2021年 12月
31日(金)
30日(木)
29日(水)
28日(火)
27日(月)
26日(日)
25日(土)
24日(金)
23日(木)
22日(水)
21日(火)
20日(月)
19日(日)
18日(土)
17日(金)
16日(木)
15日(水)
14日(火)
13日(月)
12日(日)
11日(土)
10日(金)
09日(木)
08日(水)
07日(火)
06日(月)
05日(日)
04日(土)
03日(金)
02日(木)
12/31/2021(Fri)
私的十大ニュース 2021 (下)

去年に続いて、コロナの期間を利用して、農業への取り組みを大きく進めてます。写真の新しいホップ畑が秋に完成。広さは、いままでの3枚の畑の合計の1.5倍。いままでの畑のホップの病気がきっかけではあったのですが、ここから新しいステージに入ります。すでに、畑の3/4には新しい株を植えています。収穫が本格化するのは2-3年先になると思いますが、それまでに、どうやって収穫して、どんなふうにビールに活かすか考えないと。いままでの畑の収穫も、去年に続き社員のみの収穫で寂しくもありましたが収穫量はまずまずでした。やはり生のホップの魅力はありますし、なにより自分たちでつくれるって大事だと思ってます。楽しみです。
米づくりの方も大きな進展が。今年も耕作面積を約60%拡大し、一昨年の約2.5倍に。新たに、長野の新しい品種「山恵錦」にも挑戦。今年は田植機や除草機も購入し、植え方も「ポット」式という方式に転換。農薬・化学肥料を一切つかわない自然な米づくりに完全に移行することになりました。収穫の方はまずまず。「金紋錦」「山恵錦」は一等米でした。先月からはじまっている今シーズンの仕込みは、純米酒の80%が自家栽培の米に!(残り20%は、長年の大事なパートナー小池さんのお米です。)一年ちょっと先くらいから、販売する酒のかなりの部分が「自分たちが米からつくった」酒に切り替わっていきます。100%も夢じゃないかなと、思いはじめた年でした。
今年は、新たに梅と杏を植えました。こちらも、収穫が本格化するのは数年先ですが、山伏シリーズの充実に貢献してくれるはず。一方で、春の低温の影響で、ブルーベリー、ラズベリーそして、すでに植えてある杏は例年よりも不作でした。自然相手だから、これは仕方ないですね。去年から完全無農薬で挑戦しているスペルト小麦の方は、耕作面積を30%増やし、収穫量も2倍に。今年つくった Spelt Saison も大好評。新しい武器になりはじめています。栽培を助けてもらっているふたごや農園の白木さんには大感謝です。
4月には、念願の太陽光発電の設備が完成して稼動しました。ぼくらの休日にも働いててくれて、頼もしいです。まだ一年を通じて稼動していないので、完全なデータは揃っていないのですが、志賀高原ビールは、かなり「クリーン/グリーン」になっているはず。ぼくらは、ビールの仕込みで出る麦芽粕を自家製の堆肥にして農業につかってきたのですが、この太陽光発電で、もうちょっと地球に優しいブルワリーになったと思います。こうした取り組みは、もちろんこれからもどんどんすすめていくつもりです。
SNOW MONKEY BEER LIVE は、昨年につづき、今年も開催を断念。来年も、開催を見送ることとなりました。一方で、今春には、SNOW MONKEY BEER LIVE 2021 の アナログLP を発売することが出来ました。これを実現できたのは、参加アーティストのみなさんを筆頭に、いままで SMBL を盛り上げてくれたお客様も含めての大勢の方のおかげです。有志6社の協力で、同じタイミングで発売したスペシャルビールセットも、まさかの即完売。やっぱり、音楽とビールは最高だと思います。コロナでかわちゃった世界ですが、その先に、もしかしたらいままでとは違うかたちになるのかもしれませんが、最高に楽しい「なにか」を実現できたらと思ってます。
玉村本店的には、こんな感じの一年でした。
最後に、非常に個人的なことですが、実は10月に母を見送りました。治療法のない肺の難病で、覚悟はしていましたが、当初いわれたよりも、だいぶがんばれたようです。この1年半ほどの間、父と二人で介護をしてきたのですが、最後まで自宅で看取ることができました。長野にこもっているのを、すっかり「コロナ」のせいにして来ましたが、ある意味、母の最後に向き合えたのは「コロナ」のおかげだったとも思います。これで、来年は、もっとみなさんにお会いできるはず。たくさんの再会を願っています!
今年も結局、厳しい年ではありましたが、みなさんのおかげでなんとか玉村本店一同、健康で、無事年を越せそうです。縁喜・志賀高原ビール・山伏をお引き立ていただいたみなさんに本当に感謝しております。
来年も、どうぞよろしくお願いします。
12/30/2021(Thu)
私的十大ニュース 2021 (上)

