04/27/2016(Wed)
樽生にまけないボトルのために

瓶詰機を新しくして、ちょうど一年。
イタリアから、はるばる来てくれたのが写真のダニエル。

すべての部品をバラして、オーバーホール。
ビールをつくっていて、一番大変なのは瓶詰めの作業かも。
どんなにいいビールをつくっても、ここで簡単に台無しにできる。
瓶詰機のトラブルは、10年以上ビールをつくってても、やっぱり一番嫌です。
でも、逆にちゃんとやれば、樽生と同等のクオリティで商品を提供できる。
「やっぱり生はうまいなあ」
って人も多いし、ぼくもそう思うことが多いけど、うちの商品は、すべて無濾過・非熱処理。
樽もボトルも詰める時点では、まったく同じものです。
樽の場合、光の影響や酸化のリスクは低いけど、提供時のコンディションに依存する部分も多いので、きちんと詰められて保管されれば、ボトルの方がおいしいってこともあったりします。
そのためには、相当ちゃんと瓶詰しないといけないのですが。

そんな大事な瓶詰機を、バッチリメンテナンスできるのは、ありがたい。
サポート体制には感謝してます。
イタリア人とドイツ人が日本の工場で働いている図。

正直、まだ、一年じゃ大丈夫な部品も多いと思うけど、これはもう全部ゴミ。
おいしいビールは、"レシピ" だけじゃできないし、醸造だけじゃない。
だから、こういうことは大事です。
自分たちだけじゃ全部は出来ない。
でも、頼りになる人たちの力も借りて、出来るだけおいしいものを届けたいと思ってます。
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