03/11/2009(Wed)
発酵ってすごいなあ。

また登場。
Kjetilさんが持っているのが、持ってきてくれたお土産です。
彼の奥さんはマレーシアの出身。うちを訪ねてくれる前にいたコタキナバルから持ってきてくれたのが、この「なぞの酒」です。
シェテルさんいわく、
「日本人は、日本酒が唯一の並行複式発酵の酒だといって自慢するけど、実は、これもそうなんだ。」
とのこと。(並行複式発酵については、説明すると長いので興味ある方はこちらまで。)
なんでも、マレーシアの一部で昔から家庭でつくられている酒で、原料は米。(ちょっと記憶が曖昧ですが)ある種の葉っぱが、麹のかわりに糖化の役割を担い、酵母とともに働くことで、この酒になるそうです。
それを、1年ほど貯蔵したのがこれというわけ。

で、この酒ですが、ご覧の通り、インペリアルスタウトかとおもうほどの濃い黒です。なんで米からできた酒がこんなに黒いのか。
「だいじょうぶかなあ」
と思いながら飲むのですが、これが「いける」のです。
飲んだ人によって表現は違うのですが、香りは、黒糖、醤油、カラメル、シェリー。味は、カラメル化した梅酒(まあ、そんなのがあるならですが)、糖を加えた黒酢って感じ。
梅酒版インペリアルスタウトってところでしょうか。
粗野な飲み物を想像していると、意外な旨さにびっくりです。日本酒の親戚って感じはあまりしませんが、まぎれもない親戚なのです。
発酵ってすごいなあと思うのです。
興味あります?
いい子にしていたら、飲ませてあげますね。
たぶん。そのうち。
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