恒例の振り返りです。
今年も、残念ながら「コロナ」の影響をうけた一年でした。それも、もろに。個人的にも、なんと県外に出たのは東京に2泊したのみ。SNOW MONKEY BEER LIVE も含めて、イベントもまったくなく、完全に長野にこもったまま年末を迎えることになったとさ。とはいえ、最後の数ヶ月は、だいぶ雰囲気も好転して忙しさも戻ってきました。オミクロン株の影響が気にはなりますが、来年こそ、多くのみなさんと再会し、乾杯出来ればと思っています。
玉村本店は、ちょっと若返り、女子率が上がりました。今年は31年働いてくれたT橋さん(D介の父)が卒業。一方で、11月から、新人が一人加入。いままでのぼくらにないバックグラウンドをもつ彼女の効果は、すでに出始めています。コロナの影響で、去年から、歓送迎会もできていないのですが、去年新人だったメンバーたちもすっかり強力な戦力。まぶしいです!?
めでたいニュースも。2月には、社員久しぶりの赤ちゃん誕生。9月には、最強の男もおじいちゃんになりました。一方で、今年は怪我人続出。この二人を含めて、骨折3名、その他ブログでは書いてなかったのですが、一人がスズメバチにさされ点滴を受けたり。こんなことははじめてです。まあ、みんな無事に元気になったのがなにより。みんなで、気を引き締めないととあらためて思った年です。
コロナの影響で、今年は例年ほどビールを作れませんでしたが、その割には、時間もあって、結構新作もつくれました。SNOW MONKEY IPA 2021 LP ver.、SNOW MONKEY DIPA、ECKHARDT "FROM THE WOOD" 、志賀高原限定の TAKE ME SKIING IPA、E2SB01、E2SB02、Imperial Coffee ESB / EL PARAISO、Talus IPA、SHIGA KOGEN HELLES!?、Summer Saison、Fresh Hop IPA、Fresh Hop Pils、Spelt Saison、IKL、W-IBSで全部かな。間違って届いた酵母が、いくつかの新作につながりました。久しぶりのラガーもつくっていて楽しかったし、なかなかいいのが出来たと思ってます。自家栽培のホップやスペルトをつかったものも、進化できた気がします。毎年そうなのですが、最初からプランがあるわけではなく、その時の雰囲気や、気分や、受けた刺激とかが新しいアイディアのきっかけになります。来年も、面白いのがつくれるといいなあ。
時間があったので、山伏シリーズにもしっかり取り組むことができました。新作は、blueberry noir、UPRIGHT MONKEY、blonde grand cru、木樽熟成で再デビューの grand rouge あたり。来年も、早々に自信作からご案内できる予定です。今年は、志賀高原ビール・山伏ともにコラボレーションは出来なかったのですが、去年仕込んだ白鳥さんとのやつは、順調に育ってます。こちらも、来年にはいけると思います。気がつけば、山伏のシリーズに取り組んで10年以上。木樽熟成のシリーズを本格リリースしてから3年。特にバレルエイジのサワーエールは、日本では取り組んでいるところも少ないし、市場での認知もまだまだです。とはいえ、徐々にですが、手応えも感じてます。引き続き、もっと山伏を知っていただえるよう、しつこくがんばっていこうと思っています。
(続きます。)
12/29/2021(Wed)
年の瀬

