2009私的十大ニュース(下)


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四年目のホップづくりですが、収穫には大勢のブルワーやサポーターのみなさんが参加。五本仕込んだHarvest Brewシリーズでは、年ごとの株の成長ぶりを実感しました。東京に続き大阪でもFresh Hop のイベントを開催してもらったり、志賀高原生まれのホップで仕込んだ、他のブルワリーのビールの里帰りにも感動。来春には、畑の拡張も計画中。楽しんでます!

酒蔵は、思わぬ大工事。長年の間にやられた基礎を根本的に作り替えることになりました。まあこれで、大事な酒蔵、末永く使えるはずです。工事の影響がないかと心配した今年の酒づくりも、最初の酒の出来映えは予想以上。安心しました。

自家栽培の美山錦は、暖冬による虫害と夏の長雨で、豊作というわけにはいきませんでしたが、ある意味、自然の厳しさを知るいい勉強になりました。秋の関東信越国税局の酒類鑑評会のお燗の部では、二年連続で優秀賞を受賞。普段のみの酒を評価してもらい、うれしかったです。

ビールづくりも、五周年。たくさんのみなさんにご支援いただき、おかげさまで、順調に成長しています。志賀高原ビールが飲める新しいお店もだんだん増えています。定番の完成度にこだわるという方針は、これからも変わりませんが、これを機に新しい挑戦も始めています。その最初の成果は、来年早々にもみなさんにお試しいただけるはずです。

玉村本店の人。40th Anniversary Ale で祝った西さんは勤続四十年。ギャラリーのアイドルK子さんも定年を迎えましたが、二人とも引き続き一緒に頑張ってくれることになっています。一方、酒づくりを支えてきてくれたO君が、残念ながらご家庭の理由で退職。長い間、ありがとうございました!この冬のつくりで活躍してくれているのは、強力助っ人Nさん。来年早々には、新戦力が加わるのも決まっています。やはり人が大事。みんなで楽しみながらいい酒をつくっていこうと思っています。

みなさん、本当に今年もどうもありがとうございました!
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2009私的十大ニュース(上)


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恒例の玉村本店の私的十大ニュース

一月は、ノルウェー Nogne O のKjetil さんとのコラボレーションで、Not So Mild Aleが誕生。ぼくらにとって初めてのCollaboration Brewで、二月のリアルエールフェスティバルにも、初参加。おかげさまで大好評。いろんな面で、非常に勉強にもなりました。

「最良の食中酒」を追求する玉村本店ですが、春には、玉村無濾過生原酒三種を発売。スタンダードクラスの味の酒、まだまだこれから育てていかなければいけませんが、手応えありです。

六月には、モントリオールビアフェスティバルに招待されて参加。初めて、コンテストのジャッジをしたり、多くの出会いがあったりと、大収穫でした。帰りに訪れたサンフランシスコでも、尊敬するブルワーたちと会えて、すごく刺激を受けました。十月にはフランスのストラスブールのビアフェスにも出品。予想もしていなかった、インターナショナルな広がりに、ちょっとびっくりです。

モントリオールでは、カナダでも最も人気のあるブルワリーである Dieu Du Ciel! とのコラボレーションで、「一石二鳥」が誕生。すごく面白いビールに仕上がりましたし、実力のあるブルワーと一緒に醸造することで、いろんな新しいアイディアをもらい、ぼくらの技術の進歩にも収穫大でした。

春からは、「自然農法」なるものに興味を覚え、「雑草PJ」と称した遊びに挑戦。ホップづくり初年度は、たいした成果がでていませんが、その後の蕎麦は、量はともかくなんとか収穫ができ、蕎麦好きとしては大満足。現在は、「原料を知る」という意味で、大麦づくりにも挑戦中です。

つづきます。
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扉を開ける前に


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ばたばたしていて、ちゃんと準備ができていなくても、新しい年が始まるのです。

あっ、今年のまとめもしとかないと!
19:59 | 雑文 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

