2022年 12月
31日(土)
30日(金)
29日(木)
28日(水)
27日(火)
26日(月)
25日(日)
24日(土)
23日(金)
22日(木)
21日(水)
20日(火)
19日(月)
18日(日)
17日(土)
16日(金)
15日(木)
14日(水)
13日(火)
12日(月)
11日(日)
10日(土)
10日(土)
08日(木)
07日(水)
06日(火)
05日(月)
04日(日)
03日(土)
02日(金)
12/31/2022(Sat)
私的十大ニュース 2022 (下)

去年の秋に苗を植えた新ホップ畑ですが、はじめての収穫。まあ、収穫が本格化するにはあと数年はかかるのですが、初年度からなんだか思ったよりの収穫量。この畑で挑戦したくていろいろ手をつくしていた新品種2種も、なんとかアメリカから到着。こちらは、まだまだですが、楽しみです。
農業といえば、米づくりの方も、着々と進んでいます。今年から完全無農薬に転換。苗づくりも進化。新兵器、田面ライダーも活躍。つくった米は無事一等米に。すでにはじまっている酒造りの方にも、あれこれ小さい挑戦をしながら取り組んでます。いい酒ができそうです。
少しずつですがイベントへの参加も再開。まあ、本業の酒づくりや農業に集中するのと、みんなのワークライフバランスも大事にしたいので、コロナ前にくらべると参加は限定的になると思いますが、来年はもっとみなさんにお会いできるといいなと思っています。
今年は、コラボした PIZZA PORT のマイクに加えて、イタリア、ドイツから久しぶりに技術者が来日してメンテナンス等をしてくれました。輸出は、タイや台湾に加えて、新たに香港へも。インバウンドが再開して、ここのところ、うちを訪ねてくれるお客様のかなりの割合が海外から。急激に正常化してきました。海外にいく日も意外に近いかも。
なにかと節目の年でもありました。THE FARMHOUSE は、おかげさまで5周年。店長夫妻も無事結婚式を行えて、二重にめでたかった。そして、なんとこのブログも1日も休まずに15周年! ゆる2ブル Wheat をつくって、勝手に祝いました。ビールの方は、ONE IN A THOUSAND が、新工場1000仕込目、そして TAKE ME SKIING が、ぼくにとっての2000仕込目。ここまでやってこれたのは、
みなさん、よい年をお迎えください!
12/30/2022(Fri)
私的十大ニュース 2022 (上)

