wine"というだけではなくて、ちょっと長くなるのですが"of Shga Kogen"という文字を加えています。

基本的には、志賀高原と名乗るビールは定番のビールという位置づけで勝手に考えています。そういう意味で、Shiga Kogen Wheat Wineという名前にはしませんでした。

でも、先日も書いた通り、「この地ならではのビール」をつくりたいと思ってつくったこのビール、自家栽培の美山錦、自家栽培のカスケードと信州早生、そして志賀高原の湧水と、ここだけのものにこだわりました。

そういう意味で "of Shiga Kogen" とつけたわけです。

さて、今回も、大変申し訳ないのですが、数量がわずかです。Takashi君よりもさらに少ないということもあって、インターネット販売分は150本。また恐縮ですが、お一人様6本まででお願いします。

またも本数を限定しなくてはならないのを心苦しく思っておりまして、せめてもの気持ちというわけではありませんが、今年版のWheat Aleも急遽前倒しで販売開始します。こちらは、ひと夏継続して販売するつもりですので本数に制限はございません。

名前がまぎらわしいですが、両方ともよろしくお願いします。(今年のWheat Aleに関しましては、また後日ご説明します。)

また、Wheat Wineですが、いつもお世話になっているお酒屋さんでも販売の予定ですので、そちらもよろしくお願いします。

いつもながら、皆様のご感想、ご意見、お待ちしております!


玉村本店のHPはこちらから。
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「縁喜の生」のスタンダード


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写真は、今回の三種類で一番スタンダード(900ml 1,260円)な、

上撰本醸造 無濾過生原酒

です。

実はこの酒が、このシリーズを発売するきっかけです。

縁喜の「生酒」は、長年の大人気商品です。この酒は単純に「上撰本醸造しぼりたて生原酒」の無濾過版。

ギャラリーをお訪ねるお客様などに、「昨日、宿で飲んでうまかったあの酒はあるか?」とお尋ねいただく頻度が一番高いのが上撰の生酒なのです。

純米吟醸クラスの香りのいい生酒は、よくありますが、ぼくらがこの酒の魅力として感じるのはやはり「味」です。

よく酒でもビールでも、熱処理で味が変わるかという議論があります。

「そんなに変わらないし、保存性を考えれば熱処理をした方がいい、という意見もありますが、ぼくらは、

「全然違う」

と思います。

原酒であるということもあるのですが、やはり生ならではの味わいは明らかに感じます。

限定で無濾過版をだしてきた美山錦や金紋錦の純米吟醸の火入れ版と無濾過版とをギャラリーなどで、飲み比べてもらってきましたが、みなさんに違いを実感していただきます。

最近多い外国人の方々などでも、この違いははっきり感じていただけるようです。

もちろん、品質保持のために、保存は要冷蔵でお願いしないといけない手間はあるのですが、それを補う味わいがあると思います。

「味」が持ち味とはいいましたが、ひとごこちを100%使用したこの酒、9号酵母の食事を邪魔しない心地よい香りと、本醸造ならではの切れ味も兼ねそろえています。

縁喜の「生」のスタンダード。

幅広い食事とご一緒に、気軽にお楽しみいただきたいと考えています。

玉村本店のHPはこちらから。
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Coming soon!


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おまたせしてます。

もうすぐです。

左は同時発売のおまけ(といってもただではありませんが)。

右は、例によって数が少ないので、ご興味いただける方は、お手数ですが本ブログを時々チェックしてくださいね。
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新しい晩酌酒、玉村無濾過生原酒三種、新発売です!


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今週は、酒とビールの新発売が続きますので、宣伝っぽい内容が続きますが(まあ酒屋のブログですので)ご容赦を!

