ウイラメット


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Willamette というホップ。

イギリスのエールではGolding とならび称される代表的アロマホップである Fuggle を、アメリカで品種改良して生まれたもの。

心地よく優しい印象のホップです。

志賀高原ビールでは、ポーターにつかうくらいで、あんまりメインのホップではないんですが、3年前から試験的に育ててます。

これがいいんです。

まず、葉っぱがきれい。そして鞠花もきれいなグリーン。ルックス的には信州早生やカスケードをもおさえて、No.1 かもしれません。

うちの畑で育った Willamette 達は、去年は、Harvest Ale につかったのですが、すごく穏やかで上品な香りに驚かされました。

たぶん、自分で育ててなかったら、そのよさを本当には理解できていなかったかもしれません。

そんな Willamette をつかって、ことしはもう一本仕込みました。

Harvest Brew としてははじめてのあれ。

どんな感じに仕上がるか。

いまから楽しみです。(← 毎日これだ..)




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勉強会スペシャル版


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スペシャルゲストが参加しての昨日の勉強会のラインアップ。

相当強力でした。

真剣に「勉強」しすぎて、4mのはしごの上での今日の収穫作業が、結構きつかったです。

結局、無事に Harvest Brew 二仕込み目も終了。

仕上がりが楽しみなビールがどんどん出来てます。
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さあスタート!


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今年のホップ収穫、いよいよスタートです。

最初は、センテニアルをつかっての Harvest Brew。

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朝から生憎の雨。

でも、幸いやんでくれて、なんとかなりました。

ちょっと余計に Wet な Wet Hop Brew です。

もちろんまだわかりませんが、仕込んだ感じは手応え上々。

体力勝負でもありますが、楽しくもあります。
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Moks Kettle ~ 旅の終わり


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Monks Kettle に着いたのは、17時前なのですが、カウンターに座れたのがラッキーなくらい、既ににぎわっていました。

目の前にずらっとならぶたくさんのタップハンドル。

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まずは、大好きな Fuller's のポーターを見つけてオーダーします。

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黒板に書かれたたドラフト以外にも、いろんなボトルが充実しています。

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Moonlight と Russian River を訪問して、ランチもとってなかったので、食べ物もすぐオーダー。

なんてことないフレンチフライも、ディップが工夫されていてうまかった。カレー味のアリオリソースが、気に入りました。

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人気のベルジャンIPAの元祖(?)Houblon Chouffe。

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マスタードソースのポークのグリル。

まあ、マイケルがいい店を選んでくれているからなのですが、本当に食事も満足です。

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Russian River と Avery のCollaboration Not Litigation。

充実の旅をリラックスしてしめるには、最高の場所でした。

それにしても、長々書いてきましたが、10日にも満たない旅なのに、すごく充実していました。

ぼくらも醸造開始してから5年目なのですが、まだまだ立ち止まるわけにはいかないなあと思いました。

沢山の刺激に、いろいろ挑戦したいアイディアも浮かんでいます。少しずつでも実現していきたいと思っていますので、おつきあい下さい!
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サンフランシスコ


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サンタローザからゴールデンゲートブリッジを越えてサンフランシスコに戻ります。

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SFって、何度も来ているのですが、どういうわけか毎回どこかへいく時のトランジットだったりして、実はあまりゆっくりした記憶がありません。

今回も、次の日は日本に帰るので、結局行き先も一か所だけ。例の飛行機の遅れがなければ、もう一日あったはずだったのが残念です。

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毎度のことですが、海外の街並みって、なんかいいですね。見慣れないだけなんでしょうが。

こんな昔のシビックも懐かしいし、ちょっと格好いい。それも、この車といえばこの色に限りますね。

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SFのビアパブといえば、まっさきに名前がでるのが Toronado というパブなのですが残念ながら時間の関係で今回は断念。

かわり選んだ、今回の旅の最終目的地が、マイケルお気に入りのここ、Monks Kettle なのでした。

ちょっと長くなったので、つづきます。
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定期検診


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先週末、勇三さんに来てもらい、ホップの成長度合いと収穫時期の見通しを確認しました。

センテニアル、ウィラメットのアメリカ品種二種は、写真のように鞠花も大きく育ち、触った時の手応えもしっかりしてきました。

黄色いルプリンもしっかりついて、特にセンテニアルなんか香りも強くなってきています。

というわけで、今週からこれらをつかった Harvest Brew 開始です!

