02/14/2011(Mon)
雪猿 / Snow Monkey (4) - Designed by Mako (Hatos) -

今回の雪猿のデザインですが、Mako さんという、東京をベースに、国内外で活躍するペインターにお願いしました。
Mako さんとのきっかけは、あの Hatos Bar さん。そう、Mako さんも Hatos の仲間なのです。
以前作品を見る機会があって、新しいんだけど上質で、同時に和を感じさせるところがとても魅力的だという印象が強く残っていました。
今回のこの雪猿では、海外の方に「いいね!」と言っていただくためにも、酒そのものももちろんですが、デザインがとても重要だと思っていました。
そこで、思い切って Hatos Bar の I君にお願いしてでMakoさんを紹介してもらうことにしたのです。
Mako さんは、THE NORTH FACEとのコラボレーション作品や、ロッククライミング日本代表ユニホームのデザイン、LARKのコマーシャルワークなどを手がけたり、海外でも個展を開いたりと、内外で活躍しています。
今回のお願いをしたところ、うれしいことに、「日本酒のデザインをする」ということにもとても興味を持ってくれました。
そうして生まれたのが、この雪猿というわけです。
Mako さんは、自分のことを「ハンド・ペインター」と表現することも多いとのことですが、じつはこのデザイン、コンピューターとかで書いたのではなく、手描きなのです。
最初にこのデザインをみたときに、「格好いい」「新しい」といった声がある一方で、「ちょっと猿のイメージと違うのでは」という戸惑いの声もあったのは事実です。
ぼくら日本人がもっているイメージは、たとえば孫悟空とかに代表されるような、ちょっとかわいい感じの猿であるのは確かかもしれません。
でも、そうした「ちょっとした違和感」が、逆に「新鮮さ」「強さ」につながっていると思っています。
赤いラインは、お風呂につかって「ぽっ」と上気している感じ。半開きの目も、恍惚感に浸っている様子のイメージです。
このラベルに対する海外の方の反応は、極めて好評。
ぼくらにとっては「コケコッコー」にしか聞こえない「にわとり」の鳴き声が、海外では「cock-a-doodle-doo」だったりするわけですが、もしかしたら、ぼくらみたいな猿のイメージがないことが、素直にデザインを評価出来る理由なのかもしれません。
Mako さんには、ラベルデザインのみならず、ボトルの形、色、王冠まで含めてトータルに選んでもらいました。
おまけに、裏ラベル等の文字のデザインは、同じHatos の仲間のkamikeneさん。贅沢です。
最初に、ぼくらがお願いしたのは、「思わず欲しくなる、上質な日本の酒」。
おかげさまで、ぼくらの期待を上回る、本当にいいのが出来たと思っています。
このデザインがきっかけで、さらにスノーモンキーを見に来る方や、日本酒を楽しむ方が増えたらいいなあと、期待しています。
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