もう一人の挑戦者


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写真は、以前このブログでも書いた、小布施ワイナリーの曽我彰彦さんの弟、貴彦さん。

遊びにきてくれました。

この貴彦さん、他のワイナリーでの修行を経て、今年から北海道でワインぶどう栽培をはじめています。

自分の畑での収穫が本格化するまでは、冬の間小布施ワイナリーで、醸造をしながら、自分のワインも発表していくとのこと。

話をしてみると、お兄さんにもまけない熱意。

さすがです。

ピノノワールにこだわっての挑戦ということですが、きっと近い将来、すごいワインが飲める日が来るでしょう。

ぼくらも負けずにがんばります。


23:59 | ホップづくり | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

こんなのつくりました


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志賀高原ビールもおかげさまで五周年。

いつかつくろうと、ずっと思っていた前掛け、出来上がりました。

なんせ、ロゴが細かくて、前掛け屋さんにはだいぶ苦労をおかけしたようですが、なかなかの出来。

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この前掛け、つけて作業をしてみるとわかるのですが、本当に便利で、ぼくは、仕込の時には必ず使っています。

新しいのは、まだなんかもったいない気がしちゃうのですが、年の頭あたりから、どんどん使って、となりのヴィンテージ版なみに使い込んでいこうと思っています。
23:59 | 志賀高原ビール | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

最高の贅沢!


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先日挽いてもらったぼくらが育てた蕎麦を、打ってもらいました。

「育てた」といっても、自然栽培の実験と称して、無肥料、無農薬、おまけにまったく耕しもせずに、播いただけ。

前にも書いた通り、やり方がわるいのか、地力がありすぎたのか、大きくなってからだいぶ転んでしまい、収穫には苦労しましたし、収穫量もたいしたことはありませんでした。

どうも今年は、蕎麦は不作で、県産の収穫も例年の3-4割減だったとか。

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で、その蕎麦の品質ですが、打ってくれたプロがすごくほめてくれてびっくり。

今回打ってもらったのは「二番粉」という部分。

まあ、打ち手がいいという要素が大きいのでしょうが、見た目も旨そうです。

食べてみると確かに、コシも強く、味があって、蕎麦好きのぼくとしても、大満足。

ただでさえ国産そば粉が貴重ななか、自分たちでつくった「自然」な蕎麦が食べられて、それがまた旨いなんて、最高の贅沢です。



23:59 | 野良仕事 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

忘年会 2009


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今年の玉村本店の忘年会。

全員が勢揃い。

忙しくても、こうしてみんなで飲むっていうのはいいものです。

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日頃の恨み!?

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最後は、勇三さんに締めてもらいました。

やっぱり、こういう席には酒(←もちろん縁喜&志賀高原ビール)は欠かせません。

みなさんも、年末年始、楽しい酒をお飲み下さい!





23:59 | 玉村本店 | comments (3) | trackbacks (0) | edit | page top↑

こっちも完成


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新酒が出来たのですが、「新酒が出来ました」の目印でもある新しい杉玉がまだ間に合いません。

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仕込や瓶詰めの間を縫って、たかしくんの懸命の作業が続きます。

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おかげで、やっと完成。

本人いわく、まだ細かいところに満足がいかないとのことですが、今年もいい感じ。

実戦配備してからも、まだ微調整し続けるのかもしれませんが。

とにかく、ありがとう。ご苦労様!
23:59 | 縁喜 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

んめでぇ~!