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ところで二年目のセンテニアルですが、もちろん一年目よりも元気に育ってはいるのですが育ち方は信州早生とだいぶ違います。

信州早生は、1.8m 程の間隔で植えているのですが、それでも横の株とからみあって、どこがどの株の蔓かわからない程になるのですが、センテニアルはそうなりません。

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こちらは信州早生。

収穫時期から逆算すると、感覚的にはセンテニアルよりも2-3週間遅れなのですが、もうすでにこんな感じ。

向こう側が見えないような茂り方。特に、上の方の勢いがセンテニアルとだいぶ違います。

もちろん信州早生が四年目だということも割り引いて判断しないといけませんが、品種似よる違いは、かなり大きいようです。

去年から挑戦しているもう一つの品種、カスケードは、今のところ感覚的には二品種の中間的な育ち方です。

センテニアルの育て方を来年以降どうしていくか。正解はわかりませんが、今年までの結果をふまえて、来年はもうすこし株数を増やして、密植してみようと思います。

さて、メインの信州早生と、同じくらいの感じで育っているカスケードの収穫の方ですが、梅雨明けは早かったものの、その後の「梅雨のような天気」で、例年並みか、やや遅めになるかもしれません。

お盆明けが、一番のピークになりそうな情勢です。
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醸造所の猫


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ここは Russian River の醸造所内。

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Vinnie と奥さんの猫です。

男の子と女の子の二匹が、ビール工場のなかで遊んでいるわけです。

人懐っこいのが男の子。全くのマイペースが女の子だそうです。

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「清潔第一の醸造所に猫なんて」って思う人もいるかもしれませんが、この子達はちいちゃいころからここで遊んでいて、なんかここの雰囲気には欠かせない存在のようなのでした。
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予想以上の重傷でした。


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先日書いた酒蔵の補修ですが、予想外の大工事になっています。

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当初は、通路の外側の壁の土台だけの問題だと思っていたのですが、作業をすすめるうちに、蔵中の基礎が、100年もの月日によりぼろぼろになっているのが判明。

結局全面的に補修工事をしています。

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作業は、上屋を持ち上げて、腐ったりしてもろくなった土台部分に、こうしてコンクリートの基礎を作っていくというもの。

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それにしても、こんなに土台に問題があったのに、建物そのものはしっかりしていたのには驚きです。「古い建物だから、直しても仕方ない」なんて話には全くならずに、この建物を生かすのがあたりまえのこととして修理が進んでいます。

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まだまだ時間がかかりそうですが、これが酒づくりのシーズンでなくてよかったです。

せっかくですからここでしっかり手当てして、末永く使っていきたいと思っています。
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新型ポーター、いい感じです。


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しばらく前に書いたマイナーチェンジ版ポーター、出来上がりました。

定番商品ですから、もちろんそんなに大幅に変更をしたわけではありません。実際の変更点も、ある意味「初心に返る」的な感じでもあります。

飲んでいただいて、ご判断いただくのが一番ですが、結果的に、自分たちなりにはだいぶ良くなったと思っています。志賀高原ポーターらしい、すっきりとした飲み口はそのままに、ローストの香りとモルト(=マリスオッター)の味わいの印象が、よりはっきりしたように感じています。

バーベキューや、ハンバーガ、サンドウィッチみたいな食事とは、非常に相性がいいのではと思います。

土用の丑の日のうなぎにもいいかも。

新しくなった定番。

ご意見、ご感想お待ちしてます!


