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「アメリカンコーヒー」


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僕が学生の時に、初めてアメリカ旅行をしたのは、(恐ろしいことに)もう20年も前です。当時の、アメリカの食に対する日本人の一般的な印象は、決して良くなかったと思います。ファーストフードに代表される、安いが画一的な味。何を頼んでも量は多いが大味。スパゲティを頼むとほぼ必ずのびたのが出てくるし、コーヒーは薄くて味がしない。貧乏旅行であったせいもありますが、実際に行ってみて僕の受けた印象もそれほど芳しくありませんでした。

ところが、その「アメリカン」コーヒーの国から、スターバックス等のプレミアム・コーヒが上陸。従来のコーヒーチェーンよりも高めの価格設定ながら、あっという間に日本にも広がりました。成功の要因として、おしゃれな雰囲気等もあることながら、やはり「味」によるところが大きいと思います。

一方、アメリカのビールといえば、多くの方は「バドワイザー」に代表されるような、日本の大手メーカのビール以上に淡白で、それこそ「アメリカンコーヒー」的な味を想像すると思います。もちろん、シェアとしてはこうしたビールがほとんどなのですが、ビールの業界にも80年代頃から大きな変化が起こっています。

日本でいうところの「地ビール」に相当する「クラフトビール」とよばれる業界の市場シェアは、2006年に数量ベースで全ビール市場の3.2%、金額ベースで見ると4.99%です。2006年までの3年間で+31.5%と、依然として高成長を保っており、例えば、スーパーマーケットでのデータでは、前年比+17.8%と、ワインや大手ビール等の他の酒類の伸びを圧倒しています。(興味のある方はコチラ。)

日本の「地ビール」のシェアは2004年の数字をもとに推定すると、金額ベースで0.47%程度。ですので、相対的には、日本のおよそ10倍の存在感があるということになります。プレミアム・コーヒやカリフォルニアワインが、日本でも受け入れられ高く評価されていることを考えると、現在の日本のビールの状況の方が、不自然なのではとさえ思います。いいかえると、志賀高原ビールのようなビールにも大きな可能性があるということです。がんばりがいがあるってもんです。
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