2022年 11月
30日(水)
29日(火)
28日(月)
27日(日)
26日(土)
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22日(火)
21日(月)
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06日(日)
05日(土)
04日(金)
03日(木)
02日(水)
01日(火)
11/30/2022(Wed)
PIZZA PORT BREWING x 志賀高原 / ONE IN A THOUSAND、ボトルも発売です!

PIZZA PORT BREWING x 志賀高原 / ONE IN A THOUSAND、ボトルも発売です!
まずは、業務用から発売開始です。
弊社 Web 販売の開始は、いつも通り、本日19時とさせていただきます。
(発売開始前までは、HP上では「売り切れ」表示となりますが、ご了承ください。)
たっぷり2バッチ分です。
昨日発売の樽生も、大好評販売中。
PIZZA PORT、人気あるなあ。
どうぞよろしくお願いします。
11/29/2022(Tue)
PIZZA PORT BREWING x 志賀高原 / ONE IN A THOUSAND、樽生から発売です!

PIZZA PORT BREWING x 志賀高原 / ONE IN A THOUSAND、樽生から発売です!
アメリカ・サンディエゴの大人気ブルーパブ PIZZA PORT とのコラボ第二弾は、ぼくらにとって、記念すべき新工場の1000回目と1001回目の仕込み。
今回は、お互いの原点でもあるウエストコーストIPAに、"今" の気分で再挑戦してみました。
6.0%。
IBUは、ぼくらのいつもの計算だと15になるのですが、つかったホップの量は、志賀高原ビール史上最大です。
オーツと米をちょっとつかった明るいブロンド。
ヘイジーではありません。
アメリカとNZの4品種を大量につかいました。
そのホップのつかい方も、いつものぼくらとはちょっと違う感じ。
ピンクグレープフルーツのような柑橘感に、パイナップルやピーチのようなトロピカルなニュアンスが加わった圧倒的なホップ感。
ドライなのですが、スッと消えるような味わいで、ゴクゴク飲めるやつ。
たぶん、「志賀高原にしては苦くない」って、いわれるんだろうなあ。
こういうのが好きな人が多いのは知っているのですが、あえてぼくらがやってこなかった感じ。
つまり、かなり今時な味わいです。
最初、West Coast IPA にしようと思った時には、わりとオールドスクールなやつをイメージしていたんですが、結果的にこうなった経緯は、昨日の記事をご参照ください。
やっぱり、これはこれでいいですね。
たっぷり2バッチ分。
かなりのホップをつかったので、価格は、1t IPA なんかと同じです。
ボトルの発売は、もう少しだけお待ちください。
どうぞよろしくお願いします。
11/28/2022(Mon)
千に一つ

というわけで、これが PIZZA PORT との二度目のコラボ。
何度も書きましたが、7年前にできた新工場での最初の仕込みが、PIZZA PORT とのコラボ So Sexy Brown。
そして、マイクから「日本に行くんだけど、コラボできない?」との連絡によって出来たのが、新工場での 1000回目 & 1001 回目の仕込みとなったこいつ。
なんたる縁!
縁を喜ぶぼくらとしては、最高にうれしいのです。
スタイルは、West Coast IPA。
昨日も書いた通り、コラボの時はできるだけ相手のいいところを出してほしいと思ってます。
だから、ウェストコースト IPA という、お互いにとって「ど真ん中」のスタイルをつくるにあたって、マイクの提案を待ちました。
すぐに届いたレシピをみて、思わず、
「マイク、これ Hazy IPA じゃないよね?」
って、聞いちゃったのは本当のはなし。
仕込み中いろいろ話しながら、アメリカのクラフトビールシーンの変化を実感しました。
しばらく行ってないのですが、サンディエゴは、人口138万人に対して、150以上ものブルワリーがあるという、相変わらずのビールの街。
そんなサンディエゴでも、昔のビッグネームが買収されたり、つぶれたりして、人気のブルワリーも、流行りのビールのスタイルも大きくかわったようです。
数が増えることによる競争や、コロナの影響、人々の嗜好の変化といったいろんなことが影響したみたい。
今回、マイクが何度も口にした単語が "relevant"。
「関連する」っていう意味なのですが、最初のうちはなんだか、ピンとこなかった。
でも、話をしているうちに、"stay relevant" っていうのが、「"今”でありつづける」みたいな意味だということがわかりました。「時代の空気」と関連してる的な。
彼がヘッドブルワーを務め続けている、PIZZA PORT の カールスバッドは、歴史でも規模でも人気でも、全米最大級の人気ブルーパブなのですが、そんな彼らも、"relevant" でいることが、今でも人気を保つ秘訣みたいなのです。
というわけで、今回のやつは、Hazy じゃないけど、今の West Coast 的に "relevant" なやつ。
いろいろ勉強にもなりました。
ONE IN A THOUSAND
ぼくらにとって、千に一つの、大事な IPA。
みなさんにとっても、そうだったらいいなあ。
11/27/2022(Sun)
PIZZA PORT x 志賀高原 二度目のコラボは、今どきな「ど真ん中」。