追伸:

夏の限定のウィートエールも、今シーズン最終仕込みを詰め終わっています。夏本番のこれからにぴたりなこちらも、よろしくお願いします。
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大イベント


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46年ぶりの日食の日。

皆既日食ではないけど、僕らの場所でもみれると気がついたのが最近。

でも、例によっての怠け者ですから、何の準備もなく当日をむかえました。

朝方は雨。

雨が止んで明るくなると、今までそんなに気にしてなかったのについつい気になってきます。

というわけで、瓶詰めの合間に撮ったのがこの写真。

長野でも、もうちょっと太陽が細くなったみたいなのですが、僕の今日の準備と余裕ではこの程度。

雲の合間に、日食体験ができただけでも御の字です。

この写真を撮った時は、さすがに皆既日食の場所ほどの暗さではないのですが、それでも暗くなりました。

ぼくらは今日が日食だと知ってたわけですが、知らなかったら驚いただろうな。

小さいときみた、「ムーミン」の日食の話を思い出しました。(なんか、不安でした。)

次は、26年後とか?

そのとき自分は何歳だと、計算している人も多かったです。

やっぱり大イベントだったのですね。
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日本でうまいビールが飲めるまでに


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僕を案内してくれたマイケルにも、もちろん目的はあります。

Vinnie に、ビールをわけてくれるように真剣に交渉してます。

もう三度目の訪問のマイケル。

雑誌 Lightning のマイケルのアメリカビールの連載で、Russian River を取り上げた号の記事をみた Vinnie は、ご満悦。

それでも、本当に需要に追いつかない Russian River ですから、なかなかいい返事をもらえません。

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「お願い、たのむよ~!」

あの手この手の、必死の交渉。

それでも、いつもうまくいくわけではないのです。


今回は厳しかったようですが、こうして何度も何度も現地までいって人間関係をつくって粘り強く交渉した結果として、ぼくらも日本で、いろんなビールが飲めるようになってきているわけです。

そんなマイケルたちの、今までの努力の成果が、新しいかたちで実ることに。

楽しみです。

詳しくは、こちらを。
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夕方、何気なく見上げた空に、この見事な虹。

色もきれいで、写しきれない大きさです。

よく見ると外側にもうひとつ。

ここまできれいな虹をみたことってあったかなあ?

なんか興奮して、ちょっと得した気分でした。
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そして Russian River へ。


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Moonlight を出発して、また Santa Rosa に戻ります。

目的地は、Russian River Brewing。

前日にいった Brew Pub から車ですぐの新工場です。

先日も書いた通り、ここの オーナーで Brew Master の Vinnie Cilurzo は、まちがいなくアメリカのクラフトビール業界きってのスターです。

もちろん会って色々話を聞きたいと思ってはいましたが、事前の連絡ではこの日は瓶詰めや、新しいブルワーの教育などで相当忙しいといわれていたので、まあ挨拶程度でもいいやと思いながらの訪問。

1年程前に出来たというこの工場。このタンクは、モルトのサイロ。でかいです。

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ついてみると、Vinnie はちょうど瓶詰めの後片付け中。

規模は大きくなっても、まだ本人が現役プレイヤーです。

設備を見学しながら待つことに。

後で聞いたのですが、この仕込設備、以前は Dogfish Head で使われていたものだそうです。クリエイティブな人気ブルワリーに縁のある設備というわけです。

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しばらくして後片付けもすみ、リラックスした表情の Vinnie に、施設を案内してもらいます。