第一弾は、これです。

縁喜 玉村無濾過生原酒、三種類です。

金紋錦純米 無濾過生原酒
特別純米 無濾過生原酒
上撰本醸造 無濾過生原酒


なんかこうして並べてみると漢詩みたいですね。趣はないですが。

まさに名前そのものの商品なんですが、「自分たちが飲みたい、個性ある食中酒」を目指すというぼくらの思いをこめて、屋号の「玉村」という文字を加えてみました。

一切の熱処理、濾過をしない蔵で飲むそのままの味わい。

無濾過の生原酒ならではの味わいは、伝統的な和食のみならず、食の多様化が進む今日の、しっかりした味わいの食べ物との相性も良好です。

特別な日の特別な酒ではなく、日々の晩酌にお楽しみいただきたいとの思いから、香りが主張する吟醸タイプではなく、あくまでも味を重視してのラインアップ。

例えていうならば、繊細な更科蕎麦ではなく、ちょっと粗野な(じゃなくて、野趣あふれるっていったほうがいい?)打ちたての田舎蕎麦のイメージです。

ボトルも、一升瓶をイメージさせながらも冷蔵庫におさまるちょっとたっぷりサイズの900ml。価格にもこだわりました。

縁喜の新たな晩酌酒シリーズ、どうぞお試し下さい!


それぞれの酒の内容、そもそもどうしてこういう商品をつくったか等に関しては、また後日。

玉村本店のHPはこちらです。
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ひとりじめ


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この間のブログの効果か、またスイカをいただきました。

仕込みをしながら、その日の記事の話をしていて聞いたのですが、

轟君のお姉さんは、「就職して自分の給料をもらって、念願だったすいかを丸一個かって、半分に切ったすいかを一人でうれしそうに食べていた。」

元BUAISO君は、「最初の給料で、ケーキをホールのまま買ってきて、自分だけで思う存分食べた。」

とのことです。

こういうの、「大人買い」っていうんでしたっけ?

やはり、みんな子供時代から夢見た憧れを、かなえる日が来るんですね。
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今年はもう一本?


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酒屋のブログじゃないみたいだとのお叱りで、ちょっと反省。無理矢理酒の話!?

写真は、今日の仕込みに使ったモルト。

伝わるかどうかわかりませんが、大盛りなんです。いつもの1.5倍以上。

ここ何回か、「大盛り」の仕込みはいつも苦戦しているので、今日は長い一日を覚悟していました。

4時半起き。

日本各地の日の出の時間が、4時台に入るのをテレビでみて季節の変化を感じます。


で、問題の仕込み。

これが、予想以上の順調さでした。

こういう日もあるんですね。いい日でした。

仕込みの最終行程で、仕上がった麦汁をタンクに移動しながら味見。

すると、一同、

「うわっ!」


どういう意味かはみなさんのご想像にお任せしますが、今年はもう一本仕込んじゃおうかなと思っているのでした。
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遠慮しときます。


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よく「この先、行き止まり」「通りぬけられません」っていう表示は目にするのですが、これはその逆。

暗い通路の先に何がまっているのか。

すごく気になります。

でも、「ただ程安いものはない」って、よくいいます。

結局、ぼくは、遠慮しときました。
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もったいない!?


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この写真、ブログに載せるのもいかがなものかと思ったのですが、まあいいか。

何だと思います?

キュウリみたいな色ですが、実はこれ、食べた後の小玉すいかなのです。

食べたのはもちろん娘達。

好きなものはとことんというわけです。

途中から美味しくなくなる、なんてことは今のところないようです。

今聞いてみたら、最後の方は、すいかの汁と一緒に食べるといいそうです。

「もったいない」からとかじゃなくて、純粋に食べたいからなのですが、一応、美味しく食べる工夫はしているみたいです。
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苦手分野


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結構、空をよくみる方だと思います。星も、きれいだなあと感じます。

でも、星座とかはからっきしわかりません。いまいち星が獅子や乙女に見えないのです。(北斗七星くらいはわかりますが。)

このあいだ、娘達とプラネタリウムにいきました。皆既日食や、春の星座についてだったのですが、やっぱりだめでした。お昼を食べたばかりで、お腹が一杯だったせいか、星空はいつしか暗闇に。