今回の PIZZA PORT との2回目のコラボが決まって、なにをつくるかは、すぐに決まりました、
新工場の1000仕込目だし、やっぱりお互いのど真ん中のやつをやろうと。

仕込み前日は、マイクのもってきてくれたビールと、自分たちのを飲みながら、レシピの細部を詰めます。
ぼくらは、コラボの際には、できるだけ自分たちだけじゃやらないことを取り入れたいので、まずはマイクの提案をベースにすることにしました。
結果、お互いの「ど真ん中」のスタイルとはいえ、たぶん7年前につくったであろうやつとは全然違う感じ。
いやあ、コラボって楽しいね。
11/26/2022(Sat)
ヒント

気になってた本が届きました。
かれこれ2年半くらい、夕食をほぼ(たぶん95%以上)毎日つくってます。
嫌いじゃないからいいんだけど、でも仕事をしながら、
「今日なににしよ」
って考えて、買い物をして、片付けをして。
そうしてつくっても、食べる人のリアクションなんかに期待できないんだなあと気づくまで、そこまで時間はかからなかったり。
世の中の奥さん、お母さんたちを尊敬する日々。

で、この本。
これがいいんです。
いまや、レシピはネットでいくらでもみつかる時代。
紙の本の価値なんて、って思うかもしれませんが、いやいや。
「レシピ」っていってわざわざいうからには、簡単とはいえ、簡単すぎたらいけない感じしますよね。
だから、そういうのにはあんまり出会えない。
でも、この本は、シンプルな素材と簡単な調味料の組み合わせを、さらっとたくさん紹介してくれてます。
ほぼ写真はありません。
でも、毎日何かをつくる身としては、これがいい。
季節によって、いろんな野菜を貰っちゃったり、冷蔵庫に残っていて気になっているものがあったり。
そんなものを、どうやって美味しく食べるかのヒントが満載な感じ。
さっそく二日で二品。
どちらも、本のレシピとは素材がちょっと違ったりするのですが、美味しくできました。
ビールもそうだけど、ある程度の基本があれば、あとは発想のもととなるヒントが大事。
いいのと出会いました。
帯にある通り、これから毎日、新たな気持ちで楽しく料理できそうです。
11/25/2022(Fri)
自然の青

裏庭にて。
こんな色のやつ、はじめてみたので思わずパチリ。
ん、今時、写真撮ってそんな音しないだろうから、なんか懐かしいじじい言葉を発したのか。
まあ、それはともかく、これなんでしょう?
ブドウやベリーにしては納得がいかないようなターコイズブルー。
宇宙からみた地球的な。
まあ、志賀高原ビールっぽい気もしました。
ぼくも、一緒にいた若手社員も、食べてみる勇気がありませんでした。
この違和感。
そういえば、自然な青い食べ物って、ないのかも。
だから、人は青にひかれるのか。
ケミカルじゃない青いビールをつくりましょうか。
11/23/2022(Wed)
木樽熟成 山伏 B³ Miyama"shoubu" & 木樽熟成 山伏 / red #7DB "grand cru" 発売です!