施設のスケールアップの際の苦労について、今の醸造の方法、樽熟成について等々、包隠すことなくすごくオープンに話してくれます。

気負ったり、威張ったりすることとは無縁な、自然体のナイスガイです。

これは日本でもそうなのですが、やはり同業者をライバルと見なすんじゃなくて、積極的に情報を交換して、全体をレベルアップしていこうという雰囲気があります。

アメリカは日本にくらべればクラフトビールの市場シェアも10倍以上にもなるのですが、それでも、オープンなスタイルはかわりません。

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うちの現在の規模を話すと、

「一番楽しい時期だ」

との返事。

Russian River は新工場をつくったとはいえ、いまだに強い需要に応えられないくらいの人気です。

このままさらに拡大することもできるはずですが、ぼくの受けた印象としては、規模的にはこのくらいでいいかなと感じているようです。

世界征服をめざすのではなく、あくまでも、おもしろいビールをつくりたいんだというような気持ちが伝わってきました。

それにしても、この樽の数。

説明をしなければ普通は、ビールの会社の写真とは思わないでしょう。

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ソノマというワインカントリーにあるブルワリーで、Vinnie にとって子供の頃からワインが身近だったということもあり、ワイン樽でビールを熟成させるということ自体、奇をてらったというよりも、好奇心の自然な延長線上にあったということのようです。

樽に貯蔵されたビールは、1年近い熟成を経て、テイスティングののち、ブレンドされていろいろな商品になっていきます。

工業化された大きな工場なのですが、そこから生み出されるビール達は、紛れもなくアートの産物なのです。

忙しかったはずなのに、いつのまにか結構な時間もたっていました。

なんか、この旅の間中、同じことばかり書いていますが、またまた大きな刺激をうけ、またまた大感謝したわけです。
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国際競争


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勉強会、相変わらず時々やってます。

この日のラインアップ。

ちょっと脈絡ないけど、こんな感じ。

それにしても、日本にいて、いろんなビールが選べるようになって驚きです。

もちろん、値段や、手に入る量、時にはコンディションの問題もあるのですが、かなりがんばらないと飲み手のみなさんのレベルについていけなくなりそうです。

ぼくらみたいな田舎の小さなビール会社でも、知らず知らずのうちに国際競争にさらされているんだなあと感じるのは、大げさでしょうか。
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そろそろいろいろ


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写真は10日程前。

その後、梅雨も明け、太陽をたっぷり浴びはじめたホップ達。

畑の場所、品種、株の年数で、あたりまえですが育ち具合は様々です。

全般的にいうと、センテニアルとウィラメットが先行。信州早生とカスケードは、2週間遅れくらいの感じで、順調に育っています。

なんとなく収穫の時期もみえてきました。

そろそろいろいろ調整していかないと。
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5年目の House IPAです。


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今年で5年目の House IPA。

「自分たちが飲みたいビール」の象徴的なものとして、醸造を開始した初年度から毎年、強い思い入れでつくってきました。

毎年、今度のが一番と思ってつくっているのですが、その結果として毎回ちょっとずつ違います。

今年版は、去年とくらべると、やや赤みが強い色合い。

アルコールは、毎度の8%。IBUは95くらいのつもり。

日本の高アルコールのビールって、どちらかというと甘みの強い、夜(か肌寒い時期)のビールが多い気がするのですが、ぼくらはあくまでも爽快で、食事とも合う、ホップが主役のビールをつくりたいのです。

色の印象の通り、去年よりもやや甘みを感じるかもしれませんが、ホップも一層強化。

口に含んだ時に、甘みとともに、ちょっと「赤みがかった」感じの柑橘系のホップの香りを感じていただけると思います。

とはいえ、苦みも充分ですので、甘ったるさはなくむしろ爽快な後味なのではと思います。

毎年微妙に進化を続けてきたHouse IPA。今回のは、僕のイメージする 自分が飲みたい Imeprial / Double IPA の理想像にかなり近づけたのではと思っています。

本当に、夏の陽射しの下でも、うまいと思うのです。

いつか定番に育てたいなあ...
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突然ですが、発売です!


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梅雨が明けて、いきなり夏です。

仕込みもきついです。仕事あとの Wheat Ale が、からだにしみます。パイントグラスが小さく感じます。

そんな夏本番。

出来ました。

今年の House IPA。

まず、樽から出荷開始です。

夏に、高アルコール?

はい。

なにか?
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ゆっくり行こう!