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今年の最初の酒、できました。

新酒しぼりたて上撰本醸造生原酒。

毎年たくさんの方に、お待ちいただいている、この時期の一番人気です。

時々書いているように、ぼくらは、けっして出来立ての酒だけがいいとは思っていません。

むしろ、ちゃんと熟成した酒のうまさを、少しでも多くのみなさんにお楽しみいただきたいと思っています。

一方で、やはり蔵でできたての酒を飲む楽しさも、是非味わっていただきたいとも思うのです。

親父(=社長)の、その想いで始まった、しぼりたて生原酒。

いまや、すっかり縁喜の看板です。

で、今年の出来映えですが、杜氏に聞いてみました。

今年は、蔵の大幅な工事があったり、米がやや不作だったり、シーズン前は、どちらかというと不安材料の方が多かったとのこと。

つくりを始めてからも、暖冬気味。

ところが、ふたを開けてみると、ある意味想定外だったのです。

どういうわけか(←といったら杜氏に失礼ですか)、酒の経過はきわめて順調。

出来上がった酒は、酸もですぎずに、すごくバランスがいいんです。

できたての酒の荒々しいイメージとはちがって、とても柔らかく、味のある酒。

瓶詰めをした、西さんいわく、

「んめでぇ~、すっと入っちゃわ~。」

方言がわかるかどうかわかりませんが、まさにそういう出来なのです。

控えめな杜氏が、にやにやしている(から多分、相当の)自信作。

どうぞ、お試しを!
23:59 | 縁喜 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

人材競争


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年末は、ばたばたです。

今日も、酒もビールも仕込みと瓶詰めが同時併行。

人手の調達が、いつも以上に大変です。

あっちこっちで、人の取り合いです。

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というわけで、夕方遅く、やっと詰まりました。

待望の今年の新酒、しぼりたて!

酒の出来については、明日にでも書きますね。

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雪のホップ畑


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ずっと雪が降っています。

スキー場は、もうバッチリ。

でも、玉村本店のあたりは、多分多くの皆さんが想像されるほどではありません。

で、行ってきました。

ホップ畑に。

ちょっと油断してました。

膝下まである長靴でも、きわどいくらいの雪。

たどり着くと、きれいに真っ白。

雪、きれいです。

このあいだ聞いた麦の話のおかげもあって、雪の下でかわいそうというよりも、布団をかぶって気持ち良さそうにみえました。

もう冷蔵庫に入って、むしろ暖かいと感じる季節です。
23:59 | ホップづくり | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

まだまだ現役


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ぼくらのホップの先生でもある勇三さん。

冬の酒づくりでは、まだまだ現役の主力戦力です。

うちの親父(=社長)と同い年。

自分の畑仕事を徹底的にやってから、すぐ酒づくりにきてくれます。

プロ野球の工藤や、サッカーのカズじゃないですが、やはり健康と体力の維持には頭が下がります。

かっこいいです。

おまけに、話しても、あいかわらず面白い。

こういうふうに、元気に年を重ねたいものです。
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心配病再発


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前も書いたと思うのですが、僕は多分、基本的には、だいぶいい加減、もしくは大雑把な性格なのですが、ビールづくりに関してだけはすごく心配性です。

ビールづくりを始めた頃は、それこそ、ありとあらゆることがうまくいくか心配で、ドキドキしてばかりいました。心配性というよりも、心配病ってくらいに、

その後、経験を重ねるにつれて、ああすればこうなる、と予測がつく部分も増え、だいぶこの症状も治まりました。

ところが、ここしばらく久しぶりにこの心配病が再発しています。

一昨日の作業で、今回取り組んでいるビールに関しては、ほとんど手を加える余地もなくなり、あとは結果がでるまで待つだけになりました。

もちろん、事前にものすごく色々な可能性を検討し、準備をしました。万全なはずでもあります。

冷静に考えれば、こういうときは、じたばたせずに「運を天に任せて」「大船にのったつも」でいるべきだということになるのでしょうが、気になるのです。どうしても。

ちょっとぐらいの時間では、何もかわらないとわかってはいても、ついつい様子を観にいってしまいます。

今は、「足りなかったかなあ」と心配をしているのですが、そのうち「やりすぎたかあな」と心配しているかもしれません。

今度の心配病が癒えるまでには、まだだいぶ経験を積み重ねないといけなそうです。
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進化する「ビールの学校」


