11/28/2022(Mon)
千に一つ

というわけで、これが PIZZA PORT との二度目のコラボ。
何度も書きましたが、7年前にできた新工場での最初の仕込みが、PIZZA PORT とのコラボ So Sexy Brown。
そして、マイクから「日本に行くんだけど、コラボできない?」との連絡によって出来たのが、新工場での 1000回目 & 1001 回目の仕込みとなったこいつ。
なんたる縁!
縁を喜ぶぼくらとしては、最高にうれしいのです。
スタイルは、West Coast IPA。
昨日も書いた通り、コラボの時はできるだけ相手のいいところを出してほしいと思ってます。
だから、ウェストコースト IPA という、お互いにとって「ど真ん中」のスタイルをつくるにあたって、マイクの提案を待ちました。
すぐに届いたレシピをみて、思わず、
「マイク、これ Hazy IPA じゃないよね?」
って、聞いちゃったのは本当のはなし。
仕込み中いろいろ話しながら、アメリカのクラフトビールシーンの変化を実感しました。
しばらく行ってないのですが、サンディエゴは、人口138万人に対して、150以上ものブルワリーがあるという、相変わらずのビールの街。
そんなサンディエゴでも、昔のビッグネームが買収されたり、つぶれたりして、人気のブルワリーも、流行りのビールのスタイルも大きくかわったようです。
数が増えることによる競争や、コロナの影響、人々の嗜好の変化といったいろんなことが影響したみたい。
今回、マイクが何度も口にした単語が "relevant"。
「関連する」っていう意味なのですが、最初のうちはなんだか、ピンとこなかった。
でも、話をしているうちに、"stay relevant" っていうのが、「"今”でありつづける」みたいな意味だということがわかりました。「時代の空気」と関連してる的な。
彼がヘッドブルワーを務め続けている、PIZZA PORT の カールスバッドは、歴史でも規模でも人気でも、全米最大級の人気ブルーパブなのですが、そんな彼らも、"relevant" でいることが、今でも人気を保つ秘訣みたいなのです。
というわけで、今回のやつは、Hazy じゃないけど、今の West Coast 的に "relevant" なやつ。
いろいろ勉強にもなりました。
ONE IN A THOUSAND
ぼくらにとって、千に一つの、大事な IPA。
みなさんにとっても、そうだったらいいなあ。
PIZZA PORT BREWING x 志賀高原 / ONE IN A THOUSAND、樽生から発売です!
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PIZZA PORT x 志賀高原 二度目のコラボは、今どきな「ど真ん中」。
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