というわけで、今週のリリース2本。
木樽熟成 山伏 B³ Miyama"shoubu" & 木樽熟成 山伏 / red #7DB "grand cru" 発売です!
まずは、業務用から発売開始。
弊社 Web 販売の開始は、いつも通り、本日19時とさせていただきます。
(発売開始前までは、HP上では「売り切れ」表示となりますが、ご了承ください。)

こちらは、
木樽熟成 山伏 / red #7DB "grand cru"
red のシリーズとしては7番目、そして "grand cru" としては2番目です、
今回は、36ヶ月以上の木樽熟成ののち、フランス・ボルドーから届いた赤ワイン樽でさらに11ヶ月熟成。
今回は、前回は5大シャトーのうちのひとつの樽でしたが、こんかいのもすごいやつ。
格付けは2級ですが、スーパーセカンドとも称されるサン・ジュリアンの一流ワイナリーから樽空け後、すぐに冷蔵便でとどいた樽です。
あわせてちょうど4年もの樽での熟成を経て、昨年10月にボトリング。
さらに13ヶ月の瓶内二次三次発酵・熟成を経てのリリースです。
と、ここまで書きながら、「醸造からちょうど7年もたっていたんだ!」ことに気づきました。
ははは。
くわしいバッチ情報は こちら。
7.5%
ベースは、いつもの red。
酵母・微生物により醸し出された複雑な味わいは、甘やかな印象がありながらも、あくまでもドライ。
ベルギーのフランダース・レッドなどとくらべると穏やかながらも、しっかりした酸味が特徴です。
そのなかで、ぼくらが特に気に入ったものを "grand cru" とすることにしています。
今回の "grand cru" は、やはり樽由来のワイン的な要素が強く感じられます
ラズベリーやいちごのような印象に、ざくろやチェリー のようなニュアンスも。
軽やかながらも、重厚さがあって、よくワインのテイスティングコメントに登場する「なめした皮のような」的な、滑らかな味わい。
赤ワイン的なシーンにはバッチリかと思うのですが、例えば、テリーヌとか生ハムなんかと一緒に飲みたい感じ。
1050本限定です。
前回の grand cru は既に完売していますが、同じ #grand cru" でも、毎回ぼくらが適正だと思価格を設定していこうと思っています。

同時発売の、木樽熟成 山伏 B³ Miyama"shoubu" については、昨日書いた通り。
バッチ情報は こちら 。
もちろん、ビールではあるのですが、それぞれ白ワイン・赤ワイン的なシーンで、これからのシーズン、是非お楽しみいただきたいです。
木樽熟成 山伏について は、こちらもご参照ください。
どちらも、思い入れの強いやつ。
どうぞよろしくお願いします。
ご感想も、お待ちしてます!
11/22/2022(Tue)
木樽熟成 山伏 B³ Miyama"shoubu"、かなり日本オリジナルだと思います!

というわけで、今週の2つのうちの片方は、
木樽熟成 山伏 B³ Miyama "shoubu"
です、
ベースは、木樽熟成 山伏 B³ Miyama / Baby Blonde Brett Miyama。
思い入れの強いこいつは、うれしいことに、すでにリピートが多い人気商品。
改めて書くと:
"自家栽培の酒米 “美山錦”をつかって仕込んだブロンドエールをステンレスタンクでブレッタノマイセスとともに7ヶ月発酵・熟成をした後、500L のオークの大樽で500L のオークの大樽でさらに8ヶ月熟成したビールが中心。
今回は、オークの香りをバランスするために、同じくブレッタノマイセスを加えてステンレスタンクで9ヶ月発酵・熟成をしたビールも2割弱ブレンドして、瓶詰め。"
今回の B³ Miyama "shoubu"は、
ブレンドしたところまでが一緒で、そこからさらに、"SHOUBU" no Miyama Blonde でお馴染みの収穫直後の野生の菖蒲を3ヶ月漬け込んだのちに瓶詰め。
さらに瓶内
6.5%
色は、通常バージョン同様のきれいなブロンド。
"SHOUBU" no Miyama Blonde をご存知の方が想像するよりも、菖蒲由来のスパイシーさは控えめにしています。
でも、立ち香には三○サイダーを思わせる甘やかな印象は健在。
そこに、ちょっと酸味を連想させる複雑な香りが。
そう、B³ Miyamaの通常版は、木樽熟成の山伏シリーズとしては、はじめてサワーエールでなかったのですが、こいつには、ほんの少しの酸味を感じます。
樽由来のほのかな香りを感じる、ドライなフィニッシュは共通なのですが、こちらは、ライムとかのような青い柑橘のような印象に、杉や松のような針葉樹の清々しいニュアンス。

