07/22/2010(Thu)
自家栽培大麦でビールを仕込む。

「自分たちが使っている原料をもっと知りたい」との思いで始めた大麦づくりの実験。
顛末は何度も書いた通りですが、このようにちゃんと収穫できたのです。
無肥料、無農薬の完全な自然栽培大麦。
「たったこれだけ ?」といわれちゃうかもしれない量ですが、ぼくらにとっては勉強にもなり、楽しくもあり、とても有意義でした。
で、この麦をどう生かすかずっと考えていましたが、つかうことにしました。
もちろんビールに。

麦芽にはせずに、大麦のままでつかいます。
日本の酒税法上の「ビール」には、麦芽ではない大麦を1/3までつかっていいのですが、今回の収穫分はそういう意味では一回の仕込みにちょうどいいくらいなのです。
仕込み前に、通常の麦芽と同様にミルで粉砕します。

いつもつかっているモルトとは、水分含有量が違ったりで、挽き方にも調整が必要でしたが、試行錯誤の結果、いい感じ。

通常の仕込みに加えてちょっとひと手間をかけます。
我が自家栽培の大麦に、モルトを加えて温度帯をかえながら静置します。

そして一度煮沸したあとに、通常の仕込みに。
どうやってつかおうか、ずっと考えた末の今回の仕込み。
あえて、麦芽にしない大麦をつかうことの効果を狙ったビールです。
ぼくらが、やってそうでやってなかったスタイル。
で、仕込んでみての我が麦芽君たちですが、なんと立派に想定並の糖度を達成。
仕上がりの麦汁の印象もいい感じです。
ああ、また楽しみが増えました。
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comments
ライトビールのようなバランスの崩れ易いものには不適合ですが此方のスタイルなら個性が上手くマッチするんじゃないかな?
生麦、生ホップの生ビール。飲んでみたいです
生麦、生ホップはまた来年の課題ですが、とりあえず生麦だけがうまくいくといいのですが...
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