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最近の勉強会のビール。

脈絡なさそうですが、一応テーマはあるんです。

二本の大瓶は、イタリアのビール。

片方は、モントリオールで一緒にジャッジをしたBaladinのもの。味ももちろんですが、デザインもさすが。

もう片方は、同じくイタリアのPanilという醸造所のビール。

このPanil、この写真のもの以外にも、何種類か飲んだのですが、素晴らしいです。

写真のとは違いますが、PanilのBarriqueèというビールは、最近飲んだ中では最も印象に残ったビールです。

で、このビール、じつは何度かこのブログでも紹介した、ぼくの「ビールの学校」の独自輸入。

相変わらずの熱意と行動力に、感動です。

負けずに頑張らないと、という気にさせられます。

いつもありがとうございます!
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雪が好きです。


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今日は、新作ビールがうまくいくかどうか、その正否を決める大事な作業の日。

ここ数日、毎晩、今日の手順の夢を見続けてきました。

そんな勝負の日の朝。

外に出ると、明るいんです。夜のうちに降った雪のせいで。

空気が凛として、すごく気持ちのいい朝。

もちろん、すごく寒いのですが、でも気持ちいいんです。

おまけに、だんだん晴れてきました。

今日の作業は、まるまる一日工場の中。

終わって、心底凍えたのですが、そこで降り出した雪が、また、うれしいのでした。
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酒米はつらいよ


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もうひとりの強力助っ人Y君。

早いもので、もう五年目。本当に頼りになります。

彼も夏は農家。実は、木島平村で、あの金紋錦をつくっています。

今年の夏は、うちの美山錦も収穫量がだいぶ落ちたのですが、おなじく特別栽培農作物としてつくっている金紋錦も同様に厳しい収穫量だったとのこと。

共通する理由は、「ツマグロヨコバイ」という害虫。減農薬ですから、ある程度は仕方ないとはいえ、被害はつらいです。

通常は、越冬できずにあまり害がないはずなのですが、冬の雪が少なかったことで、夏に例年以上にに発生したのです。

おまけに、酒米は通常の飯米にくらべて色が濃いので、この虫が特に好むのだそうです。

幸い収穫量は落ちましたが、米が多少小粒な感じがするくらいで、品質的には良好なので、大きく安心しています。

でも、来年は、今年の経験を生かして、新たな栽培方法を模索しないといけません。

温暖化の問題を、肌で感じます。
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陽射し


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冬の陽射しって、よく「見える」ような気がします。

日の長い季節と違って、貴重だから逆に気になるのでしょうか。
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もうすぐ雪の下


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しばらく前の麦畑。

そろそろ雪の下になるわけなのですが、なんせはじめてなので本当に大丈夫なのか心配です。

といっても、なにもしてあげられませんが。

聞くところによると、寒い地方では、雪の「ふとん」をかけていた方が冷え過ぎずにいいとのこと。

雪で畑に行くのが大変になるまえに、もっと様子を見ておこうと思っています。
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もうしばらくお待ち下さい!


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今年の一仕込目の、「留め」の時の写真。

この酒が、今年最初の酒、「しぼりたて生酒」となるわけです。

暖冬で温度が高め、おまけに、今年は蔵の大改修をしたので、その影響も気になっていたのですが、杜氏いわく経過はとても良好。

いい酒になりそうです。

でも、その分予定より数日だけ時間がかかっちゃいそう。

毎年おまたせしますが、今年の「しぼりたて」、クリスマスくらい頃に出来上がる予定です。
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ものの見え方


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今週は勉強になりました。

「きれいな赤ですね」

と感じたままを口にだしてみたら、

「そうですね、素敵ですね」

「いえ、きれいには見えません」

「そもそも緑です」

と、いろいろな反応が。

確かに、ものの見え方は一つじゃないわけですし、自分が思う以上に人によって違うということを感じて、いろんな意見を聞くことも大事だなとあらためて思ったわけです。

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強力な助っ人


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紹介おくれましたが、この冬の強力助っ人Nさん。

先日お伝えしたとおり、求人は、結局、無事終了したのですがそれは11月も終わりに近い時期。

酒づくりが始まる直前まで「今年はどうしよう」と、本当に困っていました。

そんなとき、みなで思案していて、誰とはなしに頭に浮かんだのがNさんでした。

一升瓶を包装する姿が、あまりに決まっていて、ただものではないということがおわかりいただけるのではと思うのですが、Nさんは、ちょっと前まで、某専門酒販店の店長さん。

玉村本店のお客さまでもあったので、ぼくらもよく知っていました。

ビールや日本酒はもちろん、スコッチに造詣が深く、本当に酒に対する知識も情熱もある人です。

そんなNさんですが、現在は家業の農業を継がれています。

冬なら、手伝ってもらえるかも!?

