07/06/2021(Tue)
"SHOUBU" no Miyama Blonde & 新作 Fake Pils、樽生から発売です!

さて、お待たせしました。
"SHOUBU" no Miyama Blonde、樽生から発売です!
ぼくらの大定番、自家栽培の酒米 "美山錦” と、同じく自家栽培のホップ "信州早生" をつかった和製セゾン Miyama Blonde の、年に一回の特別バージョン。

仕込み当日に収穫した、野生の菖蒲の根をスパイスとしてつかった、かなりオリジナルなビールです。
これを心待ちにしてくれている人も多く、うれしいです。
今年は6/2に収穫して仕込みました。
収穫のタイミングもちょうどよかったのか、香りも良好。
湿地に自生してるものをつかうのですが、場所によってコンディションもいろいろ。
経験をつむことで、いい場所のいいやつを厳選してつかえるようになってきた気がします。

菖蒲は、海外でもスパイスとしてビールづくりにつかわれていたと、ものの本で読んだのですが、海外の友人たちと話してみても、知っている人にあったことがありません。
というわけで、もしかしたら、現在、菖蒲をつかったビールをつくっているのは、世界でうちだけなのではと思ってます。

今回で8回目の登場。
6.5%、IBU35
毎年、菖蒲由来の、ちょっと生姜のような印象もあるスパイシーさに、ラムネや三○サイダーなんかを思わせる甘やかなニュアンスが特徴と書いてます。
間違ってはいないのですが、今年は、菖蒲そのものの力なのか、今まで以上に、より "菖蒲ならでは" の感じです。
生姜とも、違うなあと。
甘やかなスパイシーさはバッチリなのですが、仕上がりは例年以上にキリッとドライに感じます。
Miyama Blonde との相性は、やっぱりバッチリで、かなりドリンカブル。
いままででも、一番の仕上がりだとみんなが感じてます!
幅広い食事と合わせていただけると思いますが、やっぱり、特に「和」の素材との相性はいいと思います。
鮎の塩焼きとか、キスの天ぷらとか、食べたいな。

そして、もう一つ。
新作 Fake Pils 樽生も、同時発売です!
みなさん、2015年に一度だけリリースした、Fake Weizen を覚えているでしょうか?
新工場の立ち上げのタイミングで、あの日本のヴァイツェンの巨匠のアドバイスの下、ドイツの本格的な製法で仕込みました。
ただし、ヴァイツェン酵母じゃなくてセゾン酵母だったので、「本格的にせヴァイツェン」だったわけです。
で、それ以来、すごく久しぶりに "偽物" シリーズの第二弾、登場です!
今回は、フロアモルトされたボヘミアンピルスナーモルトをつかい、伝統的な製法で仕込んだ、「本格的にせピルスナー」。
ヨーロッパ(ドイツとチェコ)のノーブルホップをふんだんにつかって、デコクション + クラウゼニング で仕上げました。
今回もやっぱり違いは酵母。
そう、ラガー酵母をつかってません。
かわりにつかったのは、 ブリティッシュエールイースト。
間違って届いて、結局、SNOW MONKEY IPA 2021 LP ver. や SNOW MONKEY DIPA につかうことになった、あの酵母です。
出会いは事故だったのですが、こいつがすごくクリアに、モルトやホップの個性をうまく引き立たせてくれるのには驚きました。
というわけで、こんなのをつくりたくなっちゃたっというわけ。
5.0%、IBU30。
クリーンだけどいい感じのモルト感。
やっぱり、ヨーロッパのホップもいいなあと思う、ちよっとキラキラした心地よい香り。
「ビール」っていったら、こういうの飲みたいよね。
その気になって、飲んでみて欲しい。
でも、偽物です。
まさか、だまされないよね〜
これぞ!?
"SHOUBU" no Miyama Blonde、Fake Pils ともに1バッチ。
ボトルの発売は、もうちょっとだけお待ちください。
いずれも、正統派じゃないけど、かなりど真ん中な感じに仕上がったんじゃないかな。
みなさんのご感想をお聞かせください。
どうぞよろしくお願いします!
| ホーム |
comments
post a comment