眼をさますと、となりの娘達はすごく真剣に集中していました。

その夜は雲がはれて、きれいな星空。

夕食で、またもお腹がふくれていましたが、ひんやりとした空気のおかげで、眼はぱっちり。星空を、もらってきた資料とくらべて、あれこれ見てみるのも意外に面白かったです。

これから勉強するのも、悪くないかもしれません。
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トラウマ


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犬って、可愛いと思うんですが苦手です。

保育園の頃、お尻をガブッとやられたことがあります。

いたずらしたのか、怖がっていて馬鹿にされたのかは覚えていませんが。

いまだに、なでたりもできません。

格好悪いなあと思うのですが、まあいいか。

ぼくと違って犬が大好きな娘2号は、犬を飼いたいのですが、諸般の理由で実現しそうにありません。

「お前が、その『諸般の事情』だろう」

っていう声が聞こえるようです。

ちがいます。

もし実現したら、ぼくもトラウマ克服に努力するつもりではいるのです。

たぶん、はい。
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手入れしなきゃ


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最初につくったホップ畑も4年目。

頑丈につくったので、まだまだ大丈夫なはずではあるのですが、最初にぬった防腐材のはげた柱が何本か。特に斜めの柱は、だいぶ白っぽくなってきちゃいました。

ちょっと面倒ですが、長持ちするように、この春に、もう一度塗り直してやらないといけません。
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不安のち、すごい自信


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子供の上達って早いものです。

前の日は、怖がって、べそをかいたりしていた1号。手をつながないと滑れなかったのに、この日は朝から急に一人で滑れるように。

調子にのってスピードを出し過ぎて転んで怖くなっちゃった2号も、曲がってスピードを落とすことを覚えました。

曲がり方なんか教えなくても、「こっち見て」「あっち見て」と、曲がる方向を見るようにさせるだけで、自然にできるようになっちゃいます。

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この写真は、一の瀬ファミリースキー場の「天狗コース」。

最初は、山頂までのぼるのを不安がっていましたが、一度すべったら、長くてなだらかなこの林間コースが大のお気に入りに。

止まりも転びもせずに、二人で何度も滑っていました。

「こどもなんて、どうせすべれないから、たいしたゲレンデじゃなくてもいい」なんて思っていましたが、これは完全に間違い。

滑れるようになると、どんどんいろいろなところを滑りたくなるんですね。

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どこで覚えたのか、クラウチングのまねごとまで。おもわず笑っちゃいます。

大人と違って、余計なことをあれこれ考えないっていうことが、上達の秘訣かもしれません。

小さいうちに、「私はすべれる!」って思えるのは、いいことだと思っています。

楽しんでくれて、親もうれしいです。
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師匠


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(なんか「職人」って感じの、真剣な表情。)

山菜というか、野草というかの季節です。

瓶詰めが終わって、たかしくんとホップ畑に。

ホップの成長ももちろんチェックするのですが、今日の目当ては「のびろ」です。

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(この写真は、あさつき。こちらもうまいです。)


去年も書きましたが、ぼくは、これが大好物。ふきのとうや、こごみなんかも好きなのですが、のびろをそのまま(泥と根はもちろんとりますが)、味噌をつけて食べるだけで、最高のつまみです。

エシャロットなんかに似てるのですが、ピリっと辛くて、味もより繊細な気がします。

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それにしても、いいのびろを瞬時にみつけるたかしくん。さすがこの道何十年。

この日も、短時間の間に、いろいろ教えてもらいました。

ぼくなんかが、師匠の域に達するには、まだまだ修行をつまないといけません。
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季節外れでもないんです。


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世の中、桜の見頃も過ぎるかっていう時に、季節はずれにみえるかもしれません。

でも、そうでもないんです。

写真は、このまえの日曜日。

家族でスキーに行って、一の瀬ファミリースキー場の上から撮ったもの。前日にちょっと雪が降って、最高のコンディションでした。

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今年は、3月の半ばまで暖かく、雪も少なかったので、春のスキーはだいぶ厳しいかなあと心配していました。

ところが、その後の雪で状況は一変。

ゲレンデは、この日は土なんか出る気配は全くなし、というかシーズン真っ盛りのような感じ。さすがに、すこしずつ雪もとけていくでしょうが、GWまでしっかりもちそうです。

今年は、GWまで、毎週末リフトも営業するとのこと。

例の、高速道路1,000円の効果か、4月に入った週末にしては、いつもより人も多かったような。

気持ちいいですよ!