今思えば、もっと早く思いつくべきだったのですが、とにかく一同、あまりにいいアイディアだということで一致、即コンタクト。

いやあ、本当にラッキーでした。快諾していただいたのです。

そんなわけで11月初旬から、一緒に酒づくりをしてくれているのですが、酒に対する興味があるのはもちろん、酒屋そして農業で鍛えたからだの強さも相まって、完全なる即戦力。

なんとなくヤンキースの松井を思わせる風貌もあるのか、すごく頼れる助っ人なのです。

本人が、楽しんでくれなきゃいけないのですが、「助っ人」にとどまらず、毎年でもお願いしたいと一同思っている今日この頃です。
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相変わらず、いい仕事です!


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昨日の午前中、ちょっと姿をみなかったなと思ったら、軽トラにこんなのを満載して帰ってきた、たかしくん。

「いいのできそうだろ?」

その通り!

そういう時期です。(「ゆるブル」読者の皆さんならわかってくれますよね。)

ああ、こういうのがいいな、平和で。
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西さん ~ 40th Anniversary Ale ~ スキーシーズン突入


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シャレー志賀とともに、玉村本店での40th Anniversary をむかえたのが西さん(本名は西沢さん)。

西さんが玉村本店で働き始めた頃は、僕はほとんどわかもわかっていない子供の頃。

まだ独身の、たかしくんと西さんは酒蔵に7-8年くらい住んでいました。

二人は休み時間に将棋を教えてくれたりした、僕の大事な遊び相手。

早起き野球(←なつかしい!)では、たかしくんとバッテリーを組んで活躍したりと、まだ髪がふさふさの20代とかの頃ですから、かっこいいお兄さんでした。

そんな西さん。

縁喜の、濾過、火入れなどの出荷管理の責任者を長年やってくれています。酒づくり同様に非常に大事な仕事です。

この度、定年の年齢になったのですが、僕らがお願いして当分また一緒にやってくれることになりました。

というわけで、お祝いの 40th Anniversary Ale が出来たというわけです。

先日ご案内はじめたばかりなのですが、樽の方はすべて行き先が決まってしまいました。お店でご覧になったら、どうぞお試しください。

ボトルの方は、まだちょっと余裕があります。いつもお世話になっているお酒屋さんでも、順次お取り扱いいただいていますので、宜しくお願いします。

志賀高原の方は、先週末にスキー場開きを終え、シーズン突入しています。もちろんシャレー志賀でも、お飲みいただけます。

もうスキーの季節ですよ!
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「中年の主張」のまとめです。


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長々続けた「中年の主張」ですが、まとめです。

そもそも、地ビールの軽減税率を縮小するという話、当然という見方もあると思います。例えば:

- 日本の財政は厳しい。酒税にこだわって、消費税等があがったらむしろ嫌。
- もともとは優遇税制はなかったし、新規参入の効果もなかった。
- 中小企業はみんな苦しいのに、なんで地ビールだけ助けなきゃいけないのか。そもそも、15%になるとはいえ、まだ税制優遇はつづくじゃないか。

それは理解出来ますし、ぼくもなにも、自分だけが苦しいから助けてくれと言っているつもりはありません。

ぼくが書いたことを整理すると:

- ビールの酒税は国際的にも高いし歪んでいる。
- クラフトビールには将来性がないわけではない。
- 税制面だけではなく、参入規制緩和や自家醸造の条件付き解禁等の環境づくりも重要。
- その上で、税制面での優遇措置により、産業として育て、将来の税収増を図ってもいいのでは(損して得とれ)?
- 「ビール類」の税金は、「ビール」の税金に見直すべき。

