09/11/2008(Thu)
高望み?

総裁選候補者なる5人が出そろって、TVにでているのを、何とはなしに見ていました。
まあ、司会のキャスターの質問のせいもあるのでしょうが、「今は、弱っているから薬をだします」、「当面は、値上げしません」、「無駄を減らします」、「みんなに優しくします」みたいな話ばかり。
「このままでいくとお金がたりないから、将来税金を上げないといけない。でも、今はみんな弱っているので、逆にお金をみんなのためにつかいます。(もうすぐ選挙だし、すぐに税金上げるっていうと嫌われちゃうし…)」
それはそれでわかるのですが、なんか物足りません。(消費税を上げる上げないっていう議論もすごく大事だとは思いますが、その前にもっと大事な事があるんじゃないかと思います。)
会社でも、ムダがあれば減らすのは当たり前ですし、コスト削減とかいう財務面の話だけなら(まあ傷みは伴うので楽でないのはわかりますが)正直、誰でも思いつきます。
いくら経費を削減しても、いくら目先の元気のために薬を飲んでみても、それだけで元気で魅力的な会社や人にはなりません。
玉村本店は、本当に本当に小さい会社です。でも、経営者のはしくれである僕としては、値上げとか、コスト削減とかももちろん大事なことですが、それ以上に、時代の変化にあわせて、どういう価値を提供していく会社にしていくかを考え、実現していくことが、一番の仕事だと思っています。
「どうなりたいか」、「どうなるべきか」のイメージと、そこに到達するための道筋を示さないから、実現に必要な努力や痛みもちゃんと説明できないのではないでしょうか。だから、目先の耳障りのいい話に終始して、結局何もかわらないような気がしちゃうんです。
小さい会社と違って、一国の将来の話ですから、もちろんず~っと難しい事なのはわかっています。でも、その国のリーダーになる人には、その難しい要求に応えて欲しいのです。
酔っぱらいの戯れ言でした。失礼!
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