06/27/2011(Mon)
「二度とつくりたくない」!?

冷凍庫から取り出して、仕込のために解凍中の「ぼくらのブルーベリー」。
いつも新しいビールをつくる時は事前に相当の準備をするのですが、これに関してはいつもにもまして準備をしました。
なにせ、みんなの大事な汗の結晶。
台無しにしちゃいけないということで、ものすごくプレッシャーでした。
はじめてフルーツをつかうということもあって、いろんなブルワーにあれこれ質問をしたり、普段はしない、実験仕込的なことをしたり、必要な道具をあれこれ買いそろえたり。
結局、覚悟して仕込みに挑んだのは、収穫からだいぶたった昨年末でした。

ブルーベリーは、いったんミキサーにかけて、さらにこのムーラン(濾し器)で濾していきます。
と、口でいうと簡単なんですが、なにせ量がすごいもので、これだけで何時間もかかるのです。
あらためて「こんなにたくさんつかっちゃうんだ」ということを実感しながら、贅沢だなと思うと同時に、本当にいいんだろうかと不安にもなります。

濾されたブルーベリーはこんな感じ。
甘みと同時に、いい感じの酸味が。
わがブルーベリーは、前にも書いたのですが30年も前から育てられてきた古い品種で、最近流行りの甘さが特徴なものよりも酸味があるのが特徴のようです。
これが、むしろビールにはよかったんです。
結果的に!

なんとか全量をこなして、釜に投入。

朝6時からはじめたこの日の仕込でしたが、最後の行程を終えたのは21時過ぎ。
実は、この数ヶ月後の瓶詰めも、いろいろあって、5時半からはじめた作業が終わったのが23時過ぎ。
「もう一回つくりたい」と思えるには、相当の覚悟と時間が必要なくらいに手間がかかったビール(発泡酒)なのでした。
長くなりました。
ついつい引っ張っちゃいましたが、肝心の商品については、明日!
| ホーム |
comments
post a comment