05/29/2007(Tue)
自分でつくるということ

玉村本店では、杜氏はじめ、蔵人達自らが夏の間、酒米 美山錦をつくっています。自家栽培と、契約栽培。似ているようでかなり違うと思っています。
信頼できる農家の方々と契約して、酒米をつくってもらう。農のプロに、目の届く距離でいい酒米をつくってもらうというのは、非常に意味のあることです。
ただ、やはり、自分たちで苦労しながら、一から米づくりをすることによって、学んだことは、本当にたくさんあります。現在でも、自家栽培でまかなえる量は一部にすぎません。しかしながら、ともすれば距離のあった農業に直接関わることによって得られる苦労と楽しみは、酒造りに大きな「やりがい」を与えてくれました。同時に、あらためて醸造とは、土地の恵みを醸すということなのだということを、教えられた気がします。
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