通常版の方は、ほんのり米由来の甘やかな印象と、樽由来の香りをほのかに感じて、他の木樽熟成 山伏とくらべると、ワインというよりも、確実にビールよりなのですが、この "shoubu" 版の方は、ちょっと
blonde の妹分みたいな感じもあって、よりワイン的な印象です。
食前から、イタリアンやフレンチの前菜的なものはもちろん、天ぷらや焼き魚などといった和食のメインまで、かなり幅広いシーンで飲んでもらえると思う点では、通常版に共通してます。
寿司とかポン酢で食べる鍋なら通常版、ちょっと柑橘を絞りたくなるような鮎の塩焼きとか、グリルした肉なら "shoubu" みたいに、微妙に飲み分けられそうな気もしたり。
スパイスをつかうと、ちょっとキワモノ感がでちゃいますが、飲んでもらえば、全然そんなことがないってことはわかってもらえるはず。
もうひとつのやつと一緒に、明日発売しますので、乞うご期待です!
11/21/2022(Mon)
山伏 vs 志賀高原ビールの争い

先週発売の India Miyama Lager / Cold IPA が、絶賛発売中なのですが、ここから年末までは志賀高原ビールと山伏が、順番を激しく争うことに。
リリースラッシュが続きます。
「そんなに毎週なら、いつ買えばいいんだよ〜」
なんて、怒られそうですが、いろいろ出ますので、気が向いたタイミングで是非!
ということで、今週はこの2本。
白ワインと赤ワインみたいな感じで、これからの時期、お楽しみいただきたいやつ。
詳細は、またご説明しますので、よろしくです。
11/20/2022(Sun)
Teppa Room 冬季スタッフ、絶賛募集中です!!!

前回の告知が、なんだか気の散る内容だった ので、もう一回いきます。
求人です!
熱々カップルにはさまれてる彼女、この度、玉村本店の正社員になることが決まりました!
この一年、Teppa Room と THE FARMHOUSE で活躍してくれてますから、ご存知の方も多いですよね。
とても、うれしいです。
なんて、書いてるとまた気が散りますね。
今シーズンも、もちろん、Teppa Room 志賀高原は皆さんをおまちしてます。

というわけで、
冬季スタッフ、大募集です!
インバウンドの再開で、すでに志賀高原にも海外からの予約が殺到中。
- スキーやスノボといったウィンタースポーツが好きな方
- 英語をつかえる環境で働いてみたい方
- 一冬で、しっかりお金を貯めたい方
そして、なにより
- 志賀高原ビールが大好きな方
一緒に、楽しい冬を盛り上げてくれる方、新たな最高な仲間を募集です。
こちらもご覧ください:
Teppa Room 志賀高原
THE FARMHOUSE
最高の雪質と晴天率の高い志賀高原で、スキー・スノボを楽しみながら、英語もつかえてお金もたまる。
ついでに、志賀高原ビール・山伏・縁喜もね。
なかなか、いい経験じゃないかな。
ご応募お待ちしてます!
ご自身が無理でも、いい方がいたら、是非ご紹介ください!
よろしくです!
11/18/2022(Fri)
最愛の相棒、そしてみなさんに大感謝なのです!

