06/08/2015(Mon)
とりあえず30回

新しい仕込設備をつかいはじめて、今日がちょうど30回目の仕込でした。
実は、この一か月くらい前から、ぼくらの大半のビールが、新設備で醸造したものに移行済。
みなさんは、どう感じられているのか?
今回、新設備をつかいはじめるにあたって、正直、はじめてビールをつくった頃と同じか、むしろそれ以上にプレッシャーを感じましたし、緊張しました。
ぼくら的には、なんとかスムーズなスタートを切れたのではないかと思っているのですが、やっぱり満足するわけにはいきません。
まだまだ、というか永遠に微調整は続くのです。
仕込自体にも、最近になって、やっと少しだけ馴れて来た気がします。
とはいえ、いまだに、ほぼ毎週ドイツとやり取りしながら、いろんなところを修正したりもしています。
ここ数年、仕込に追われて余裕がなくなってきた状況を反省、懸念しての今回の(ぼくらにとっては大きな)先行投資。
釜のサイズが大きくなった分、仕込の回数は減り、時間が出来るわけで、その分テイスティングや経過の観察に今まで以上に時間もとれるようになってきました。
設備の使い方ももちろんですが、出来上がったビールを飲んで、それを次に生かすっていうのが何よりも大切。
毎回毎回、集中して、よりいいビールになるように努力をするのは変わらないのですが、そうして数をこなしていく過程で、時に、新たな発見や進化が生まれるっていうのが、過去の経験から実感しています。
漫然と繰り返すのでは意味がないですが、とにかく集中しながら、もっともっと数をこなしていかないと。
経験の量が大切だと信じてます。
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