ぼくらも、免許取得の時点から、この税制優遇措置が期限付きなのは前提条件として認識していますし、軽減税率という暫定的な措置が理想とも考えていません。

財政が厳しいということ、きめられた税金を払うのは国民の義務だということも、よく理解していますし、決まったことには潔くしたがうつもりです。

ただ、今回のタイミングを機に、多くのみなさんにビールの税金やクラフトビールの将来性について、知っていただいたり、考えていただければと思い、いろいろと書きました。

無駄を減らすのは大賛成です。でも、将来への投資を減らすべきかは別問題です。

今の、閉塞的な経済状況を考えても、単に目先の出費を減らすだけではなく、将来の可能性を見極めて、環境を整える、育てる、必要な投資をするという方向性の提示も大事なのではと考えるのです。
23:59 | ビール全般 | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

「ビール類」の酒税 vs 「地ビール」の酒税


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現在、ビールの酒税は1リットルあたり220円。例えば350mlの缶ビールですと、1本あたり77円。(この77円の「税金」にもさらに消費「税」がかかるのですが、それについては今日はやめておきます。)

一方で、発泡酒は麦芽比率25%~50%が178円/L、同25%未満が134円/L、第三のビールもしくは新ジャンルと呼ばれるものは 80円/Lです。

直近2009年上半期の「ビール類」のシェアでみると、ビールは49.1%、発泡酒が21.8%、第三のビールが29.1%。

それぞれの税率に、現在の市場シェアをかけて加重平均すると(発泡酒に関しては178円/Lと134円/Lがそれぞれ50%ずつと仮定して計算)、いわゆる現在の「ビール類」の税率は165円/Lになります。

一方で「地ビール」の軽減税率をビールの税率に適用して計算すると、現行の20%で176円/L、増税後は187円/Lとなり、大手メーカーの「ビール類」よりも負担が大きいということになるのです!

ビールと、発泡酒、第三のビールはべつじゃないかという方もいると思いますが、味の面、製造コストの面等考えても、税率以外の理由で、発泡酒、第三のビールが存在する理由を説明するのは難しいと思います。

酒税の歪みが、日本のビールそのものを歪めたといっても過言ではないのでは?

地ビールメーカーのなかにも、もちろん、発泡酒等をつくっているところはあると思いますが、税率が低いからというよりも、味や個性の面を重視しているところが多いのでは?ぼくらをはじめ多くのビール会社は、あくまでも本物のビールにこだわって、その美味しさを広げようと努力しています。

ですから、「地ビール」の税負担を上げるのではなく、むしろ下げて欲しいと思うのですが、これは関係者のエゴに聞こえるでしょうか?

どうしても「地ビール」の税率を見直すとしても、せめて、この「ビール類」なるものの税率全体も見直して、少なくても、「本当のビールを飲む国」に戻して欲しいと思うのです。
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新規参入が少ない理由


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(モントリオールの人気ブルワーたちも、ほとんどホームブルワー出身で、小さくスタート。)

先日の続き。

日本の「地ビール」に、新規参入が少ないという点について、あと二点ほどふれたいと思います。

まずは、参入条件について。

ビールの免許を取得するには、現状年間60klの最低製造数量をクリアしなければなりません。これは、94年に2,000klから引き下げられたのですが、実際に免許を取得した経験から考えても、ゼロから立ち上げて、最初から「60klをちゃんとつくって売れます」と、説得力のある説明をするのは、容易ではありません。

もちろん、いい加減なビール会社が乱立してはいけませんが、もうすこし条件を緩和して、いろんな人にチャンスを与えたらいいのではと思います。

小規模ではじめて、段々に成長していく方が、いきなり大きなリスクをとるよりも、むしろ成功につながると思いますし、そういう実例もたくさんあります。

うまくいく人は酒税を払うわけですから、やはり参加者の人数を増やして、成功の確率を高め、そのうえで競争させたらいいと思うのです。

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(今や大スターの Russian River の Vinnie Cilurzo も、ホームブルワー出身。)