年の瀬。
なのですが、どういうわけかビールがなくなっちゃってます。
で、今年最後の瓶詰めだったのですが、これって限定だよね。
定番もなくなったりしてるのに...
ほんの1ヶ月前に余裕があったのに、完全に需要を見誤りました。
というわけで、仕込む方もひさしぶりにフル回転してみたりしてます。
で、で、でも、もしや。
Ο
新型のおかげで
「キュッ」
としぼられるのも怖いなぁ。
なんて思いながらも、バタバタの年末の日。
12/28/2021(Tue)
仕込納め

雪が降った冬至直後の、寒くて暗い朝からの仕込み。
今年の仕込納めでした。
なかなか楽じゃない一年で、あんまりたくさんは仕込めなかったけど、いろいろ面白いのが出来た気もします。
みなさんありがとうござました。
来年も、いいビールをつくれるように頑張ろうと思います。
12/26/2021(Sun)
"My Best" という自信はないけど、今年のやつ。

まあまあ音楽聴く方かなと。
今年も、レコードには救われました。
去年以上にこもってたしね。
トップ10とか選んでみようかと思ったんだけど、そのための候補が79曲。
暇に任せて並べ替えてみたら、個人的にはなかなかでした、
まあ、長すぎるけど、ご興味があればこんなです。
まあ、ここのところ、音楽の先生 のおすすめから選ぶので精一杯だし、それで十分だといくことになっちゃいました。
10枚に絞ろうと思ったんだけど、全部先生のおすすめになる恐怖があったり、写真的に撮りづらい。
というわけで、この16枚。
SNOW MONKEY BEER LIVE のアルバムは特別。
だから、それ以外が個人的に今年のトップ15。
一応、全部選んでから、先生のベスト と答え合わせ。
まあ、そもそもほとんど先生のお勧めを聴いているのであたりまえですが、7枚が被ってました。
自力でいい音楽を見つけられるようにもなりたい気もするけど、そんな自身はないなあ。
当分、お釈迦様の手のひらから抜け出せなさそうだと悟った、いや悟ってないから手のひらの上なんだと思い知った、歳の末の日。
12/25/2021(Sat)
「特別でもない日のビール」が次の目標です。

クリスマス。
この時期、山伏を飲んでくれてる人が多いみたいで、うれしいです。
10年以上やってきましたが、ちょっとずつ受け入れてもらえている気がします。
出来れば次は、「特別な日のビール」から、もうちょっとだけ「特別でもない日のビール」として飲んでいただけるようになってほしいなと思ってます。
12/24/2021(Fri)
新しい杉玉になりました。

新しい杉玉になりました。
うちの場合、山に杉の葉を取りに行くところから手作り。
一番忙しい中、何日もかかるので、酒の方が一日早くできましたが、杉玉も出荷初日に間に合ったという訳。
今シーズンも、いい酒、つくってくれるはず。
あっ、なんか雰囲気違うけど、メリークリスマス!
12/23/2021(Thu)
新酒 & 雪猿720ml 出来ました!

上撰本醸造 新酒しぼりたて「生」 & 新作 純米 うすにごり 雪猿 720ml、出来ました!

