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瓶詰め機


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直営のレストランを持たない玉村本店では、当初から樽よりも瓶の比率が圧倒的に高くなると見込んでいました。開業にあたって、醸造設備を中古で揃えた中に、瓶詰めの機械も含まれていたのですが、手詰めで一時間あたり150本前後しか詰められません。

一つのタンクを詰めるのに、二日もかかる計算です。とてもそれでは追いつかないということで、瓶詰め機の購入を検討しました。ところが、調べてみると、国内では手詰めタイプが主流で、それ以上の能力のものを探すと、途端に数千万円になってしまいます。

困っていると、米国のマイクロブルワリーで広く使われている機械が、比較的リーズナブルに買えることがわかりました。ところが国内では、この機械に関して、使いづらいということで、いい評判が聞こえてきません。「やめた方がいい」とまで言われました。それでも、数千万円も出すわけにはいかないので思案していると、この機械を紹介してくれたアメリカの会社の方が「一度アメリカに来て、実際の瓶詰めの作業をみたり、トレーニングを受けて、納得してから買ったらいい」とのアドバイス。

すぐに、手配をお願いして、シアトルに向かったのがビール醸造の本免許がおりる直前の2004年8月の終わりでした。
01:00 | 志賀高原ビール | comments (1) | trackbacks (0) | edit | page top↑
一難去ってまた一難 | top | ダンゴムシ

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| 2015/05/27 12:05 | URL [編集] | page top↑

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