備忘録を兼ねて、恒例の今年の振り返りです。
まずは、今年もやはり人ですか。玉村本店には、あらたに男女二人が加入。二人とも、もともとはTeppa Room の冬季アルバイトとしてスタートしてくれたのですが、正社員になってくれました。これは○○仙人と同じパターン。期待してます!仙人といえば、夏の終わり、その仙人とHJ氏の二人に相次いて赤ちゃん(どちらもかわいい男の子)が誕生。二人が交代でひと月ずつの育休に。ビール工場はバタバタでしたが、玉村本店は、思わずホワイト企業アピールが出来ちゃいました。来春には、もう一人の赤ちゃんが生まれるはず。めでたいです。卒業した元「自称美人ブルワー」 または 元「世界で一番樽を洗う女」の開業もうれしいニュースでした。
玉村本店 最強の男、またの名を "竹原のトムクルーズ (タケクルーズ)” の卒業は、やはりぼくらにとって、大きなニュースでした。38年間大活躍してくれた玉村本店の大黒柱。地元でも大人気で、「本当にやめたのか!」と、いまだに信じない人も多数。卒業のためにつくった cozy も、Tシャツも大人気。卒業に際してサインを求められたりたくさんのプレゼントをもらったり。律儀な性格の本人、第二の人生のスタートは、そうした沢山の厚意への感謝に忙殺されているとか。必ず、また時々顔を出してくれるはず。そのためのやつも、ちゃんとつくってるしね。
コロナの影響で、ほぼ三年もどこにもいけない時間が続いてきましたが、ようやく徐々に正常化に向かうのを感じた今年。久しぶりに、大事なひとたちと一緒にビールをつくりました。今年が25周年のスワンレイクさんにお声をかけてもらって新潟で2/2t IPA の仕込み。久しぶりのコラボは楽しかったし勉強になりました。このコラボに便乗して、うちでは RIDE A WHITE SWANをつくっちゃったり。25周年祝いではコロナ禍直前に一緒に仕込んだ、overslept と overslept strawberry & blueberryも二年越しでリリースできました。そして、ついこの間も書いたPIZZA PORT とのコラボ、ONE IN A THOUSANDも。話題づくりではなく、自分たちだけではつくれない面白いものを生み出せるっていうのがコラボの魅力。たくさん刺激をうけて、勉強にもなりました。来年も、なにかできるといいな。
志賀高原ビールの新作としては、もう1トンIPA、ゆる2ブル Wheat、salty & misty、Cold IPA 版となった India Miayama Lager、IBL -MASAJI THE GREAT 2022、そして RIDE A WHITE SWAN とONE IN A THOUSEDAND ってところだったかな。新作はいつも、「新しいもの考えなきゃ」っていうよりも、「あっ、こんなの面白いかも」と生まれるのがほとんどなので、結構なりゆきまかせ。来年は、どんなのができるかな。
昨日も書きましたが、山伏の方も、なんだか大充実。きづいたらすごいラインアップに、新作も red grand cru、B³ Miyama、B³ Miyama"shoubu"あたりに加えて、今年は 375ml サイズの fumuo と cozy も。小瓶の二つは、ともに大事な人のためのでした。これからも、まだいろいろ予定しています。山伏シリーズ、特に 木樽熟成のものは、おかげさまでファンも増えてきているのを実感はしているのですが、まだまだ知ってもらえるための努力をしないと。来年の大きな課題です。
(続きます。)
12/29/2022(Thu)
気づけばこんなことに

ギャラリー玉村本店では、Web等で完売したものも含めて山伏シリーズを販売しているのですが、気がついたらこんなことになっていました。
この他に、ここにはうつってませんが、定番の 山伏 壱 / saison one と 山伏 弐 / saison noir があるので、なんと今日は20種類。
なんだか圧が強くて、目が痛い。
それぞれに、はっきりとした特徴があると思っているのですが、これじゃあ悩むよね。
でも、ちゃんと説明すると、みんなわかってくれたりするのです。
まだまだ、ぼくらサイドで伝えるための努力が必要ですね。
とはいえ、どれも手間暇かけた自信作。
どうぞよろしくお願いします。
12/28/2022(Wed)
今年の収穫

今年もいろんなビールをつくりましたが、急遽決まった PIZZA PORT との、このコラボの反響は大きかったです、
いつも書いていますが、ぼくらはコラボをかなり真面目に考えちゃうたち。
話題性もあるから注目を集めやすいし、最近は、もはや挨拶をかわすみたいにあちこちでいろんなコラボが。
古い日本人的には、ハグを勘違いして緊張しちゃう的な...
ぼくらとしては、毎回「新しい」「面白い」ものをつくりたいと思ってまして、自分でハードルを高くしちゃうのです。
で、この ONE IN A THOUSAND をやって感じたのは、PIZZA PORT、そしてアメリカのビールの人気。
「やっぱり PIZZA PORT 最高!」
って、多くの声とともに、
「久しぶりに志賀高原のビールを飲んだ」
なんていうコメントも。
ぼくらも、まだまだですね。
結局、このコラボで、いろんな発見や勉強がありました。
これからのぼくらのビールに、必ず影響するはず。
これからも、貪欲に挑戦しなきゃなと思ってます。
12/27/2022(Tue)
仕込納め

