07/14/2007(Sat)
最大の関門

もしかすると、ビールづくりで一番気を使うのが瓶詰めかもしれません。
ビールの瓶の中身を、他の空瓶に移してみていただければわかるのですが、泡がたってしまい、うまく移せないと思います。ビールのような炭酸飲料の場合、この炭酸をコントロールする必要があります。具体的には、あらかじめ瓶の中に炭酸ガスをいれて、流れ込むビールよりも、ほんの少しガス圧の高い状態にします。それから、少しずつこのガスを逃がしてやることで、ビールが泡立たずにゆっくりと流れ込むのです。
もともとのビールのガスの状態、温度など、様々な条件が影響します。中身の量を一定にし、品質劣化の原因となる酸素を入れず、清潔には万全を期す。一本一本を目視で確認しながら、品質保持に不安のあるものは、取り除きます。
要冷蔵での取り扱いをお願いしているとはいえ、瓶詰めのミスは許されません。地味ですが、ビールづくり以上に味に影響する可能性があると思っています。(まずいビールを瓶詰めでおいしくはできませんが、おいしいビールをまずくするのは簡単です。)
ちょっと過剰とも思えるくらいに、神経質にやっています。
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