05/17/2007(Thu)
「地ビール」ではなく「ビール」

2004年の9月から、ビールの醸造をはじめました。多分いまだに、日本で一番新しいビール会社です(発泡酒をのぞくビール免許。間違っていたら、どなたかご指摘ください)。
同年12月にビール販売を開始。「地ビールと呼ばないでください」と、パンフレット等に書きました。「地ビール」という言葉は定着していますし、便利でもあります。また、多くの先輩のビール会社を尊敬もしています。それでも「地ビール」という言葉に抵抗があるのは、なにかその響きに観光地の土産物的な甘えを感じてしまうからです。話の種に一度は飲んでみるが、それで十分。大手のビールと比べて、わざわざ高いお金を出して、もう一度飲む気にはなれない…
ビールの免許は国税庁に申請します。申請には結構大変な書類をつくって提出しなくてはいけないのですが、冒頭には免許取得の目的として「国際的にも通用するビールをつくり、地域の魅力向上に貢献する」と書きました。だいぶ大げさで、どれだけできているんだと笑われたり、お叱りを受けそうではありますが、これが本当に志で、それは今でも変わっていません。
日本のビールは、大手4社(沖縄のオリオンビールを入れて5社)の寡占です。でも、ビールという飲み物には、現在の、「とりあえず一杯」「のどごし重視」のラガービールだけではなく、他にもいろいろな楽しさ、可能性があると思います。そんななかで、純粋に飲み物として魅力的な製品を提供したい / 出来ると思ったのです。そういう意味で、「地ビール」ではなく「ビール」として勝負をしたいのです。(これに関しては、そのうちもうちょっと書きたいと思います。)
「『地ビール』と言われたくないのはわかった。でも、それなら、なんで地ビールっぽい『志賀高原』って名前なんだ?」という声が聞こえてくるようです。それについては、また明日。
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国税庁国税庁(こくぜいちょう)は、国家の歳入確保のため、所得税・法人税・相続税(以上、直接国税)、消費税・酒税(以上、間接国税)などの内国税の賦課・徴収を行う財務省の外局である。国税庁の地方組織として、11の国税局、1つの事務所、524の税務
2007/07/07 (Sat)
02:58 | かなでの記録
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これからちょくちょくのぞかせていただきます。
クライスラーの記事を見てNHK「ハゲタカ」を思い出しました。
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