12/31/2010(Fri)
2010年 私的十大ニュース (下)

山伏 壱 / saison one と山伏 弐 / saison noir。志賀高原ビールとはちがう新定番として発売を開始したのが今年のはじめ。相当の思い入れと準備で始めたこの山伏でしたが、おかげさまで事前の想定を大幅にうわまわる立ち上がり。最初は欠品でご迷惑をおかけしました。さすがに最初の勢いではありませんが(←あの勢いでは、自家栽培のホップも酒米も足りなくなりそうでした)しっかり定番として定着しています。
今年は、この他にも新作ビールがつづきました。自家栽培の大麦をつかって仕込んだ Domestic Dry Stout、昨年カナダでつくった Dieu du Ciel! とのコラボを日本で再現した一石二鳥、そして大好評だったセゾンのホップ強化版 Indian Summer Saison。いたずらにラインアップを広げるつもりはありませんが、来年にむけてもいくつか新しい試みが控えています。お楽しみに!
酒の方では、山本杜氏が、今年はじまった「日本酒造杜氏」認定制度の認定をうけました。この第一回目で「日本酒杜氏」に認定されたのは全国で193人。今までの努力と実績への評価です。また、金紋錦で醸した大吟醸が、ことしの全国新酒鑑評会で金賞を受賞。賞を撮るために酒をつくっているわけではありませんが、一昨年につづく受賞で、金紋錦の実力を多少なりとも証明できたのではと思っています。今後も、長野の米にこだわって、自分たちの飲みたい酒をつくっていきたいと思っています。
「そんなのが本当に十大ニュースなのか?」と思われる方も多いかもしれませんが、今年印象に残ったのは外国のお客さんの増加。ギャラリーを訪ねてくれるお客様の半分以上が外国の方なんていう日も全然珍しくなくなってきました。ビールに対する、外国からの問い合わせもすごく増えています。なにかた自信喪失気味の今の日本ですが、海外の方には魅力的に見える部分もあるようです。自分たちのできること、魅力をよく理解して、それを強化し、しっかり伝えていきたいと思っています。
最後は、ブルワリー・オブ・ザ・イヤー の受賞。コンテスト等に出品したことがないので、ビールに関しては賞とは無縁だったのですが、思わずこんな賞をいただき、正直うれしかったです。前にも書きましたが、これはぼくらの「真剣な遊び」を面白がってもらったり,多少でも評価していただいた結果だと思っています。これからも、楽しみながら真剣に遊んでいきたいと思っています。
というわけで、みなさん今年も大変お世話になりました。よいお年を!
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comments
2011年も、更なる躍進を!!
どうもありがとうございます!
今年も、そういっていただけるようにがんばりますのでよろしくお願いします!
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