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Brian が Moonlight を立ち上げてから、15年以上もたっています。

ビールの人気は高いけど、ほとんどを自分一人でこなして、いまだに瓶詰めすらせずに、樽だけでサンタローザ、サンフランシスコ中心に販売するだけです。

人気がでると急拡大して、どんどん成長していくケースが、アメリカのクラフトビールの世界でも多いのに、Brian はそれとは全く違います。

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それについて聞いてみると、

「だって、俺はこの暮らしが好きだし、十分だ。それに、大きくなるってことは、往々にしてすこしずつビールの品質に妥協がでてくる。それがいくら少しだっていっても、その少しが積み重なると、ちがったもんになっちゃうんだ」

とのこと。

別にブライアンは成長を否定しているわけでもないですし、もうじきもう一つ新しいタンクを工場に(どうやってやるのか想像つかないけど)詰め込む予定です。

でも、なんかこのスタイル、格好いいと思いました。

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すっかり楽しくて、気がつくと2時間半以上もお邪魔しちゃっていました。

ありがとうBrian!

本当に訪ねてよかったです。心が洗われるような気分でしたし、同時にすごく刺激にもなりました。


キリンとサントリーが統合に向って交渉中とのことですね。

企業経営を突き詰めていくと、やはり規模や成長は不可欠なのでしょうか。

でも、「合理的な経営」だけで、美味しかったりおもしろかったりするものが出来るのかなあと思います。(特にサントリーらしさって、非上場企業だったから故のような気がするのは僕だけでしょうか ?)

嗜好品には、「無駄」や「遊び」の要素も大事なんじゃないかと。

ぼくらは、のんびり、楽しくやっていこうと思っています。
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「フォースを感じろ!?」


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Brian に飲ませてもらったビールのうちのひとつが、Working for Tips っていうビール。

バランスのいいブラウンエールって感じなんだけど、なんとホップを全くつかっていないとのこと。

ホップのかわりに使っているのが、Redwood (セコイア)の若葉。写真は、ブライアンの庭にある木で、それを説明してくれているところです。

先端の一番若い黄緑色の部分は針葉樹のさわやかな香りを、そのちょっと上の部分は、渋さというか苦さをビールに与えてくれるとのこと。

ホップを使ったビールに、追加で Redwood をつかうとかではなく、すべてをホップ替わりとしてつかっているんですが、まさにホップをつかったようなバランスの良さ。

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そもそも、これでビールをつくろうと思ったことに驚くのですが、「キワもの」ではなくて、すごくいいビールになっていることにさらに驚きます。

思わず、「どうやって使う量とかきめるのか」って聞いたのですが、「香りを嗅いで、食べてみて、感じるんだ」っていうのが返事。

なんか、オビワン師に「フォースを感じろ」っていわれた気分です。

当たり前のことではあるんです。

当たり前のことなんだけど、データとか計算とかじゃなくて、自分で感じてみて、それをもとに判断していくって、大事だなあと改めて思いました。

皆さんにわかっていただけるかどうか自信ありませんが、簡単そうに聞こえるけど、これってすごく勇気のいることでもあるのです。

数値とかをもとに、計算して、それに頼っていく方が、安心ですし楽だったりします。でも、それだけでは、大事なことを見落としちゃうかもしれないなあと、考えさせられたのです。

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Brian に、持参した Miyama Blonde を飲んでもらいます。結構、気に入ってもらったようで素直にうれしかったです。

「セゾンが好きで、それにインスパイアされたんだ」

といったところ、

「じつは俺もセゾン大好きで、いつもストックにあるんだ」

といって、あけてくれたのがこれ。

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ブライアンはラガーとエール酵母の二種類の酵母しかつかっていないとのことですが、自分なりにいろいろ研究しているようです。

水のこと、モルトの配合のこと。お互い、話は続きます。そのうち、

「ちょっとこっちへ来い」

といって、モルトを貯蔵してある場所に連れてかれます。

そこには、小麦モルトだけがメーカー違いで8種類程。どうも、どれをつかうか検討用に集めたようです。

また、それぞれを食べながら話は続きます。

さっきと同じ話。

「感じる」のです。

ブライアン・ハント「師」の教えをうけ、初心にもどったような気分です。
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Moonlight Brewing を訪ねる。


