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「かに」と「かにかま」


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(写真は缶詰ですが、もちろん本物の方が好きです。かに缶の写真を撮る夫は、奥さんには相当不信だったみたいです。)

2008年のビール類出荷量は、前年から2.7%減少。そのなかで、「第三のビール」がシェアを伸ばして23.7%と23.3%の発泡酒を逆転したそうです。発泡酒でも第三のビールでもない「ビール」のシェアは53.1%とのこと。

これを1998年とくらべると、総出荷量で14.9%減少。1998年は、「ビール」のシェアが86.5%で残りが発泡酒でした。(第三のビールはまだ登場していません。)ということは、「ビール」の出荷量だけをみると、この10年で52.2%とほぼ半減したわけです。

技術革新、税制、景気等いろいろな要因が影響しているのでしょう。

ぼくは、「ビール類」っていう言葉を聞くといつも考えちゃいます。というのは、「本来のビール」を「かに」に例えたとして、「発泡酒」や「第三のビール」って、「かにかま」みたいなものだと思うのです。「かに」の話をするときに「かに類」として「かに」と「かにかま」両方を同じ土俵でしますか?

「かに」を食べていた人が半減し、その人たちが「かにかま」にのりかえたっていうような状況が起こったというイメージなのでしょうか。

『「かに」は半減したけれど、「かに類」市場全体でみたら、落ち込みはそれほどでもありません。』
『「かに」の落ち込みを、新ジャンル「かにかま」で挽回します。』
『コレステロールゼロの「かにかまZERO」でシェアUPを図ります。』
『いまは、「かに肉入りかにかま」が支持を集めています。』

とか。(ほんとうの「かに類市場」のことはよく知りません、念のため。)

以前テレビでみましたが、「かにかま」の世界の技術革新もすごいようで、色や風味はもちろん、裂いたときの感じまで、本当の「かに」に相当近づいてきているようです。価格と味のバランスで、かにじゃなくてもいいやという人が増えるのもわかる気がします。

「かにかましゃぶ」「かにかまチゲ」「かにかまチャーハン」「かにかま玉」… どこまでが「あり」でしょうか?

ぼくはやっぱり「かに」は「かにかま」にはかえられないと感じるのです。価格の問題で食べる機会が減っちゃっても、食べるなら「かに」を食べます。もちろん、これはあくまでもぼく個人の好みの問題ですが。

ぼくらは、田村正和さんにも「かにかま」とまちがえられないような、「かに」をつくっていこうと思っています。
23:59 | ビール全般 | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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comments

田村正和さんには申し訳ないですが、噴いてしまいましたw

どんなに日常的になったとしても、酒はハレの飲み物だと思います。
背景の薄い商品に魅力は感じません。

ですが、チーズかにかま(渦巻き)だけは許してください~w
kiyo10 | 2009/01/19 16:53 | URL [編集] | page top↑
チーズかにかま(渦巻き)ってのは気になりますねえ。

今度食べてみなきゃ!
ego-brewer | 2009/01/19 21:49 | URL [編集] | page top↑

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