10/30/2012(Tue)
Oak Aged 山伏 壱 / saison one 2010

Oak Aged 山伏 2010 について、まずは saison one の方から。
昨日も書きましたが、これは昨年リリースしたものと全く同じ2010年醸造(バッチは別)の saison one を、約12か月、白ワインの樽で寝かせたあと、ボトルコンディションしてさらに18か月瓶内熟成をしたもの。
昨年販売したものとは、樽熟成の際に加えた酵母もちがいます。
で、印象ですが、もともと saison one は、ドライで、スパークリングワインなどを思わせる味わいが特徴なのですが、この Oak Aged 版は、通常のビール酵母が分解出来ない糖分を、二次発酵用に加えた酵母が樽の中でゆっくり、ゆっくりと分解することで、一層ドライな仕上がりになっています。
ちょっとビールじゃないみたい。
ほのかな酸味にドライさに酵母由来の香りが合わさって、より複雑さが増しています。ミネラル感のある白ワインやスパークリングみたいといったら言い過ぎでしょうか。
長期の瓶内熟成によって、味がまとまると同時に、一層キレた印象です。熟成したビールでイメージする、シェリーみたいな熟成香は全くなく、むしろフレッシュな印象です。
まだまだ試行錯誤の過程ではありますが、「最良の食中酒」を追求するぼくらとしては、食事と一緒にお楽しみいただく飲み物として、結構いい感じに仕上がっていると思います。
ワイングラスやゴブレットで、お楽しみください!
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