ビールの方は、今日が仕込み納め。
樽に入れる例の濃いやつと、基本の樽生専用定番のダブルバッチでした。
ここ数ヶ月苦しんでたトラブルも、ドイツから届いた部品の交換で無事解決。
すんなり仕込みが終わるのはうれしいです。
今年は、コロナの影響もうすれて、なんとかだいぶ回復してきました。
来年は、フル回転したいね。
早起きは、ちょっと億劫だけど...
その先のことも見据えて、あれこれ頭をつかった年の瀬の日は晴れでした。
12/26/2022(Mon)
へんなこだわり

新しい杉玉ができました。
今年の新酒ができたってことです。
今年のはなんだかちょっと大きくて、重いです。

みんなが忙しくてバタバタな年末。
こういう時に限って、マーフィーの法則的に一人戦線離脱。
だから、杉玉づくりも例年以上に大変でした。
実は、業務用の杉玉、買うことはできます。
その方が圧倒的に楽だし、もしかしたらきれいだし。
でも、そうしないのがぼくらのこだわり。
山に杉の葉をとりにいくとこからやってます。
出来栄えの良し悪しを、みんなでああだこうだいうのも楽しみのうち。
このこだわりが全部につながると思ってます。
12/25/2022(Sun)
今年のレコード

レコードをまた買うようになって5年くらいですか。
今年のお気に入りをまとめようかと思った日曜日
この歳のじじいのわりには、新しい音楽を結構聴く方かなとは思うのですが、もうすっかり、BIG LOVE の仲さんのおすすめのなかから自分の好みを探すようになって数年。
もう、それだけで忙しくて...
でも、おかげで新しい出会いの連続です。
自分だけであれこれ探してた頃に比べたら、だいぶ違います。
やっぱり先生、大事です。
それにしても、レコードねえ。
なんで買うんだろう
クラフトビール並みに、生きていくのに必要ないのにね。
自分の備忘録として、MY BESTをつくりました。
まあ、需要はないと思いますが、よろしければ。
12/24/2022(Sat)
仏壇にメリークリスマス

確かに雪が降った今日は、気づけばクリスマスイブでした。
健康診断の数値の反省会をしながら、すでに野菜たっぷり、塩分少なめ、でも酒はそのままで親父と二人のディナー。
洗い物を全部終えて、仏壇にメリークリスマス。
12/22/2022(Thu)
ちゃんと勉強も

東京へは、別に飲みに行ってただけではありません。
ドリンクジャパンという展示会に勉強に。
久しぶりに懐かしい顔との再会もありました、
お世話になってる ROLEC のお偉いさんにも会ったりね。
農機具ばっかり買ってるわけにもいきませんね。
12/21/2022(Wed)
THE FAR EAST と TAKE ME SKIING #2000、ボトル発売です!新酒しぼりたて生も!!

[12月21日 16時24分 追記] おかげさまで、TAKE ME SKIING #2000 ボトルの業務店様分は完売となりました。どうもありがとうございます。THE FAR EAST / Barrel Aged Imperial House IPA と上撰本醸造 新酒しぼりたて「生」は販売中ですので、引き続きよろしくお願いします。 弊社Web での一般販売は、本日19時からとなります。
今年最後の限定商品は、なかなか強力なラインアップかなと。
THE FAR EAST と TAKE ME SKIING #2000、ボトル発売です!
まずは、業務用から発売開始です。
弊社 Web 販売の開始は、いつも通り、本日19時とさせていただきます。
(発売開始前までは、HP上では「売り切れ」表示となりますが、ご了承ください。)