写真は、2000回の仕込みのうちの1800回くらいをともにした、最愛の相棒。
うちに加わったのは2008年。
振り返ってみたら、それまでは、「そんなに仕込めてなかったんだなあ」と、驚きもします。
そこから急激に忙しくなったりして、新工場へ。
コロナとかいろいろあって、今に至ります。
一緒に、いっぱい苦労しました。
やっぱり、こうして仲間に支えられなきゃ無理でした。
このブログでは、ずっと「元BUAISO君」で通してきましたが、もはや圧倒的にうちの方が長いので、そろそろ呼び名を変えなきゃね。
彼のいいところはたくさんあるのですが、一番は、どんな時でも、ぼくの顔とかをうかがうことなく、思ったことを言ってくれること。
だから、一緒にテイスティングをしていて、一番信頼できるのです。
これって、簡単そうでなかなか出来ない。
ついつい、あわせちゃったり、影響されちゃったりするもんなのです。
飲食店経営の経験とか、ワインとかも含めて、食と酒を楽しんできた幅広さと深い知識。
それ以上に、やっぱり自分の思うところを、いつも自信持って言えるっていうことは、持って生まれた才能なのかも、
テイスティングではないのですが、今日も、新作のラベルの件で、独自の意見を突如展開。
実は、「もういまさら間に合わない」的なタイミングだったのですが、そんなのおかまいなし。
でも、すごくいい意見だったので、予定を最初からやり直すことになりました。
いいものをつくるには、やっぱりこういうの大事です。
そんな仲間たちにささえられて、2000回を超えられたことに大感謝!
それにもまして、やっぱり、ぼくらのビールを飲んでいただける皆様のおかげで、ここまでこれてます。
いっくらつくりたいものがあっても、飲んでもらえなきゃタンクもあかないし、なにより商売として成立しない。
たくさんのひとのおかげだと、あらためて痛感してます。
みなさん、これからも、どうぞよろしくお願いします。
11/17/2022(Thu)
2000仕込の日

ブルワーになって、今日が2000回目の仕込みの日でした。
ついこの間、1000回目のことを書いたので、ちょっとまぎらわしいのですが、あれは新工場に移ってからのこと。
今日は、ぼくがビールをつくりはじめての通算での2000回目と2001回目というわけです。
初回が2004年9月21日だったので、18年ちょっとかかりました。
もちろん、途中で1000回目もあったのですが、その時は気づいたら過ぎてた。
なのに、今回の2000回目は、なんだか感慨深いです。
1000回の方がキリがいいのに、どうしてかな。
考えてみたら、野球の名球会入りの条件は200勝か2000本安打だったり。
10勝を20年、100安打を20年。
どちらも気が遠くなりそうにすごいなあ。
もちろん20勝を10年、200安打を10年でも達成できるのですが、そんな人はいません。
その人のピークを維持できる年数と、関係があるのかも。
まあ、ぼくらは野球じゃないから、くらべるのが間違っているのかもしれませんが。
「1円玉を2000円分って、すごいですね」
なーんて、思ってもいなかったほめ言葉(!?)をいってくれた社員も。
まあ、今時、そんなの銀行でも面倒がられるだけですが。
その2000回目の仕込みは、もちろん IPA。
やっぱり、なかなかすんなりいかなくて、いままでにないことをしなきゃいけなくなったりで、思い出に残る仕込でした。
「自分で仕込むのも、いい加減にしないとな」
って、長いこと考えてます。
でも、「自分で仕込む」ことにこだわりもあります。
そんなこと言ってると、
「老害」
とか、言われるんだろうな。
そろそろ、引退して、若手に譲ろうかな。
でも、80歳近い人たちがアメリカの大統領をやろうとしてるんだから、まだまだいけるはず!?
「そろそろやめろ!」
と思う方、遠慮なく言ってください。
11/16/2022(Wed)
India Miyama Lager / Cold IPA、ボトルも発売です!

