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Harvest Brew(収穫仕込)


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Harvest Brewっていうのは、去年考えた、(多分)うちだけの言葉です。ホップを収穫して、それを、そのまま使って仕込んだビールという意味で使っています。

キリンで、「一番搾りとれたて生ホップ」(でしたっけ)という、製品がここ数年でています。これは、通常、保存のために乾燥するホップを、乾燥せずに凍結し、その後粉砕して仕込むというのが、「売り」です。玉村本店のHarvest Brewは、乾燥も凍結もせず、そのままの状態で使います。

アメリカでは、収穫直後に、FedExで直送したり、ハーレーでエスコートしたりしてそのまま仕込むビールがあります。でも、うちのホップ畑は、ビール工場からほんの数分です。収穫の朝から仕込みを開始し、摘んだばかりのホップは、そのまま釜に直行です。そういう意味では、もしかしたら、収穫から仕込みまで、世界最短かもしれません!?

写真が、一回分の収穫量です。ホップは水分含有量が多いので、乾燥により重量が大幅に減ります。ですので、その分を勘案し、通常の乾燥されたホップに比べて、4-6倍を使ってみています。これだけで、およそ8kg。これを、アロマホップとして、煮沸の最後に投入しています。先日も書きましたが、今年は、去年に比べて大粒で、香りも強い気がしています。

ホップの香りや、苦みは、非常に繊細で、貯蔵により徐々に失われるといわれます。それならば、収穫直後に仕込むことにより、ホップ本来の香りが、最大限生かされるのではと期待しています。

野菜でもなんでも、とれたてには、とれたての魅力がある、というのが経験的には明らかです。(ホップも野菜!?)

この、Harvest Brewが、単なるセレモニーに過ぎないか、それとも、本当に貴重な仕込みなのか。お試しいただけるのは、10月頃からになる予定です。

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