滑った後のビールも格別です。


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絵になる男


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写真は、わが美山錦つくりのリーダー。

ついこの前までは、酒をつくる蔵人だったのですが、もうすっかり田んぼの人です。

これから来月下旬の田植えまで、田植えの準備が続きます。その他に、今年はちょっと余計に遊ぼうと思っているので、彼の力はかかせません。

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それにしても、つなぎとスコップと長靴が板について、いつ写真をとっても絵になります。

やっぱり本物はちがいます。

もちろん本名ではないのですが、轟君が「イタリアの田舎のいい男って感じ」だというので、このブログでは、とりあえずアントニオということにしておきます。マリオとか、アルベルトとかの方がいいかな。

もっとしっくりくる名前あったら、教えて下さい。
23:59 | 自家栽培米 美山錦 / 金紋錦 / 山恵錦 / XX錦 | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑

BUAISOの自信


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BUAISOだった新人も、もうすっかり欠かせない戦力です。特に、テイスティングに関しては、いつも非常に的確で、僕も頼りにしています。

先日、

「今度詰めるIPAどう?」

と聞くと、

「XXX由来だと思うんですけど、YYYなオフフレーバーを感じるんです。」

という返事。

そんなことは、かつてなかったことなので、慌てて僕もチェックします。

飲んでみると、いつもよりちょっとあっさりしている気はするのですが、嫌な香りは感じません。

それでも、BUAISO君は自信たっぷりで、自分の意見を変えません。

さらに不安になって、轟君にも飲んでもらいます。すると、

「ちょっと、魚臭いけど、問題ありません。」

ときました。

「それじゃ駄目じゃん」

と、不安は一層高まるのですが、BUAISO君は相変わらず平然とした表情で、(ボディが紺で、袖が黄色い皮の)スタジャンのポケットに手をつっこんでいます。

どうしていいかわからず、いらいらした僕。思わず、

「ポケットに手ぇつっこんでんじゃねぇ~!」

と、ほとんど八つ当たりで怒鳴ったところで、目覚まし時計がなりました。

あ~、夢でよかった。



その朝、ぼくに「おはようございます」というBUAISO君。

「ポケットに手ぇつっこんでんじゃねぇ~!」

と、突然いわれて、きょとんとしていました。

これを読んだら、意味がわかるかと思います。
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(ちょっと早い)お目覚め


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4月1日の晩に、どかっと10-15cmくらい(車の上とかなら20-30cm)も、雪が降ったのですが、その雪も、翌日一日で、はほぼ溶けました。

今日は、もう春のような感じ。

ホップ畑にいったら、ホップ達が一斉に、ちっちゃな顔を出し始めていました。

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3月の下旬はだいぶ寒かったのですが、それまでが逆に例年以上の暖かさだったこともあって、畑の雪解けはいつもよりだいぶ早かったです。

そのせいで、土地も太陽の光を浴びて、暖かかったのでしょう。

去年までとかにくらべても、だいぶ早い「お目覚め」のような気がします。

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顔を出してくれると、安心しますし、うれしいのですが、畑の作業も去年より早まりそうです。

今後の仕事のスケジュールも、すべては、ホップ達次第です。なんか、忙しい時期と重なったりしそうで、ちょっとドキドキもする春の日です。
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Making of "Natto Soba Ma~nde Lambic"


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エイプリルフールにお騒がせしたNatto Soba Ma~nde Lambicですが、おかげさまで、予想以上の反響をいただきました。

