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感動の一日


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Hair of the Dog は、いまさらぼくがいうまでもなく、全米で、いや世界的に知られる大人気ブルワリーなのですが、そのビール工場は、これが全部。

仕込設備の大きさは、現在のぼくらの1/3くらい。

生産量も半分以下です。

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もう、本人は、いやになるくらい

「なんで大きくしないんだ?」

という質問をされているはず。

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答えは、

「おれは、このサイズがいいんだ」

それだけ。

ずーっと経済的には厳しかったとのこと。

でも、趣味の時間をつくったり、家族と過ごしたり、自分のスタイルは譲らない。

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仕込は週に一日だけ。

でも、そのかわり、その日は24時間で五仕込。

ぼくらが訪問した時点で創業から21年経っていたのですが、ほんの数年前に相棒のデンバーさんが入るまで、すべてを、アラン一人でやっていました。

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設備は、本当に可愛い。

ホームブルワーだったアランが、乳業なんかでつかわられてたものなんかも含めて買い集め、自分のつかいやすいように組み立ててつくりあげたブルワリー。

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ほとんどの全てが手作業。

でも、コンパクトで、すごく作業がしやすい。

一人で全部やれるように、考え抜かれています。

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今回参加した、各ブルワリーの設備だって、決して大きくはないけど、ちょっと違う。

どこが違うか?

距離感かな。

原料とか、プロセスとか。

においとか、熱とか、マッシュのかたさ/ゆるさとか。

なんか、そんな基本的なこととの距離感がとても近いのです。

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新工場をつくっているぼくです。

ある意味、逆の方向に向かっているように見えるかも。

でも、気持ちは全く一緒です。

ぼくが、この日の感動を忘れなきゃですが。

もちろん、忘れませんよ。

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コラボって、話題性っていう面ももちろんないわけじゃないけど、それ以上のことが必ずある。

この日は、ただ単に、醸造法や、レシピとかだけじゃなく、人柄とか、人生観とか、友情とか、そんなことをたくさん感じて、忘れられない一日となりました。

このきっかけをつくってくれた、マイケルにも大感謝。

Nogme Ø、今回、そして、もうじきもう一つ。

ああ、もちろん、自分が満足するだけじゃなく、結果として美味しいビールももちろんつくらなきゃいけません!





18:00 | LA / ポートランド2014 | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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