こちらが、
THE FAR EAST / Barrel Aged Imperial House IPA!
一年振り、今回で9度目のリリースです。
ある意味、志賀高原ビールを代表する超人気商品。
"アフリカからインドも越えて、極東までいっちゃう、ってくらい強力な IPA"を、さらに、イチローズモルトさんの樽で長期にわたって熟成した特別なビールです。
今回は、樽での熟成期間で、47ヶ月、36ヶ月、35ヶ月、25ヶ月、10ヶ月の5種、12樽のブレンド。
本数も勘案して加重平均すると28ヶ月です。
実測した結果、今回は14.5%です。
イチローズモルトさん由来のウイスキー感はしっかりあるのですが、ビール自体の主張がそれに負けていないのが、THE FAR EAST。
色は濃い目の琥珀色。
とろっと粘度が高い感じ。
度数は高いのですが、アルコールの尖った印象はあまり感じずいろんな要素が調和した仕上がり。
今回は、あえて若め(といっても10ヶ月)の樽もブレンドしたことにより、ホップの華やかさがプラスされ、より魅力的に仕上がったと思っています
紹興酒やシェリーみたいな熟成香はほとんど感じません。
うまく表現できないのですが、「濃」いフルーティーさを感じます。
いつもの、イチジクや杏のドライフルーツ的な印象に、フレッシュな赤いオレンジのような柑橘のニュアンス。
飲み口は、度数なりのボリュームと甘さをかんじながらも、クリーンでドライ。
フィニッシュに、しっかりとしたウィスキー感を感じます。
食後にナッツやドライフルーツとかとあわせていただくのはもちろん、意外にブラータみたいなクリーミーなチーズとか濃厚な味の生ハムやジャーキーなんかもいいんじゃないかと思います。
いままで、
「安すぎる!」
なんてお声もいただいたのに甘えて、今回から価格を見直させていただきます。
樽生の一般販売はございません。
限定5494本と、いままでで一番たくさんご用意しました。

そして、昨日ご案内させていただいた、
TAKE ME SKIING #2000
も、同時発売。
とにかく飲んでみていただきたい、ぼくらのお気に入りのIPAです。
2バッチ分と、たっぷりご用意していますが、今回は地元のお客様用の分を多めにさせていただきます。
昨日発売の樽生も絶賛発売中です。

そして、
上撰本醸造 新酒しぼりたて「生」も、同時発売!
今年の最初の新酒。
この季節の大人気商品で、たくさんのお客様にお待ちいただいていました。
昨日しぼったばかりです。
今年のは、力強さのなかに軽やかさを感じられる仕上がり。
18度という、しぼりたての原酒ならではの度数なのですが、食中酒として、どんどん飲めちゃう感じの、あぶないやつです。
小さな挑戦をいろいろしている今年の酒造り、これからの仕込みも楽しみになる出来栄えだと思っています。
年末年始のお供にも是非!
これまでリリースしてきた山伏のシリーズや他の志賀高原ビールも含めて、どうぞよろしくお願いします!
12/20/2022(Tue)
TAKE ME SKIING IPA #2000、樽生から発売です!

