06/10/2021(Thu)
ホールホップへのこだわり、そして第7弾を仕込む日。

アメリカから届いたばかりのホップ。
ビールの醸造では、ペレットといって、錠剤的に加工されたホップをつかうのが圧倒的に主流です。
この写真のは、そのペレット加工をしてない、乾燥しただけのホップ。
ペレットホップに対して、ホールホップ、または、リーフホップって呼ばれてます。
ぼくらも、もちろんペレットはつかってますが、仕込み最終のアロマホップは、このホールホップをつかうのが、こだわり。
ほぼ全ての志賀高原ビールで、アロマホップとして、ホールホップをつかっています。
ペレットの方が、製品の均一性が高いってメリットは確かにあるし、ホールとの味の違いは「ごくわずか」っていう意見も多いです。
ホールの方が、加工されてない分、パッケージも大きいから、場所もとるしね。
でも、ホップをつくってる立場からしても思うけど、加工の工程で失われるものが確かにある気がするのです。
機械での収穫と、手摘みとの違いで、残る成分の差が大きいなんていう研究もあったりするのと同じように。
ホールホップには、口では言い表せないけど、ペレットにはない「通常なら失われた香り」の魅力があると信じてますし、実感しているのです。
Harvest Brew の際に、いつもいってる「みずみずしさ」的な、派手じゃないけど柔らかな魅力っていうのか。
うちのビールに、その違いを、感じてもらえてたらうれしいな。

で、こいつ。
たぶん、ホールホップは日本ではほとんど手に入らないはず。
去年から、何度もつかってるホップですが、やっとホールも手に入ったので、今日は、今年初めてとなる、あのシリーズの、第7弾を仕込みました。
ホップの配合(量と投入タイミングは別)に悩まなくていいやつです。
めちゃくちゃ楽しみだな。
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