04/10/2017(Mon)
改めて、Baby Blonde Miyama をつくった理由。

ちょうど一年くらい前に、スペインに行きました。
この写真を撮るたぶん15分くらい前に財布をすられて、なかなか苦労した旅でした。
でも楽しかった。
初めてじゃなかったけど、やっぱりどこも素敵だし、食べ物も美味しい。
その旅の間、現地の、わりとどうでもいい薄いビールを飲んでました。
でも、あんまり不満に思わなかったんです。
逆に、「この料理なら、うちのIPAとかじゃうるさいかも」なんて思ってたから。
シンプルで素材を活かす料理、大好きなんですけど、そういうのに合うビールって簡単そうでむずかしい。
スペイン料理もそうだけど、イタリアン、そして、そう和食も。
もちろん、水のように味のない「とりあえず」系ってのはあるけど、それはぼくらがつくらなくてもいい。
個性はあるけど、繊細な料理を邪魔しない。
「そんなのもつくりたいなあ」
この旅で、そう思って生まれたのが、こいつ。

そう、Baby Blonde Miyama なわけです。
ホップはたっぷりですが、なにせ「邪魔しない」も大切な要素なわけですから、ビアバーとかでビール単体のインパクト重視のシーンではどうしても地味です。
でも、期待をこめて 準定番 にしました。
今日の夕食(=野菜中心の和食でした)の時、親父(=社長)が、
「このビールは、飲みやすいけどいいなあ」
っていいました。
(もう何度も飲んでるのに)相変わらず、毎回記憶がリセットされるような新鮮な感想。
でも、それが狙いなので、素直にうれしいです。
ビアバーのみなさんには扱いづらいかも。
でも、みなさんの普段の食卓や、クラフトビールなんて知らないくらいの飲食店さんで飲んでもらえたらうれしいなあ。
そんな気持ちが通じてきたのか、徐々に注文も増えてます。
自分的には結構強い志をもって、気長にいきます!
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