というわけで、ずっと続いてきた限定ビールラッシュも今週まで。
最後は、昨日も書いた通り、志賀高原ビールの通算2000回目(と2001回目)の仕込みを記念したこれです。
TAKE ME SKIING IPA、樽生から発売です!
ご記憶の方もいらっしゃるかと思いますが、前回はじめてつくったのは、2021年の春。
コロナで大打撃をうけた地元に、ちょっとでも貢献できたらとの思いからつくりました。
その際は、このビールを、町内のホテル、旅館、酒屋さんといった志賀高原ビールのお取引先、約150社に無料配布し、販売していただきその売上が100%を収益としていただきました。
ですから、Web も含めて、町内以外では一切販売をしませんでした。
以来、つくっていなかったのですが、2000回目の仕込みを、なににしようかと考えたときに、頭にうかんだのがこのビール。
自分たちが飲みたいビールで、志賀高原ビールらしいやつということで、やっぱり IPA。
そして、もともと志賀高原や湯田中渋温泉といった地元に支えてもらってはじまった志賀高原ビール。
ビール自体も、個人的に大好きな仕上がりだったこともあって、今回再挑戦したというわけです。
6.5%、IBU37。
ぼくらの大好きなホップ3種類をふんだんにつかってつくった、明るいブロンド色の IPAです。
今回も、意識したわけではなく、いつものぼくらの酵母でつくったのですが、なんだかちょっとヘイジー。
ハッサクみたいな黄色い柑橘と、グレープフルーツの白い皮のような印象に、パッションフルーツみたいなちょっとトロピカルで酸味を連想させる圧倒的な香りと爽快な飲み口。
先日リリースした PIZZA PORT とのコラボ ONE IN A THOUSAND がおかげさまで大好評だったのですが、今回のこれは、結構、似た感じのスタイル。
実は、2000回目の仕込みをこれにするのはその前から決めていたのですが、コラボのあっちとは、やっぱり違うと思います。
もちろん、つかったホップの種類とかもあるけれど、こちらの方が、香りに加えて爽快な苦味が特徴です。
まあ、このビールが「苦い」という人が多いかもしれませんし、ONE IN A THOUSAND の方が今時なのかもしれません。
でも、「最良の食中酒」を目指すぼくらとしては、やっぱりこういうのが好きなのです。
商品名やラベルデザインについては、こちら をご覧ください
いよいよスキーシーズンがはじまった志賀高原に足を運んで欲しいという願いと、「あの映画」の頃のように地元が盛り上がって欲しいという願いを込めています。
今回は、通常通り販売させていただきます。
たっぷり2バッチ分。
少しだけリアルエール版もご用意しています。
ボトルの発売は、もうちょっとだけお待ちください。
ぼくらの大好きなIPA が出来ました。
これは飲んで欲しいです!
どうぞよろしくお願いします!
12/19/2022(Mon)
2000仕込のやつ!

志賀高原ビール、今年最後のリリースは、醸造開始2000仕込記念のこれ。
自分が一番飲みたいやつ。
やっぱり IPA です。
先週予告したやつと一緒に、今週いきます。
今回は、普通に販売させていただきますので、よろしくです!
12/18/2022(Sun)
襤褸見事

念願の訪問は、スカイツリーじゃなくてここ。
「らんる」と読みます。

そう、元「自称美人ブルワー」 または 元「世界で一番樽を洗う女」のお店。
卒業して、四年以上。
名店での修行を経て、うちに入社する前からの、「いつか自分でお店をやりたい」という夢を実現したのです。
すごいなあ。

本人を知らなきゃ、緊張するくらいの素敵なお店。
こんなに格好よくなって、泣きそうなくらいうれしいです。
食事も酒も最高です。
なにより本人の魅力もあって、すでに大人気店の気配。

これからも、笑顔でがんばって欲しい。
本当におめでとう!
12/17/2022(Sat)
今時の「若い人」たちと

最初に働いていた会社の後輩との久しぶりの再会。
今は、大学の先生をしながら、超有名どこの社外取締役とかを複数しながら相変わらず大活躍なのでが、教え子のみなさんを連れてきてくれました、
学生の一人の卒論テーマが日本酒にかかわることだからだとか。
経済専門の先生にしては、あきらかに人選を間違えてます。
若いみなさんはとても優秀。
おまけに酒にも興味があるみたい。
「最近の若い人たちは、あまり酒を飲まない」っていうのを聞いてたから、意外な感じ。
とかく、メディアとかでも、「若い人」とかを一般化しがちなんだなあと、痛感しました。
そう、むしろ世の中昔よりも多様化してるよね。
うちの娘たちと同年代のみなさんたちに、娘たちには聞いてもらえないような与太話をずっとしたのですが、楽しそうに聞いてくれてました。
楽しい時間でした。
ぼくが先生なら、ぼくみたいにお金を儲けるのが苦手で、ニッチな男の話をもとにした卒論には、絶対OKださないけどね。
12/15/2022(Thu)
今年も、凹みながら乾杯!