まずは、この時期、お待ちいただいている方も多い、
上撰本醸造 新酒しぼりたて「生」
今年の最初の新酒です。
楽しみにしてくださっているみなさんの期待を裏切らない、杜氏納得の出来。
きれいな香りと、適度な酸を感じる、しっかりとした飲み口。
18度という、しぼりたての原酒ならではの度数なのですが、食中酒として、どんどん飲めちゃう感じの、あぶないやつです。
すでにご注文いただいているみなさんには、随時発送いたしますので、もうしばらくお待ちください。

そして、
純米 うすにごり 雪猿 720ml、つくりました!
こちらは、いままでずっと、300ml サイズのみで販売してきた人気商品。
おなじみ mako さんが、最初につくってくれたこのラベルが、SNOW MONKEY BEER LIVE につながるとは、当初は思ってもいませんでした。
大変遅ればせながら、多くのご要望にお応えして四合瓶もつくりました。
65%精米のひとごこちで醸した辛口純米酒のうすにごり版。
もろみ由来のなめらかな味わいを感じながらも飲み口はスッキリ。
こちらも、食事と楽しんでいただけると思います。
日本酒がうまい年末年始、どうぞよろしくです!
12/22/2021(Wed)
大事な記念日を忘れがち

訳あって、久しぶりに saison one の写真を撮りました。
山伏シリーズの原点であり、定番中の定番。
おかげさまで、ゆっくりながらも着実に育ってます。
「そういえば、デビューっていつだっけ?」
と思い、ブログを振り返ってみたら(←こういう時に役立ちます)、2010年の2月でした。
いま、この瞬間に、「山伏10周年」を完全に忘れていたことに気がつきました...
結婚記念日を忘れた並の大不覚。
ああ〜
覆水盆に返らず。
粛々とがんばるしかないのですが、もうひとつ思い出しました。
この、saison one の特別版 #1705が、実にとにかく、クリスマスにばっちりなやつだったということを。
10周年のほうは、もはや手遅れですが、こちらはまだ間に合うかも。
かわいそうだと思ったら、よろしくです!?
12/21/2021(Tue)
TEPPA ROOM 志賀高原、本日OPENです!

TEPPA ROOM 志賀高原、本日今シーズンの営業を開始しました!
場所は、毎年同じ シャレー志賀 の一階なのですが、そのシャレー志賀が、先日書いた通り大幅リニューアルして、すごく素敵に生まれ変わってます。
是非、足を運んで欲しい!

直営のバーレストランですから、もちろん 縁喜・志賀高原ビール・山伏をバッチリ揃えてお待ちしています。
ぼくらのポリーシーは、
「自分たちが飲みたい最高の食中酒」
なのですが、スタッフみんなでビールがうまい食事をいろいろ取り揃えてくれてるので、志賀高原のパウダースノーでスキーやスノボを堪能しながら最高の時間を過ごしていただけきたいなあ。

この三名が主力。
最初は馴れないところもあるかもしれませんが、すでにかなり期待が持てるメンバー。
一緒に、最高の店に育てていただけるとうれしいです!
12/19/2021(Sun)
「これぞ、クラフトビール。」

日曜日の昼は、届いたばかりの楽しみなやつ。
富士桜高原麦酒さんとスワンレイクさんのコラボ、白鳥富士を早速飲むのです。
今回は、富士桜さんの方で仕込んだ、こしひかりをつかったヘレス。
恐れ多くも、うちのヘレスと飲みくらべしてみました。
いやあ、やっぱりすごいですね。
「恐れ多くも」って書いたばっかりだけど、恐れ入りました。
日本のジャーマンビールの雄と、大人気こしひかりラガーをつくりつづける白鳥さん。
うまいのは当たり前だと思ってたけど、コラボで、1+1=2以上に確実になってるから驚きます。
ヘレスって、とにかくバランスが一番大切なスタイル。
繊細なバランスを表現しなきゃいけないので、ある意味一番難しい。
それがね、やっぱり最高でした。
モルトと米の甘みが、ホップの香りとバランスして、永遠に飲めるやつです。
日本ならではの、世界に誇る新しいヘレスだと思います。
えっ、うちのと比べてどうだったかって?
まあ、米をつかった時点で、ビール純粋令を破っているので、がらにもなく基本に忠実に真面目につくったぼくらの勝ちです。
一応、そう言わせてください。
だって、こんな尊敬する強豪チームに、そんな屁理屈でしか勝てないじゃないですか。
それにしても、
「これぞ、クラフトビール。」
っていうのは、こういうのをいうんだと、ぼくは思います。
12/18/2021(Sat)
信号がみえるしあわせ