実は、このねた、もともとはあのKjetilさんにヒントをもらいました。

彼がある酒蔵に研修にいく際に、

「少なくても一週間前から、絶対に納豆を食べないでくるように。」

というメールをもらって、びっくりしてぼくに聞いてきたのです。

確かに、醸造の世界では、納豆菌は敵視されてきているのです。

「もしかしたら、納豆菌でビールをつくったら、ランビックみたいになったりして」

と冗談をいったのが始まりです。

それから考えていて、例のNot So Mild Aleに語呂がちかいということで、「蕎麦」と「ま~んで」を思いついたのです。

4月1日が近づくある日、やっぱりラベルもほしいなあと思い、簡単なデザインをして、いつもお願いしている印刷屋さんに、恐る恐る協力を打診。渋々、つくってもらったのが写真の2つのラベル。(Kさん、Yさん、感謝しております。そのうち、ちゃんとお返ししますのでお許しを。)

実は、よく見ると「ビール」という表記があるのですが、蕎麦はビールの副原料として、日本では認められていないので、蕎麦をつかったビールは発泡酒になります。

ですから、このままじゃ本当はいけないのですが、時間もないし、わざわざまた印刷屋さんのお手を煩わせるわけにもいかず、このままでいくことに。

この点を指摘する人がいるかいないか、実は内輪で賭けをしていたのですが、鋭い人はいるもので、やっぱり指摘されてしまいました。ゆるブル読者のレベルの高さを再認識。(おかげでぼくが賭けには勝たせてもらいましたが。)

そう、アイディアをくれたKjetilさんにも、「新製品を出すので、ブログをみて」とメールをしときました。

そしたら、

"Wow, very exciting!"

ではじまる。長~い、メールが着きました。内容は、香りや、技術的なこと、"ma~nde"の意味などを問い合わせる詳細なもの。

遠い北欧の国でも、一人しっかり引っかかってくれました。大満足です。

でも、本当に納豆菌を麦汁に加えて実験中という、彼のチャレンジ精神には、脱帽です。

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緊張


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娘1号のピアノの発表会に行ってきました。

今回は、ソロの発表会。3分弱の難しい曲を一人で弾きます。

前日からずっと緊張していて、朝目覚めると、

「あ~、起きちゃった」

と一言。

朝の練習でも、なかなか思うように弾けません。

でも本番。

娘の番がきました。

こっちまで緊張していると、本人は、結構落ち着いた様子にみえます。

演奏も、ちょっとしたミスはあったものの、表現力もあって(←親バカです、はい)、練習以上の出来。

たいしたものです。

後で聞くと、やっぱり「緊張した」とのこと。でも、本番に強くて立派なものです。

それにしても、子供のピアノって、先生に教わるというよりも、母親に教わるという感じ。(ピアノ以外でもそうなんでしょうね。)

発表会が終わって、母子とも、心底ほっとした様子です。

ご苦労様!
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美山錦 純米吟醸 無濾過生原酒、今年も出来ました!


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蔵人達自らが、自家栽培した美山錦を50%まで精白して醸す縁喜の大人気商品、純米吟醸 美山錦。今年も出来ました。

麦芽粕でつくった自家製堆肥をつかっての、減農薬・減肥料に切り替えてから、年々、米の質が向上しているのを実感しています。(自家栽培米美山錦は、環境にやさしい特別栽培農作物の認証を取得しています。)

アルコール度数は昨年よりもやや高めの17.4度。純米吟醸ならではの味わいはありながらも、非常にすっきりした飲み味です。

今年は、酵母をそれまでのアルプス酵母から、同じ長野生まれで、大吟醸にもつかっている長野D酵母に変更。昨年にも増して香り高い出来映えです。

例年通り、無濾過生原酒から発売です。一切の濾過、火入れ、割水をしない、蔵で飲むそのままの味。

先日、ギャラリーで無濾過と通常版を飲み比べた常連のお客さんが、あらためて

「なんでこんなにちがうんだ」

と唸っていました。

そう、ちがうんです。やっぱり。

この酒は、特に冷やで抜群です。

どうぞお楽しみ下さい!
13:35 | 縁喜 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

Wheat Wine of Shiga Kogen


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今日は、エイプリールフールじゃないので、本当の話。(昨日のを信じてくれたみなさん、ありがとうございました & ごめんなさい!)