India Miyama Lager / Cold IPA、ボトルも発売です!
まずは、業務用から発売開始です。
弊社 Web 販売の開始は、いつも通り、本日19時とさせていただきます。
(発売開始前までは、HP上では「売り切れ」表示となりますが、ご了承ください。)
2バッチ分と、たっぷりご用意しています。
昨日発売の樽生も、引き続き販売中です。
どうぞよろしくお願いします。
11/15/2022(Tue)
今年は、"Cold IPA"!India Miyama Lager、樽生から発売です。

India Miyama Lager / Cold IPA、樽生から発売です!
India Miyama Lager は、自家栽培の酒米をつかったホッピーなラガーとして、2014年に 北の人 とのコラボ "Super Niga〜i" としてはじめてつくりました。
以来、昨年の IKL を含めて、今回で6度目の登場です。
もともと、ぼくらがはじめてラガーをつくるに際して、IPA 的な要素を加えてみようということで生まれたわけですが、ここ数年で "Cold IPA" というスタイルが、だいぶ認識されるようになったとのこと、
長年時々つくってきている India Miyama Lager が、その "Cold IPA" と共通点が多いと思いながらも、いまいち正解がわかりませんでした。
とはいえ、酵母の発酵温度や、つかうホップの種類をかえてみることには興味があったので、去年の IKL は、そのあたりを修正してやってみました。
なかなかいい感じに仕上がったのですが、"Cold IPA" と名乗っていいのかいまいち不安であったので、 "IS THIS COLD !?" と併記しました。
で、今年のやつが、この India Miyama Lager です。
6.0%、IBU30。
計算上の IBU は低いですが、三種のホップ (Simcoe、Galaxy、Talus) を、最近のうちの IPA たちに負けないくらいにたっぷり。
味の方は、かなりドライでホッピーです。
グレープフルーツのような大きめの柑橘を主体に、レモンやライムのような青緑な印象が加わった、爽快で華やかな香り。そこに、パイナップルやパッションフルーツ的なニュアンスも感じます。
でも、IPL や イタリアンピルスナーといった、「ラガー的」なものとは、明らかに違う感じ。
むしろ、キリッとドライな IPA です。
正直、ラガーかどうかわからない飲み口であるのですが、同時に、通常の IPA とも一味違うのが面白いところ。
やっぱり、うちのどの IPA とも違うものが出来たのは、ラガー酵母をつかったからなんだなと、
ドライでありながらも、ホップの苦味を受け止めるベースとなるキレイな甘味はやはり美山錦から。
まあ、最近の傾向だと、このくらいでも「苦い」という人は多いのかもしれませんし、たぶん今どきの傾向からすると、多くの "Cold IPA" は、もっと苦味が少ないんだろうと思いますが、やっぱりぼくらが目指すのは、あくまでも「最良の食中酒」。
やっぱり、こういうバランスが志賀高原ビールということで、ご理解ください。
食事と一緒に、ゴクゴクいきたいやつ。
サラダとかから、揚げ物、鶏や魚のシンプルなグリルみたいなものから、もうちょっとしっかりした味の料理まで、守備範囲は広いと思います。
焼き鳥なら、塩だけじゃなくてタレでもいい的な。
今回は、はっきり "Cold IPA" と名乗ってみます。
気に入っているので、たっぷり2バッチつくりました。
どうぞ、お試しください。
ご意見・ご感想いただけるとうれしいです。
ボトルの発売は、もうちょっとだけおまちください。
どうぞよろしくお願いします。
11/12/2022(Sat)
更新の時期

要冷蔵の商品がおおいもので、蔵にはたくさんの冷蔵庫があります。
だいぶ老朽化してたものもあって、この夏、なんと3つが壊れました。
というわけで、新しい冷蔵ユニットに取り替える工事が進行中。
これで、また長いことつかえるはず。
経済的には痛いけど、エネルギー消費量も減るので、地球にはやさしい。
仕方ないですね。
11/10/2022(Thu)
ラガーについて

