02/14/2010(Sun)
ヤキマと長野

もしかしたら、「ゆるブル」はじまって以来、初めて写真なしの記事かもしれませんが、これは、アメリカ最大のホップ産地、ワシントン州ヤキマの気温を長野とくらべたもの。
新しいホップ畑に、どの品種を育てようかと検討していて、データを見つけたのでつくってみました。
「長野」とある方は、玉村本店のある山ノ内町の月別データが見つからなかったので、気象庁による長野市のもの。
くらべてみて驚いたのですが、ホップを育てる4-9月くらいの間の最高気温の推移はそっくり。夏の平均気温は長野の方が高いのですが、これは最低気温の違いが効いているようです。
でも、長野市よりも標高で300mくらい高いうちのあたりは、体感的には、最高気温は長野市とそれほどかわらないけど、朝晩はだいぶ低い印象ですので、このグラフ以上にヤキマとの温度差は小さいと思います。
とはいえ、やや気温的にはヤキマよりも高い分、品種の育ち方、収穫の時期に違いがあるのかなあと、あれこれ考えながら、どの品種でいくべきか、考えているのです。
もちろん、どんなビールにどういう風に使いたいかという点が、一番大事ではあるのですが。
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comments
それゆえ、国産ホップは海外の品種をそのまま栽培しているのではなく、品種改良が必要だったのだと思います。
昔々カリフォルニアはホップの産地だったと思います。そのころカリフォルニアで栽培されていた品種とかなら、多少いけるのではないかと思います。
コメントどうもありがとうございます。毎度のことながら、すごく勉強になります。
そうですよね、確かに日照時間の方が大事なのかもしれません。
まだ数年の経験ですが、アメリカ品種の収穫時期が、ヤキマよりもだいぶ早い印象だったせいもあって、温度の影響のことばかり考えてしまいました。
どんな品種が、こっちの気候に合うのかどうか、何年かかるかわかりませんが、気長に実験してみます。
またいろいろ教えてください。
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