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サンタローザ二日目。

ホテルで教えてもらった Omelette Express というところでとった朝食は、このデカすぎるオムレツ。(でも、結局ランチを食べなかったので、これでよかったのかも。)

この日の最初の目的地に向います。

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マイケルの案内で、サンタローザから車でちょっとの田舎道に分け入っていきます。

辿り着いたのがこのホップ畑。自分ひとりなら絶対すんなりとはたどり着けないような、静かな場所にあります。

規模はうちよりも小さいですが、雑草や花が自然に生えた、畑はとてもきれいで、いい感じです。

ここが Moonlight Brewing の醸造所。昨年マイケルがみつけて、やたら興奮していたこのブルワリー。どんなにとんがったビールなのかと思って、Sal's で Death and Taxes を飲んで、その素晴らしいバランスに意表をつかれた記憶があります。

住所も地図も公開しておらず、通常は工場の見学とかも受け付けていないという、隠れ家的ブルワリーです。もちろん、パブもショップもありません。

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約束の9時ちょっと前に、ぼくらを迎えてくれたのがオーナーで醸造長というか、全てを一人でこなしている Brian Hunt 師、じゃなくて Brian Hunt 氏(本当に「師」って感じなのですが、それについてはまた)。

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ホップ畑のすぐ正面のこの小さな建物が醸造所。この中に、外からは想像できないくらいたくさんのタンクが、まさにパズルのように詰め込まれたていて驚きます。

Brian の家は、すぐお隣。

畑も、工場も、家もが全て同じ場所。まさに、Brian の家です。

過去に、うちの Fresh Hop をつかっての Harvest Brew は「収穫から仕込までたぶん世界最短クラスだと思う」と書いたのですが、どうも訂正しなければならないようです。

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早速、次々にビールをくんでくれて、テイスティングをしながら色々話を聞きます。

清々しい晴天のもと、うまいビールを飲みながら、のんびり時間が流れていきます。

つづきます。
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それでも開花


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こちらの畑でも、なんとか花のさいたホップもでてきました。

日照の問題か、雑草との競争のせいか、本来のホップ畑の株達とくらべると背丈も低いですが、いくらかホップになりそうです。

がんばれ!
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男はつらいよ


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7月に入って、ホップたちもどんどん育ってます。

特に、センテニアル達はもうこんな感じ。

普段は、僕のスケジュールは酵母と女房と娘達次第なのですが(なんていうとまた怒られる)、これからの季節、ホップさんもぼくのボスに加わります。

なかなか読めないのです。

そういえば、ホップもみんな雌株。

男はつらいなあ。

酵母もなんか女性のような気がします...
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次ヴィンテージの試飲をする 2009


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今年も、志賀高原ワインの次のヴィンテージの方向性を決める時期です。

今回はぼくが京橋のメルシャン本社にお邪魔しました。ひさしぶりに、藤野さんともお会いできてうれしかったです。

今回も、赤、白ともに二つのサンプルを用意いただきました。

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写真は、去年もうちを訪ねてくれた商品部の山口さん

それぞれのヴィンテージの天候や収穫の様子などについて教えていただきます。

長野県産のブドウ100%で、ぼくらのためだけにつくっていただいている志賀高原ワイン。このテイスティングで、その年の商品の方向性が決まるということで、毎度のことながら緊張します。

メルシャンの技術力に加えて、ブドウ畑での試行錯誤もまいとし続いているわけで、悪いわけがありません。

白に関しては、この場で即決定。

赤に関しては、迷ったのですが、わがままを言わせてもらってもう一度サンプルをつくっていただくことに。

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で、届いた新しいサンプルを、前年のヴィンテージとも比較しながら、真剣に再テイスティング。「もとBUAISO」君は、ワインのテイスティングでも頼りにしてます。あとのメンバーは社長と僕。

結果は、大満足。全員一致で方向性が決まり、安心しました。

新ヴィンテージに切り替わるのは年末以降でしょうか。

毎年真剣につくられている自信の志賀高原ワイン。もちろん単なるお土産ワインなんかではなく、国産ワインとして、クラスをこえた実力だと思っています。

現行ヴィンテージ、そして貴重な2004年のメルローも、どうぞお楽しみ下さい!
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Russian River / Brew Pub