全種とはいかなかったけど、もちろん今日はこれで乾杯の日。
同じ黒いのでも全然違って、飲みくらべ、楽しいのです。
しかし、少しずつ、あの時の社長の年に近づいてます。
強面で、ちょっと喋るだけで面白くて、それでいて優しさが垣間見える。
まあ、つまりモテるってやつです。
いまだに、全然、そんなふうになれそうにありません。
凹むために、毎年、このビールつくっている気がしてます。
12/14/2022(Wed)
"IBL -MASAJI THE GREAT 2022、 ボトル発売です!

IBL -MASAJI THE GREAT 2022、 ボトルも発売です!
まずは、業務用から発売開始です。
弊社 Web 販売の開始は、いつも通り、本日19時とさせていただきます。
(発売開始前までは、HP上では「売り切れ」表示となりますが、ご了承ください。)
今回は1バッチ分です。
昨日発売の樽生も、残りわずかですがまだ販売中です。
限定ビールのリリースが続き、HPでもいろいろお試しいただけます。
同じ Cold IPA 同士、India Miyama Lager との飲み比べなんかも面白いかもです。
どうぞよろしくお願いします。
12/13/2022(Tue)
IBL -MASAJI THE GREAT 2022、 樽生から発売開始です!

箕面ビールの先代大下社長を追悼して毎年仕込む大事なビール、今年はこれです。
一昨年まで、ずっと W-IBA をつくってて、昨年はじめてセゾンイーストでつくった W-IBS に。
コンセプトは、
"箕面ビールといえば、スタウト、インペリアルスタウトの黒い二種、そしてW-IPAの印象が強烈。なら、両方いっぺんにつくっちゃえ、ってことでつくった黒いW-IPA。「格好よくて強面で、一見ちょっと近寄りがたい。でも、話してみると、その人柄にいっぺんに魅了されちゃう。」そんな先代大下社長のイメージそのままの男前なビール。"
ということでした。
昨年も、「W-IBSが好き!」「やっぱりW-IBA の方がいい」といろんなお声をいただいたのですが、今年は、さらに遊びたくなって、のどちらでもなく、ラガー酵母で挑戦してみちゃいました。
W-IBA や W-IBS を期待されていたみなさん、ごめんなさい。
6%、IBU22。
ですから、もはや "W" とも名乗れません。
実は、India Miyama Lager で挑戦した Cold IPA の 黒い版 です。
そんなスタイルがあるのかわかりませんが、まあ、Cold IBA ってとこでしょうか。
自家栽培の酒米 "美山錦” をつかい、ラガー酵母で仕上げました。
箕面ビールには、美味しいピルスナーも、IPAもあるし、やっぱり黒が得意なのは間違い無いので、こんな遊びも笑って許してくれるんじゃないかなと。
IBL は、India Black Lager の略のつもりだったのですが、仕上がりはむしろダークブラウン。
「黒じゃないじゃん」と気になる方は、India Brown Lager の略だと思ってください。
計算上の IBU は低いですが、三種のホップ (Mosaic、Strata、Cascade) を、最近のうちの IPA たちに負けないくらいにたっぷり。
色から連想するよりも、ローストの印象はかなり弱め。
ブラッドオレンジとかみたいな柑橘の香りが支配的です。
ラガー酵母をつかうことで、通常の IPA よりも、よりキリッとクリーンな印象。
そこに、ちょっと甘やかな印象と、黒い感じの味わいは感じるのですが、キリッとドライな飲み口。
ラガーといっても、「ラガー的」なものとは、明らかに違って、キリッとドライな 濃色の IPA です。
ダークな色から想像するよりも、幅広い食事とあわせていただけるんじゃ無いかなと思います。
12/15(木) が、先代大下社長の命日。
今年は、あれからちょうど10年の節目。
10年かあ。
いろんなことを考えますね。
1バッチ分限定です。
まずは樽生から発売開始。
ボトルの方は、もう少しだけお待ちください。
今年も、有志各社から、いろんなマサジビールがでるようです。
飲みくらべも楽しみ。
今年も、あの素敵な社長を思い出して、一緒に乾杯しましょう!
12/10/2022(Sat)
スロースタート

