12/16/2020(Wed)
木樽熟成 山伏 "cherry red" & #1705、同時発売です!

木樽熟成 山伏 "cherry red" & #1705、同時発売です!
今年最後の山伏の限定版。
今回は、業務用だけではなく、弊社 web でも同時発売です。

まずは、
木樽熟成 山伏 / Barrel Aged Yama-Bushi "cherry red"!
初登場の新作です。
ベースのビールは、同じく木樽熟成の "red"。
そこに、ブラムリーでもおなじみの、玉村本店にほど近い小布施町で栽培された サワーチェリー "チェリーキッス" をたっぷりつかって仕上げました。
もとは、ノーススターという品種なのですが、小布施町の農家のみなさんが「チェリーキッス」という愛称をつけて栽培。
鮮やかな赤色と、強い酸味が特徴で、ポリフェノールの含有量は、有名な佐藤錦なんかとくらべおよそ5倍。
バレルエイジのサワーに挑戦するようになって、ずっとチェリーをつかったものに興味はあったのですが、みなさんご承知の通り、ぼくらは基本、自家栽培か関係の深い原料にこだわってきました。
買ってきたピューレとかをつかうのは簡単なのですが、そういうわけにはいきません。
それが、ブラムリーをきっかけに知り合った皆さんが、おなじくこのサワーチェリーもつくっていると知って、もちろん挑戦することになったわけです。
今回は4樽の "red" を使用。
かなりの長期熟成樽が中心で、木樽熟成の期間は、なんと平均6年10ヶ月!
そこに、贅沢に200kgのチェリーを加えて、3ヶ月にわたって、再度発酵・熟成。
さらに半年の瓶内発酵と熟成を経ての発売です。

色は、もちろん赤ではあるのですが、チェリーの赤。
7.5%。
バレルエイジの野生酵母・微生物由来の酸味にチェリー キッス由来の酸味があわさって、酸味は強めですが、すごくキレイな酸味。
チェリーのコクも感じる甘やかな印象はありながらも、飲み口はドライです。
ベルギーなんかでも、チェリーをつかったもののなかに、すごく甘いのもありますが、この cherry red は、あくまでもドライでサワー。
ビール(酒税法上の表記は「発泡酒」)というよりも、やはりワインをも思わせる飲み口です。
チェリーをつかったランビックまでの、濃さはありませんが、チェリーの主張はしっかりで、逆に食中酒としてはかなり魅力的な仕上がりかと思います。
限定1057本。
ぼくら的には、かなり気にいって、また必ず再挑戦しようと思っているのですが、昨年の台風の影響で、今年のチェリー キッスが手に入らないということで、次にリリースできるまでには、かなりの日数が必要です。

そして、
#1705、同時発売!
こちらは、ラベルの通り、定番の山伏 壱 / saison one の特別版。
実は、2012年、志賀高原ビール500回めの仕込みを記念してリリースした、#500 の復刻版です。
#500秘蔵されていたボトルを、逆にぼくらにプレゼントくださる方もいるくらいに、熱心にご支持いただいたファンの方がすごく多く、今回再挑戦することにしたわけです。
9.0%、IBU58。
簡単に言えば、saison one の特別版。
自家栽培の信州早生に加え、アメリカとイギリスのホップをたっぷりつかって仕上げました。
"#1705" は、 かなり区切りが悪いのですが、前例踏襲で仕込番号というわけです。
セゾン由来のフルーティーさとホップの香り、
甘やかさはあるのですが、たっぷりのホップの苦味もあってドライな飲み口。
例によって、度数を感じない「危ない」やつです。
クリスマスとかの乾杯には最高かと思いますし、和食も含めて、食中酒としてもすごくいいと思っています。
いずれも、次はいつになるかわからない特別版。
昨日も書きましたが、がんばった自分へのご褒美にも、大事な方へのプレゼントにも最適だと思います。
同時に、ぼくらとしては、「こういうビールもあるんだ」ってことを、もっとたくさんの皆さんに知っていただき、より普通に飲んでもらえるようになってほしいと思っています。
どうぞよろしくお願いします!
ご感想も、お待ちしています!!
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