気づけば、そこそこ長いことビールをつくっていますが、ラガーは好きです。
大学生の時、一人で入ったラーメン屋で、はじめて昼からビールを飲んだのは、なんだかうれしかったな。
はじめて自分でつくったのは、北の人とつくった "Super Niga〜i" でした。
以来、時々つくってきました。
個人的には、なかなかいいのができてると思っているのですが、やっぱりハードルが高い。
だって、このカテゴリーは、やっぱり大手のビールが安くて美味しいから。
北海道で飲むクラシックなんて、最高です。
どうしても価格競争力がないぼくらですから、やっぱり「つくる理由」「買ってもらう理由」を、あれこれ考えちゃいます。
一度試しに飲んでもらうことは出来ます。
でも、自己満足ではなく、希少性でもファッションでもなくて、飲み物として、もう一度お金を出して買ってもらう理由が必要だと思うのです。
だから、いままであんまりやってきてませんでした。
きれいにつくって、かつ、違いを出すってのがすごく難しいジャンル、
あんまり求められていないとは思いますが、それでも、まだあれこれやってみたいことが。
というわけで、今年は、もうちょっといろいろ挑戦を続けてみます。
お付き合いください
そして、ご感想、ご意見いただけると、うれしいです。
11/09/2022(Wed)
fumuo 来たる

昨日、小瓶のこと書いたばかりですが、今日はうれしい再会。
そう、目白田中屋の北山さんが訪ねてきてくれました。
もちろん、fumuo の件で、なんどもやりとりしてましたが、直接会えたのは超久しぶり。
北山さんの話が面白くて、ちょっと時間が足りなかったな。
いい時間でした。
今度は、東京で。
11/07/2022(Mon)
成績表

今日は成績の話が二つ。
一つは、今年の自家栽培米が、等級検査ですべて無事「一等米」となりました。
まったく農薬をつかわず、ビールの麦芽粕でつくった自家製堆肥を主とした有機肥料のみを最低限つかってつくる自然なこめづくり。
なかなか楽ではないのですが、苗づくりや、水の管理などなど、いろいろ工夫をして努力した成果です。
まずは、ご苦労さま!
そして、この写真の、若き日のカールおじさんみたいな男ですが、二年に渡って受けていた、長野県の酒造りの技能士養成講座の卒業試験の結果を持ってきました。
結果は、参加者でただ一人の100点満点。
がんばりました。
いずれも、それだけでいい酒ができるのかとは別の話ですが、まずは大きな一歩。
この先も期待してます。
11/06/2022(Sun)
懺悔

受験の時かな、「朝日新聞の天声人語を読みなさい」とかいわれました。
正直、
「こんなの、いつでも書ける」
などと、不遜なことを思ったりしてました。
世の中で起こってることに触れて、「これでいいのか」とか「考えないと」みたいにまとめりゃいいんだろって。
でもね、もちろん大間違いですよね。
毎日、それだけの文章を書くだけのベースとなる学がありません。
うすっぺらいのは、すぐにバレちゃうんだろうなと。
15年間、毎日このブログを更新しながら、ずーっと反省してます。
な〜んて。
11/04/2022(Fri)
求人です!

今日は、ちょっと写真大きめ。
だって、ねえ。
最高じゃないですか。
ご存知、わが THE FARMHOUSE / Teppa Room の二人の結婚式の写真。
結婚自体は、もう二年前になるのですが、コロナの影響で、やっと今週式をあげました。
素敵だよねえ。
うちがきっかけで、出会って、こうして幸せになってくれるなんて、なんとうれしいことか。

というわけで、求人です。
来たるウィンターシーズンも、 Teppa Room 志賀高原は営業します。
というか、コロナの時代を終えて、本格的な復活となるはず。
それにあわせて、
冬季スタッフ、大募集です!
インバウンドの再開で、すでに志賀高原にも海外からの予約が殺到中。
- スキーやスノボといったウィンタースポーツが好きな方
- 英語をつかえる環境で働いてみたい方
- 一冬で、しっかりお金を貯めたい方
そして、なにより
- 志賀高原ビールが大好きな方
一緒に、楽しい冬を盛り上げてくれる方、新たな最高な仲間を募集です。
こちらもご覧ください:
Teppa Room 志賀高原
THE FARMHOUSE
ご応募お待ちしてます!
11/02/2022(Wed)
今年の Fresh Hop Pils & Spelt Saison ボトルも発売です!生ホップセットも!!