もうひとつは、自家醸造についてです。

海外では、一定の数量内で、個人がビールを自家醸造することが認められています。

実際、アメリカなどでは、ホームブルーイングは、非常に人気のある趣味ですし、ホームブルワー関連の情報も非常に充実してますし、関連のビジネスも盛んです。

「個人でつくったら、ビール会社はもうからないだろう」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、実際は逆です。

ビールに積極的に関わることで、多くの人がよりビールの世界に興味をもって、それが消費にもつながっています。さらに、ホームブルワーが、ビール会社を立ち上げるなんていうことも、全然めずらしくありません。

一部の大企業やお役所主導だけではなく、多くの個の力がビール業界を底上げしていくという方向性が、日本でも重視されてもいいと思うのです。

前回ふれた通り、海外の例をみても、クラフトビールの業界に発展する余地がないわけではありません。

むしろ、環境を整えることで、この小さな業界を税制面で支援することも、将来への投資として見合うものになる可能性は充分あるはずです。
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蕎麦、粉になる。


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「中年の主張」は、一休み。

雑草PJで育てた蕎麦ですが、同じ町内でも蕎麦づくりがさかんな須賀川(北志賀)で、粉にひいてもらいました。

たかしくんは、ちょっとそばうちをするのですが、僕も親父も食べるの専門。

この蕎麦は、ご近所の名人たちにお願いしようと思ってます。

楽しみです。
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むしろ酒税半減を!


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写真は、モントリオールのビアフェス。すごい人です。日本以上に若者が多い印象でした。

今回の税率見直しで、でた論拠が「新規参入が少ない」ということだそうです(前回引用した記事参照)。

新規参入もなく、税制面で支援する価値もないということなのでしょうか。

確かに、ぼくらが醸造免許を申請した際にも、管轄国税局では過去五年間ではじめてだといわれましたし、その後も、そんなにたくさんの新規参入はないと思います。

でも、それには高い税率、厳しい参入条件と規制などといった、いろんな要因があると思います。

一方で、毎年順調に成長しているアメリカのクラフトビールのシェアを調べてみると、数量ベースで4%、金額ベースだと6.3%(2008年12月時点)あります。

これに対して、日本では数量ベースで推定わずか0.2%(平成18年度の数字を基に試算)。

数字の面からみると、日本のクラフトビールだって、潜在的には20倍に育ってもいいはずです。

そうなっていない理由はいくつか考えられますが、やはり価格の要素は無視出来ません。

もし大手メーカーのビールとの価格差を、もう少し小さく出来たら、クラフトビールを飲んでみようと思う方も多いのではと思います。

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人口360万人のモントリオール。今年のビアフェスは、5日間で8万人が参加。

6月にモントリオールに行った時、大学生などの若い人の間のクラフトビールの人気の高さを痛感しました。価格的にも、やはりビールは、身近な飲み物なのです。

かたや日本では、デフレなどの影響で、若い人の使えるお金も限られるなか、クラフトビールはけっして安いとはいえません。

「地ビール」の酒税を5%あげて1億円をかせぐよりも、逆に税率を半分にして、市場を20倍に育てたらどうでしょう?

今回の増税分である5%が1億円相当なら、今の地ビールの酒税は全体で20億円ということになります。仮に税率を半分にすると、今の規模を前提にして10億円。でも、市場が20倍になれば200億円。税収も10倍です!