雪の朝。
まあ、確かにそこそこ降ったけど、「こんなこともあるよね」とルーティンを守って外出。
うちより雪の少ないエリアに来てから、焦りました。
そういえば、「不用不急の外出は避けてください」って、テレビでいってたかな。
そういえば、「不要普及」って、新語・流行語対象に選ばれてたっけ?
まあ、とにかく、信号が見えないのです。
停電ではないと思います。
どれも、LEDタイプの新そうなやつ。
はじめての冬なのかな?
恐る恐る走っていたのですが、この2-3個先の信号で、あやうく事故でした。
正面のがよく見えなかったんで、横のを確認した(つもり)で、スピードも落として交差点へ。
左から出てきた車と、あわやのタイミングでした。
たぶん、結果的に、ぼくが信号無視だった可能性が高いかも。
でも、あっちもクラクション鳴らさなかったな。
そんな感じで、お互い半信半疑な感じ。
まあ、とにかく助かりました。
目的地からの帰り、おまわりさんや、高所作業車が雪を落としてました。
信号がみえるしあわせを、生まれて初めて感じました。
結局、これら新しい信号機、電気代は少なくなったかもしれないけど、人件費はかかるようです。
もちろん、LEDが悪いわけじゃなく、雪国対応としては不十分だったんじゃないかな。
みんなの安全のコストを考えると、現場に合わせたカスタマイズが必要だと思います。
「当たり前のことに助けられているんだなあ」と実感した、まだ雪が降る寒い日。
12/16/2021(Thu)
「伝説」との思い出

もう10回目ですか。
箕面ビール先代、大下正司社長をしのぶマサジビール。
今や、ご本人を知らないビール ファンの方も多いんじゃなかな。
まあ、とにかく最高にパワフルで楽しい、魅力的な人でした。
最後ではなかったと思うけど、記憶に残っているのは、某イベントの時のこと。
ぼくと大下社長(と、あとはたしか大山の田村社長)が、入場整理兼呼び込み的な仕事を、寒空の下、長時間しなくてななりませんでした。
なかなかなかなかだったな。
休憩時間にコーヒーを飲みながら、それまでにないくらい長話をした記憶があります。
正直、今思い出して、ちょっとムカムカするような状況だったのですが、社長は全く愚痴なんか言ってなかった。
忘れっぽいいぼくなのに、話の内容は、いまだに記憶に残っているのですが、内緒にしときます。
しかし、いい時間でした、
社長は、とにかくライブがすごいミュージシャンみたいでした。
まあ、とにかく、一度会ったら「やられちゃう」感じ。
ライブで会えなかったみなさん、残念でした。
神様みたいになってるでしょ?
直越会えたぼくらは、ずっと自慢しようと思ってます。
しかし、10回目なんだと気付いて、あのころの社長にだいぶ現世での年が近づいてることに焦ってます...
12/15/2021(Wed)
木樽熟成 山伏 "grand rouge" 、blueberry noir 新バッチ、ボトル同時発売です!

