04/09/2013(Tue)
気持ちのいい春の日に感じる、しあわせと不条理

今日のぼくらの仕事。
玉村本店総出でする春の仕事は「こやしづくり」。
そう、ビールの仕込みででる麦芽の粕を、われらが作物を育てるための肥料にする作業。
麦芽粕を、近所のキノコ農家(というか工場)で培地としてつかわれてたおがくずと混ぜて肥料とするのです。
冬の間に仕込んだ麦芽粕は、雪がありますから、すぐに混ぜるわけにもいきません。
ですから、どんどんたまっていくんです。
で、こいつを、どこかでまとめて処理しないといけない。
っていうのも、これからの季節、当然あったかくなるわけでして、そうすると麦芽粕はどんどんいいニオイになっていくんです。
同じ作業でも、一か月後ではかなりきつくなる(この匂いフェチだったりしたら別ですが)。
だから、今やるわけです。

というわけで、自分たちに鞭打って、春の出来るだけ早い時期にみんなでやるのがこの作業。
どっかの国の強制労働の絵みたいですが、違いますよ。
ちゃんと給料もはらってるし、その前に、みんな自発的に働いてくれてますから。
多分...
今日は本当に気持ちのいい日でした。
こんな日に、一日外で働けるのは本当にしあわせです!!
とはいえ、疲れます。
それに、くさい(いや、いい匂いです...)。

でも、ぼくらならではの「うまい」ものをつくるには、これは大事な仕事なんです。
そんな強い気持ちでみんなががんばってるのに、どうよ、この男!?
頭の中はフォームだけ!?
最強の男が、必ずしも一番働くわけでもないのがわかった、それでもすごく気持ちいい春の日。
| ホーム |
comments
post a comment