おととい予告した特別なビール、本当はこれです。

Wheat Wine of Shiga Kogen

アルコール度数9.5%の、ウィートワインです。

マリスオッターと同量の小麦モルトを使用。さらに、自家栽培の美山錦を加えました。

ホップは、自家栽培の信州早生と、おなじく乾燥後、冷蔵保存していた自家栽培一年目のカスケードを全量使用。IBUは75ってところです。

色は、ウィートとはいえ、長期熟成により非常にクリアな淡い琥珀色。

口に含むと、蜜のような甘みとともに、強烈にホップの味わいを感じます。ちょっと、南国のフルーツを連想させるような香りです。

ウィートワインは、バーレーワイン(大麦のワイン)をヒントに、アメリカ西海岸で生まれた、小麦モルトをつかってつくられる高アルコールビールなのですが、スタイルもまだ完全に確立されているとはいえないと思います。

ぼくも、過去に飲んだウィートワインは、小麦による口当たりのやわらかさと、甘さに特徴のあるものが多かった気がするのですが、うちのはホッピー。

もしかしたら、ウィートワインというよりも、インペリアル・インディア・ウィートエールっていう感じになっちゃったかもしれません。(そんなのあるとしたらですが。)

このビール、先日も書いたとおり、なんとか自分たちらしく、ここだからできるビールをつくりたいと考えてつくりました。

飲みながら、

「どのビールに近い?」

と、自分達で考えてみているのですが、結構、「何にも似ていないビール」になったのではと思います。

「Natto Soba Ma~nde Lambic」ほどのインパクトはないかもしれませんが(!?)、かなり面白いものに仕上がったと思っています。

仕込みの経緯を前に書きましたが、かなり難航して、出来上がりの量はTakashi 君よりもさらに3割も少なくなってしまいました。

樽生から発売します。(ボトルはもうしばらくお待ち下さい。)

見かけたら、是非お試しを。

ご感想お待ちしております!(今度は本当に。)
00:00 | 志賀高原ビール | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑

出来ました、これぞ日本のビールです!


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昨日予告した特別なビール。完成です。

その名も、

Natto Soba Ma~nde Lambic


どうしても世界に通用する、日本ならではのビールをつくりたかったのです。

このビール、名前の通り日本の醗酵文化を代表する納豆菌をつかい、地元産の蕎麦を副原料に、木ダルで熟成させたアルコール6%のビールです。

納豆菌は、自家栽培の美山錦の稲藁から分離しました。

ホップは、もちろん自家栽培した信州早生。

色は非常に淡いブロンド。玉村本店の通常のビール同様、無濾過なのですが、納豆菌のぬめり効果により、蛋白などの濁りのもととなる成分が取り除かれ、あたかもフィルターをかけたようにクリアです。

複雑な香りにやや強めの酸味。通常のモルトに加えて、蕎麦を使用することにより、ほのかな香りと、ドライな飲み味を実現しています。このブログでも何度も書いている通り、僕は大の蕎麦好きです。いつか使ってみたかったのですが、このビールとの相性の良さは、想像以上です。

"ma~nde"は、「ま~んで」と読みます。これは、「まるで」「とっても」という意味の方言です。

そう、天然の野生酵母を長期間醗酵させてつくられる、ベルギーのランビックにも通じる、「ま~んで、ランビック」な感じの、和のビールなのです。

納豆と聞くと、ひいてしまう人もいるかもしれませんし、この酸味に、はじめて飲むと驚かれる方も多いかもしれません。

でも、納豆菌の生み出すフルーティーで複雑な香りと、ホップのさわやかさ、そしてこの酸味がマッチして、あたかも、上質なシャンパンのようでもあるのです。

写真のボトルの販売は準備中。もうしばらくお待ち下さい。まずは、非常に数が限られちゃうのですが、樽生版から発売開始します。

構想1年、実現するまでに本当に苦しみましたが、他には絶対にない、自信の出来映えです。

みなさんのご感想、お待ちしております!

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