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Flavorから歩いて向った先は、Russian Riverのブルーパブ。

モントリオールの帰りに、なぜサンディエゴやポートランドとかじゃなくサンフランシスコに寄ったかというと、とにかくここに来たかったから。

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Russian River のビールは、各種のランキングで、いつも上位に顔をだすのですが、これがなかなか飲めないのです。

Brewmaster の Vinnie Cilurzoが、Blind Pig Brewing 時代の1994年につくったIPAは、ダブルIPAの元祖ともいわれていて、現在も Pliny the Elder という名前で大人気です。

ホッピーなIPAと同時に、この醸造所のもうひとつの顔が、ベルジャン・スタイルのビールたち。Brettanomycesという醸造では毛嫌いされる酵母の一種をあえてつかったワイン樽熟成のビールなどで、現在、間違いなく最もクリエイティブばブルワリーの一つとして、非常に高く評価されているのです。

ブルーパブのガラス越しに、熟成中の樽が見えますが、Brettanomycesを恐れて、地元のワイン関係者のなかには、このパブに足を踏み入れることさえしない人もいるとか。

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これは、たしかPliney The Elder (もしかしたらRussian River IPAかも)。

この Pliney The Elder が瓶詰めされるようになったのが、ほんの数年前。知っていはいてもなかなか飲めないのが Russian River のビールなのです。

1年程前に、このブルーパブのほかに、新しい工場をつくった今でも、高まり続ける需要を満たせない状況が続いています。

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そんな幻のビールたちを堪能して、大きな刺激をうけて大満足。

ホテルに向って歩く景色は、酔っぱらいにはこんな感じだったみたいです。(まさに Nightwalker!?)

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楽しいビール、うれしいビール。

いいもんです。

この人も幸せそうです。
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Flavor Bistro


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SFに立ち寄った目的は、サンタローザ近辺のブルワリーを訪問することだったのですが、この日はその前日。

マイケルおすすめの、地元のビストロ Flavor へ。

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カウンターでつまみをとりながら。

これは暖かいオリーブ。シンプルだけどいけます。

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で、これがスモークサーモン。

目の前で手際よく、そして美味しそうに調理してくれます。うまい!

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サンタローザは、ソノマ郡の郡庁所在地というわけで、まさにワインカントリーの中心。

ワインもちょっと飲みましたが、やはり僕らはビール。

タップは、すべて地元の Moonlight Brewing です。ホッピーで派手なウエストコーストのビールのイメージとは全然違うタイプなのですが、どれも本当にバランスがよく、からだにしみいるようなうまさ。

全部試しましたが、やはり Death and Taxes(← スタイルはシュバルツ) は格別。Twist of Fate というアンバーなエールもホップがバランスよく効いていて気に入りました。

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このチキンにも大満足。

いわゆるビアパブではないのですが、ビールやワインそして料理がどれも本当に美味しくて、しかもリーズナブル。こんな店が近くにあったらいいなあとしみじみ思うのでした。

すっかりいい気分で、次の店に向かいます。
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Santa Rosa


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SFの空港からすぐに向った先は、ここサンタローザ。

サンフランシスコにも、アンカーはもちろん、最近日本でもおなじみの Speak Easy もあれば周辺には Lagunitas とか Marin とかもあるのですが、なにせ今回は日数も限られているので、サンタローザを目指すのです。

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Santa Rosa で、 Gino Vannelli の Nightwalker というアルバムの中の曲を思い出すのは僕くらいでしょうか。なつかしいです。そういえば、確か Gino Vannelli がモントリオール出身だったというのは、偶然か。

おまけに、このアルバムで大活躍のドラマーが "Vinnie" Colaiuta。それがどう関係あるかは、乞うご期待。っていっても、たぶんわかんないかな。

ホテルに荷物を置き、さっそく歩いてその晩の目的地に向います。
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みんないる