木樽熟成 山伏 / Barrel Aged Yama-Bushi "grand rouge" 、限定版 山伏 / blueberry noir 新バッチ、ボトル同時発売です!
まずは、業務用から発売開始。
弊社 Web 販売の開始は、いつも通り、本日19時とさせていただきます。
(発売開始前までは、HP上では「売り切れ」表示となりますが、ご了承ください。)

こちらが、
木樽熟成 山伏 / Barrel Aged Yama-Bushi "grand rouge"
志賀高原の麓の自社畑で完全無農薬で育て、夏の間、社員みんなで一粒一粒手摘みした自家栽培のブルーベリーとラズベリーをつかった人気商品、grand rouge が、木樽熟成版として再デビューです。
専用に醸造した小麦ベースのセゾンを6-7ヶ月ワイン樽で熟成したのち、ブルーベリー・ラズベリーを加えてさらに約8ヶ月間再度発酵・熟成を行い、一本一本手詰めして、ボトルコンディション(瓶内二次じゃなくて三次発酵)で仕上げました。
瓶詰め後、さらに7ヶ月の瓶熟成を経ての発売です。
原料づくりも含めて、かけた手間の分、思い入れもひときわ強い一本。
5.5%、IBU7。
色は以前の樽熟成版じゃなかった頃よりも深い、クリアなピンク。
フルーツビールっていうと、甘いものを想像する方もいるかと思いますが、しっかりとした酸とドライな仕上がりが特徴で、ワイン的な飲み口です。
ラズベリーを主体とした華やかな果実の香りと爽やかな酸味に、木樽熟成によって、酵母やそのほかの微生物由来の酸味と香りが加わって、複雑さが増しながらもクリアな飲み口です。
ロゼや、軽やかな赤ワイン的な雰囲気で、食前酒としてはもちろん、幅広いお食事と一緒にお楽しみいただきたいと思っています。
量的には、かなりたっぷりありますので、blonde や red とならんで、木樽熟成 山伏の定番的にお飲みいただけたらうれしいです。

そして、
限定版 山伏 / blueberry noir の新バッチも再登場 !
山伏 弐 / saison noir をベースに、こちらも、自家栽培のブルーベリーをたっぷりつかって再発酵。
さらに、瓶内(三次)発酵をして仕上げました。
7.5%、IBU40。
はっきりとしたブルーベリーの香り。
口に含むと、みずみずしいブルーベリーの果実味と、バレルエイジとは違う、果実由来のシンプルながらもキレイな酸味が特徴です。
甘やかな「黒い」味わいはするのですが、ロースト感は強くありません。
度数から想像する甘さはなく、飲み口はあくまでもドライ。
しっかり目の赤ワイン的をも思わせるのですが、やはりブドウではなくブルーベリーの酒なのです。
ブルーベリーの酒やビールって、いろいろあるけど、正直いままで、それほどブルーベリーの良さをはっきり感じた物は個人的に印象にないのですが、これは違うと思います。
なんて、いったら言い過ぎか。
例えば豚とか鴨とか、ベリーのソースを合わせるような料理はもちろん、クリーム系や、チーズなどなど、食中酒としても、かなりいけるんじゃないかと思います。
前回も大人気だったこのビール。
1514本限定です。
いずれも、クリスマスや年末年始を迎えるこれからの季節にぴったりかと思います。
どうぞよろしくお願いします!
12/14/2021(Tue)
再デビュー間近

人気商品、今週、再デビューです。
ぼくら的には、もともと、栽培・収穫からはじまって、もっとも手が掛かる娘だったのですが、いっそう手塩にかけての再登場。
もちろん、かわったのはラベルだけじゃありません。
気に入ってもらえるといいなあ。
12/13/2021(Mon)
SNOW MONKEY BEER LIVE 開催について

SNOW MONKEY BEER LIVE ですが、来年も開催をしないことといたしました。
とにかく「ビールと音楽をただただ楽しむ」ためだけのイベントなのですが、どうもまだ「ただたた楽しむ」というイメージがわかないのです。
いわゆる「コロナ禍」で、世の中は大きくかわりました。
そんなかわった世界の先に、もしかしたらいままでとは違うかたちになるのかもしれませんが、最高に楽しい「なにか」を実現できたらと思ってます。
12/12/2021(Sun)
最高にうれしいやつ