Fresh Hop Pils & Spelt Saison 2022、 ボトルも発売です!
まずは、業務用から発売開始です。
弊社 Web 販売の開始は、いつも通り、本日19時とさせていただきます。
(発売開始前までは、HP上では「売り切れ」表示となりますが、ご了承ください。)
ともに、1バッチ分。
昨日発売の樽生も、引き続き販売中です。

Web での発売にあわせて、今年の生ホップ3種のセットも同時発売です。
Fresh Hop & Harvest Brew 2022 3種6本セット
Fresh Hop & Harvest Brew 2022 3種12本セット
こちらも、19時からの発売となります。

それから、先日ご案内しました、新柄のホップ手ぬぐいですが、おかげさまで好評で、すでに "ダークグリーン" は、完売となっています。
他の2色と、定番の妻柄はまだございますので、よろしければあわせてどうぞ。
今年の収穫の成果、どうぞよろしくお願いします!
11/01/2022(Tue)
今年の Fresh Hop Pils & Spelt Saison 樽生から発売です!

Fresh Hop Pils 樽生から発売です!
今シーズンの Harvest Brew シリーズの最後となる第3弾。
Fresh Hop IPA 同様、この時期の定番として育つのを願って、去年一新したラベルでの登場です。
5.0%、IBU31。
仕込み当日に収穫した信州早生を、アロマホップとしてふんだんにつかって、伝統的ドイツの手法(デコクション+クラウゼニング)で仕込み、2ヶ月熟成しました。
もちろん、無濾過なのですが、きれいなゴールドに仕上がりました。
好評の SHIGAKOGEN HELLES!? 同様、モルトの味わいはしっかりと感じられながらも、よりホップの爽快な苦味が際立つドライなフィニッシュ。
苦いといっても、そこは生ホップ。
その青々とした香りは、キリッとして、みずみずしい印象。
やっぱり、からだにスーッと染み入る感じです。
一足早く飲んだ PIZZA PORT のマイクからは、
「このビールを飲むためだけに、もう一度来日したい!」
なんて、うれしい言葉をもらいました。
思い入れの強い特別な季節のビール。
先行で発売中の Fresh Hop IPA も、もうちょっとだけありますので、あわせてよろしくです。

そして、
新作 Spelt Saison 2022も、樽生から発売です!
耕作三年目の自家栽培のスペルト小麦をつかったセゾン。
今回は、ふたごや農園の白木さんのスペルト小麦も一緒につかっています。
スペルトは、小麦の原種ともいわれる古代穀物。
そのスペルトを約20%使用。
6.5%、IBU16。
ホップは、最近お気に入りのヨーロッパのノーブルホップと自家栽培の信州早生。
タンパク質の多いスペルト由来の、とろみとは言わないまでも豊かなマウスフィール。
スペルト特有のスパイシーさと、ちょっとグミやバブルガムを思わせるような香り。
ドライなんですが、柔らかく、体にしみ入るような味わいは、生ホップのシリーズと共通する感じ。
スペルトは、もともとセゾンの生まれたベルギーのフランスよりの地方でも栽培されて、その醸造にもつかわれてきています。
なんだか、しみじみ素朴なセゾン。
かなり気に入っています。
ラガーを飲みたいようなシーンで、それらの強力なライバルになるんじゃないかな。
和食なんかとの相性もいいと思います。
Harvest Brew 三種類に加えて、このスペルトで、今年の夏のぼくらの農業の成果が出揃ったことになります。
ともに、1バッチ分。
最近の限定よりも量は少ないので、よろしければお早めに!
どうぞよろしくお願いします。
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