02/17/2009(Tue)
「やってみて」思うこと

リアルエールフェスティバル終了後の控え室。
他のブルワーのみなさんと話をしていると、携帯がなりました。
電話の主はシェテル(Kjetil)さん。
実は、また日本酒づくりの修行のために来日中なのです。
この日のお昼まで大阪で研修をうけていたのでフェスティバルには間に合わなかったのですが、一緒につくったビールがどうだったかずっと気にかけてくれていました。
ちょっと遡りますが、このビールを仕込んで数日後。ノルウェーにもどったシェテルさんが、ビールの出来を気にしてメールをくれました。
大丈夫だろうと思っていながらも、万が一、期待した味と違った場合の可能性をいろいろ心配して、いろんな対処法について先回りして提案してもくれさえしました。
ぼくもいつもそうなのですが、ものをつくるって(特にはじめてつくる場合はなおさら)心配事ばかりです。普段はどちらかというと楽観的なぼくでさえ、極度の心配性になります。
ですから、彼の心配はよくわかりますし、彼が「自分のビール」として本当に一生懸命考えてくれているのを感じて、うれしかったです。
いいものに仕上げなくてはいけないという責任を改めて感じました。
結局、幸いなことに、ビールは余計な手を一切加えずに当日をむかえることになりました。
電話でシェテルさんに、お客さんの反応、人気投票の結果を伝えると、すごくうれしそうでした。それを聞いて、ぼくもなんか責任を果たせたような気がしてほっとしましたし、うれしかったです。
今回、一緒にやってみて、学ぶことが本当に多かったです。リアルエールというものにも、取り組むことで、同様にとても勉強になりました。
やはり、とにかく「やってみる」ということの重要性を、あらためて感じました。
シェテルさんの次の訪問先は、北海道。そこで今夜はじめてこのビールを口にすることになっています。
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