(無断で掲載してすみません。支障あれば削除します。)
先日届いた、はじめての方からの封筒。
中をあけてみたら!
最高にうれしいです。
手書きなのが、さらに素晴らしい。
こんなの書ける/描ける人になりたいものです。
本当にありがとうございます。
もっとがんばろうと思います。
12/10/2021(Fri)
厳しいのも「自然」

毎年この時期、本当に一握りのみなさんにりんごを送っています。
「長野だしね」
と思われるだろうけど、うちの町の。あの人が育ててくれるのが特別にうまいと思うので。
でも、今年は、りんごをつくるには、だいぶ厳しい年だったみたいです。
おいしくなければ、いや、そもそも手に入らなければ、他のものにしなきゃいけないと覚悟しながら、恐る恐る聞いてみると、なんと、うちのために特別なやつを確保してくれてました。
とはいえ、「味はいいけど、例年よりは小振り」だとのこと。
もちろん、即、
「お願いします!」
美味しいものは、当たり前のように手に入るんじゃないということを改めて思い知らされると同時に、本当にうれしかった。
「今年は、ちょっと小さいです。」
とか、書かずに送るし、受け取るみなさんはほぼ全員このブログなんて読まないと思う。
でも、わかってくれるみなさんじゃないかな。
写真のは、おまけでいただいた規格外のりんごたちなのですが、これを食べて安心しました。
「自然」って厳しいし、工業製品みたいに毎回おんなじじゃないんだけど、その年ごとの恵を毎年味わえるって、贅沢なことだと思います。
12/09/2021(Thu)
すでに最高な感じ

久しぶりの工場見学のご一行様。
実は、THE FARMHOUSE と Teppa Room のみんな。
今シーズンのスタッフが勢揃いしたので、畑や酒蔵も含めて、玉村本店研修の日でした。

もう、この写真だけで、
「大丈夫!」
って感じです。
それも、ずっと支えてくれる皆さんと、頼りになる店長夫妻のおかげ。
感染対策も含めて、万全の大勢でお待ちしてます。
今シーズンも、よろしくです!
12/08/2021(Wed)
THE FAR EAST & W-IBS -MASAJI THE GREAT- 2021、ボトル発売!

[12月8日 15時20分 追記] おかげさまで W-IBS ボトルの業務店様分は完売となりました。 どうもありがとうございます。THE FAR EAST は引き続き販売中です。弊社Web での一般販売は、本日19時からとなります。どうぞよろしくお願いします。
THE FAR EAST & W-IBS -MASAJI THE GREAT- 2021、ボトル発売です!
足し算する意味はないですが、2つあわせて24.5%です。
ははは。
いずれも、まずは、業務用から発売開始です。
弊社 Web 販売の開始は、いつも通り、本日19時とさせていただきます。
(発売開始前までは、HP上では「売り切れ」表示となりますが、ご了承ください。)

THE FAR EAST / Barrel Aged Imperial House IPA!
一年振り、今回で8度目のリリースです。
ある意味、志賀高原ビールを代表する超人気商品。
"アフリカからインドも越えて、極東までいっちゃう、ってくらい強力な IPA"を、さらに、イチローズモルトさんの樽で長期にわたって熟成した特別なビールです。
今回は、樽での熟成期間で、68ヶ月、53ヶ月、46ヶ月、40ヶ月、32ヶ月、22ヶ月、20ヶ月、11ヶ月の8種、11樽のブレンド。
本数も勘案して加重平均すると31ヶ月(=2.6年)です。
実測した結果、今回はなんと16.0%!
志賀高原ビール過去最高更新です。
イチローズモルトさん由来のウイスキー感はしっかりあるのですが、ビール自体の主張がそれに負けていないのが、THE FAR EAST。
イチジクや杏のドライフルーツみたいな甘さに、柑橘のニュアンス飲み口は意外にきれいでドライ。
フィニッシュに、しっかりとしたウィスキー感を感じます。
今回も熟成期間は長いけど、あえていままで以上に若い(といっても11ヶ月熟成ですが)樽をブレンドしたことにより、ホップの華やかさがプラスされ、より魅力的に仕上がったと思っています。
価格はがんばって、従来どおり据え置きます。
樽生の一般販売はございません。

