05/25/2007(Fri)
ホップづくりの夢

ピルスナーといえば本家チェコ、ボヘミア産のザーツ、イギリスのエールといえば、イースト・ケントのゴールディングスというように、世界のビールのスタイルを決定づける大きな役割を担ってきたのが、その地方のホップです。アメリカのエールの魅力も、オレゴン州やワシントン州といった、西海岸で栽培される,カスケードに代表される非常に個性のあるホップによってもたらされたといっても過言ではありません。
僕は、ホップの個性の強いビールが大好きです。結果的に、志賀高原ビールは、全体的にホップが大きな特徴になっていると思います。現在栽培しているのは、「信州早生」という長野で改良された品種です。(皮肉なことに、長野でホップづくりがされなくなったため、苗は岩手から取り寄せることになりましたが。)はじめての収穫で、少しは試せましたが、まだまだこれからです。ザーツ系統といわれるこのホップの可能性を見極め、それをどう引き出すかは今後の課題です。
今年は、それ以外にも、他の品種にも少しずつ挑戦してみようと思っています。秘密のホップが今日にも届く予定です。風土にあうか等、全く未知数ですが、毎年こうした試みを続けながら、いつの日か、自分たちのつくったホップが生きた、日本ならではの個性あるビールがつくれればと思っています。
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