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唐箕


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脱穀のあと、余計なゴミと穀物を分けるためにつかわれたという、唐箕(とうみ)という機械。

これは、明治十年につくられたもの。

barley1.jpg

で、それをつかっての作業風景。

どこかで見た顔ですって?

そう、現代です。

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脱穀機からでてきたものは、まだ実がとれていなかったり、余計なものがたくさん混ざっていたりなので、手で余計なものを出来るだけ取り除きます。

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手でやれるところまでやったら、唐箕に投入。

それにしても、近所の方におかりしたこの唐箕は、本当に明治十年製。

江戸時代まで十年ってのもすごい。

Luc によると、カナダの憲法ができてからも10年くらいとのこと。

L1003047.jpg

仕組みは大きな扇風機みたいなもの。

ハンドルを回すと中の羽根がまわって、風が送られます。

この回し加減が意外に難しい。

L1003049.jpg

余計な(軽い)ゴミが飛ばされ、(重い)麦が下から出てくるという訳。

L1003053.jpg

で、これが選別された大麦です。

一階では完全にゴミをとりきれないので、この行程をくりかえすというわけです。

簡単な仕組みのものですが、よくできてます。助かりました。

昔の知恵って、大したものです。
23:59 | 野良仕事 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑
コラボレーション Part 2、今度は日本で。 | top | 急がばまわれ

comments

足踏み脱穀機に唐箕。 最近ちょっと古い農具がトレンドですね。
わのきち | 2010/07/13 22:00 | URL [編集] | page top↑
>わのきちさん

古い農具ってトレンドなんですか?

ぼくらの場合、小規模な実験のためには、これが最適だったのですが、実際、つかってみて楽しかったです。
ego-brewer | 2010/07/14 08:04 | URL [編集] | page top↑

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