01/26/2009(Mon)
実現するであろう野望

この話題でだいぶひっぱっちゃいましたが、今日でひとまずおしまい。もうちょっと、おつきあいを。
今回、Kjetilさんがうちを訪ねてきたもう一つの目的は、酒づくりの見学。ホップ収穫の時から、見に来たいと言われていました。
前も書きましたが、シェテルさんは、日本酒をつくりたいと真剣に考えています。過去三年にわたって、日本でいろいろな勉強を重ねてきました。
二月にも再来日して、二つの酒蔵で研修をする予定です。

ですから、基本的な知識はもう充分です。今は、「自分でやる」のを念頭に、より具体的に必要な知識を高め、経験をするのが主眼です。
実際に蒸した米を触ってみたり、麹づくりの行程や温度なんかを真剣に勉強していきます。

我らが「ホップの先生」勇三さん。国に援助を受けて、大麦とホップをノルウェーで試験栽培しているシェテルさんに、「いつでも教えにいくぞ」と、かなり乗り気でした。

杜氏とシェテルさん。二人の手には、この日しぼったばかりの、特別純米。しっかりした味わいのある酒が好みのようで、ご満悦でした。
ぼくらからすると、つい「本当に海外の人が、本当に日本酒をつくるのか?」と思ってしまいます。実際、もし彼の日本酒づくりが実現したらヨーロッパで最初になるそうです。
でも、すでにアメリカのミネアポリスで実例があるようですし、やはり海外での日本酒に対する関心は、確実に高まっています。
自分でスクラップの牛乳タンクなんかを利用して、ビール工場をつくったのが、ノグノ・オーの始まり。かれの好奇心と実行力なら、たぶん本当に実現するにちがいありません。
興味のある方は、これをどうぞ。本気なのがよくわかります。
ぼくも、負けてはいられないと、本当に大きな刺激を受けているわけなのです。ムンクみたいな画家でも目指そうか!?
| ホーム |
comments
どんな消費者に受け入れられていくのか、興味津々です。
日本人としてはすごく嬉しいニュースですが、
飲んだら・・・・
手厳しいですよww
でも飲みた~い!
かれのことだから、トンデモ系の日本酒じゃなくて、ぼくらが焦るくらいのものをつくってくれるのではと期待しています。
post a comment