02/26/2009(Thu)
Takashi Imperial Stout 2009

たかしくん、実は去年は結構大変な年でした。
春先のホップ畑づくりの過酷さで腰痛が悪化。長期の戦線離脱から復帰できそうな矢先、鎮痛剤で朦朧としていたのか、雑草を退治しようとして、ホップ畑のすぐそばの崖から転落。
この崖、ホップ畑にいらしたことがある方にはわかると思うのですが、かなりの高さ。打ち所が悪かったらまさに命に関わるような感じです。
幸い、本人なんとか這い上がってきたものの、あばら骨を骨折。もうしばらく療養ということになりました。
そんなたかしくんも、ホップの成長とともに回復。収穫のころには元気に大活躍でした。
さて、そんなたかしくんをイメージした第二弾のTakashi君。
去年のものよりもさらに強力にしたいと思っていました。
飲み口を重くし過ぎずに、度数をあげたかったのですが、一番簡単な砂糖を使うという方法は気に入りません。麦芽の量と配合でカバーしようと思ったのですが、仕込みの朝、ふいに思い立って自家栽培の美山錦も使うことに土壇場で急遽変更。
これで、行程はより複雑に。使用量も大幅増。
すごく苦労したのは、前にも書いた通りですが、結果的に今回のアルコール度数は10%までUP。前回にも増して、インペリアルスタウトらしい「とろみ」が感じられると思います。
さらに今回は、アロマホップに、たかしくんが責任者として栽培した自家栽培のセンテニアルを使用。乾燥後冷蔵保存してあった収穫分を全量投入。想定したIBUのレベルは80です。
ロースト香にまけないホップの存在感が特徴です。濃厚ではありますが、度数のわりにすっきりした印象は前回から引き継いでいます。
自家栽培の米にホップ、そして限界まで使った麦芽とぼくらの体力と3ヶ月の熟成期間。
とにかく思い入れの強いビールなのです。
奈落の底から這い上がってパワーアップした今度のTakashi君。
気に入っていただけるとうれしいです!
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comments
本日はKjetil Jikiun氏のHPより飛んできました。
「砂糖を使うという方法は気に入りません」
いいですね。日本酒醸造にも携わる方だと特にその思いが強いのではないでしょうか。
今年のタカシさんには思い入れがあるようなので
楽しみに待ち焦がれております。
※3月1日は、某所にいらっしゃいますか?
お会いできると幸いです。
3月1日は楽しみにしております。2008も家の冷蔵庫に眠っております。どんな仕上がりなんでしょうか。ワクワクします。
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