06/20/2017(Tue)
さよなら「志賀高原ワイン」

志賀高原ワインのことを、このブログで書くのは久しぶりです。
2004年から、この 長野メルロー、長野シャルドネ という長野のぶどうでつくった本格ワインを、メルシャン様のご協力で販売してきました。
そのリニューアルのずっと前から、メルシャン様と一緒に「志賀高原ワイン」を販売し続けてきていましたので、「志賀高原ワイン」の歴史は40年にもなります。
その志賀高原ワインですが、
残念ながら、現在販売中の2014年ヴィンテージをもちまして終売となります。
日本ワインが人気になって、もうずいぶん経ちます。
貴重な国産ぶどうもどんどん品薄になり、大幅な値上げが必要になったと聞かされた時には、もちろんある程度以上の覚悟は出来ていました。
案の定、長いこと値上げをせずに頑張っていただいた分、今回の値上げは大幅なものでした。
単に地元産だからという以上に、シャトーメルシャンの技術や思いが詰まった高品質なワインを、毎年選ばせてもらい、こんな価格で志賀高原を訪れる多くのお客様にお飲みいただけたのは、本当にありがたいことだとずっと思っていました。
値段には理由もあるし、もちろんそれに伴う立派な品質もあると思っています。
ただ一方で、「志賀高原ワイン」には、志賀高原を訪ねていただくお客様に気軽に楽しんでもらうという目標もあります。
今回の値上げで、いままでのプライスレンジを大幅に超える設定にしないとなりたたない状況となり、本当に残念なのですが、継続は難しいと判断せざるを得ませんでした。
平成30年から新たに国産ワインの表示基準が適用されることもあって、
「志賀高原ワイン」という名前とも、これでお別れです。
このワインに関わっていただいたメルシャンの大勢のみなさん、特に何度もテイスティングの為にうちに足を運んでいただいた藤野さん、味村さんをはじめとするみなさんには、本当に感謝しております。
どうもありがとうございました!

そういえば、この志賀高原ワインのリニューアルが、長年の「自分探し」を経て、やっと家業に戻ったバカ息子(←ぼくのことです)の初仕事でした。
そう考えると、改めて感慨深いものがあります。
タナカノリユキさんデザインの、この大蛇のマークがはじめてついたのは、志賀高原ビールじゃなくて志賀高原ワインだったって知っている方はどうのくらいいるのでしょうか...
現在の在庫は例年のペースですと、現在の在庫は、夏の途中くらいまでもつはずです。
さあ、その後はどうするか。
「いい酒を楽しみながらつくり、酒を通じて地域の魅力向上に貢献する」というのが、玉村本店のポリシーです。
もちろん、ワインはぼくらがつくってきたわけではありませんが、「志賀高原の酒屋」として、志賀高原で飲める高品質なワインをお届けするのをギブアップするわけにはいきません。
というわけで、実は、昨年来、その大きな課題に取り組んできました。
ぼくらなりには、かなりいい代替案を見つけられたと信じています。
新たなワインは、また近々ご案内したいと思っています。
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