おまけに、雇用や投資、地域の多様性、食文化の向上にもつながるんですから!
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「地ビール」の税率が上がるという話


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今さらここに書いたところで、上がらずにすむというものでもなさそうですが、いろいろ思うところもあるので書きます。

長文で、それも何度かにわたっちゃいますが、ご勘弁。(いつも書いている通り、「地ビール」という言葉は好きでないのですが、今回は面倒なのでそのまま書きます。)

まずは状況の確認。共同通信の記事を全文引用させてもらいます:

税調、地ビールの軽減税率縮小へ
 10年度税制改正で政府税制調査会は1日、地ビールにかかる酒税の軽減税率について、軽減幅を現行の20%から15%に引き下げた上で延長を認めることで一致した。特定業界などを優遇する租税特別措置(租特)を見直す一環で、2010年度税制改正大綱に盛り込む。
 地ビールの軽減税率をめぐっては、財務省が「地ビールメーカーの経営環境は依然厳しい」として現状のままの延長を要望したが、税調執行部との折衝で軽減幅を縮小することで決着。財務省の古本伸一郎政務官は税調会合後の記者会見で「地ビールは新規参入が少ない。特定の業界にいつまで減税を続けるのか」と見直しの必要性を強調した。
 08年度に地ビールの優遇措置を受けているのは、計194の企業と個人。軽減幅縮小で約1億円の負担増となる。

さて、この記事によると、約1億円の税収増ということです。某国首相に対する「子供手当」に本来かかっているはずの贈与税(もしくは相続税)の何分の一かの金額。「恵まれた家庭に育った」方には関係ないかもしれませんが、ぼくら小さい会社にとっては大問題です。(←ちなみに、僕は別に反民主とかじゃありません。)

う~ん。

まあ、それはさておき、「特定業界を優遇する措置を見直す」とのことですが、本当に「地ビールの業界」は優遇されているのでしょうか?

そもそも、ビール類(発泡酒や第三のビールを含む)に対する課税は、酒税全体のおよそ2/3を占めます。350mlの缶ビール一本あたり77円というのは、国際的にみても、異常に高い水準です。

例えば、こちらをご覧ください。健康うんぬんという議論もいつも出ますが、アルコール度数1度あたりでみても、日本のビールに対する税率は、飛び抜けて高いのです。

「とれるところからとる」ということで、こうなっているんでしょうが、圧倒的に大規模な大手メーカーでも大変でしょうが、ぼくらのような小規模メーカーが同じ土俵で戦うのは、とても大きな負担です。

そこで、軽減税率ということだったのでしょうが、そもそも大手メーカ寡占に近い状況を前提に、歴史的経緯から高い設定がされている酒税が、「地ビール」にも適用されているという点にも疑問を感じます。

ぼくらは、大手と同じようなビールをつくろうとは思っていませんし、実際つくってもいません。日本にはまだほとんど定着していない、美味しいビールを提供し、たくさんのみなさんに、いろんなビールを知ってもらい、一緒に楽しみたいと考えています。

そんなぼくらのつくる「ビール」は、いままでの大手メーカーの「ビール類」とまったく同じ次元で議論されるべきなのか?

軽減税率という暫定的な措置がベストかどうかはわかりません。ただ、「優遇されているから見直しだ」という点には、納得がいかないのです。

まだまだ書くことがあるので、つづきます。
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いつもながら、すごいです。


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久しぶりに登場。

Nogne O の Kjetilさん。

東京に、ほんのちょっとだけ立ち寄るということで、春以来の再会です。

このブログで何度か書いた彼の日本酒プロジェクト、いよいよ実現します。

原料の米も、日本からノルウェーに向っています。(同じコンテナに、志賀高原ビールも載っていきました。ノルウェーの人の反応が気になります。)

醸造設備も、以前使っていたビールの機材を利用したり、麹づくり用の木蓋を現地でつくったりして、ほぼ準備完了とのこと。

ヨーロッパで最初の日本酒蔵。

どんな酒ができるか楽しみです。

今回は、日本酒の酵母だけで醗酵させたというアルコール度数20度近いビールのボトルも持って来ていました。

早速飲ませてもらうと、う~ん、面白い(し、もちろん美味しい)。

Stone、Jolly Pumpkin とのコラボビールも、サンディエゴの次はノルウェー、そしてミシガンと三か所で醸造。次はMikkellerとBreDogと三者でのビールもつくるとのこと。

いつもながらの行動力に、あいかわらず刺激されます。

それにしても、すごい。

ぼくもがんばらないと。
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