11/27/2007(Tue)
化粧

先日の出来事。
新幹線の途中駅で、となりに若い女性が乗ってきました。しばらくするとお重のような箱を、座席のテーブルに置いて、その中から、なにやらたくさんの器具を取り出し並べ始めました。次に、結構大きい鏡が開かれます。
そして、熟練の外科医ってこんな感じかなと思わせるような落ち着いた手つきで、それらの器具を次々に使って、自分の目を「つくって」いきます。
なにせ、すぐ隣ですし、じろじろ見るわけにはいかないのですが、片目にたっぷり時間をかけながら、じっくり仕上げていきます。走る新幹線の中で、とがったペンのようなものや、ビューラー(っていうんでしたっけ)とかを巧みに使っていく様子は、ずっと見ていたらさぞ面白かったに違いありません。
隣のぼくは、なにやら女子トイレにでも紛れ込んでしまったような違和感を強制され、ずっと居心地の悪さを感じていました。多分、その女性には、化粧した自分を見せたい人と、どうでもいい人がいて、あきらかに僕は後者だったのでしょう。
駅に着き、僕が先に途中下車する際、やはり気になって作業中の「現場」(or 「術野」?)をちらりとみます。だいぶ完成に近づいていたようですが、過程(と作業開始前)を知ってしまったせいか、魅力は感じませんでした。
はいはい、僕なんか眼中にないのは、わかってますって。
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