02/06/2010(Sat)
Saison One

山伏 第一弾は、Saison One。
そう、セゾンです。
ぼくが大好きなビールと、このブログでも何度か書いています。
モントリオールでも、Moonlight Brewing の Brian を訪ねた時も、やはり一番気になりました。
このセゾン、ベルギーでもフランスにほど近い地方で、農家が農閑期につくったビールということで、Farmhouse Ale なんていわれるものの代表です。
でも、実はスタイルは醸造所によってまちまち。
僕が好きなのは、やはりセゾンをつくる醸造所の代表格でもあるBrasserie Dupontや、スペルトという小麦の一種をつかったSaison d'Epeautre というビールをつくる Brasserie Blaugies。
ベルギーというと、酵母由来の香りがメインで、ホップはあまり主張してはいけないイメージなのですが、デュポンのセゾンなんかは、しっかりホップが効いているというあたりもぼくが好きな理由かも知れません。
このセゾンに刺激を受けて、自分たちなりの解釈でつくったのが、Miyama Blonde であるのですが、今回は、その経験をベースに、大きく一歩進めてみました。
まず一番の違いは、酵母。
ぼくらは、醸造開始以来五年間にわたって、基本的に一つの酵母で全てのビールをつくってきました。
モルトやホップの香りや味わいをストレートに表現出来るように、酵母そのもののからの香りは極力排した、クリーンさが特徴な酵母です。
でも、今回の Saison One では、はじめて、それとはまったく違う酵母をつかっての醸造です。
セゾン独特の、フルーティーでありながらも、くどすぎず、ややスパイシーさの感じる香りが特徴。同時に、非常にドライで爽快な味わいもつくりだしてくれます。
この新しい酵母との付き合いは始まったばかり。わからないことだらけです。
不安いっぱいの最初の仕込であった今回、まずまずいい感じに仕上がったとは思っています。
でも、自分的には、まだまだ満足はいっていないのですが、それはこれからの「修行」の課題ということで...
ちょっと長くなりました。
またつづきます。
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comments
山伏、昨日さっそく飲ませていただきました!
ゴージャスなボトルに、これまでとはまた違う味わいに、すっかりやられてしまいました。
是非定番化して、どんどん美味しくなっていって欲しいです。
応援してます!
コメントありがとうございます!
もう、お飲みいただいたんですね。
このビール、ちゃんと売れるかまだ自信はありませんが、もうすでに定番です。
もちろん、もっともっとよくしていきたいと思っていますので、これからもよろしくお願いします。
今晩早めに上がって、いただきたいと思います。
楽しみですっ。。
早く飲んでみたいです。楽しみです、非常に。
いつ頃から買えますか?ネットで・・・
そういっていただけると、すごくうれしいです。これからもよろしくお願いします!
>NC01さん
そうです。
ネットの準備が間に合っていないのですが、メール等でご連絡いただければもうお送り出来ます。次の記事をご覧ください。
お手数おかけします。
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