07/11/2010(Sun)
唐箕

脱穀のあと、余計なゴミと穀物を分けるためにつかわれたという、唐箕(とうみ)という機械。
これは、明治十年につくられたもの。

で、それをつかっての作業風景。
どこかで見た顔ですって?
そう、現代です。

脱穀機からでてきたものは、まだ実がとれていなかったり、余計なものがたくさん混ざっていたりなので、手で余計なものを出来るだけ取り除きます。

手でやれるところまでやったら、唐箕に投入。
それにしても、近所の方におかりしたこの唐箕は、本当に明治十年製。
江戸時代まで十年ってのもすごい。
Luc によると、カナダの憲法ができてからも10年くらいとのこと。

仕組みは大きな扇風機みたいなもの。
ハンドルを回すと中の羽根がまわって、風が送られます。
この回し加減が意外に難しい。

余計な(軽い)ゴミが飛ばされ、(重い)麦が下から出てくるという訳。

で、これが選別された大麦です。
一階では完全にゴミをとりきれないので、この行程をくりかえすというわけです。
簡単な仕組みのものですが、よくできてます。助かりました。
昔の知恵って、大したものです。
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comments
古い農具ってトレンドなんですか?
ぼくらの場合、小規模な実験のためには、これが最適だったのですが、実際、つかってみて楽しかったです。
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