11/20/2007(Tue)
食の危機

昨晩は、NHKスペシャル「ファンドマネーが食を操る~穀物高騰の裏で~」 という番組を真剣に見ちゃいました。秋から来年分のモルトとホップを確保するのに四苦八苦したので、とても気になる話題だったからです。
農産物加工業である玉村本店にとって、原材料は何よりも大切です。モルトとホップに関しても、詳しくは書きませんが非常に難しい状況で、価格上昇はもちろんのこと一気に availability (量の確保)の問題に発展するのではと、一時は本当に心配しました。
一夜明けて、今度は酒米に似たような問題が発生。参っちゃいます。
地球温暖化、グローバル化、過剰流動性。全てが影響しているのですが、食の業界は、現在の「お金」の世界の中では、とてもちっぽけな存在のような気がしています。
最近話題の食の偽装問題にも、限られた原料、金儲け主義、厳しい競争と消費サイドの要求、といった面が背景にあると思います。(当事者のモラルの欠如は勿論ですが。)
僕の最大の恐怖は、値段の問題を通り越して、お金を出しても必要なものが手に入らなくなるのではということです。心配しすぎだといいのですが。
写真は、ビール工場前のひき逃げ現場。容疑者は依然逃亡中。被害者はこの後直ちに救助して、おいしくいただきました。
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うわ、お久しぶり。もうあまり若旦那ではないですが、これからもよろしく。近くに来たら寄って下さい!
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