そして、昨日ご案内した、
W-IBS -MASAJI THE GREAT- 2021も!
12/15(火) が、箕面ビールの先代大下社長の命日。
早めにご注文いただければ、それまでにお届けできると思います。
最大限ご指定にお応え出来るように努めますが、配送場所・タイミングによっては間に合わない場合もありますので、ご理解ください。
1バッチ分です。
うち以外にも、今年も、箕面ビールさんはじめ、有志各社から、先代社長追悼の「マサジビール」が発売されます。
各社の思いがこもったビールと一緒に、お楽しみいただければと思います。
志賀高原ビールとしては、今年最後の限定ビールはかなり強烈な2本になりましたが、年末年始、特別な1本を飲むには、なかなかいいタイミングなのではないかと思います。
どうぞよろしくお願いします!
12/07/2021(Tue)
W-IBS -MASAJI THE GREAT、 樽生から発売開始です!

この季節の特別なビール、
W-IBS -MASAJI THE GREAT-、 樽生から発売開始です!
箕面ビールの先代大下社長を追悼して毎年仕込む大事なビールも、今回で10回目。
いままでは、ずっと W-IBA をつくってきました。
"箕面ビールといえば、スタウト、インペリアルスタウトの黒い二種、そしてW-IPAの印象が強烈。なら、両方いっぺんにつくっちゃえ、ってことでつくった黒いW-IPA。「格好よくて強面で、一見ちょっと近寄りがたい。でも、話してみると、その人柄にいっぺんに魅了されちゃう。」そんな先代大下社長のイメージそのままの男前なビール。"
ということだったのですが、今回は、コンセプトは踏襲しながらも、ついつい遊びたくなって、セゾンイーストでつくったので、W-IBA ではなく W-IBS 。
というわけで、スタイルを書くとすると、ベルジャン・インペリアル・インディア・ブラック・エール って、ことかと思います。
まあ、そんなのがあるとしたらですが。
8.5%、IBU51。
つくってから、
「あれっ、これって、もしかしたら久しぶりの 一石二鳥 だったかも?」
と、やや不安になったのですが、あちらがあくまでもインペリアルスタウトベースだったのに対して、こちらは W-IBA がベース。
よりドライで、ホッピーです。
どちらかというと、IISS の黒版って感じの方が近いかなと。
IBUは控えめですが、最近の IPA 的に、アロマホップと、2回した ドライホップたっぷりです。
写真は真っ黒に写ってますが、やや赤みをおびた黒。
ロースト感は控えめで、ホップの主張の方が強いのはいつも通りです。
もちろん「黒い味」はするのですが、セゾン酵母由来のフルーティーさ、スパイシーさ、そこにホップのアロマが加わって、ワインをも思わせる飲み口。
度数なりのボリューム感や甘みはもちろんあるのですが、ホップの苦味とのバランスもあって、度数を感じないドライな印象です。
食後というよりは、食中酒として、お楽しみいただけると思います。
1バッチ分。
気づけば、樽生としては今年最後の限定です。
元気で男前な、あの社長が、ちょっとだけお洒落した感じかな。
ボトルの発売は、もう少しだけお待ちください。
12/15(水) が、先代大下社長の命日。
業務店のみなさまにはそれまでにお届けできると思いますが、開栓は15日以降でお願いします。
いずれも、最大限ご指定にお応え出来るように努めますが、配送場所・タイミングによっては間に合わない場合もありますので、ご理解ください。
今年も、有志各社から、いろんなマサジビールがでるようです。
飲みくらべも楽しみ。
今年も、あの素敵な社長を思い出して、一緒に乾杯しましょう!