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「農」と「食」の距離


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醸造と農業の距離が、いつの間にか離れていたと、先日書きました。その後、思ったのですが、これは醸造だけではないですね。

人間にとって、とっても大事な「食」。1960年代くらいまで、身の回りの食材を、家庭で料理して食べるというのが当たり前だったのですが、70年代には外食、80年代には中食ということば一般化し、現在では食に関する支出の40%以上が、外食や総菜等,家庭以外で調理される食に、費やされているとのことです。

家で料理する割合が減ると同時に、食材も、スーパーや、外・中食産業等、大規模な流通に依存する部分が増えました。今や、日本はもとより、世界中の様々な食材が、季節に関係なく豊富に手に入ります。とても便利なことですが、一方で、食の安全とか食料自給率とか食育とか、食に関する問題への懸念や関心も高まっています。

僕自身、食べることは大好きで、よく自分で料理もします。年をとってきたせいかもしれませんが、最近、シンプルだけど、とれたてのものを、おいしいと感じることが多くなりました。家でとれたり、近所の方にいただいたりする、何気ない野菜など。今の季節なら、志賀高原でとれる,
たけのこ(ネマガリダケ)などです。季節を感じ、つくられた場所や、人の顔が浮かぶ食というのも、やはりいいものです。

日本は、国土の70%が山林で、残りの平地では、工業化が急速に進んだわけで、農地も限られます。残念ながら、身近な食材だけで生きていけるわけにはいきません。でも、だからこそ、「農」が身の回りに感じられるということは、ありがたいことだと実感するこのごろです。
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