酒の仕込み、はじまったばかりのタイミングで機材にトラブルが発生。
やむなく先週は、瓶詰めとか、仕込み以外の作業をすることに。
なんとか修理を終えて、今週からまた通常通りに戻りました。
ちょっと出遅れちゃいましたが、ここからが本番。
今年は、小さな挑戦をあれこれしているので、楽しみです。
12/08/2022(Thu)
ドイツからの助っ人

今週は、ドイツからこの人が。
ROLEC の Nico。
工場のいろんなところを見にきてくれました。
コロナでずっとリモートでの対応。
ROLEC のみんなは、最高に反応がいいので助かっているのですが、やはり直接あって、現場をみてもらうのって、すごく大事です。
あれこれ対策してもらったり、スペアパーツも含めて必要な部品を一緒にリストアップしたり。
仕込みをしながら、プログラムの改善点や新しいアイディアも。
それにしても、見た目よりもはるかにきめ細かい。
やっぱり、ドイツの人たちはすごいです。
12/07/2022(Wed)
SWAN LAKE BEER x 志賀高原 / overslept strawberry & blueberry、発売です!

SWAN LAKE BEER x 志賀高原 / 木樽熟成 山伏 overslept strawberry & blueberry、発売です!
まずは、業務用から発売開始です。
弊社 Web 販売の開始は、いつも通り、本日19時とさせていただきます。
(発売開始前までは、HP上では「売り切れ」表示となりますが、ご了承ください。)

通常版の overslept、自家栽培のブルーベリーとラズベリーをつかった grand rouge あたりとの飲み比べもおすすめです。
そのほかにも、最近の限定ビールがあれこれ揃ってますので、あわせてよろしくお願いします。
特に、先週発売の PIZZA PORT BREWING x 志賀高原 / ONE IN A THOUSAND は、だいぶ残り少なくなっていますので、お早めに!(業務用の樽はすでに完売です。)
クリスマスや年末年始のお供に選んでいただけたらうれしいです!
12/06/2022(Tue)
コラボ第二弾は、SWAN LAKE BEER x 志賀高原 / overslept strawberry & blueberry!

スワンレイクビールさんの25周年を祝って、うちでつくった方のコラボの第二弾です。
SWAN LAKE BEER x 志賀高原 / 木樽熟成 山伏 overslept strawberry & blueberry!
アニバーサリーイヤーのうちになんとか間に合いました。
明日発売です。
正式名称が長いのですが、"overslept のベリーのやつ” とか呼んでください。
8月にリリースした通常版 をベースに、スワンレイクさんが送ってくれた新潟のいちごと、ぼくらが一粒一粒手摘みした自家栽培のブルーベリーをふんだんにつかって仕上げました。
おさらいすると:
”スワンレイクといえば、いろんな名ビールを生み出してきているのですが、やっぱりぼくらのイメージではアンバーエールが印象的。
というわけで、ベースとなるビールは、本家アンバースワンエールのレシピをもとに、うちのセゾン酵母で仕込みました。
そこから、スワンレイクさんの大樽と小布施ワインさんから届いたばかりの赤ワイン樽で、14ヶ月間熟成。
樽と酵母/微生物の組み合わせで3種類あったものを、熟慮の結果均等にブレンド。”
ここまでの経緯はこちら。
ここまでは同じなのですが、全体の半分の量にいちごとブルーベリーを加えてステンレスタンクでの半年間の発酵・熟成を経たのちに瓶詰め。
そこから、さらに7ヶ月間の瓶内
まとめると こうなります。