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雑草プロジェクトの方の畑のホップのうちのひとつ。

枯れちゃいました。

まだ全体のうちでこれだけではあるのですが、やはり生存競争に勝ち残るのは大変みたいです。

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この畑で感じるのは、

「みんないる」

ってこと。

雑草はもちろん、虫なんかも本当にいろいろいます。

ある日、ホップの蔓のうちのひとつにびっしりアブラムシみたいなものがくっついていました。

取ってやりたいと思うものの、ぐっと我慢。

枯れちゃうかなと思っていたのですが、次にいってみるとアブラムシのすがたはなく、ホップは元気です。

まわりにはテントウムシ。

ホップ同様、虫達の生存競争も展開されているようです。
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ちょっと寄り道 ~ 強力な助っ人


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モントリオールの帰りにちょっと寄り道。

前に書いたトラブルに見舞われ30時間以上かかってやっとついたのがサンフランシスコの空港。

さすがSF。空港内にアンカーの看板を発見。

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もともと限られた日数しかないのに1日を無駄にしたので焦りますが、現地ビール事情に詳しい助っ人(バーオーナーでビアライターでカメラマン) Michael と合流。

Michael ?

マイケル ??

野村さん ???

そうです。Sal'sのマイケルが、もともと予定にあったケンタッキー行きのスケジュールを僕の旅に合わせて調整して、わざわざ来てくれたわけです。

何度もアメリカをビールの取材と買付けで訪れているマイケルですから、地理はもちろん人脈も圧倒的。

訪ねたいブルワリーやバーなど、自分で車を借りて、迷いながらいろいろ訪ねるのにくらべたら大違いです。

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早速、車でこの日の目的地に向います。

お目当ての場所に向う前に、ちょこっと寄ったここが一軒目。

HOPMONK Tavern というところ。

無濾過のピルスナーとホッピーなペールエール。カリフォルニアの陽射しの下でのビールは、当然うまいのでした。

つづきます。
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「蔵元だより 2009 夏・秋号」できました。


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この季節、もと「大型新人」の力もホップ畑にはかかせません。

年二回のペースでつくっている、「蔵元だより」の最新号が出来ました。

いつもお世話になっているみなさんのお手元には、そろそろ届き始めるかと思います。

HP からもご覧いただけますので、よろしければご覧ください。(ご希望で郵送もいたしますので、その場合はご一報ください。)

毎度毎度のフォーマットで、書いてあることも似たようなこともあるかもしれません。

はじめて玉村本店のことをお知りになる方にも、ぼくらのことを少しでもわかって欲しいと思って書いてますので、「またか」と思わず、おつきあい下さい。

これを準備するのは、いつも結構面倒でもあるのですが、このブログと同様、「今回はなにを書こうか」と考えるのが、ぼくらの頭の整理にもなりますし、ブログよりはちょっと長いタームで、これにむかっていろいろ準備するきっかけにもなります。

いろいろ新しい挑戦をくり返していきたいと思いながらも、変われない部分、変わってはいけない部分もあります。

現在のぼくらの状況について、お読みいただければと思います。


「夏のギフト」のご案内も同時にご用意していますので、そちらもどうぞよろしくお願いします!
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Dieu du ciel! x 志賀高原 = ???


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今回の備忘録モントリオール編、今日で本当に最終回です。

8時スタートで、夕方終了したこの日の仕込。

彼らが気に入ってくれているぼくらのビールをベースに、普段ぼくらが使わない酵母や材料をつかって、アイディアを膨らませたもの。

たぶんいままでにないカテゴリーの(つまりある意味では邪道な)ビールです。

お互いイメージした姿はあるのですが、はたしてその通りにできあがるのか。

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この日から3週間以上が経過しましたが、Luc からの経過報告によると、すごくいい感じのようです。

日本での発売予定はないのですが、それでも非常に楽しみです。(もしかしたら、ちょっとだけ飲める可能性も...!?)

ビールの名前は決まっていませんが、「ベルギーのたかしくん」って感じかな !?
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