6.0%、IBU12。
色は明るいアンバー。
ほんのりピンクな気も。
やや穏やかでありながらもはっきりと感じるきれいな酸が特徴のオリジナル版に加えて、ベリーのニュアンス。
個人的に、いちごをつかったお酒で、あんまりその主張を感じたことがないのですが、これにはしっかりいちごの存在感を感じます。
それも、ジャムのような煮詰めた感じや、香料的な感じではなく、すっと体にはいってくるような柔らかでフレッシュな香り。
ブルーベリーやラズベリーをつかった、他の山伏ともやっぱり一味ちがいます。
通常版が、杏みたいな印象に加えて、ほんのり赤い和の柑橘のニュアンスが特徴だったので、そのあたりはだいぶ違うのですが、バックグラウンドに樽由来のオークの香りやちょっと滑らかな飲み口を感じるのは共通してます。
ロゼのスパークリングみたいな感じもあるのですが、やっぱりイチゴの印象は個性的。
食前はもちろん、ワイン的なシーンでお食事と一緒に幅広くお楽しみいただけるんじゃないかなと思っています。
おかげさまで通常版の方は、だいぶ在庫も少なくなってきているのですが、今でしたらまだ飲みくらべもお楽しみいただけます。
明日発売の予定。
この季節にはかなりぴったりなやつかなと思います。
どうぞよろしくお願いします。
12/04/2022(Sun)
「蔵元だより」出来ました。

年に2回発行している「蔵元だより」最新号、出来ました。
いつもお世話になっているみなさんのお手元には、そろそろ段々に届き始める頃。
紙の便りを続けるべきかいまだに悩んでますが、これはこれで、意外に読んでくれている人もいるらしいとのことで続けてます。
毎回苦しむぼくの作文ですが、今回は PIZZA PORT とのコラボをきっかけに、ぼくらが「流行り」とどう向き合っているかについて的なことを書いてみました。
毎回、書いた後の文字数で、蔵元だよりの文字の大きさ(というか小ささ)が決まるのですが、今回もちょっと小さめです。
よかったら読んでやってください。
感想なんてもらえると、うれしいです。
12/03/2022(Sat)
ポートランド からのお客様

今週のお客様。
Son of the Smith Hard Cider の博士が連れてきてくれたのは、ポートランドの BAUMAN'S CIDER の Christine さんと、そのご主人。
ビール工場と、酒蔵の両方をご案内。
聞けば、歴史ある広大な農園の五代目である Christine さんが、2016年にサイダーをつくりはじめたとか。
UPRIGHT とコラボしたり、GIGANTIC と仲良かったりとか。
いろいろ話せて楽しかったです。
また、ポートランド もいかないとね。
12/02/2022(Fri)
ひみつ

うれしいビールが届きました。
ひみつビール。
最近話題です。
このブルワリーを立ち上げた薮木君はヨロッコビールや南信州ビールで経験を積み、同じく伊勢角屋麦酒さんでヘッドブルワーも務めた同級生の佐々木君と夢をかなえたのですが、実はんな薮木君のビール人生のスタートが、Teppa Room だったのです。
もう8年前なのか。
写真に写ってるもう一人の勝山君は、いまや大人気の松本ブルワリーの醸造長。
面接の時、「将来ブルワリーをはじめたい」という二人に、
「やめたほうがいいよ」
といったのは本当のはなし。
大きな希望を持つ若者の夢を、いきなり挫こうとした悪い大人がぼくです。
まあ、それもいろいろあっての教育的指導ではあったと言い訳したいところなのですが、そんなクソじじいの忠告を見事に跳ね返して、こうして夢をかなえてくれて本当にうれしいです。
ひみつビールは、
「あなたの大切な人にだけ教えてほしい。」
がコンセプトだから「ひみつ」と名乗ってるとのことですが、これを読んでるみなさんは、ぼくの大切な人だということで、許してくれるかな。
目指すは「ファームハウスブルワリー」だそうです。
そういう意味では、志は同じ。
負けないようにがんばらないとね。
そうそう、 Teppa Room は絶賛スタッフ募集中 ですので、よろしくです!!!
ブルワー志望のみなさんには、おすすめしませんが!?